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2020.12.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日のウォーキングは第1840日目で、8285歩だった。
要支援1級と査定されている姉だが、殆どのことは自立して行うことが出来る、ホームが同じ会社ながら水無瀬から高槻に移転したが、少々問題が発覚した。

水無瀬のホームは借地故にクローズを余儀なくされている。こうした話も、契約の時には無かったものだが、なし崩し的に追い出される羽目になった。その際高槻を選んだのだが、どうやら支援の対応が異なっているとのことだ。

移転を依頼された時の話では、そういった説明は無く、兎も角同じ条件で移転するという原則だった。
ところが、高槻は特定施設となるために、要支援費用は支援の有無にかかわらず定額が差し引かれることになっているとの事だ。そんな説明も無いままに兎も角移転を優先させられたことに義憤を感じた。

今姉は支援を要する段階ではないが、やむを得ず、現状のままとして貰うことになった。高い買物をしながら、人質を取られている感じで、何やら腑に落ちぬものを感じた。それも之も政府の施策の至らないことが原因だと、一層腹立たしい。桜を見る会、河井への1億5000万円の選挙対策費などを考えると、この国は、真に高齢者のことを考えているなどとは到底思えない、

話し終わって、姉を伴って、何時もは横目で見るだけだった、安満遺跡公園に入って暫し憩うた。京大農場後が開けた公園になっていて、伸びやかな良い施設だと思った。

***

原発再稼働を止めるようにとの声もどこへやら、一旦は再稼働にゴーが出た大飯原発3、4号機だが、このほど大阪地裁が設置許可取り消しを決定した。



私などは、前の斑目委員長が「基準が甘かったですかね」としれっと言い放った言葉を聞いて以来、不信感はいや増しに増していた。こうした男が、経歴だけで委員長になっているのだから、世も末だと思ったものだ。

勿論技術者としては、当時として想定できる最悪自体を考慮してのことだったろうが、何しろ人知の及ばない自然の動向について、そもそも基準を設けること自体がナンセンスなように感じている。

今回の国の設置許可はこうした専門家による厳しい基準(原子力規制委員会)をクリアして出されたものだと思っていた。羹に懲りて膾を吹いても、それでも良いくらい案件だ。許可のトレンドは政府の意向もあり、巻かれるしかないと感じていた。

之に対して福井県や近畿地方の住民ら127人が、一旦許可されていた決定を不服として行政訴訟を起こしていたのだ。私も近畿に住みながら、また関電の高浜町の金銭疑惑に怒りながらも、抗いがたいものとして、なるようにしかならないと諦観していたのだ。

之に対して大阪地裁は4日、国の設置許可を取り消したと言うのだから、少なからず驚いた。如何にも気骨のある裁判官がいるものだと感心もした。大阪地裁が住民ら原告側勝訴という初判断を下したのだ。

判決の理由を聞いて更に驚きは増した。森鍵一裁判長は、原発が想定する地震の最大の揺れを示す「基準地震動」について、「原子力規制委員会の判断に看過しがたい過誤、欠落があり、設置許可は違法」と述べたのだ。2011年の東電福島第1原発事故後以来、国の設置許可を否定する司法判断は初めてとのことだ。

しかも、その事由が、原子力規制委員会の判断の誤りや欠落に依るというのだから、我々国民は、政府や、規制員会の云う事を鵜呑みにしてはいけないと言うことを改めて感じたのだ。

少し話はずれるが、関西のテレビ「そこまで行って委員会」で、あの「このはげぇー」でおなじみの豊田真由子が竹中平蔵に対して、菅首相が自分の意見に逆らう者は遠ざけるという事例を挙げて食い下がっていたが、竹中平蔵は「議論の上で」的な発言で返していた。

之に対して、豊田は、首相に賛成の者しか集めてない会議で何が議論になるものかと食い下がっていたが、実にそうなのだと感じた。取り巻きにイエスマンしかおかなければ反対の出る余地もそうした議論も無く満場一致で決まることは疑いもない事だ。

どうせ規制員会のメンバーは政府寄りの者ばかりで固めているのだろうと云う事が歴然と分かった気がする。

森鍵一裁判長の経歴や思想信条など知らないのだが、勿論法律家だから工学的な問題である安全に関してはそれほど知見があるとは思えないが、判決の趣旨を読んでみると、何と杜撰なことが見えてくる。関電は設置が安全であるとして使った、想定される地震の基準地震動を856ガル(ガルは加速度の単位で、因みに重力の加速度は980ガル)と算定し、進めていた。それを規制委員会が基準に適合しているとしていた。



何とも明快な判決ではないか。それにしても、過去の平均値で算出することの危険さは素人でも分かるほど歴然だ。平均と云う事は、それより下があるものの、当然上の数値も存在するわけで、一寸したきつい地震が来たら危ないと云う事の証では無いのか。

尤も、安全率を見たりするだろうが、初めから、振動の加速度を最高値の何割増しとか、何倍とかに設定しておかなければならないことだと思うが、如何なものだろうか。

住民側は大飯原発3、4号機の基準地震動について、少なくとも現行の1・34倍の1150ガルになるとして、現在の原子炉では耐震性を満たしていないと主張していた。住民側にも当然物理の専門家はいるだろうから、こうした意見が出るのは至極当然だと思うが、何故規制委が平均値で良しとしたのか、全く以て理解しがたい。

この判決で、そのまま許可取り消しが有効になるかと言えば、そうではなく、国は関電などと協議し、控訴する方向で検討しているという。誰が、こうした基準(856ガル)で行こうと決めたのかは知らないし、それをさらっと見過ごして追認したのか、規制委員会もリビューして是としたのかのところがよく分からない。もし南海地震が来て原子炉が崩壊したら同言い訳するのだろうか。

このように関電の言いなりで、そのまま良しとしたのなら規制員会の存在価値など無いわけで、また再び、そんなところでいいでしょう的な斑目発言を思い起こさせる。



関電そのもの(原子力関連の幹部たち)が何とか設置し、再稼働したいという思いで、高浜の故森山栄治助役の意のままに動いてきたという厳然たる事実を鑑みると、先ず稼働ありきであって、本来の原発の安全性になど目も呉れていないと言われても二の句が無いはずだ。

一事が万事こうした考えのようだ。よもや、関電は高浜原発3号機の蒸気漏れによる事故を忘れてしまったわけではあるまい。
之もコロナ対策と似た面がある。原発を再稼働しなければ電力不足になるといった漠然とした脅しと、そのためには、数名の犠牲が出ても結果しかたないとでも云うようなやり方ではないか。

誰も事前にそう思っているとは言わないが、結果がそのようになっていることは原発も、コロナも同じレベルだ。

過去、原発の設置許可を巡る訴訟では、福井県敦賀市の高速増殖原型炉もんじゅ(廃炉)について、名古屋高裁金沢支部が2003年、原子力安全委員会(当時)による審査に重大な誤りがあるとして設置許可を無効とする判決を出したが、これも、2005年の最高裁判決で覆された。司法までもが行政に取り込まれてしまっては、民主主義が崩壊してしまうのだ。

2017年に福島原発以降初めて再稼働の許可が出た大飯原発3、4号機だが、ときの、安全審査に事実上合格したとなっていた。規制委は、そのとき、福島第1原発事故後にできた新規制基準に「適合している」と判断したのだ。

確かこの時に、地震の想定をそれまでの最大700ガルから856ガルに引き上げたと当時の記事にある。今回の裁判長が、判決で言っていた、基準地震動の取り方が、その時点に還っても杜撰であったと言うことなのだ。

兎も角どう転んでも物議があるし、核の最終ゴミの処分場さえ無い状態で、新しく稼働させる必要があるのか、今一度考え直して貰いたい。

現在大飯原発3、4号機は定期検査で停止しているのだ。政府は先ず原発再稼働ありき、更には2030年に原発を20~22%程度にするという電源構成比に縛られているだけではないのだろうか。

その実原発が動かなくても、再生可能エネルギーやその他の環境の変化から、なしでもなり立つと言う事ではないのか、この判決を機に熟慮して頂きたい。





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Last updated  2020.12.10 09:52:47
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