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2024.12.29
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カテゴリ: 歴史箱
最後のほうは端折った感がありましたが、ようやく結論にたどり着きました。
それでは結論部分です。

Conclusion:
A New East Asian Order Nationalism has proved stronger than either communism or capitalism.  In other words, in the face of nationalism, in a real sense ideology does not matter.  With the end of the Cold War, the newly freed East European nations elected non-Communist governments while the US military superpower proved less than almighty against Asian nationalism.  But what separated the winner and the loser in the Cold War was their understanding of legitimate movements in Asia and other parts of the world.

(対訳、一部意訳)

新しい東アジアの秩序 ナショナリズムは、共産主義や資本主義よりも強いことが証明された。言い換えると、本当のナショナリズムの前では、イデオロギーは重要でなくなるということだ。冷戦が終結して、米軍のスーパーパワーもアジアのナショナリズムの前では万能ではなかったことがわかる一方、新しく自由になった東ヨーロッパの国々では、共産主義ではない政権が誕生していった。しかし、冷戦の勝敗を分けたものは、アジアや他の地域における正統な運動を理解していたかどうかであった。

(解説)
ここからが結論部分である。当然、ナショナリズム的歴史観でエッセイを締めることになる。

Having contravened its own ideals in which all nations and peoples are treated equally, the US failed in its policy toward Vietnam.  But it soon corrected its policy, recognizing it as excessive interventionism.  On the other hand, the Soviet Union kept on extending its power by force in the Third World in the 1970s and the first half of the 1980s.  It also came to realize, perhaps by 1985, its overextension and excessive interventionism, but it was too late.  By 1989, the Soviet Union found itself mired in contradiction: it finally collapsed from within.

(対訳、一部意訳)


(解説)
このパラグラフまでは、これまでの議論を総括する内容になっている。総括を入れるのは問題ないが、議論のまとめだけで終わってはならないのが英語論文である。

In the 19th century, East Asian countries were greatly shocked by the West in terms of civilization, technology, and military power.  Without exception, they experienced a huge Western impact.  The gap in military and economic power between the West and the East put Asian countries in a subordinate position to the West.  The West began to oppress the Asian peoples by using its military and industrial powers.  Only Japan resisted the West in a real sense, defeating Russia in 1905. 

But later Japan in the second half of the 19th century and up until the end of World War II turned out to only imitate Western imperialism―Japan was not a savior fighting for Asian independence.  Asian countries learned that they would have to gain independence by making their own efforts and paying their own costs.

(対訳、一部意訳)
19世紀、東アジアの国々は、西洋の文明、技術、軍事力にショックを受けた。例外なく、彼らは西洋文明の衝撃を味わった。東洋と西洋の間の軍事、経済力の差は、アジアの国々を西洋に対する従属的な関係へと導いた。西洋は軍事と産業の力を使って、アジアの人々を抑圧し始めた。実質的には日本だけが西洋に対抗し、1905年にはロシアを打ち破った。

しかし、日本が19世紀後半から第二次世界大戦の終結までにやったことは、西洋帝国主義の真似に過ぎなかったことが後に判明した。日本は、アジア独立の救世主ではなかったのだ。アジアの国々は、自分たちの努力とコストで独立を勝ち取らなければならないことを学んだ。

(解説)
ここでは、より長いスパンの歴史的な意義付けをしている。19世紀まで遡り、現在における東アジアのナショナリズムのルーツを見出そうとしている。歴史的には日本と他の東アジアのナショナリズムのルーツははっきりと異なる。前者は圧政者であり、後者は被抑圧者であるからだ。敗戦により自尊心を大いに傷つけられた日本は、ナショナリズム的なパワーを弱め、むしろ東アジアの国々のほうが、パワーがあるように感じられるのは、そのせいではないかと思われる。

Asian liberation from outside aggressors required a long and hard struggle after World War II.  The Cold War order hindered Asian nationalistic movements.  However, the American ignorance of Asian feelings having culminated in the Vietnam War, Asian nationalism gradually began to overtake that Cold War order.  Japan’s high economic growth, North Vietnam’s victory, China’s emergence as an international political power, and the rise of the Asian Newly-Industrializing Economies (NIES) proved that East Asia, having pushed aside Western oppression as Bruce Lee did, is now in turn having an impact on the West.  And it will be through such impact and through mutual understanding that East and West will be able to create a new world order which will benefit all of us in the coming century.

(対訳、一部意訳)


(解説)
最後のパラグラフでは、再びブルース・リーを引き合いに出しながら、アジアのナショナリズムが今度は西洋に衝撃を与えているのだと結んだ。そしてその衝撃の中で、新たな世界秩序が構築できるはずであると、未来を展望する形で締めている。イントロで触れたトピック(この場合はブルース・リー)に結論部分で再び言及するというテクニックは新聞の特集記事でもよく使う方法。エッセイ全体が締まるので効果的である。

ただし、今から思うと、全体的にずい分強引な議論の展開であるとは思う。評価できる点は第二次世界大戦後の東アジアの歴史を米ソの思惑を絡めながら、終始一貫して各国のナショナリズムの潮流で説明しようと試みている点であろう。視点がぶれていないので、読みやすくはなっている。

そういう論文では、英文速読法が威力を発揮する。イントロを読み、次に結論を読む。次に目次に相当する大見出し(このエッセイの場合は、「朝鮮戦争」「ヴェトナム戦争」「冷戦の終結」などの見出し)を読む。各パラグラフにおいては、最初の文章を読み、最後の文章を読む。それだけで、要旨は十分に理解できるだろう。
★★★


もちろん各節の下に、どこからの引用であるかを示すフットノート(脚注)がついているのですが、それは省きました。
欠点も多々見受けられましたが、評価はA-でした。
これぐらいでA-が取れるということですね。

自分でいうのもおこがましいですが、英語はまあまあ洗練されていました。
これも夏期講習で受けたダイアン・ウェイリー(Diane Whaley)講師の「上級英語」のおかげです。
その際購入させられたFowler & Aaronの共著『The Little, Brown Hnadbook』(Longman社刊)にはずいぶん助けられました。
コロンやセミコロンの使い方と例文、ウェイリー講師が言うところのカッコいい「Absolute phrases」の使い方などが詳細に説明されています。
英語で論文を書く際に必要な文法的な知識は、そこにすべて書かれていました。
(続く)





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最終更新日  2024.12.29 11:30:48
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