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2010.11.12
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カテゴリ: カテゴリ未分類
足かけ4ヶ月前にスポーツジムで骨折してから、次の月の8月3日に胸部も骨折しているとの詳細が判明して、入院が決まった。以来何度か、豊中の病院まで足を運んだが、先月25日に無事退院の運びとなった。

入院期間は3ヶ月という事だった。その間いろいろなことがあったが、無事退院できたことは喜ばしいことである。病院の食事はまずいと相場が決まっているが、最初の内は、いろいろ不満もあったようで、そのうち仕方がないと諦めてしまったようだ。ただ、一緒に食べている人の中には、認知症にかかっている人もいるようで、まともな会話も制限されていることが苦痛の1番目であったのかも知れない。

痛さも峠を越え、リハビリに励む頃になると、そう言った会話のない入院生活は退屈なものとなる。
逆に「うん、うん」うなるほどの重傷であれば、そんなことも言っては居られないのだが、骨折も一段落すると痛さもそれほど感じなくなると言うのだ。

入院した病院は、リハビリ施設が充実していたのと、担当して貰った理学療法士の方が親切で優しい人だったようで、その点では随分と感謝している。
同じ療法士の中には、リハビリと称してはいるが、おざなりに体をなでるだけの人もいるらしく、姉の場合は、幸運で、他の患者さんにうらやましがられたと言うから、いろいろである。

姉の場合は、骨折に合わせて、軽い脳梗塞が併発したので、その方が心配であった。聞けば、看護婦が、間違って注射をしようとしたらしく、その時、頭が正常でなかったら、看護婦の重大ミスに繋がり、下手をすると命まで取られかねないと言ったことになっていただろう。
病院からの謝罪があったようだが、謝るだけなら誰でも出来ることである。

昨今の医療ミスというのが起こるのはほんの些細な間違いがきっかけなのであろう。まあ、そんなことをクリアーしながら、今年の夏の猛暑日を完全に病院で過ごせたと言うことは、案外良かったのかも知れない。暑い最中、病院食ではさぞ果物などが食べたいだろうと、連れ合いが積極的に果物を保冷具の中に入れて運ぶことを勧めてくれ、付いてきてくれた。



入院期間も3ヶ月となると、いろいろと友人知人が見舞いに来てくれたようだ。あまり公にしては居なかったようだが、近所の人で、元気な時にはゴルフを一緒にした人とは、たまたま見舞いに来てくれた日が同じだったこともあった。

8月には車いすでの移動であったのが、9月に入ると、自由に歩行することが出来るまでになっていた。年齢は我々よりも10歳上なので、心配はしたが、元々一人暮らしに離れているので、たまに訪れる見舞客と、我々が行くことで、まずまず平衡を保っていたようである。

血圧が少し、高いと言うことだが、自分で買った血圧計では、先ず正常値内に入っている。
そこで初めてADL(Activities of Daily Living)評価基準なるものを知った。アメリカの医師と理学療法士によって提起されたもので、身体機能に障害を持つ患者の機能的活動をより客観的に測定するため、関節可動域や筋力だけでは測定しえない、人間の日常的な活動能力を測定しようという試みから提起されたのだということだ。

1976年の日本リハビリテーション医学会評価基準委員会によると「ADLは、ひとりの人間が独立して生活するために行う基本的な、しかも各人ともに共通に毎日繰り返される一連の身体動作群をいう。この動作群は、食事、排泄等の目的をもった各作業(目的動作)に分類され、各作業はさらにその目的を実施するための細目動作に分類される。リハビリテーションの過程や、ゴール決定にあたって、これらの動作は健常者と量的、質的に比較され記録される」などとなっている。

MRIの検査もしたというが、CTでは分かり得ない小さな曇りがあると指摘されたが、これを薬で溶かすとかするたことの出来るものではないらしい。医者の見立ても判然と馳せず、原因に精神的な要素もあるような話であった。思い起こせば、看護婦の誤注射寸前で、極度に興奮していたとも思われ、そう言ったことでも血流障害を起こすことがあると言うことだ。

餅は餅屋というが、脳の専門的な話になると、入院先の病院では、詳細は分からず、又投与する薬も的確かどうかについても専門医に見せに行くべしと言うことになり、別の病院の門を叩いた。
その結果は、現在服用中の薬でよいということであり、細かな曇りについては、CTでは判明しないケースもあるので、MRIを定期的に受けた方がよいとの指示を受けたようだ。

入院中、行きつけの美容室に連れて行くよう頼まれた。歳は取っても女性である、そこらの理容室では駄目らしい。取り敢えず、病院から比較的近い場所だったのは幸いだった。

そんなことを経て、リハビリも順調に進み、10月25日、晴れて退院の運びとなった。連れ合いは丁度テストの最中であり、私だけが迎えに行ったが、少し遅れて病院に着いた時には、すっかり帰り支度が整っていた。

退院できる時には流石に顔も晴れ晴れとしていた。やはり、人間健康で笑って過ごせることが一番である。一寸した体の不調でも笑顔を忘れてしまう。入院ともなると、気が重いものである。しかし今回は、結果的には良い病院であったようで、リハビリの充実がなんと言っても姉の体調を整えるのに効果があったようだ。



姉は快気祝いと、私には、血圧計をプレゼントしてくれた。そして、食事代も支払ってくれた訳だが、日頃締まり屋の姉にしては余程恩に着ているのかも知れない。

私としては、車での送迎にしろ、果物を買うにしろ、又根本的には、見舞いに行くことを促すのも皆連れ合いがあってのことである。連れ合いに手厚く礼をして貰いたいとは思ったが、そこが我が姉弟の駄目なところで、細かなことに気が回らないと言ったところである。

連れ合いの方も私を見ているので、そこのところは理解していると思うが、まぁ、年寄りが生還したのであるから、喜んでおくことにしよう。
早速ゴルフのコンペがあるから練習ラウンドをしたいという始末で、服装も頭も整えて来たので、之があの入院中の年取った病人であるのか目を疑うほどであった。

本音のところ、私の両親も骨折が原因で寝たきりになってしまった訳で、今回は心配であったが、今日の姿を見る限り未だ大丈夫だという気にさせてくれた。





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Last updated  2010.11.14 17:24:32
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