今まさにカージャックが行われようとしている現場で空から人が降ってくる。 Walterがここには飛び降りるようなビルはないなと言うと、Hは「なぜなら彼は空から落ちてきたからだ。」"Just because he fell from the sky."と答え、2人は上空を見上げる。まずここで爆笑。 検死医のTomはIcarus Doe(イカルス男)は40代なのに骨粗鬆症を患っていると言いかけて黙ってしまう。 私はすぐに想像が付きました。 BONESのシーズン2に同じように空から人が振ってくるエピソードがあって、被害者は宇宙飛行士でした。
被害者は本当に自分から外に出たいと言ったのかどうか。 ということで白衣のHoratioは、なんと宇宙服を調べることになりました。このミスマッチにはもうたまりません。(笑) 「Walter、これを見て見ろ」「これは何ですか」「これは血だ」 「サムはエアロックが開く前に襲われた」「それが開けた理由ですね。彼は生きていた。だから外に出そうとした」 WalterはすっかりHoratioの心の中を映し出す鏡、独り言に合いの手を入れる存在になりましたね。 「でも重力のあるところじゃ実験できません。」「いいかな(Guess what)、君が宇宙へ行くんだ。」(爆) エアロック内の飛沫血痕がどうやって着いたのかを調べるため、重力ゼロの世界にJesseとWalterが行くことになりました。 マイアミラボは本当にリッチですね、飛行機(Vomit Comet)の中で無重力を体験する実験なんて、普通はできないはず。(笑) この時のJesseとWalterは空中遊泳で子供みたいに喜んで本当に楽しそう。そして無重力でダミー人形を刺しまくるのはCSI史上、初ではないでしょうか。 一方、RyanはTraversに何で一緒に行かないのか、と突っ込まれる。「ゲロすい星なんて名前が嫌。」 その替わり、ガラスにすらすらと数式を書き出してまるで「NUMB3RS」みたいです。Ryanは数学が得意だったのか! 軌道上に浮遊する小さな粒(隕石)によってシャトルに穴が開き、酸素タンクから酸素が漏れ出した。このままでは4名分の酸素が保たない。誰か一人が犠牲にならなくてはならないということで被害者が選ばれた。 「俺はどうすれば良かったんだ、全員死ねと?」 「君はその決断をする立場にはない。恥を知り給え。(You don't get to make that decision. This is a disgrace.)」 同じような状況だった「アポロ13号」では地上と乗組員の勇気と知恵、諦めない気持ちが奇跡を生み出しましたが、金儲けだけの男には「船長」の資格はありませんね。 「連れて行け」吐き捨てるように言うHoratioの表情に人間として許せない、という気持ちが見て取れました。 ラスト、被害者が妻に宛てたビデオメッセージをCalleighが見せ、悲しむ妻を慰めてやる。 「彼はみんなを助けようとしたのよ。」 宇宙にあこがれる人たち、中には宇宙から地球の姿を見て悟りを得る人もいる。こういう雰囲気はまるでスタートレックの「宇宙、それは最後のフロンティア」を思い出させます。(笑) まさかマイアミでこういうエピソードがあるとは、本当にラッキーでした。