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さて、件のデッキを解体するともう一つ面白いことが分かったというか、これは分かっていたことが確認できました。木と木の接点は腐りやすい「束と根太」とか、「床板と根太」のような接合部分は水が抜けにくいので腐りやすいのです。このデッキでも写真の通り、床板と根太の接点は見事にやられていました。ということで、腐りにくいデッキを作るために気を付けたい構造をまとめて見ましょう。●雨が掛りにくい工夫をする屋根を付けるというのはもちろん効果的ですが、常に良く吹く風向きを知っていることは大事です。 風下だと雨が掛りにくいですよね。●雨が木に浸透しにくい工夫をする導管を伝って水が木の内部に浸透しないような工夫をすれば耐朽性は抜群にアップします。ビスを下から打つのは最も効果的ですが、例えば幕板の張り方一つでも随分変わることを知っておきましょう。このデッキ幕板の張り方が違うところに注目をして下さい。さて、どちらが腐りにくいでっきだかもう分かりますね。そう左側。左は床板の小口の風通しが良く、右は小口に幕板が密着しているので、水が抜けにくく内部に浸透しやすいのです。こういったちょっとした工夫で随分耐朽性はアップします。●雨水をデッキの下に溜めない工夫をする床下が土のままとコンクリートでは下から蒸発をする水分の量は随分異なります。でもこれは同じ条件下での話し。昨日見ていただいたように、いくらコンクリートを張っても、そこから流れる水の行き場を考えないと効果は半減どころか逆効果にさえなることもあるということです。日当たりが良くて風通しも良いところに床下が高いデッキを作れば下からの湿気を気にする必要はないと思います。逆に言えば、日当たりが悪く、風通しが悪いところに低いデッキを作るのであれば、排水対策こそが決めてと言うことです。こういったことを頭に置いておけば、普通の木を使っても10年やそこらはもつはずです。ところが、多くの人がこういったことに気を使わずに、「メンテナンスをこまめにしないと腐ってしまう」という言葉で片付けているのが私にはどうにも理解ができないのです。極論かも知れませんが、「こまめにメンテナンスをしなければいけないデッキ」を作っても嬉しいのは最初の数ヶ月だけ。あとはとてつもない労力を使ってメンテナンス(もうお分かりいただいたでしょうが完全に分解しなければメンテナンスをしているとは言えないんですよ)をし続けるか、腐って後悔をする。多くの人がそんなウッドデッキを作っているのが残念でならないのです。
2006年03月31日
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さて、長々と引っ張って済みません。冒頭でご紹介したウッドデッキですが、裏からビス止めをされていました。奥側の小口の風通しが多少悪いとはいえ、昨日書いたような腐り方は考えにくい構造でした。しかもこのデッキは全面にコンクリートを張っていますので下から上がってくる水も考えにくい。つまり構造的には腐りにくいウッドデッキだと思いましたので、若木である間伐材を使ったことに原因があるものだとと思っていました。と・こ・ろ・が解体をしていくうちに太い根太材さえもぐずぐずになっているところを見つけ、もろくも当初の仮設は間違っていたことに気付かされます。全部はぐり終えたとき、このデッキには致命的な欠陥があったことが分かりました。土間にコンクリートを敷くことで、土から蒸発する水蒸気がシャットダウンされるので、腐りにくいデッキになるはずでした。ところが、このデッキでは塀に向けて勾配を付けており、最後の数センチを空けることで、土に水がしみこむようにしていました。しかも樫の木のために一部は土のまま。つまりデッキ全体に降った雨の逃げ場がなく、塀との隙間付近や樫の木付近は一年中ジメジメした状態にあったのです。いわばスチームをずっと下から当てているような状況ですから、よく10年もったなと言う方が正しかったのです。今度はウリン材にするのですが、この構造では過酷。 奥様には塀に水抜きを付けるようにアドバイスをしました。このデッキを解体したことで、ある意味大きな勉強になりました。木が腐るのは腐朽菌が繁殖し易い環境を作っているのが最大の原因。腐りにくい構造を考えてウッドデッキを作ることをもっと真剣に考えないとダメですね。
2006年03月30日
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長々と引っ張ってしまいましたが、木が腐る条件はお分かりいただけたでしょうか?ウッドデッキの場合、コントロールできるのは水分のみ。屋根を付けるのが望ましいのですが、ほとんどの方が屋根無しのデッキを作っていることと思います。 簡単に屋根を付けるわけにいかないと思いますので、耐久性が随分変わるヒントをご紹介したいと思います。●どこから水が浸入しやすいのかを考えるべし!!さて写真の[1]~[3]の場所で最も水が浸入しやすいところはどこでしょうか?答えはまたあしたではなくて今日話しましょう。床板の表面に当たる[1]なのか?側面の[2]なのか?おなじく側面の[3]なのか?こういう風に書くと雨は上から降るので、[1]かな? と思うかも知れませんが、答えは[3]理由は単純明快で、製材された状態ではなく、元の木の状態を想像すれば分かります。根から吸い上げた水を一番先まで届けるために導管が通っています。しかも、よくウッドデッキで使われるSPF・ウエスタンレッドシダー・レッドウッドといった北米の針葉樹は60mを越えるような大木ですから、その導管も太いのです。つまり、[1]や[2]の部分にかかった水は浸透しにくいのですが、[3]の部分からはいとも容易く内部まで浸透するのです。●では木口だけを気をつければいいのでしょうか?残念ながらこれもNo!!ウッドデッキで床板と根太を接合するときに上からビスを打つと思います。これがいけないのです。ビス穴を伝って木の内部に浸透した水はやはり導管を伝って奥深くまで浸透します。しかも良く踏むあたりは振動によりビス穴が緩みがちになります。ですから、一番腐りやすいのは、雨が良くあたり良く人が歩く場所の床板なのです。もう一箇所。手摺りの柱や束柱は小口が上に向いていますので、ココに水が入りやすい形状になっているとアウトです。もう一つおまけに束柱の下に水が溜まってもやはりアウト。●毎年メンテナンスをしたらいいという言葉の嘘毎年塗装をしなおしているから大丈夫とか、メンテナンスをしなかったから腐ったとか言う言葉を良く耳にしますが、上記のようなことを知ってメンテナンスをするのとそうでないのとでは大違いなことがお分かりいただけたでしょうか?では一番最初の質問に戻ります。このデッキでは、桧の寸五角を床板に、桧の100x150角を根太に使い、床板は雨が滲みこまないようにビスを裏から留めていました。これでも10年しかもちませんでした。最初に私が見たときは桧といっても間伐材だから耐久性がないのだと思っていましたが、全てを解体したときにこのデッキには致命的な欠陥があったことが分かりました。その答えは次回までお待ち下さい。
2006年03月29日
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物が腐るのは腐朽菌が繁殖することが原因。その腐朽菌により細胞の繊維が分解をするのです。腐朽菌の生育条件としては大きく次の4つの要素をあげることができます。●水分(湿度85%以上)●適温(5~45℃)●酸素●栄養分この中で食品でも木材でも絶対にコントロールできないものがあります。そう「栄養分」食品や木材自身が腐朽菌の栄養ですから、これをコントロールすることは考えるだけ無駄。そこで昨日書いた魚を腐りにくくするために3つの方法を考えて見ましょう。冷蔵庫に入れる・・・温度を下げると腐朽菌が繁殖しにくい冷凍庫に入れる・・・温度の面もありますが、凍らせることで酸素をシャットダウン(真空パックなら更に効果的)干物にする・・・水分を減らすこのように上記の条件のどれか一つをカットすれば腐りにくくなるわけです。ウッドデッキに戻って考えて見ましょう。昨日のコメントにもありましたが、ウッドデッキを冷蔵庫に入れることはできませんよね。ましてや氷詰めや真空パックにすることも不可能。(凍土地帯ならOKでしょうがそんなところにウッドデッキを作る人はいるのでしょうか?)できるのは日干しだけなんですよね。ですからウッドデッキを腐りにくくする最大の要素は・・・●水に濡らさない●濡れたら直ぐに乾くようにするこれしかないと言うわけです。長々と引っ張って済みません。 また明日も付き合ってください。
2006年03月28日
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昨日の答えの前にちょっとお勉強を。魚を釣ってきて台所に1週間くらい放置していたらどうなるでしょうか?「腐り」ますよね。では、冷蔵庫に入れたらどうでしょうか?「腐りません」よね。では冷蔵庫で1ヶ月置いていたら?「腐り」ますよね。では冷凍庫なら?もっと長い期間「腐りません」よね。さて、台所に放置しているのと、冷蔵庫に入れるのと冷凍庫に入れるのでは何が違うから腐るスピードが違うのでしょうか?では冷蔵庫の無かった昔はどのようにして長期保存していたのでしょうか?「干物」だとかなり長い期間持ちますね。冷やすと腐りにくい氷詰めにするともっと腐りにくい干物にすると腐りにくいこのことを考えると、なぜ有機物は腐るのか? どういう風にしたら腐りにくくなるのかがみえてくるのです。引っ張って済みません。もう1日考えてください。
2006年03月27日
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このお宅のデッキを始めて見たのは一昨年の秋。桧の寸五角で作られたウッドデッキはずっと無塗装で使っていましたが、7年を経過して気になり始めたので、年一回防腐塗料を塗って手入れをはじめたとのことでした。二年連続で防腐塗料を塗りましたが、多少痛みが気になるようになってきました。そんなときに近所でやっていた私どものウッドデッキの見学会に来て頂き、ちょっと見て欲しいと言うことになったのです。一見綺麗でした。 まだほんの一部が痛んでいただけで、「張り替えるのは勿体無いのでは?」と思いました。どうしても気になるのであれば、床板だけを張り替えようかと言うお話だったのですが、私の方が急に忙しくなり、話を煮詰めないまま時間が過ぎていました。先月、久しぶりに見たデッキは前に見たのとは全く違っていました。もう張り替えるつもりになっていたので、防腐塗料は塗っていませんでした。そこら中が腐って手で持ち上げただけで床板が剥がれるところもあります。もう迷うことはありませんでした。 ハードウッドに全面張り替え。根太も取っ払って初めから作り直しです。右の方から取り壊しますが、見事に腐朽菌にやられています。裏返してみると・・・やっぱり限界だったようですね。最初のうちは根太はしっかりとしていたのですが、途中ではこんなに太い根太さえもがぐずぐずになっているところがあります。樫の木のあたりが一番酷く、やはり全面張り替えが正解だったと思い知られれました。勿論全ての木が腐っているのではなく、家に近いところでは写真右のように綺麗なところもあり、切ると桧の良い香りが強烈に匂います。奥様がしみじみ言いました。ちょうど10年。 たいていのものが10年経つと壊れるんですよね。去年の夏には家の外壁を塗り替えました。今ウッドデッキを張り替えています。家電製品も壊れる頃。新築した頃小さかったお孫さんは高校生。10年というのは一つの節目なんですよね。全部を取り外したとき、初めてこのウッドデッキには致命的な欠陥があったことが分かりました。それ故、僅か10年でこんなに太い木までもが腐ってしまったのです。この写真を見て皆さん気付くでしょうか?
2006年03月26日
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今日からしばらくウッドデッキの現場が重なるのです。こういう日は朝5時半に出社をして、一通り事務処理をしてから、現場に向かいます。今日の現場は高松市屋島東町。 会社からは1時間ほど掛りますので7時には出なければいけません。と言いながら現在の時刻は7時33分。外は今にも降りだしそうな黒い雲。 天気予報では午後から降水確率80%。こんな日は、初めから作業をしないほうが無難なので、職人さんとお客様に電話をして1日ずらしてもらいました。去年雨降りの日に作業をしたことが何回かあるのですが、良いことは一つもありません。濡れると辛いし、道具は無茶苦茶になるし。ブログの最初頃に書いたように木屑は真っ赤になるし・・・一番参ったのは、金属の汁のようなものがデッキに滲みこむのです。これはどうやっても取れません。結局張り替えしなければいけない羽目に。ですから工期は2日ほど余裕を持っておかないと大変なことになってしまいます。と言いながら、今日から24日まで屋島でウリンのデッキ。25日は高松市でDMBホームのイベント。26日は高松市で新築住宅の打ち合わせが2軒。27日から29日まで高松市十川西町で杉板のウッドフェンス工事。29日の午後は会社で営業会議。30日は予備日。31日は丸亀市でウリンの縁側作り。うーん。このスケジュールは今日の雨で練り直しですね。
2006年03月22日
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木曜から事務所を引越しているのですが、なかなか大変です。とりあえず初日の午前中に机とコンピューターの移動をして、午後からは本棚の移設。これが大変です。本棚に入っているものを降ろすだけで2時間ほど。その後解体をして、新事務所に移設をするのですが、一作業。溝きりで、こういった加工をしておくのです。前の事務所の時はそこまで頭が回っていなかったのですが、本ってすぐにたおれてしまうんですよね。だからちょっと手間ですが、このように溝をつけておけば、合板で簡易に仕切りができて重宝するんです。しかし溝きりは重い!!全部で120箇所を加工したのですが、腕がパンパンになってしまいました。さて日曜にマキタのフェアーがあって見に行ったのですが、つい\10000で特売されている丸のこにひかれました。今使っているのはホームセンターの開店セールで売っていた\2980のもの。さすがにプロが持っているものとはいろいろ違いが見えてきてそろそろ本物が欲しくなっていたんです。まてよ! 特売に飛びついてまた後悔するのもなんだし。新商品を見たら、これが良い!!しかも重さがかなり違う。昨日の作業で、自分には重い丸のこは使いこなせないだろうなと感じていましたので、即決で新商品ご購入決定!!定価が3万円くらいするのですが、セール価格で良い買い物をしました。次の現場からは、ギュンギュン切るぞ!!
2006年03月20日
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昨日事務所の引越をしました。ブログを書こうと事務所をオープンした頃の写真を見て思わず感傷に浸ってしまいました。4年前の2月1日。 真新しい事務所でDMBホームを始めることになりました。改めて当時の写真を見て、初心を思い出しました。鮮やかなカリンのフローリング。キチンと整理されたカタログや資料。これから成功するぞ!! という意気込みのメンバー。4年前のメンバーのうち、今でも残っているのは僅かに2人。カタログもいい加減にそこら中に積まれています。事務所というよりも半分倉庫みたいになっていました。今度は四国工場全員と同じフロア。建物は昭和の香りがぷんぷんする年代物です。先日モデルハウスを購入してくれた方が、荷物を運んでいました。商売なのですから売れるのは嬉しいことなのですが、反面我が家を他人に取られたような寂しい想いを強く感じました。いつまでも昨日と同じ生活が続くわけではありません。もう2週間もすれば新入社員がやってきます。春は新生活をスタートする季節なのです。こんな気持ちになったのは久しぶり。 心気一転頑張りましょうか!!
2006年03月17日
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明日事務所を引っ越します。同じ敷地内なのですが、なにせ広い。東西300mx南北100m。面積でいうと1万600坪。(DMBホームの会社概要を見てください)その中の半分を賃貸に出すと言うことで、事務所も工場もこれからてんやわんや。 しばらくはブログを書くこともできないかも知れません。さて、うちはウリンやイペが本業なのではなくて、「防腐工場」+「ツーバイフォーパネル工場」。とくに大正10年の創業以来、80年以上続いている枕木の製造販売会社なのです。私は枕木や電柱の木れっぱしを奥に隠しておいた(私はお宝コーナーと思っています)のですが、その土地を使えるのもあと2週間程度。捨てるのも勿体無いので、いつもお世話になっている方にあげることにしました。写真右で手前に見えるのは、ケンパスの素材枕木です。これは2年前にDMBホームのモデルハウスのウッドデッキに使った余り。奥に見えるのは、今でもJR用に作っている新品枕木の木れっぱし。2年前に伊予鉄道に枕木を収めたときにJR用の枕木からカットをしたあまりです。同じ木なのですが、片方は素材のままで、片方はクレオソート加圧注入。それを同じ場所で2年放置していました。 あれ?素材枕木は腐りかかっているではありませんか!!一方木れっぱしの方は紫外線により一部銀白化をしていますが・・・腐りそうなものは1本もありませんでした。写真右の左下に見えるのは桧の丸太にタナリスCYを加圧注入したものですが、それも腐る気配なし。ちなみにお宝コーナーの背景に見えている板塀は昭和23年に作っているとのこと。さすがに一部腐りかかっているのですが、未だに健在。防腐剤の威力って凄い!!って改めて感じました。PS 私のお宝欲しい人には差し上げます。 3月中に坂出まで取りにこれる人限定です。 お問い合わせはメールでどうぞ。
2006年03月15日
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船舶の甲板に使われていたチークは今ではあまりの高値でとても手が出せるような木ではなくなってしまいました。ハードウッドブームの火付け役であったジャラも同様。こういった材には限りがあります。需要があるからといって増産できませんし、植林ができるような木ではありません。イペやウリンは100年腐らないと言われる木ですが、100年先も今と同様に使われているか?と言われると疑問がつきます。この数年イペやウリンが家庭にのエクステリアに使われるようになって注目をされてきたのはとても嬉しいことなのですが、反面供給不足に陥る危険性を孕んでいます。また需要は日本以上に中国で旺盛で、原油高などの要因も絡んで、価格は急騰しています。3月に入って公共事業の需要は一段落をしましたが、個人の需要はこれからゴールデンウイークに掛けてピークを迎えます。去年の秋以降度重なるコスト増で、やむを得ず毎月価格を改定しているのですが、昨日遂にウリンの原価が昨年秋のイペと同じ価格になってしまいました。そのまま価格を転嫁しているのでは無いので、売価ではまだ当時のイペよりは安く提供していますが、それもいつまでできることか分かりません。イペの価格はもう市場が付いていけないほど上がりました。ウリンはココに来て急激な供給不足からビックリするほど急騰をしています。特にインドネシアの情勢は何ともいいがたい部分があり、もしかしたら4月には取扱サイズを大幅に見直さなければいけないかもしれません。気候が良くなり、これからDIYシーズンだと言うのに水を差すような話題で済みません。
2006年03月14日
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あいにくの小雨混じりの天気でしたが、予定通り尾道まで行ってきました。目的地は大ヒット映画「男たちの大和」の実物大ロケセット。噂では、この実物大のセットの甲板は、イペでつくり、当時使用していたチーク材の存在感を出しているとのこと。期待に胸を膨らませていざ乗艦。「あれ?」「これ針葉樹じゃないか!! どう見ても杉か桧」「ロケセットだから一部にイペを使ったのかな?」船首の方に行くと、今度はどう見ても合板。そのあたりでこんなものを見つけました。え??? イペはどこ???どこにもイペはありませんでした。イペはいいとしてもう一つ引っ掛かる言葉がありました。「大和の甲板は台湾ひのきを使用」「あれ? チークじゃなかったの?」ところが、これに関しては専門家を同行していました。昭和16年春、まだ16歳だった父は呉海軍工廠の養成所に入所しました。当時ココで極秘に作られていた最新戦艦が大和。父はまだ養成所に入ったばかりで大和には携わっていませんが、その目でしっかりと見ています。父が言うには当時の軍艦は「チーク張り」だったそうです。戦後、代替材としていろいろな材が使われたらしいですが、開戦前のフラッグシップである大和に代替材が使われていたとは考えにくいですから、私はチークが使われていたものと信じています。当時の呉軍港は、開戦を控えて凄い緊張状態にありました。海に面した窓は全て目張り。軍艦の話をしていようものなら、あっという間にスパイ容疑で憲兵に引っ張っていかれます。父も、休日に海が見える公園のベンチに座っていただけで憲兵に詰問をされたと言うことです。昭和20年4月。父の兄の同級生は大和に乗り込み、船とともに帰らぬ人となりました。60年を経て目の前に現れた大和。みんなニコニコして写真やビデオを撮っています。日本では60年前の遠い出来事かも知れませんが、まだ世界のどこかでは戦争が続いています。平和ボケにならないよう、二度と過ちを繰り返さないよう祈りたいものです。PS. 戦艦大和実物大ロケセットは、尾道駅の直ぐ目の前の向島にあります。(5/7まで公開・木曜は休み)向島へ渡る船の乗り場でイペと思われるボードウォークを見つけました。ちなみにイペの甲板は、尾道ではなく、呉の大和ミュージアムにある模型の方らしいです。今度行く機会があればご紹介したいと思います。
2006年03月13日
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「イペやウリンは硬く重く頑丈だからウッドデッキに向いている」そう思っているかも知れませんが、これではまだ50点程度。イペやウリンよりも硬く重い木は他にもありますが、残念ながらそれらにはウッドデッキに不向きな欠点があるのです。・硬い木は割れ易い・反ったり、暴れたりしたら手に負えないそうなのです。イペ・ウリンがこれだけもてはやされるのは、硬くて重いのに、割れにくく反りや狂いが少ないことが大きいのだと思います。写真は上がウリンで下がセランガンバツ。こうやって見比べると反りの程度がまるで違うのが良く分かると思います。ウリンの方は反っている材は上から3番目だけ。それに比べてバツの方はまともなのは1~2本でしょうか? 横反りや上反りのオンパレード。上から5本目なんて、まるでS字カーブ。 KDでこれですからグリーンだと後でえらいことになるのが手に取るように分かります。では、ウリンとイペではどちらが反りが少ないのかと言えば昨日の写真にヒントがあります。そう、木目が素直なウリンの方がイペよりも反りは少ないのです。もちろん天然の木ですから全く反りがないと言うのは嘘になります。あくまでも他の材と比較をして反りが大きい・小さいと言っていることはご理解下さい。私は、ウッドデッキに適したハードウッドは何?と聞かれたらこう答えます。やはり一番はウリン。 あまり差が無くイペ。 それから大きく差がついてアマゾンジャラかクマル。 更に大きく差がついてセランガンバツ・アマレラン。なぜ大きく差がつくのかはまたの機会にさせてください。明日は所用があり、ブログはお休みです。家族であるところに行く予定(うーーん天気が心配)なのですが、そのお話はまた来週!!
2006年03月11日
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ウリンの比重は1.0・イペは1.1程度といずれも水に沈むほど重く詰まった木なのですが、木の表情はまるで違います。昨日は数十枚並べたところを見て頂きましたが、今日は1枚をアップにしてみました。木目がはっきりしている上がイペで、年輪があるのかどうか分からない下がウリン。この違いが経年変化にも現れます。イペは、ザクッと大きな割れが入ることがあります。ウリンは全面に細かいヒビのような干割れが入ります。ウリンは素足で歩けるけれど、イペは棘が刺さるという書き方を見たことがありますが、表現上どうかと思います。実際には上に書いたとおり。実際にはどちらも刺さると無茶苦茶痛いです。(デッキを作ると私の手は棘だらけになります)ちなみに施工直後の触った感触が滑らかなのはウリンですが、半年を経過したらおそらくイペの方が良い感じだと思います。ウリンは最初は滑らかですが、どうしても日割れができるためにすべすべ感には乏しくなります。ついでに経年変化による色の変わり方について。イペは、すっと色が抜けて銀白化します。(まだらな部分はコントラストとなって残ります)ウリンは段々と黒ずんで、その後色が抜けて銀白化します。(色目が揃っている分綺麗に色が抜けます)どちらが好みか下の写真を参考に考えてみてください。「ウリン半年経過」・・・・・「ウリン3~4年経過」・・・・・「イペ4~5ヶ月経過」・・・・・「イペ3~4年経過」
2006年03月10日
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赤道直下にだけ、無茶苦茶目の詰まった硬く重い木ができます。ブラジル・インドネシア・中央アフリカの諸国。こういった国から、ハードウッドと呼ばれる木が取れ、世界各国に輸出をされているのです。ブラジル産のイペは広大なアマゾン川流域で取れるために、その産地は広く、また細かく分けると20種類くらいの木の総称でもあります。インドネシア産のウリンはブリアンと呼ばれる木材のうち、カリマンタン(ボルネオ)島で取れるものを差します。産地が広い、狭いというだけでも一つの特徴を見出すことができます。イペは木目や色合いが様々。 一方ウリンは比較的揃っている。このあたりは木の性質なので如何ともしようがありません。イペで色目を揃えて欲しいというご要望が時々あります。それはこういった特徴を考えていないご要望であり、お応えする事はできません。「色目を揃えるのが一番の目的なのでしたら、イペは辞めた方がいいですよ。」としか答えようが無いのです。自然のものですから、それぞれ違った性質があります。それはある一面からみると長所であり、違った側面から見ると短所になることもあります。そういうことを知った上であなたの好みの材を使って欲しいものだと思います。(写真上・ランダムな色目が美しいイペ写真下・同色でまとまって美しいウリン、いずれも私の施工現場より)
2006年03月09日
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昨日のコメントからちょっと書きたいことができましたので今日のテーマを変更して イペ VS ウリン としてみました。ウリンが使われだしてまだ10年程しか経ちませんので、これまでに市場に出回っているハードウッドはおそらく圧倒的にイペが多いと思いますが、現在の売れ筋はどうなのでしょうか?私は関東の事情は分かりませんが、関西の事情はだいたいのところを把握しているつもりです。私の実感では、ウリン3:1イペ あるいは ウリン4:1イペ 程度だと思われます。公共事業や大規模な施設ではこの比率は逆転し、民間需要ではもっとウリンの比率が高いのが実情でしょう。多分DIY向けの通販ではウリンに力を入れているところは多くてもイペに力を入れているところは少ないと思います。だからイペの欠点を強調するサイトをよく見かけるのは私だけでしょうか?次回はそれぞれの材の長所や欠点を見ていきたいと思います。(写真上・イペ、国営讃岐まんのう公園 7~8年経過 写真下・ウリン、私が2005年暮に施工したデッキ&フェンス)
2006年03月08日
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2002年春 ウリンと言う木を知りました。ウリンを紹介しているうちにチョッとした疑問が沸きます。香川県ではその頃サンポート高松の再開発事業が大詰めを迎えていました。高松駅付近から赤灯台まで延々1kmに渡って木が敷き詰められています。(写真)あれって何の木?坂出駅にもそういえばボードウォークがあります。あれって何?数年前に妻と東京に行ったときに、竹芝桟橋横のホテルに泊まりました。あそこにもそういえばボードウォークがあったな。ぜーーんぶイペそうか100年腐らない木はあんなところに使われていたのか。それなら神戸のモザイクもそうだろうし、お台場もそうだろうな。マジレンジャーなどのスーパー戦隊でよく映る六本木ヒルズもそうなんだよなぁ。というわけで、あなたの近くのボードウォークを見てください。たいてい「イペ」が使われていると思いますよ。
2006年03月07日
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2005年夏に大阪に行ったときの話です。Mさん「今横浜にレッドシダーのKD(人工乾燥)材があるんですが、これが良い。色目は揃っているし、不良率が5%以下なんです。」私「へー? レッドシダーを現地でKDしているところがあるんですか?」Mさん「現地の製材所に頼んで作ってもらったんですよ。これから全面的にKDに切り替えようかと思っているところなんですよ。」それから3ヶ月ウエスタンレッドシダーKD材の販売を開始することにしました。私が知っている限り全国にレッドシダーのKD材を扱っているところは他にありません。(もしかしたら国内で人工乾燥をしているところはあるかも知れません)さっそく地元でパーゴラの仕事を請けましたので、KD材を取り寄せてみました。これまでの材と比較をすると、滑らかさという点では若干劣りますが、色目が薄いピンクで綺麗に揃っています。(1枚だけ黒っぽいのがありましたが)反りやねじれはほとんどありません。「これ良いじゃない!!」ここで一つの方向性が見えました。うちは「乾燥材」で差別化しよう。木は乾燥する過程で収縮し、反ったりねじれたりします。乾燥前に選別するのと乾燥後に選別するのでは、全然意味合いが違うのです。ソフトウッドのラインナップを改めて見直してみるとSPFはKD材レッドウッドはAD(エアードライ・自然乾燥)材広島のレッドウッドもAD材いずれも乾燥材と言って問題ない材ばかり。そこで2005年11月「ソフトウッド乾燥材宣言」と銘打ったのです。
2006年03月06日
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皆さんコメントありがとうございます。コメントのおかげで今日書くネタの方向性が定まりました。広島のTさんと平行して、大阪のMさんとも話を進めました。Mさんも同じマクミラン社のMBデッキグレードを扱っていましたが、ココで面白い話を聞きました。バンドル出し(2x6の場合144本が1バンドル)と、バラ出しで単価が違うのですが、品質も違うというのです。バンドル出しはワンフェイス・バラだしはツーフェイス。ワンフェイスは、片面が綺麗だと片面が多少悪くてもOK。ツーフェイスは両面綺麗な材のことです。全国に流通しているレッドシダーウッドデッキ材の大半はワンフェイスです。販売するときの検品体制により、どの程度の材をハネるかでツーフェイス限定で出荷しているところはあるかも知れませんが、キッチリやると2割~3割程度はハネ材になってしまいます。ですから通常は良い材も多少劣る材もあわせて出荷をします。Mさんはこうも言いました。「うちの材は、全国に流通している材のランクで言うと中の上です」この方はとても正直な人です。この人は信用できると直感しました。私もサイトでその言葉を使いました。中の上というのは、全ての材が中の上というのではなく、上や中の上や中が混じっているという意味です。中の下はハネるのです。よくホームセンターの材は悪いという話を聞きますが、当たり前のことです。ホームセンターでは、検品をして並べることはまずしないと思います。並んだものからお客様が検品して良い材から順番に買って行きます。ですから、並んだ当初には上も中もあるはずなのですが、まず上が売れ、中の上が売れ、中や中の下が残るというわけです。天然材ですから、工業製品のように均一なものはありません。良い材を出荷することは販売する側の使命だと思いますが、多少の傷・汚れ・割れがある材が混じることがあります。それがダメだといわれると、価格面を見直さざるをえなくなります。このあたりのバランスが難しいところです。レッドシダーで全国で一番素晴らしいと思われる材を私は知っていますが、私が販売している価格の3~4倍します。原木を持っていて、国内で数年掛けて自然乾燥をして、製材をしています。巧の技術。 それらが見直される時代がくればいいのですが。
2006年03月05日
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ちょうどその頃、地元の業者さんから、店舗の外壁のアクセントにレッドシダーを使いたいというお話を頂き、さっそく広島から材を取り寄せました。着いた材(写真)は、やはり滑らかすべすべ。 私は自信を持って、指定された塗装店に納品しました。ところが納入の翌日電話があり、全品キャンセル。「こんな悪い材は使えないとお客様が言っている」ということでした。どこが悪いのか納得できなかったので聞いてみると「節が多い」、「色目がバラバラ」、「欠けたり、割れたりしている材がある」という話でした。100本近い納品でしたので、その中の数本が悪かったというのであればそういったこともあるかと思いましたが、根本的に材の選定が間違っていたようです。レッドシダーは「節があります」、「色目は揃いません」、「中には多少欠けたり割れたりしている部分もあります」この部分を強調せず、「良い材ですよ。」と言った自分を後悔しました。翌日材を引き取りに行ったときに、業者の人に聞いてみました。「こんなに短時間でこれよりいいレッドシダーが手に入ったのですか?」「ホームセンターでホワイトウッドを買ったんですよ。」うーん。 これは深入りせずに正解だったようですね。
2006年03月04日
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2004年秋、会社の人からウエスタンレッドシダーを輸入している業者の人を紹介して頂きました。そのうちの一人が広島のTさん。彼は、営業も仕入れもしているのですが、レッドシダーの品質に関して非常に厳しく、常に良い材を求めて現地と交渉していました。「結局マクミランに戻ってしまいました」彼は笑いながら、私に話してくれましたが、いろいろな製材所の材を見た結果、カナダ最大手のマクミラン社(ウエハウザー社に買収され、現在はカスケディア社に変わる)のMBデッキ(プレミアム)グレードに行き着いたといいます。彼は国内での保管や検品にも気を使い、必ず梱包をばらし、1本1本桟を入れて風が通るようにしています。(写真)そのレッドシダーはそれまで私が見ていた材とは明らかに別ものでした。触るととても滑らかで、しかも明らかにシラタと思える材はありませんでした。これだ!!在庫を持って商売をするよりも、全国にいる信頼できる業者さんと手を組んだ方が良い材を提供できることを感じました。それまでDMBホームのサイトのおまけとしてデッキ材通販を運営していましたが、ウッドデッキネットとして完全に独立をすることを決めたのです。ネーミングはドメインそのままなのですが、「ネット」という言葉が気に入りました。仕入れのネット、お客様のネット、インターネット。 見えない網がドンドン広がっていくような気がしたのです。
2006年03月03日
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書き込みがあると楽しくなりますね。 皆さんこれからもドンドンお願いいたします。さて、昨日の材をひっくり返してみました。下から2番目の材を見てください。両端の色がなにかおかしいですね。これはカビです。カビるのは、シラタと呼ばれる辺材部分。辺材は、まだ成長過程にある部分で、木が生きています。その分養分が多く、カビたり腐ったりし易いのです。昨日の質問に戻りましょう。まずいのは上から2番目と下から2番目。いずれも「シラタがかんでいる」ので、あまり望ましい材とは言えません。ウエスタンレッドシダーを使う方は、「レッドシダー=腐りにくい木」だと思っていると思いますが、「レッドシダーの心材(赤み)=腐りにくい部分」ということを忘れてはいけません。残念ながら国内に入ってきているレッドシダーの品質は年々悪くなっています。赤みを指定しても、かなりの確率でシラタがかんでいる材が入ってきています。特に2x4に関しては、シラタがかんでいない良材を入手することなど不可能なのではないか?一昨年前の秋までそう思っていたのです。
2006年03月02日
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ウリンの通販をはじめた2003年夏。私の事務所の横にウエスタンレッドシダーが山積みされていることに気付きました。うちの会社は、小売はやってませんので、香川県の工務店や造園業者さんへの卸売り用。インターフォー社のエリートもしくはリーガルクラスで、2x4,2x6,4x4の12F・14Fを常時在庫していました。それまでの私はウッドデッキにさほど興味もなく、そこにレッドシダーがあることすら知りませんでした。「なんや! レッドシダー在庫しとったんか! それなら通販の第2アイテムは決定やな」ウリンほどではありませんでしたが、チョコチョコご注文を頂きました。多くの方から、ホームセンターにあるものより良い材だとお褒めを頂きました。それから1年ほどして、レッドシダーの在庫は辞めるとの通達が・・・???「通販できないやんか。」理由は単純明快。良い材が思ったような価格で入手できないことと、保管・検品体制の問題。写真は当時販売していた材なのですが・・・今見たらこれはまずいな!!という材があります。皆さんどれか分かりますか?
2006年03月01日
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