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2012.11.17
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カテゴリ: カテゴリ未分類


この戦いのルーツはと言えば、ずっと昔にさかのぼり、おいそれと解決できる課題ではない事が解る。

紀元前10世紀頃、ユダヤ人はに古代王国を建国するがアッシリアとバビロニアの侵攻により滅ぼされる。その後ローマ帝国に支配され、これに反抗するがやがてユダヤ人国家は消滅する。と言うのが起源かと思えば、未だ前がある。
紀元前3千年紀、地中海とヨルダン川・死海に挟まれた地域一帯は「カナン」と呼ばれ、神がアブラハムの子孫に与えると約束した土地だと言うことだ。しかしこれはユダヤ人が聖書を基に申し立てていることであり、元々カナンはイスラエル人が到達する前には民族的に多様な土地であった。

聖書の「申命記」によれば、この、神の約束によって原住民のカナン人はイスラエル人に追い払われる事になるのである。神は一体どう云ったつもりで、ユダヤ人にこのような約束してしまったのだろうか。大いに疑問の残るところであり、今日のパレスチナ地区の紛争の種は神(ユダヤ教の)が撒いたものであるということになる。

ユダヤ教の神ヤハウェイが約束したことをイスラム教のアッラーが知っていたのか。元々神は唯一1つである(イラーハ・イッ・ラッ・ラー)とイスラム教は言っていて、旧約聖書の創世記などは、イスラム教徒もユダヤ教徒、そしてキリスト教徒も共有しているのである。さすれば、ヤハウェイ=ゴッド=アッラーであるはずだから神は2枚舌を使ったことになるのだろうか。

このことは、1915年、イギリスのマクマホンが第一次世界大戦を有利に運ばんが為にアラブの指導者シャリフ・フサインと交わしたフサイン・マクマホン協定でアラブ人がオスマントルコに対して反乱を起こす事と引き替えに中東地区をアラブ人国家として独立させる約束をしたことに繋がる。

一方で、イギリスはユダヤマネーを戦争に利用するためにユダヤ人に向けて発表したのがバルフォア宣言で、それによると、イギリスはパレスチナでのユダヤ人国家建設を約束しているのだ。神が使った(?)2枚舌をイギリスのバルフォアはここで使ったのである。

しかし、このパレスチナの土地(アラブ人国家の範囲)に関してよくよく見れば線引きが曖昧な部分があるが、ユダヤ人に約束した土地(ナショナルホーム:ユダヤ人居住地)との齟齬はないとされている。


このように見ていくと、神は約束した土地にユダヤ人を住まわせることを約束したが、主権はあくまでアラビア人にあると言うことなのであろう。しかし、現在は、イスラエル(ユダヤ人)が完全にこの土地を支配し、その上、既成事実として、入植地の拡大を図っているわけだ。

このことにアメリカは基本的に同調しているわけで、話が複雑になっている。

今、日本では、中国との間の尖閣列島という領有権問題で中国の横槍を受けているわけだが、身につまされるところである。

このようにして四次に亘る中東戦争が起きる訳で、第一次中東戦争はイスラエルが一方的に建国宣言をし、これを不満としたアラブ人が蜂起したが、圧倒的不利とされていたイスラエルが結局勝利し多くのアラブ人が難民となりパレスチナを追われる結果となった。

第二次中東戦争はスエズ戦争とも呼ばれるスエズ運河の帰趨を掛けた戦争だが、イスラエルを含む西側諸国は撤兵し終戦となった。

続く第三次中東戦争はPLO(パレスチナ解放戦線)が樹立され、武装闘争を展開イスラエルへの本格的なゲリラ攻撃テロを開始した事によって、イスラエルは電撃的な侵攻作戦を開始し始まったわけだ。

ここまで見てくると、今回のイスラエルによるガザ侵攻の目論見は、第三次中東戦争の焼き直しのような様相なのである。こうしてみてくると、この侵攻後やがて再び一時的和平が結ばれ、そしてまた紛争が続くといったサイクルを永遠に続けるのかも知れない。





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Last updated  2012.11.19 07:28:09 コメントを書く


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