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2018.02.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のセミウォーキングは大阪染工から山崎駅で、帰りは島本駅を通った。
連れ合いが兼ねていきたいと云っていた、京都御池のフクミミというところにパンケーキを食べに行った。予約しなければ入れない程の所らしい。評判通り美味しかった。

姫夫婦が、葬儀があるとかで急に帰阪した。明日は戻らなければならないのだという。なかなか忙しいことだ。

***

今日の日経にフィリピンのことが書かれていた。奔放なドゥテルテ大統領が麻薬撲滅では過激なことをやってのけたが、今度は、インフラ整備に乗り出そうとしている。2022年までに8兆ペソ(約17兆円)を投じて鉄道や空港などを整備するとのことだが、その中に、休眠中の原子力発電所を稼働させる事も俎上に載っているようだ。

現在も大幅な電力不足であるし、インフラ開発のためにも安定に大量の電力が必要になる。そこでドゥテルテが目に付けたのは、完成途上で、閉鎖されて今では観光目的に使われているバターン原発だ。首都マニラの西方でマニラ湾を挟んだ対岸で「バターン死の行軍」で有名になった場所にある、東南アジアで唯一の原発だ。フィリピンでは珍しい巨大なコンクリート製の砦のような建物だ。

1976年にマルコス政権が建造を決め、アメリカのウエスティングハウスが受注して、約1800億円掛けて完成させたが、導入過程の汚職問題に加えて、1986年、チェルノブイリ事故が起きたために、工事が凍結され、稼働は見送られたものだ。

政権交代のたびに廃止論と推進論を繰り返してきたが、現在は、火力発電所に変換されると同時に、「原発を学ぶ場」として元の原子炉内部を含めて一般公開されている。

そんな休眠原発を活用できないかという議論が再燃しているようだ。その背景には、このところドゥテルテが接近するロシアの影がちらつく。



之をけしかけているのがロシアだ。2017年10月、ロシアの国営原子力企業ロスアトムの専門家ら約20人がバターン原発をひそかに訪問して細部まで調査したようだ。「30億~40億ドルを投じて補修すれば操業は可能だ」とドゥテルテを揺さぶっているのだ。そればかりでなく、新たな原発の建設についても提案している。必要な、資金の調達手段、法律や規制の整備、技術者の育成などについて具体的に提案書を提出している。

日本の電力会社もそうだが、大事故を起こしながら、なお安全と原発を推進し、更に海外にまで売りさばこうとする神経は到底理解で出来ない。チェルノブイリはウクライナの問題では無く、現ロシアがソ連時代に建設したもので、今でも死の棺桶と呼ばれながら廃炉処理が終局を迎えることなく、なお続いている原発なのだ。

ロシアは原発を積極的に売り出そうとしている。年計1千億ドル規模を受注し、原子炉20基以上をインドや中東などに輸出する予定だ。東南アジアではベトナムから受注したが、2016年にこの計画は中止されたので、フィリピンの原発稼働はアジアでの失地回復を計るものとして、是非とも手がけたいところだ。

トランプには不信感を持つドゥテルテだが、プーチンは何故か崇拝の的のようだ。大統領就任以来、このフィリピンのトランプとあだ名されるドゥテルテは、ロシアへの傾倒を強めている。

かつてフィリピンは、反共でアメリカと手を結んでいたのだが、今やロシアに歩み寄って、ロシアから武器を輸入する関係になっている。フィリピンが必要以上にロシアと接近することは、東アジアの領海権の絡みもあって、微妙な問題だ。トランプは自国優先主義を採りフィリピンの原発稼働には今はノーコメントだが、思わぬ副作用として、問題になるかも知れない。

フィリピンは、一旦は、原発から撤退を決め、再生可能エネルギーに注力し、総発電能力に占める比率を50%に引き上げ、発電能力を2030年までに現存の3倍近く(約1530万kW)に拡大する目標を発表した矢先のことである。このままずるずると、ロシアの話に乗っていった先には、原発の被害が待っていると云う事にも成りかねない。その時ロシアが果たして、自国のことのように対策に力を注いでくれるかどうか、極めた疑わしいところだ。

建造コストやランニングコストと云った、極めて微視的な目前のコストだけに目を奪われて、廃炉を含むトータルコスト(もし事故が起こらないとしても)が途方もない額になることに目をつぶってはならないし、そういった所をしっかりと学ばなければならない。

加えて、日本もそうだが、核の廃棄物の最終処分場の当てまでも考慮しないで、安易に飛びつくのは極めて危険であると言わなければならない。アジアの先進国として、日本がそういった面からフィリピンに助言を与えられるべき立場であるのに、それが言い出せないとはいかにも残念至極である。

【古今和歌集】

366.すがる鳴く秋のはぎはら 朝たちて旅行く人を いつとか待たん (よみ人しらず)

蜂がぶんぶんと飛び交う秋の萩咲く原を、朝、旅立ってゆく人が無事に帰ってくれるのははたしていつのことだろうか






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Last updated  2018.02.25 18:08:55
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