PR

カレンダー

バックナンバー

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03
2024.02

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

生き物観察が趣味の者です@東京@ Re:コマユバチ(繭と成虫)(11/12) 初めまして。 ハギの枝に黄色い毛玉の様な…
先生へ@ Re:ハナアブの幼虫(オナガウジ:尾長蛆)(05/21) ためていた水に生息していて、生まれて初…
srpfly@ Re:ショウジョウバエの1種(07/28) it is not a Drosophilidae (ショウジョウ…
蓼科委員@ Re:スミレの閉鎖花(11/17) 閉鎖花としてアップされている画像はすで…
蓼科委員@ Re:スミレの閉鎖花(11/17) 閉鎖花としてアップされている画像はすで…
飛ぶ本@ Re:クサギカメムシの幼虫(初齢)(07/31) 初めまして。 とても分かりやすく勉強に…
おかんー子どもの頃は虫好き@ Re:エゾギクキンウワバ(蛹と成虫)(12/01) 生協で届いたモロヘイヤについていた5mmほ…
2007.09.15
XML
カテゴリ: 昆虫(カマキリ)




 何処に放つかは決まっている。虫の沢山やって来るデュランタ・タカラズカである。もう暗くなってよく見えない株にカマキリを放した。


ハラビロカマキリ1
オオスカシバを捕らえたハラビロカマキリ(2007/09/03)



 次の日の朝、カマキリが居ないかデュランタを調べてみたが見つからなかった。しかし、餌になる虫は沢山来ているし、此処から居なくなることはないだろう。

 そう思っていたら、その日の午後、カマキリがオオスカシバを捕まえているのを見付けた。両方の翅をシッカリ押さえている。

ハラビロカマキリ2
上の写真の反対側.前翅中央付近にハラビロカマキリの

「商標」である白斑が見える(2007/09/03)



 頭の部分はもう既に無い。オオスカシバは絶命しているらしく、全く動かない。カマキリは顔中鱗粉毛だらけになって、ムシャムシャと御食事中。

ハラビロカマキリ3
一心に御食事中(2007/09/03)



 オオスカシバは、我が家の三大害虫の一つである。それを捕食するとは、このカマキリ、中々気が利いている。餌の多いところに連れてきて貰った恩返しのつもりか?

 カメラを近づけると、時折此方を向いて睨む。実際は、新たな餌がやって来たと思っているのかも知れない。

ハラビロカマキリ4
時々恐い顔をして此方を睨む(2007/09/03)



ハラビロカマキリ の捕食行動は昨年も掲載した。その時の餌は、外骨格の固いハラナガツチバチであった。体長25mm位の雄であったが、殻が固くて食べるのにほぼ2時間を要した。

 今回は柔らかい蛾である。どの程度の時間で食べ尽くすのだろうか。

ハラビロカマキリ5
約1時間後、尾端を残すのみ(2007/09/03)



 1時間程経ってから見に行くと、もう尾端を残すだけであった。頭の部分を食べるのにどの位時間がかかったか分からないが、胸部腹部との比率から判断して10分もかかっていないであろう。そうだとすると、全体を食べるのにほぼ1時間20分かかったことになる。量としてはオオスカシバの方が、先のハラナガツチバチの2倍以上はある。やはり、外骨格が固いと食べるのにずっと時間がかかることが分かる。


 3日後、デュランタの株は台風で揉みに揉まれ、通過後の強風も含めて鉢ごと倒伏すること数回に及んだ。2日程して風が止んだとき、もうハラビロカマキリの姿は何処にも見当たらなかった。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008.11.03 21:30:51
コメント(12) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: