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先ほどの 動きとは重力なり の続き、
武術でも外国語学習でも、
私たちは意識を使ってうまく身体を動かそうとしますが、
「意識は身体の直接の主人ではない」と野口氏は考えます。
神経科学や神経倫理学(neuroethics)でも、
意識(自由意志)と身体の関係を
「象の上に乗っている少年と 乗られている象」 や、
「飼い主と犬」の関係にたとえたりします。少年が本当にぎこちなく間接的にしか象を操れないように、

あるいは飼い主が犬の行動を、
完全にはコントロールできないように、

(しかし飼い主は犬の行動に対して
責任を負わなければならないように)、
意識 (自由意志)は身体の動きを、
間接的できわめて拙いやり方でしか 制御できませんが、
とりあえずはagency(力、作用)のありかとされています。というより、むしろ意識(自由意志)が身体に対してできることは、
身体が活動しやすい環境を整えることだけ、
のようにも思えてきます。
意識的にやるとうまくいかない、ということは当然のことで、
「人間はもともと意識で思うようにコントロールできるようには
出来ていないのだ」ということであり、「どのような状態を準備すれば、
好ましい適切な自動制御能力が発揮されるか」 というところに、
問題の鍵がひそんでいるのである。(野口 2003, 255)
体は 、意識でコントロールできない、
実際、意識的にやるとうまくいかない、
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