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2009.12.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
アメリカのフェルミ国立加速器研究所などの国際チームが「暗黒物質」らしい粒子を発見したという記事が新聞に出ていた。

私には暗黒物質とは何か、ということから分からないのだが、説明によると「暗黒物質」とは、「ダークマター」とも言われ、宇宙の約1/4を占める物資なのだそうだ。素粒子の5~6倍も存在しているが、光を発したり吸収したりしないので、正体は分かっていないということらしい。分からないのに存在しているというのは、何とも奇妙に聞こえる。

光を発していないということで、勿論光学的に観測できるものではなく、且つ、人類が現在、既知としているいかなる物質とも反応しないし、現在保有する計測器では、その存在を捉えることはできないということなのだそうだ。

光も放たず、その存在すら、確認することが出来ない物質、即ち架空ともいえる物質なのであり、未だに不明なのだということであった。何故そのような物質が考えられたのか素人には分からない。特に私などは、可視的な物は理解できるが、目に見えない頭の中だけに存在し、理論的には存在するという類のものについては、全く想像も付かないのである。

そういう意味で、「暗黒物質」というのは非常によいネーミングだと感心する。私などにも何だそれはと思わせるからである。

ここで、錆びた頭で、元素について習ったことを思い出すと、2006年の元素周期表には、原子番号111迄の元素が記載されている。その後、新聞などで、これまでで一番重い113番目の元素を理化学研究所が発見し、「ジャポニウム」とか名付けたとある。

さらに現在では原子番号116までの元素が合成されているらしいが、それが表示された新しい元素の周期表をまだ見たことがない。周期表の説明では、どうやら地球上に元から存在する元素は原子番号92迄で後は合成された元素のようである。
その中で、地球上の体積の80%近くを占める元素が窒素(N)なのだそうである。地球上とは、大気圏までの範囲を言うことかと理解している。

また、この窒素はあらゆる生物の蛋白源であり、アンモニアからアミノ酸に返還して利用することが食糧危機解決の方法として考えられているのだという。



窒素は元素であり、不活性のガスである。このように地球上で既に何らかの解明が成されている元素が116有ると言うことであり、窒素はそのうち体積で約8割方を占めると言うことである。
一寸奇異な気もするが、貴金属は別として、その他の金属などは、体積ではたいした部分を占めていないのだと言うことであろう。

元素の定義はその昔、「純粋な物質で、いかなる方法によっても2種以上の物質に分けることができない」とされていたが、物質を構成している最小単位の粒子として、原子の概念が導入されて、この原子が、元素の性質を規定する基本的なものとなったわけである。

暗黒物質は粒子で成り立ち、正体が不明の物質で宇宙に某かの形で、存在しているのだという。地球上で、正体が判明している原子からなる元素とは別の物質が、宇宙には存在するのであろうし、そのすべてが解明されているのかどうかは分からないが、解明されていない「暗黒物質」と呼ばれるものが25%もあるというのである。

我々が必要とする酸素は、地球上で約20%を占めていると説明されている。しかし、別の説明では、太陽系において、酸素は水素、ヘリウムに次いで多い元素であり、相対重量比では水素は酸素の1000倍もあるという。それでは、計算が合わないではないかと思うのだが、どうやら、重量と質量の差が原因なのか知れない。この程度が私の理解するところである。

「暗黒物質」など、物の本に依ればいろいろな書き方をしていて、私如き凡人が少々時間を掛けても理解の及ぶところではないし、又理解させようとしても分からないように書かれているのである。

その程度の知識しかないので、「暗黒物質」が40年も前から存在が予測・立証されていたなどとは、思いも寄らぬ事である。新聞の記事も、今回の発見が世界最初の発見だとするにはサンプル数が少ないために断定は出来ないとされている。その正体が解明できれば、銀河や星ががどのようして誕生したのかを知る上で重要な手がかりになるとされ、直接観測されれば、ノーベル賞級の成果だということである。

「暗黒物質」の提唱はスイスの天文学者であるとか、オランダの天文学者であるとか言われているが、なにやら銀河系が、存在するのは、お互いに引き合う力と遠ざかろうとする力のバランスに依っているとの考えで、銀河の存在が分散せずに存在するのは、どうやらニュートンの万有引力により平衡を保って居るのと同じのようであり、間に「暗黒物質」が存在しないと釣り合い上、平衡しないからなのだそうだ。

この間、ノーベル賞を受賞された小柴昌俊さんが検出されたニュートリノなども、この「暗黒物質」といわれる仲間であるようだ。ニュートリノが質量を持つことが確認され、質量を持つと言うことは、粒子が宇宙を光速で飛び回っていたのが質量によって動きにくくなったと言うことらしい。

動きが速いと言うことは質量が小さく、動きにくいと言うことは、質量が大きいと言うことで、いかにも凡人の頭で納得しやすい説明である。

今回検出した可能性がある粒子は「WIMP」と呼ばれ、冒頭に述べたように、電磁波では検出できない粒子からできている「冷たい暗黒物質」なのだそうだ。極低温のゲルマニウム検出器で検出されたと解説されている。



また、137億年前のビッグバンにより宇宙が誕生したとされるが、この時飛び散ったニュートリノなどの諸粒子の挙動が完全に把握できれば、宇宙の誕生の解明と共に、宇宙の終末をも予測できることになるのであろう。このように宇宙物理学の世界では、解明されていることの方が少ないと言うべきかも知れない。

紀元前7世紀に、ターレスは万物の源は「水」であるといい、さらに「空気」が根源とされ、ヘラクレイトスは、「火」が万物の源とした。そして、我らがアリストテレスは、万物の具体的根源は、「水」「土」「空気」「火」であるとした。今から考えれば、随分大ざっぱで、科学と言うよりはやはり哲学のジャンルである。それはたった2500年前のことである。

私など凡人には、137億年という年数に対して、たった2500年という期間はあまりにも小さく、且つ工学的には誤差の範囲といっても良い感じである。

しかし、今日もたゆまず、宇宙の解明の多くの人が挑んでいることを考えると、次に何が出てくるのだろうかと少しわくわくした気持ちになる。
おそらく私が生きている間に殆ど新たな発見や進展は見られないだろうが、こういった事を考えているときに、如何に自分が取るに足らない存在であるのかという気持ちになると共に、この宇宙で生きているということに対する何とも言えない神秘性を感じざるを得ないのである。





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Last updated  2009.12.23 10:13:12
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