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2012.01.22
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昼は奥さんがカラオケ教室のようなことをやっていると云うことだが、昼に訪れたことはなかった。
そこで練習をした人達もやってくるというわけだ。

月に1度開催しているとのことで、今回は174回と云うから、かれこれ14-5年は経っている勘定だが、そうだとすると結構息の長い大会と云うことになる。今回は、いつの間にか参加することになっていて、出掛けたのだが、参集していたのは全部で13人と案外、小所帯である。しかも我々よりも若そうに見えるのは、1人位で、後は80歳を越えるようなお年寄りと、それより少し若い人達ばかりであった。
中には時々云ったときに見かけるお年寄りも居たし、良く会う夫婦で我々より若い主人も来ていた。

歌合戦と銘打ったこの大会のルールは、自己申告制で、カラオケ機械が出す2つの点数を足して、2曲歌う点数を合計して、その合計に一番近くしかも越えない点数を申告した人が優勝となるルールだ。
2台のモニターが出す点数の一方は、高低やリズムが合うかどうかで点数(仮に乗り点という)を決めているようであり、一方は偏差値だという。偏差値とは一体何なのかは最後まで解らなかったが、今までその歌を歌った蓄積をコンピューターが覚えていて、そのデーターに基づいて点数を決めているのではないかと想像した。

とにかく2曲歌うのだが、1曲目の点数の内、偏差値点数はシークレットにしておくという。乗り点は明らかにされるわけで、リズム通り歌えたかと云ったことは解る仕掛けになっている。
開始前に「馬」の投票がある。13人のエントリーに対して枠は7つ用意されていた。前回優勝の若い主人の奥さんと2位の人が1人で1枠である。3枠から6枠までは2人が入っていて、私と連れ合いは初参加と言うこともあって、もう1人の方と最後の7枠となっており、7枠だけ3人だった。


生意気なことに、連れ合いは、330点という高得点の自己申告であった。因みに最高の申告者は、335点であり、次に高いのが331点という連れ合いの兄と同級生だという、我々の高校時代の先輩だということだ。連れ合いは、この2人に次ぐ3番目の高得点を申告したのだ。

ステッキのおじいさんが最初に歌い、私は3番目、連れ合いは、8番目の順番を引き当てた。皆結構な歳だから、若い人が歌うような曲はないし、新曲なども出てこない。下手をすると私も聞いたことがないような歌も出てくるわけだ。しかし、最初のおじいさんが、桂銀淑の「J(ジェイ)」を歌ったのには驚いた、と言うか、私は初めて聴く歌であった。なかなか上手だと思ったが、それで出た乗り点が、41点だったので、之はシビアだなと思った。2番目の人は「北国」を歌い、83点の高得点であった。流石に最高得点を申告するだけあると思った。

私の番になり、何を歌って良いか解らず、予めお店を手伝う女性に決めて貰った曲と、とっさに連れ合いが云った曲を歌うことに決まった。最初は「おゆき」を歌うことになった。
まずまずの歌い上がりかなと思って乗り点を見ると84点とさっきの人よりも1点高いではないか。まぁ、勝ち負けは別として、気分の良い出足であった。

私より若い夫婦連れの主人の方は4番手に「霧にむせぶ夜」歌い、76点、夫人(前回優勝者)は5番で「港が見える丘」で、流石の85点であった。声楽をやっていたという、マイクの要らないおじさんは、「ペチカ」で88点を出していた。流石に通い詰めた上手い人はいる者だという感じだ。
続いて8番目に、連れ合いが歌ったのは「長崎ブルース」で、これまた87点と、私よりも4点も高得点であったのが悔しい。まぁ、彼女も混声合唱をやっていたのだからと、しょうがないかといった感じだ。

その後は、「じょんがら節」のおばさんが72点、「居酒屋」のおばあさん83点、私より若いかなと言うもう1人のおばさんは「涙のワルツ」で81点である。このおばさんは、かけずり回って人の得点を記録していた。やはり何処でも、一生懸命な人はいるものだと感心した。

12番目のおばさんは「夜明けの坂」で、84点、高校の先輩だという人は最後(トリ)で、「雪の降る町」を歌い88点の高得点を上げていた。結局88点が最高得点で、2人が該当していた。しかし偏差値点は伏せてあるので、この段階ではどうなるか推定は出来ない。

2曲目が始まる前に、夕食が準備される、勿論1曲目が始まる前から、お酒は飲み放題と云うことになっているが、老人が多いため、そうそう飲む人は少ない。私と、若い夫婦連れの主人ぐらいががぶがぶと飲んでいるだけだ。四角いお膳はなかなか豪華で、美味しかった。飲んで、歌って、食事が付いてと考えると、8000円は、まぁそんなに高くはないと云うことになろうか。

食事が終わると後半戦の始まりである。後半戦は、歌った直後に偏差値と乗り点の両方が明らかにされるのだが、全員が歌い終わってしまわないと、伏せられた偏差値点が明かされないので、全員が歌い終わった時点で、1曲目の偏差値がどうだったかが披露されそこで勝負が決まるわけだ。但し、高得点(一般に上手く歌ったら出るはずの点)を出したからと言って、自分が申告していた点数を超えたのでは、駄目なわけである。そこのところが、この歌合戦の味噌であり、下手であっても申告点数より低くて、申告点に近い方が優勝すると云うことになっている。

最初のおじいさんは、2曲目は(66+77)点であった。2番手の人の曲名は忘れたが、(83+74)点であった。私は勧められた曲「君がすべてさ」を歌い(85+80)の高得点が出てしまった。歌い終わるなり、「今日はうますぎたわ」と言われ、申告点を遙かに越えそうであるから喜べないのだが、なんだか気分は良かった。


続く連れ合いは得意の「宗右衛門町ブルース」を歌い、(81+72)点であった。この時点では、歌の力量は、私が勝っていたので、一安心である。

後のおばさんやおばあさん達は「幸せはすぐそこに」で(82+65)点、「最北航路」で(75+64)点、「初孫」で(74+69)点、ラスト前の人は、曲は忘れたが、(74+69)点、そして最後の高校先輩は「愛の賛歌」で(92+72)点という結果になった。
結局、優勝(金)は「居酒屋」と「最北航路」を歌って310点と申告したおばあさんが獲得した。後で聞くと80歳は優に超えていて、目も余り見えていないと云うことだった。
2位(銀)は2番目に「北国」などを歌い、335点という最高点を申告した人が、申告点からマイナス4点であり、3位(銅)は「夜明けの坂」などを歌った、一寸角張った顔のおばさんで、申告点305点を6点下回っていた。

連れ合いは、申告点が330点に対し316点で、あまりにも過大評価しすぎて、マイナス14点となり入賞圏外である。私の場合は申告点315点に対して328点と自己申告より13点プラスと上回ってしまい、もう1人大幅に上回った人が居たので、ブービー賞となった。ブービー賞の賞品は蓋に可愛いい猫の絵を描いた1人用の土鍋であった。

選曲や機械にマッチした曲に依ることや、譜面通り淡々と歌う方が良い得点になるようだ。

それはそうだが、80歳を過ぎても、かくしゃくとし、良く通る声で歌っているお年寄りの歌を聴いていると、カラオケの持てる力、歌の力というものが馬鹿に出来ない若返りの妙薬なのだと言うこと感じた。





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Last updated  2012.01.26 01:15:38 コメントを書く


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