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2012.10.20
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は中学校の土曜スクールである。5月に初参加して既に何回になるだろうか、途中サマースペシャルと名前を変えたりしながら中学校の学習ボランティアに参加させて貰っている。

今日は中間テストの後だということで、参加人員は7人と少なかった。ボランティア側は、私を含め6人であり、各人自習の子もいるので、暇であった。

先ず6人が席について思い思いの学科について勉強を始めた。ボランティアの皆さんは、それぞれ生徒の様子を覗いては、声を掛けている。隣に座ってどこが分からないのか聞き出してそれについて説明をしている人など様々である。暫くして7人目の生徒(中学1年生)が入ってきた。

私も一渡り生徒のやっていることを見て回ったが、最後に入ってきた女子生徒は、いつも友達と来ているが今日は1人だった。開いているのは数学の問題小冊子である。暫く見ていると、問題を1つ飛ばして答を書いている。そこで、「この問題はどうしたの?」との問いかけから始める。分からないから飛ばしているといったところから糸口をつかむのである。

無闇に押しつけるのも煩わしいと考えるかも知れないと思うからだ。
その問題は、文章で書かれた内容を代数の式で表すという一環であった。詳細は忘れたが、例えば、
「Xの距離を時速Yで歩くとC時間かかった。このX, Y, Cの関係を表す式を書け」といった類だ。

中学校の数学(代数)はこういった文章を式で表すことから始めるのだと言うことは何十年も前に通過した者にとっては、新鮮なことに映る。そんな中で街路樹を植える問題に出くわした。
「両端に街灯がありその間の距離はCメートルで、そこにBメートルの間隔で木を植えるとしたらX本植えられた。このX, B, Cの関係を式で表せ」といった問題である。



ボランティアの中には中学校の数学の先生をしておられた人もいる。その人が別の生徒を教えているときに「はじきの法則」という言葉を口に出された。「何?」と聞き耳を立てた。私にとっては初めて聞く言葉である。それは、

(速さ=距離/時間)の公式を円を書いてその中に「は, じ, き」と書き距離と速さと時間の関係を


図解するといった法則である。
感心して後で聞いてみると、この言葉は学校同士の連絡会などで誰かが教えた方法らしくそれが今ではどこの学校でも行っているのだそうで、周知の事実らしい。

知らなかったのは私だけのようだ。帰ってインターネットで調べるとなるほど書いてあり、その教え方だと簡単に覚えられると感心したわけだ。

しかし、この覚えやすい法則にも欠陥があると反対意見を述べている人もいるようだ。
曰く、「『はじきの法則』なんて教えちゃダメですよ」というのである。なぜなら『はじきの法則』などという公式にして、ブラックボックス化してしまうと数学があまり得意ではない子がますます嫌いになると言うのだ。物の本質を理解した上でないと砂上の楼閣のようになると言うのがその真意らしい。

なるほどと思うものの、では九九などはどうだろうかと考えると、8×5=40を頭で8個のリンゴの箱が5個有ったときには全部で40個などと考えていたのでは間尺に合わないだろう。「はちごよんじゅう」で良いわけで、後で意味が付いてきても良いのではないかと思うわけだ。

私などは子供の頃に百人一首を暗記したときにはその意味など全く分からないが、リズムで覚えて、長じてからその意味が、きわめて濃厚な恋歌であることを知ったと言う経験があるが、それはそれで良いのではないだろうか。例えば、
「御衛守衛士(みかきもり、えじ)の焚く火の夜は燃えて 昼は消えつつものをこそ思え」などと小学生にその意味が分かるはずはないのであるが、今なお頭に残っていて、まだ作者が若かった頃、一人の女性と燃えるような恋をして、その人の所へ通うために、御衛守の前を通って行くとき、「あの炎は私たちの恋のようだなあ」と思ってこの歌を作ったと言うことを高校時代に知ったというのもまた良かったのではないかと思う。







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Last updated  2012.10.23 03:23:18
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