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2008.09.28
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カテゴリ: 昆虫(蛾)


 一昨年に紹介した北米産原産の シオンの1種 は、毎年9月になると真っ白な花を無数に着けて我が家の秋の庭を飾っていた。株全体がかなり大きいので見映えも中々良く、虫集めに於いても非常に優秀だったのだが、昨年からどうも成長が思わしくない。 アワダチソウグンバイ が付く様になって、何かウイルス病でも移されたのかも知れない。

 昨年は、2鉢ある内の1鉢だけはまァ何とかまともに咲いたが、今年はその1鉢もチョボチョボと成長の良くない花を少し着けているだけ、やって来る虫の数も少ない。しかし、昨日、その白い花の上に妙なものを見付けた。

 初めは何だか分からなかった。 ハリカメムシの若齢幼虫 が何匹か絡まっている様な感じで、枯れ草の一部が何処からか飛んできて絡まっているのかと思った。しかし、それは良く見ると、トリバガ科の蛾が1頭、花に留まって吸蜜しているのであった。


ブドウトリバ1
北米原産シオンの1種で吸蜜するブドウトリバ

開張約15mm(2008/09/27)



 トリバガと言うのは、変な格好をしているし、飛び方もカガンボみたいな感じがするので、蛾とは思わない人が多いらしい。留まるときに翅を畳んでしまうと、翅が殆ど棒状になってしまうので、妙な格好になるのだが、御蔭で、翅の模様も良く分からなくなり、種類の識別が難しい。

 しかし、この写真のトリバガはかなり特徴的な模様をしているので、例によって「みんなで作る日本産蛾類図鑑」で調べてみた(図鑑は展翅標本なので、生態写真とは見え方が全く違い、使えない)。個体変異の大きい種が多いが、ブドウトリバの中に、胴体も含めて掲載の蛾と全く同じ紋様を持つ写真を見付けた。ブドウトリバとして良いであろう。

ブドウトリバ2
正面から見たブドウトリバ

昼間吸蜜するとは昼行性らしい
(2008/09/27)



 幼虫の食草は、名前の示す通りブドウ、ノブドウ、エビヅル、ヤブガラシなどのブドウ科植物の花、蕾、幼果、或いは、葉とのこと。調べてみると、一応ブドウの害虫とされている様である。この辺りでは、ブドウを植えている御宅も無くはないが、まァ、ヤブガラシなら幾らでも生えているので、それを食べているのではないかと思われる。

ブドウトリバ3
斜め横から見ると、後翅の後縁に長い細毛が並んでいるのが良く分かる

(2008/09/27)



 トリバガ科の蛾は、前翅の先端が2つに分かれ、後翅は3本に分かれる。撮影しているときには気が付かなかったが、後翅は羽毛状でその後縁から細毛の様な長い羽毛が出ている。下に拡大写真を示した。

 なお、以前紹介した アヤニジュウシトリバ は、前翅が6本、後翅も6本に分かれ、左右で24本になるので、ニジュウシトリバの名がある。トリバガの近縁ではあるが、トリバガ科ではなくニジュウシトリバガ科に属す。

ブドウトリバ4
翅の片側を拡大表示.細毛が良く見える.左下に巻いた口吻が見える

(2008/09/27)



 このWeblogでは、写真の横幅を500ピクセルに統一している。この程度の大きさでは、この蛾のおもしろさは良く分からない。そこで、例外措置として、 もう一つのWeblog の方にも同じ写真(+もう1枚)を掲載することにした。横幅400ピクセルの写真をクリックすると、別画面に横幅1024ピクセル(最後の写真だけは750ピクセル)で拡大表示されるので、些か迫力が違う。御興味のある向きは こちら をどうぞ。







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最終更新日  2008.09.28 19:43:18
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Re:ブドウトリバ(09/28)  
クーン43  さん
こんばんは。

今日の写真もきれいな花の上でムシにポーズをとらせたようで、ほんとうにおもしろいです。自然の不思議、偶然の妙でしょうか。

大きい写真をみてきました。
翅の先端 生えている羽毛きれいですね~。

ところで、ミドリヒョウモンの同定ありがとうございました。

先日アーチャーンさんのブログで拝見して以来自分の目で確認したかったので、すごくうれしいです。
(2008.09.28 21:12:53)

Re:ブドウトリバ(09/28)  
夢のはし  さん
大きな画像で、拝見してまいりました☆
なんという美しさでしょう☆鳥の羽にも負けない、
繊細さと、微妙な色使い・・・参りました♪

あまり「美しい」とはいえないお姿をしているようで、
実は、このような芸術的な体をしているのですね~☆^^☆

また、アヤニジュウシトリバのお写真を拝見し、感動しました。
本当に、クジャクを思わせるお姿をした蛾もいるのですね☆

見たいなぁ~、アヤニジュウシトリバや、ブドウトリバ☆
このあたりでは、葡萄畑もたくさんありますので、
もしかして、もしかしたら、逢える可能性も、あるのかな?
こんな寒い地方でも、大丈夫だといいのですが、・・・一度、是非、
生でお姿拝見したいものです*^^*

(2008.09.29 10:52:06)

Re[1]:ブドウトリバ(09/28)  
クーン43さん

>今日の写真もきれいな花の上でムシにポーズをとらせたようで、ほんとうにおもしろいです。自然の不思議、偶然の妙でしょうか。
-----
 神様の思し召しです。

>大きい写真をみてきました。
>翅の先端 生えている羽毛きれいですね~。
-----
 始めから羽毛が見えていれば、もっと綺麗に撮れた(これらの写真は、相手が凸凹しているので筆写界深度を深くする為にF32で撮っていますが、羽毛の部分だけをF11~F16で撮れば、鮮鋭度がずっと高くなります)ので、一寸残念です。

>ところで、ミドリヒョウモンの同定ありがとうございました。
>先日アーチャーンさんのブログで拝見して以来自分の目で確認したかったので、すごくうれしいです。
-----
 ヒョウモン類は中部高原に行けば佃煮にするほど沢山居ます。
(2008.09.29 14:16:59)

Re[1]:ブドウトリバ(09/28)  
夢のはしさん
>大きな画像で、拝見してまいりました☆
>なんという美しさでしょう☆鳥の羽にも負けない、
>繊細さと、微妙な色使い・・・参りました♪
-----
 トリバガ類は面白い連中が沢山居ます。

>あまり「美しい」とはいえないお姿をしているようで、
>実は、このような芸術的な体をしているのですね~☆^^☆
-----
 肉眼ではゴミの固まりです。

>また、アヤニジュウシトリバのお写真を拝見し、感動しました。
>本当に、クジャクを思わせるお姿をした蛾もいるのですね☆
-----
 これには些かビックリしました。

>見たいなぁ~、アヤニジュウシトリバや、ブドウトリバ☆
>このあたりでは、葡萄畑もたくさんありますので、
>もしかして、もしかしたら、逢える可能性も、あるのかな?
>こんな寒い地方でも、大丈夫だといいのですが、・・・一度、是非、
>生でお姿拝見したいものです*^^*
-----
 アヤニジュウシトリバは南方系ですが、ニジュウシトリバガ科の中には北海道まで棲息する種類もあります。ブドウトリバの分布は本州~九州となっていますが、岩手県に棲息するか否かは不明です。何れにせよ、他のトリバガ科は居ますから、見る機会は有ります。飛ぶときは、カガンボみたいな頼りない飛び方をします。
 しかし、ルーペを持っていないと、良く見えないのではないかと思います。
(2008.09.29 14:26:12)

ブドウトリバ  
るる555  さん
薔薇の棘 魚の骨 のようなトゲですね。
拡大すると本当にキレイな生き物ですね~
お花の蜜をすうところも 健気なかんじで ブドウトリバという聞き慣れない名前のうえに不思議な姿なので感動です。 (2008.09.29 20:19:46)

Re:ブドウトリバ(09/28)  
るる555さん
>薔薇の棘 魚の骨 のようなトゲですね。
-----
 この種は特に脛節の距が目立つ様です。

>拡大すると本当にキレイな生き物ですね~
>お花の蜜をすうところも 健気なかんじで ブドウトリバという聞き慣れない名前のうえに不思議な姿なので感動です。
-----
 北海道にもトリバガ科は居ます。科としては珍しくありません。探せば屹度見つかります。只、飛び方がカガンポみたいで、蛾的ではありません。


(2008.09.30 07:26:11)

ブドウの!  
snowrun29  さん
これはまた面白い蛾ですね~!
こんなスタイルの蛾もいたとは!
開帳15mmとなれば、、とまた指呼の間を測ってみる^^;
翅を畳まれると肉眼では、なのでしょうか。

しかし「ブドウ」…それは困る。
うちのデラさまが今年おかしかったのは
多分コスカシバの、と思いますが
来春以降、無事に?かと思っておりますので、、

見たいような見たくないような、、
でもこんな面白いのは見たいし、、複雑。 (2008.10.01 00:29:23)

Re:ブドウの!(09/28)  
snowrun29さん
>これはまた面白い蛾ですね~!
>こんなスタイルの蛾もいたとは!
>開帳15mmとなれば、、とまた指呼の間を測ってみる^^;
>翅を畳まれると肉眼では、なのでしょうか。
-----
 老眼の私の眼でもチャンと分かりました。今日もまた来ていましたが、花にも留まると分かっているので、今回は一瞬で見分けられました。

>しかし「ブドウ」…それは困る。
>うちのデラさまが今年おかしかったのは
>多分コスカシバの、と思いますが
>来春以降、無事に?かと思っておりますので、、
>見たいような見たくないような、、
>でもこんな面白いのは見たいし、、複雑。
-----
 トリバガ科は日本産60数種( http://www.jpmoth.org/Pterophoridae/F0000Thumb.html )ですから、ブドウとは関係なく見ることが出来ます。
(2008.10.01 14:50:51)

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