PR

×

カレンダー

バックナンバー

2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01
2025.12
2025.11
2025.10
2025.09
2025.08

キーワードサーチ

▼キーワード検索

コメント新着

生き物観察が趣味の者です@東京@ Re:コマユバチ(繭と成虫)(11/12) 初めまして。 ハギの枝に黄色い毛玉の様な…
先生へ@ Re:ハナアブの幼虫(オナガウジ:尾長蛆)(05/21) ためていた水に生息していて、生まれて初…
srpfly@ Re:ショウジョウバエの1種(07/28) it is not a Drosophilidae (ショウジョウ…
蓼科委員@ Re:スミレの閉鎖花(11/17) 閉鎖花としてアップされている画像はすで…
蓼科委員@ Re:スミレの閉鎖花(11/17) 閉鎖花としてアップされている画像はすで…
飛ぶ本@ Re:クサギカメムシの幼虫(初齢)(07/31) 初めまして。 とても分かりやすく勉強に…
おかんー子どもの頃は虫好き@ Re:エゾギクキンウワバ(蛹と成虫)(12/01) 生協で届いたモロヘイヤについていた5mmほ…
2009.10.14
XML


 最近掲載する記事は写真の枚数が多く、文章の量もそれに略比例しないとバランスが悪くなるので、どうも原稿を書くのがシンドクなる。其処で今日は写真1枚の虫で楽をすることにした。写真が1枚しかないのは、言うまでもないが、直ぐに逃げられてしまったからである。

 体長2mm強、翅端まで約2.5mmの小さなハエで、庭を浮遊していた。従って、これは「庭を漂う微小な羽虫」のその6でもある。



キモグリバエの1種


キモグリバエの1種. Thaumatomyia notata に似ている

(写真クリックで拡大表示)

(2009/10/12)

 この手の小さいハエの同定は生態写真からは難しいことが多い。しかし、脛節端付近の背側に剛毛が無く、一見して単眼三角域が大きいので、キモグリバエ(Chloropidae)の1種であるのは間違いない。しかし、それ以上は、現在「一寸のハエにも五分の大和魂」が故障中なので、私一人の力ではどうにもならない。

 それでも「Chloropidae」で画像検索すると、 Thaumatomyia notata と言うこれにそっくりなキモグリバエが見つかった。しかし、類似種の情報が全く欠けているので、一見似ているからと言ってそう簡単に Thaumatomyia 属の1種と決める付ける訳には行かない。

 キモグリバエ科は、九州大学の目録では150種、東京都本土部昆虫目録では39種記録されており、また、 Thaumatomyia 属は前者で3種、後者には2種載っている。

 「木潜蠅」と言うと、木の穿孔虫の様な印象を与えるが、幼虫が木や皮を食べるのは一部に過ぎず、その食性は双翅目昆虫らしく、非常に広範囲に亘る。単子葉植物の茎や花穂を食べるものがよく知られており(ムギキモグリバエ、イネキモグリバエ等)、中には虫えいを作るものもあるそうだが、他に、腐植質、キノコ、腐肉、鳥の巣(に寄生?)、蜘蛛やバッタの卵、ネアブラムシ等を食べるものもある。前述の Thaumatomyia 属はネアブラムシを捕食する。

 尚、別のWeblogで「 キタモンヒゲブトキモグリバエ 」と「 ヒゲブトキモグリバエ? 」を紹介しているので、関心のある向きは参照されたい。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009.10.14 17:53:56
コメント(4) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


この^^;  
snowrun29  さん
触角には見覚えが出てきました。
ありがとうございます。
この種のは翅が美しいのでそれも「!」ですが
っても2mm足らずでは私には「ハエ」と解るか、、汗。

「木に潜る」という命名にしては色んな食域ですね。
しかし「ネアブラムシ」とは!
根っこ専用につくアブラムシという事でしょうか??
(2009.10.14 23:56:27)

Re:この^^;(10/14)  
snowrun29さん
>触角には見覚えが出てきました。
>ありがとうございます。
-----
 別のブログに載っている種の触角は特徴的です。

>この種のは翅が美しいのでそれも「!」ですが
>っても2mm足らずでは私には「ハエ」と解るか、、汗。
-----
 翅に模様があるのは極く一部だと思います。

>「木に潜る」という命名にしては色んな食域ですね。
-----
 双翅目の幼虫は消化液(唾液)を外に出して分解したものを吸うと言う摂食方式なので、非常に応用がきくのです。

>しかし「ネアブラムシ」とは!
>根っこ専用につくアブラムシという事でしょうか??
-----
 ネアブラムシは普通のアブラムシとは異なり、卵生です。かつてヨーロッパのブドウを全滅に近くまで追い込んだのは、このネアブラムシ(フィロキセラ)です。
(2009.10.15 08:11:39)

Re:キモグリバエ科の1種(10/14)  
クーン43  さん
きれいなムシですねぇ。むねの部分をそのまま指輪かブローチにしたいです。
自然のなせるわざでしょうが、美しいものばかりです。
(2009.10.15 21:01:18)

Re[1]:キモグリバエ科の1種(10/14)  
クーン43さん
>きれいなムシですねぇ。むねの部分をそのまま指輪かブローチにしたいです。
>自然のなせるわざでしょうが、美しいものばかりです。
-----
 キモグリバエ、ハモグリバエ等の小型のハエには美しい種類が多い様です。小さいので肉眼では良く分かりませんが、等倍接写すると綺麗なので驚く場合は屡々あります。
(2009.10.16 09:49:27)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: