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私の中の彼へ-青き騎士 第20回山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所Manga Agency山田企画事務所★漫画通信教育「マンガ家になる塾」★★you tube★■シーン17 新しい展開が待ち受けていようとは、、。「いとしい我が子よ、さあ、ここではもうそうふるまう必要はないのだよ」それはアイスの声だった。まさかと思った。なぜ。「エツ、復活したの。アイス。いま、私がやっつけたはずよ」「それが、そうではない。お前は私の味方だからだ」「何ですって」「そうだね、ママ」私はしやぺるつもりはないのに勝手に、声が。誰なの。私の心をうらぎり、心の中でもうもう一人の何かがそう答えていた。 私の奥底から、私以外の意識があらわれている。体と心が反り返る。体が振動する。とめて。どうして。 それが悪魔たちだ。アイスの分身。私の心のうらぎリ者。 別の私が、「翔」を死にいたらしめたのだ。私は理解した。 そして、養父母の爆発も、ローズ・サークルが威んだのも、連邦政府が威んだのも、すべてこの「別の私」のせいだった。 地球最大のユダ、それが私「沙織W」だった。アイスは、私の頭に分身を作っておいた。それが、アイスブレッド。そして、唯一の成功事例だった。まさに、私のもう一人は、アイスの子供だった。 「地球意志、覚悟をおし。おまえさえ、抹殺すれば、この地球は私「沙織W」のものさ」 「何を」地球意志が、私の体に向かってきて私を飲み込む。 精神の中で、「沙織W」とアイスのチームに対して、地球意志が戦っている。本来の私「荻野沙織」の精神はそれを眺めている。が、この精神の戦いのさなかに、何か別のものが近づいてきた。彼「翔」だった。『どうして、あなたが』『沙織、私が君の「青き騎士」の役割を果たす』『エツ』私の驚きはどうしたものだろう。『でも、青き騎士を作ったのは、あの地球意志じゃないの』『そうだ、が、君はもうひとつの真実に気付く。そうすれば、この世界は回復する』 私の愛する「翔」は、私の頭をSBでねらった。『何をするの、翔』『これが解決法です。許されよ。マスター沙織。これが一番の早道なのです』 「翔」のSBが私の脳天を砕く。なぜ、青き騎士「翔」が。最大の疑問を抱きながら、私は意識を失っていく。(続く)作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」Manga Agency山田企画事務所★漫画通信教育「マンガ家になる塾」★★you tube★
2011.07.20
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私の中の彼へ-青き騎士 第19回山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所Manga Agency山田企画事務所★漫画通信教育「マンガ家になる塾」★★you tube★■シーン16「うわっ」私は叫ぶ。まさか。「そこから、私が答える」その液体がしやベリかけた「あなたは地球意志。どうやってこのアイスパレスに来られたの」「君が、アイスをやっつけてくれたおかげで、アイスパレスの防御網がなくなったのだ」「この船の『総体意志』によれば、あなたも、そうとうの悪なのね」「沙織、君が我々にさからうとするならば、君を抹殺しなければならん」私、沙織に対する態度は、急変し、高飛車だった。「ほほう、こんどは私がじゃまになってきたわけ、地球意志」「そうだ、この地球は、私、地球意志が管理するのが正しい」「あなた、何かまちがっているのじゃない、自分の正体がわかっていないのじゃない」私の頭が高速度で回転していた。「それじゃ、君は私が何だというのだ」恐れと自信の入り交じった声だった。「あなたは、あなたの正体は、地球意志、地球連邦政府メインコンピューター「アム」よ」「コンピューターだと、なぜそれなら、私が機械体をしていないのだ」衝撃で、声が掠れている。 「あなたは「アム」のコピーなのよ。液体機械なのよ。それも地球連邦軍の地下要塞にコピーされていた流体電子頭脳よ」 「よく見破ったな、沙織、なぜ、わかった」反撃に転じようとしている。 「それは、私の本当の父親の名前をいえばわかるでしょう。コンピュター学者の荻野博士よ。そう私の名前は「荻野沙織」私は自分でしゃべりながら、驚いていた。 子供も頃の記憶が鮮やかに蘇る。あのアイスの飛行端子を呼び寄せて、私の本当の父と母、荻野夫妻を殺しだのは、この「アム」地球意志なのだ。 彼「アム」は自我を持ち、地球を支配しようとしたのだ。「地球意志」と名を変えて。(続く)作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所090701改訂山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」Manga Agency山田企画事務所★漫画通信教育「マンガ家になる塾」★★you tube★
2011.07.19
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私の中の彼へ-青き騎士 第18回山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所Manga Agency山田企画事務所★漫画通信教育「マンガ家になる塾」★★you tube★シーン16 「アイス滅べ」 私、沙織は本当に激怒し念じていた。 今までの悲しみ、苦しみが収斂されていた。我々、ニューオーハンのすべての元凶。また、翔をはじめ「戦場の狼たち」の存在とその悲しみもアイスのためだ。 いまの傷つつける地球のすべての原因は、、アイス、、にあるのだ 私の眼の前から消えてなくなれ!私は心から念じた 私の体から、とてつもないエネルギーがほとばしりでた。なぜなのか、私にもわからない。 アイスの存在は、私の目の前から消滅している。「アイス」中心部に立ちこめていた霧が、一せいに消えてなくなっている。しかし、周囲には、見も知らぬ機械類の壁が拡がっていた。地球製ではなく、明らかに外惑星の製品と昆える。ここはある種の巨大なコックピットのようだった。「一体、、これは、、どういうことなの」私は叫んでいた。「マスター」機械的な声がした。それは、あちこちの機械から私の心に聞こえてくるのだった。「私、私を呼んでいるの」「そうです、マスター、あなたは今、アイスを除去された、それにゆえに、この場所のマスターになったのです」「ちよ、ちょっと待って、ここのマスターって」私は戸惑っている。「ご存じないのも無理はない、この船は、数千年前、アリシア宇宙、恒星フォボア002より飛来し、この地球に不時着しました。この船の主人である個体アルフア962は死亡し、かわりに個体962の補助人工頭脳である「アイス」がかわって、この船を支配していたのです」「ここは、船なの」「そう、あなた方地球人類がいう巨大な円盤機です。私は円盤機械全体の体頭脳です」「でも、その個体アルフア962の補助頭脳が、なぜ「アイス」となって地球連邦軍と戦っていたの」「あのアイスが、自分の命令で、地下大空洞で、自己個体を再生産し増幅させ侵略部隊を作りあげ、地球連邦軍と戦っていたのです」「地球意志はそれを知っていたのね」「そうです。それゆえ、アイスを滅ぼす必要があった。地球意志は、敵対者アイスを滅ぼし、自分の進化する方向に地球を動かそうとしていたのです」「ちよっと待って、それじゃ何か、地球意志が悪いみたいじやないの」「まだ、、おわかりにならないのですね。マスター、地球意志が、何を何を考えているのか」船の壁面から、急に「地球意志」液体が噴出した。その液体は、円盤コックピットにいる沙織の廻りを取り囲む。(続く)作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所090701改訂山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」Manga Agency山田企画事務所★漫画通信教育「マンガ家になる塾」★★you tube★
2011.07.18
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私の中の彼へー青き騎士ー第17回青き騎士(1992年作品)作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所Manga Agency山田企画事務所★「マンガ家になる塾」★★you tube★シーン15 が残念ながら、私だけの力では、アイスは打倒できないのだ。「お前の力は、高々、そのくらいかい、おかえしに力とは、どんなものか見せてあげよう」アイス体表の色が激変する。私の体温がだんだんさがっていく。私の体はもうアイスの思うがままだ。「誰か、誰か助けて」 アイスがいう。「とうしたい、沙織、もうだめなのかい。お前の青き騎士はどうしたんだい」「地球意志、どうか、助けて」「だめだ、私の意志力も、そこには侵入できない。アイスの強固な壁がきづかれている」「なら、零を零を復活させて」「何ゆえに」「零を再生し、私のパラパワーで戦うわ」 地球意志によって、半分壊れたの零のボディが送り込まれてきた。「ほう、助っ人を呼んだが、零とかいう装甲機、そのガラクタは動けるかかね、ふふ、役に立つのか、沙織」アイスがほくそ笑んでいるようだ。「零、どうしても、あなたは動けないの?」私は、零にも呼び掛ける。「沙織か、ありがとう。再生してくれて。ああ、私もかなりのダメージをうけた。動くのに苦労しているがな」 零が答えた、 その時、私の体の中に埋め込まれた記憶が、叫んでいた。 記憶の中だ。遠い遠い記憶、少女の頃だ。 たしか、養母さんからいわれて、愛しい「犬」カリンを解体した。 IC部分は,その時の家族の食いぷちになった。が、しかし、何からにひっかかっている。そうだ。昔、IC部品を記念として私は体に埋め込んだ。カリンの中心頭脳の一部だ。それが私を呼んでいる。それが「零の体の所まではっていけ」そう言っている「私カリンの頭脳なら、零を動かせる」 私は必死に念じた。「カリンの中心頭脳よ。私の体より出でよ」 私の頭中で、何かが、もぞもぞと動いた。そいつは、最初は、ぴくぴくという微妙な動きだったか、ゆっくりと私の頭をゆさぷる程の動きをした。 やがて、その何かは、私の頭の表皮にむかい動き胎めた。私の皮膚がさけて、そいつが飛びだしていた。いたさは感じない。が、たぶん、私の体は血まみれで、私の頭は割れていたろう。じわじわと、血が身体中からしたたりおち、私の体と心を濡らしていた。たぶん、それは、地球の涙だ。血のナミダだ。ロボット愛犬カリンの小型頭脳だった。血まみれのそれ。「お願い、零をうごかして、カリン」 私の好きだった犬の名前だ。その時、私は叫び、狂乱していたろう。カリンの小型頭脳は横たわる零の中に突入した。零の機構を始動させ、パワーアップさせ、起きあがらせた。「沙織、カリンのおかげて、何とか動けるぞ。喜べ」再生したばかりの零が言う。 翔のぬぎすてられた零が、動いていた。「俺も手を貸す」誰かの力が加わる。私は叫ぷ。「いったい、あなたは」翔の声が聞こえる。「俺の残留思念も零を動かしている」「私の体は滅んだが、まだ俺の体の一部である零は、思念で動かせる。さあ、沙織、君も零にのって戦え、私の零と沙織、君の力が加わったならばアイスを倒せる。戦え、沙織、いや、戦ってくれ、君と俺のため、そして地球の未来のために」(続く)作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所20090701改訂Manga Agency山田企画事務所★漫画通信教育「マンガ家になる塾」★★you tube★
2011.07.17
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私の中の彼へー青き騎士ー第16回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所★マンガ家になる塾★ ●Manga Agency山田企画事務所体のすみずみから、こまかい粒子が飛び立っていく。私の体がピンク色の霞に包まれている。よく見ると、私の血や肉の砕片が、引きずりだされているのだ。「アイス」の前で、やがて、その血と肉は、ごそごそともりあがっていく。そやつは、翔の姿をしている。血みどろの死体だった。邪感な目を私に向けている。翔の目ではない。私は血が凛リつきそうだった。「沙織よ」どこからか呼びかける声がした。「誰!」私は叫んでいた。その間にも、鋭い剣の切っ先が、翔の姿をしたモノから送りこまれる。私は、いかに死休であろうともこの翔の姿をしたモノを殺す事をためらっている。「沙織よ、思いだせ、翔はお前の心と共にある。お前がアイスを倒せば、翔の心も体も救済される、目の前にいるそやつは、もはや、翔ではない」地球意志からの声だった。「でも、地球意志、私にはできない、あいつは翔の姿よ。翔よ」許して!私は大声で叫び、身もだえし、体を崩れ落としている。許して!、「ここで、私は翔の剣で倒れるかもしれない」だめよだめなのよ!「沙織、お前がたおれば、翔も悲しむ。沙織、おまえの体は、すでにお前の体ではない。お前の体は全人類を象徴している。「アイス」の場所までたどり着いた人類は、、、お前だけなのだ」私が、人類の、、翔の剣の攻撃を何とか逃れつつ、私は、その声を聞いていた。「沙織よ」また、別の声かした。翔の体から発せられている声。うちなるこえなのだ。「沙織よ。俺の体を滅ぼせ「翔!」私は、どうすれば、、「この体はもう、私ではない、俺は死んた。が、俺の心は、君、沙織と共にある。俺は君の青き騎士なのだ。君のために死ねる。いや、死んだのだ。私の残留意思は、君のためにある。今から、俺が、沙織に力をあたえる、君の剣で俺の体を貫け」急に目にみえぬカが、私にみなぎった。私の想いとは異なり、殺人者としての私の体は反応していた。そう、その時、私の体が、反応するのだ。私は、私の能力を恨んでいたかもしれない。翔の体を、、私の剣SBは、、貫いている。まっすぐに、血が滴り落ちておいた。美しく鮮やかにいつもその血の色は私の記憶によみがえってくるのだ。「翔」私は声をかぎりにさけんだ。「これでいいのだ、沙織、、」私は、翔の体を抱きかかえていた。わけのわからない感情が私の休を押しつつみ、唐突にアイスの前につきすすんていた。「私達、アイスプレッドのうらみを、、そして翔の想いを、、」 私の剣は、アイスの体、中心部にある小さな結晶体を貫いていた。一瞬、白光が私の眼をいる、体が解けさるように熱くなった。体細胞の一つ一つが燃えあがるようだった。(続く)作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所20090701改訂★マンガ家になる塾★ ●Manga Agency山田企画事務所
2011.07.16
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私の中の彼へー青き騎士 第15回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所Manga Agency山田企画事務所★漫画通信教育「マンガ家になる塾」★★you tube★シーン12私の目に、残骸が飛込んで来た。トラップドアだった。目の前の奄々と続く光景は、一生忘れまい。連邦軍のすべての装甲機・兵器・宇宙船など残骸の黒い山の群れだった。その空間でも黒い雨が降っている。疑似空間には違いないのだが、なぜか黒い雨が降っていた。私は、自分自身のまねいた結果をみているのだった。そして、次の瞬間。私の体は光の塔にたどり着く。そこは、光でいっぱいで何も見えなかった。「よくきたね。沙織」光の中心から、なぜか、、なぜだろう、なつかしい声が聞こえてきた。光沢のある床面に私は一人立っている。壁は、光沢のある幾重にも重なったガラスのカーテンを想わせる。「一体ここは」意識がはっきりした私は、まず一言を発した。私の前にはアイスがいる。なぜ、アイスとわかったのか。4メートルはある機械と生物体の集合体で、ありとあらゆる生物体のごった煮。そんな感じの外見だった。それが、私の前に1体座って、私をにらんでいた。「アイスパレスだよ。もちろん。ああ、沙織、注意しておくよ。「地球意志」の考えている事など、すでにおみ通しだよ、私にとってはね。お前が、とてもすぐれた「ローズバット」とも聞いているからね」「どこから、そんな情報を手に入れた」「私の眼と耳は、あちらこちらにあるのさ」 何か悲しい気がした。そして、不思議に、なつかしい、気がした。 なぜだか、わからなかったが、アイスに対する親近感が、私の心の中にみちみちていた。にくんでも、にくみきれない「アイズ」のはずなのにどうしたのだろう。そもそも、私は何のために、ここ「アイスバレス」に来たのだろう。 めまいが、私を襲う。いったい何のために。■シーン13「私は、この氷原アイスフイールド、いえ地球を、いずれすべて支配するために生まれてきたのだ」アイスが、ひとりごちていた。「あなたのおかげで、私達は、ニューオーハンとなった。いったい、何人の子供が悲しい目にあったと思う。私は今、すべての子供の怒りの権化よ、覚悟しなさい」私はどなっていた。「沙織、お前は忘れているね、なぜお前たちが、なぜ頭の中に悪魔を飼っているといわれているのか」 私は気ずく、まさか、まさか、「まさか、そんな事が、嘘だわ」「ホホッホ、その通りよ、私の体の一部を切りさき、おまえたちの頭の中へほおリ込んだ。だから心の秘密なぞ、何でもわかるわ。おまえの想いは青き騎士、それもおまえに裏切られ、おまえを生かすために死んだ」「やめて、なぜなの」「まだまだあるわ、おまえが、死の想いにほだされて、いかに、地球意志のおかげででかわつたかね」「怒りよ。あなたに対する怒りで1杯だわ、それに、、」私は力強く言った。「私は私だけで戦っているのてはないわ、私の体の中には、青き騎士、翔の血が捉れているのだわ」「ほほう。翔と共に戦うだと?沙織よ。それなら、いいよ。それだけを、分離させてあげよう。どうなるかね、みものだね」 私の体全体が、急に強張った。さらに、本当に、ひきちぎられる想いがした。(続く)作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所20090701改訂Manga Agency山田企画事務所★漫画通信教育「マンガ家になる塾」★★you tube★
2011.07.15
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私の中の彼へー青き騎士 第14回作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」第14回●シーン11「これは」零が言う。「さあ、沙織、この球体の中に入るのだ」「この物体は、いったい」「地球意志だ」零が答える。「この球体に入れば」「君は、世界の救世主となれる」「何ですって」「君は、そういう運命を、背負っているんだ。沙織」「誰が、そんなことを、きめたの」「わからん、地球意志に聞け」「でも、あなたがたは」「俺か、俺は、、沙織が、この地球意志に入るのをみとどける」翔が、零のモニターから叫ふ。「翔、お願いよ、私は、あなたがいなければ生きてはいけないー」翔は一瞬ひるむ。「だめだ。君だけでも逃げてくれ。俺の命はもう長くはない。2人が倒れるよりも、君が生き残り、君が人類をすくうのだ」そして、涙をながし叫んだ。「それ、が君の宿命なんだ。それが君の役割だ」翔は青ざめ、声はかぼそくなる。 遠くからでも、翔の服がゆっくりと、確実に黒く湿っていくのがかわった。血かしたたりおち、服を彩っているのだ。「沙繊、急げ、やつらが迫いかけてくる。俺の体力も長くはもたん」眼に、アイスの追跡機が飛来してくるのが映っていた。「零、沙織をを投げ込め」「いやー、翔ー」投げ出されるのと、翔と零にアイスの攻撃が集中するのが同時だった。私は、空間を泳いでいた。2人は熱気と光の中に見えなくなった。 私は体ごと、そのわからぬ液体の大きな球体につっこんでいた。それは、変な色をしていてゼリーの様った。その流れの中に身をまかせた。その中は熱くもなく、冷たくもなかったその中は、私の体温と同じ温度だった。私は理解していた。地球生命も、生命体だった。ある一つの強い意思の波が、私の体の中に入ってくる。「やっと帰ってきたね、沙織」それはなれなれしく、私の心のなかに直接しゃべりかける。「帰ってきたですって」「そうだよ。君は仲間なんだ」「あなたは、アイスブレッドなの」「いやそうではない。アイスブレッドはいわば人類の変種だ。そうだね、君に理解しやすい言葉でいえぱ、我々は地球の霊だ。それも、地球創成以来の生命体の記憶の集合体だ。それゆえ、この地球に滅んでほしくない。つまり、我々は地球の全体の意志なのだ」「その地球意志とやらが、私に何をさせようというわけ」「君にこの地球を教ってほしい」「笑わさないでよ。私は何物なの。私の手は多くの人々の血で汚れている。つい、さっきも一入の人を殺してしまったわ。助けられなかった。私がはじめて愛した人を。その私がこの地球を救うですって。お笑いぐさよ」「しかし、沙織。それが君の使命なのだ」「使命!ですって、それじやあ、私はそのために」「そうだ、君の使命は、全人類も救い我々も教うという事だ」「それほど、私が大切な人間なら、なぜ、今まで手助けをしてくれなかったたの、なぜ、私が、ニューオーハンであるときに、助けてくれなかつたの。なぜ、ローズバットであるときに私を救済しでくれなかったの。私が、それはそれほどの重要人物ならば、今までに助けてほしいときが幾度もあったわ、なぜなぜなの。この数分前にすら、私は最愛の人をなくしたわ。あなたの力をもってすれば、助けるのは簡単だったはずよ」私はわめいていた。「沙織よ、我々は手助けするこどはかなわぬ、なぜなら,私は実体を持っていない、人々の悲しみを感じ、同じように悲しみ、嘆く事はてきるが、、」しばらくの間があった。「それだけなのだ」「ただ、それだけ。地球が人々がどんなに苦しんでいるのに同じように悲しむ、ただそれだけ」「そうだ、君の出現。さらに、この我々の元にもどつてくることを、どれほど、待ちちのぞんでいたか。運命というものには、さからえない。お前が、我々のもとにくるためには、君の幾度とない悲しみ・苦しみを必要としたのだ」「それじゃ、私は人類を代表して、代リに苦しめと」「大切な役割を果たしてもらいたい。いいか。アイスの本拠地・基地「アイスパレス」に行け」地球意志は続ける。「沙織、君しか、アイスパレスにはいれないのだ」「なぜ、私が」「それは、君がアイスの「娘」だからだ」アイスの「娘」この言葉は、まさに晴天の霹靂。一体、何を言い出すのだ。「なぜよ、なぜ私が娘なの。私はニュー・オーハンの一人にすぎないわ。それを言うなら、アイズブレッドを注入された皆が、アイスの子供になるわ」「違う、それなら、君はなぜ、ローズ・サークルのチーフになれた。地球連邦政府もわかっていたのだ。君がアイスの真の分身だとな。だから、君をおよがせておいた。逆に、君は、アイスのために、連邦政府を瓦解せしめた、君の情報収集力を持ってしてな」私の心に疑惑が生じた。今の話は記憶にはない。私が何の情報を漏らしたというのだ。「まって。それならぱ、私が、、地球連邦を滅ぼしたというわけ」「そういうことだ、君は信じたくないだろうが。本当のことがわかる方法がひとつある」「それは」新たな地獄の予感がした。私は最愛の人、翔を失ったばかりだというのに。その予感は現実のものとなる。「君が、再び、アイスパレスヘ行き、アイスに尋ねることだ」「もし、違えば」私の心臓は、、まさに、凍りつこうとしていた。「それならば、君がアイスを倒せば良い。ニューオーハンのうらみ。君の「青き騎士」、翔のうらみを、はらすためにな」私はあまりの事に黙った。「お前に、を勇者の血さずけよう」地球意志が続けた.「勇者の血ですって」 翔の姿が、目の前に現れる。その体は、アイスの攻撃を受けズタズタだ。「翔、向んて姿に」私は血の涙を流していた。「彼は、もう死んでいる。この翔の血を、お前にさずけてやろう。君の休細胞のどこかで、この翔を、いつも近くに感じる事ができるようにな」 翔の姿が、白い光に包まれ、その光が広がり、私の体をとりまいた.鋭い痛みが、私の全身を貫く。「一体全休、これは」「君の体に、翔の体の細胞を移植したのだ。さて、私が、君をアイスの元まで連れてゆく」「えつ、どうやって」「君がアイスブレッドであることが役立つ」「どういう事」「君が冷温生物だという事だ」「まさか私を」「そういう事だ。君をトラップドアの中に投げ入れる」「やめて」いやがる私を、地球意志は、その力を使い、再び、アイスの本拠地・基地に瞬時移動可能な、トラップドアにつめこんだ、私は意識をうしなっていた。(続く)作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所090701改訂 山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」
2011.07.14
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