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先ず、最初はクロヒラタアブ( Betasyrphus serarius
)の飼育幼虫。クロヒラタアブはこれまでに、幼虫~成虫を2回( 此方
と 此方
)も掲載しているが、幼虫の詳細な形態についてはまだ触れていない。其処で、今回はその幼虫の形態についての詳細を紹介する。
実を言えば、本当はクロヒラタの幼虫を飼育するつもりなど無かったのだが、一昨年の12月に掲載した「 ヒメナガカメムシの幼虫
」を飼育して居た時、餌として与えていたコスモスの花(幼虫はその種子から吸汁していたものと思われる)に付いていたのである。
クロヒラタの幼虫は、コスモスの花に付いていた極く僅かの ワタアブラムシ
(多分)を食べていたらしい。しかし、直ぐに餌が無くなり、1頭が11月の中ごろ、餌を探しに飼育箱(100円ショップのパン・ケース)の内壁に現れた。其処で早速、シャーレの中に入れ、コナラの葉裏に付いているアブラムシを与えて飼育した。
そのカメムシの幼虫は、始めは正体不明なので飼育して居たのだが、「カメムシBBS」に問い合わせたところ、超普通種の ヒメナガカメムシ
であることが分かった。ヒメナガの幼虫では飼育しても面白くないので逃がしてやろうと思い、コスモスの花殻を分解しながら探している時、更に2頭のクロヒラタの幼虫を見つけた。全部で3頭もの幼虫がコスモスの花に潜んでいたのである。
マガイヒラタアブの幼虫(3齢=終齢) 2011.02.18 コメント(6)