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2026.02.06
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日も昼食はイオンで、コーヒーを飲んで、連れ合いはゲームに興じた。

***

かなり刺激的な標題があった。対象は矢張り米国だ。1940年代から2024年にかけて、欧州が直面してきた安全保障上の課題は、最も緊密な同盟国である米国と共に、いかに自らを防衛するかという点にあった。ところが2025年にトランプがホワイトハウスに返り咲くと、焦点は米国なしで欧州は自衛できるのかという問題になった。

欧州の目下の敵はロシアであったが、2026年の今は欧州が将来米国から自らを守らねばならない事態に直面するのか。その場合、何を迫られるのかという問題へと変化した。

大西洋同盟の終焉をめぐる報道は、話しとしては存在した。しかし、脅しや威圧を伴う関係は、もはや「同盟」とは言えない。現状は、この同盟は、すでに死んだか、少なくとも瀕死の状態にある。

それが明らかになったのはトランプがグリーンランドの領有に意欲を示したことだ。欧州がこの地を米国に譲り渡すことは不可能である。

トランプは一旦同地域を獲得するための武力行使を否定し、NATOとの「取引」を称賛した。果たして、事が上手く運ぶのか不透明だ。トランプが何を考えているのか誰も分からない。

同盟国と言えども力で押さえつけ、消耗品のように扱うという、トランプの自己中心的な傲慢さは歴史ある枠組みのNATOでさえ受け入れることが困難になっている。

カナダのカーニー首相は、「古い秩序は戻らない。嘆くべきではない」と言ったそうだが、自国が、米国の属州だと言われてもそう思っているのか。欧州は深刻に考えている。NATOは、形式上は存続しているが、相互防衛で、欧州が危機になった時米国が手をさしのべるかだ


欧州の安全保障の枠組みが揺らいでいるし、欧州の喪失感は大きい。

大切な人の死に直面したとき、人は「否認」「怒り」「取引」「抑うつ」「受容」という5つの段階をたどるという。欧州もまた、この過程を歩んでいるようだ。

最初の「否認」はトランプが再び権力の座に就くことはないと確信していた。第一次の当選も然りだが、議会襲撃事件等の蛮行を見て再選されることはないと考えていた。
その語も再選に対する有効な手は打てていない。

それはすぐに「怒り」に転じた。トランプが2度目の就任演説をした後、バンス米副大統領は、欧州が直面する真の脅威はロシアではなく「内部の敵」だといい、欧州の衰退を止める唯一の道は、EUを解体することだと言い放った。

その語、ゼレンスキーを翻弄し、一方関税に執着することで、米欧が長年かけて築いてきた自由貿易体制を根底から揺るがした。欧州の怒りは限界に達した。

続いて欧州は「取引」に活路を求めた。トランプが取引を好むことで知られているからだ。ウクライナ支援をつなぎ留めるため、欧州は米国の過度な要求に迎合した。取引としては屈辱的なまでに譲ったのだ。

しかし、その低姿勢は報われなかった。欧州は、自らの原則を差し出しても何も得られなかったことに気づき、「抑うつ」の段階に入る。

ここ数カ月、トランプはロシアよりもウクライナに厳しい圧力をかけ続けている。グリーンランドをめぐってEU諸国に追加関税を示唆し、後に撤回する場面もあった。多くの欧州人をさらに落胆させたのは、フランスの警告が結果的に正しかったという現実を突きつけられたことだ。

ドゴール大統領以来、フランスの歴代指導者は対米依存を強く批判してきた。マクロンが2019年にNATOは「脳死状態にある」と発言した際も、真剣に受け止めた欧州人は数少なかった。

最終段階である「受容」とは何か。欧州では、米国が一線を踏み越え、許容の限界に達したという感覚が広がっている。



最終的にはひとつの時代が終わったことを受け入れ、マクロンが唱える「戦略的自立」を実現するにしかずということになる。

対中国が目標であった、関税なども最終的には欧州に向けられ、下手をすると実弾が飛び交うことになるかも知れない。

グリーンランドを手放さなければ、欧州8カ国への追加関税かけると言った無謀な脅しは一旦引き下げたが。最終的な解決は、トランプの後の大統領の良識に待たねばならない。

EUは1月22日の首脳会議で、関税による威圧に対抗する「反威圧措置(ACI)」を協議する予定だったしかし、トランプが欧州8カ国への追加関税を取り下げたことを受け、EUは当面、報復措置を見送った。

もともと中国を念頭に設計されたこの「貿易バズーカ砲」が、最初に向けられる相手は、かつて欧州が友とみなしていた国になるのかもしれない。





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Last updated  2026.02.07 11:19:02
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