モデルのような美女ばかりがくつろぐSpaで強盗が発生、彼らの目的は高級車(Viper、ランボルギーニ、アストン・マーティン)というマイアミらしい展開の中で、Horatioの恋人(?)マリソルが巻き込まれたことがわかる。彼女の身に危険が?!という中で捜査が行われ、ライアン君がライフル銃を持った容疑者に対して、引き金を引くことが出来ないという危機に陥る… またSpeedleの時の再来か、とドキッとしましたが当然と言うべきか、御大登場で事なきを得ました。しかしライアン君は固まったまま。実際は"Fronzen"という状態だったのに、なぜかHoratioは「いいか、撃つ必要はなかったんだ。」と念を押す。お久しぶり、Stetlerのインタビューにも、"didn't have a clear shot"(狙いが定まらなかった)と、嘘の申告をしてしまう。なぜHoratioはこういうことを言わせたのでしょうか。やはり身内を守るため(捜査官としての資質を疑わせない)だったのか、ここはちょっと気になるところでした。あるいはもしかしたら、HoratioはRyanの視力問題を隠すためにわざとそう言わせたのかも知れないですね。 それでもライアン君の心は重く沈んでいたのですが、それを思いやって慰めるCalleighはとても良かったです。「ラボ勤めの長くなれば、パトロールの時のことを忘れるものよ。昼のシフトから夜に戻った時は目が利かなかった。私がダメな日はあなたが私を励ましてよね。」もう、すごく良い感じ!私はいつ2人が抱き合ってkissするのかと思ったほど。(爆) このエピではCalleighの存在感は容疑者を圧倒するほど堂々として、しかも美しくて最高でした。Ericも被害者の夫に対する対応で、思いやりを示すところと厳しいところと両面出して良かったですね。最近大活躍のCooperも今度は捜査現場まで着いてきていました。この分なら5シーズンも準レギュラーで良いのじゃない? 面白かったのは、HoratioとFrank以外の男性陣(Eric, Ryan, Cooper, Peters,なんとStetlerまで!)がみなパープルの衣装を身につけていたこと。これは先週EricとRyanがおそろいのオレンジだったのに続いて、衣装さんの遊び心なんだか。
オフィスに戻ってきたHoratioをマリソルが待っている。「君は家にいるはずでは?」「…私はガンと闘って、死なないようにすることばかり考えてきた。でも生きるということを忘れていた。まだやりのことした事がたくさんあるわ、旅行とか。」「今でもできるよ。」「子供も持たなかったわ。」「今からでも遅くない。(It's not too late.)」(略)「あなたがそういうなら、信じる。(When you say that, I believe you.)」「それが真実だからだ。(That's because it's true.)」そして、見つめ合うわけでもなく、並んで窓からマイアミの高層ビルの風景を眺める2人。 私は耳を疑いましたよ。え?今からXXXしようって?これから基礎体温でも測って?ガンで余命幾ばくもないのに、仮に生まれたとして残された子供はどうなるの?Horatioは夫じゃないんですから。一体Horatioはマリソルを愛しているんでしょうか?それともこれもボランティア???? マリソルとのストーリーには全面反対の私でしたが、それでもなんとか許される範囲で2人がデートしていたのかな、と思っていたのですが、愛も語らず抱き合うこともなく、同情以外のなんの愛情も感じさせないHoratioが、どうしてそういう発言をするのか、訳も分かりません。もう、エミー賞俳優にこんな台詞を言わせるなんて、私はCarusoが気の毒で仕方なかったです。犯人がどんなおかしな理由で犯罪を犯しても、それは構いません。所詮ドラマですから。しかし、Horatioのキャラを壊さないで欲しい。マイアミはそれだけでもっているドラマなんですから。 そもそもマリソルという存在ですが、いくら若くして死に行く命としても、ゴージャスなSpaで見事な肢体を見せ、住んでいる家もびっくりするくらいの邸宅で、この上何が不足だというのでしょう。他にするべき事はいくらでもあるはず。もう、脚本家たちは何を考えているんだか。シーズンフィナーレにはなにやら「感動的な出来事」があるとかいうスポイラーも目にしてしまいましたが、それなら3シーズンの感動のエンディングは何だったのか。私はもう、このシーズンに悲観的になってしまいました。