愛 こ と ば・心 の 散 歩 路

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2024/07/12
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^-^◆ 時代の進化の中で思う……孫の育成 [5/7]
          <Renewal>


【前回】時代の進化の中で思う……孫の育成 [4/7]


夫「僕等が5才の時に持ち得た情報量とね、
  今の5歳の子供が持っている情報量には、
  格段の差があるんだよね。
  想像を絶するくらいの……」

妻「うん、それは何となく分かる……」

夫「大きな原因は、テレビとかスマホだろうと思うね。
  僕達の子供時代の映像と云えば映画しかなかったよね」

妻「そうそう、そうですね……。
  よく父に映画館に連れて行ってもらいましたよ」

夫「うん、親に連れられて映画館に行ったね。(^-^)
  普通は小学校に上がってからの事だったよね。
  実は小学生になる年齢まで映画を見れなかったという事は、
  ものすごく大きな意味があるんだよ」

妻「……?意味ですか?
  どんな意味があるって言うんですか?…………一体」





夫「現代のテレビやスマホではな、
  毎日ドラマやニュースやバラエティ番組が放映されていて、
  社会の構造とか、大人の生活とかに、触れるんだ……。
  それもリアルな動画でね。
  ……幼いころからだ……」

妻「……!!…………ああ、そういうことね……」

夫「昔、我々が幼少の頃は、
  一切目に触れることはなかったからね……。
  自分の親とか家族とか、親戚とか、
  ご近所といった範囲内でしか
  大人と接触しない訳だから……。
  企業の中だとか、事業の現場とか……見ることは無かった」

妻「なるほど、そうね、保育園も幼稚園も極々少数だったしね」

夫「大人と大人の色々な関係、
  恋愛関係とか、
  上司と部下の関係とか、
  様々な職業人の働きとか、
  社会を構成しているあらゆる人々の複雑な活動とか、
  ……といった、社会で働いている様々な大人と大人の関係。
  そういうものに殆んど触れる機会は無かったわけだ」

妻「そう言われれば、そうですね。
  考え方に触れる機会もありませんでしたね。
  子どもが実際に、リアルに動き回る範囲の事しか、
  耳にも目にも入ってきませんでしたからね……」





夫「しかし……現代は容易に子供の眼に耳に入ってくるよね。
  テレビ・スマホの画像ってのは、
  一つの社会をあの箱の中で形成している。
  ……と言っても良い。
  だから僕等が5才位の時に持ってた情報の量なんて、
  現代に比べりゃ、ほんとに少ないし、
  伝わってくるテンポもすごくゆっくりだったと思うよ」

妻「なるほどね。
  子ども達に対して入ってくる情報の量とテンポが
  全然違いますね。
  …………今とは。 (゜_゜)
  ホント……!!!」

夫「昔は、学校でも家庭でも、子供は先生や親や友達を、
  じっくりゆっくり観る時間があった…………。
  だから、あらゆることをすこしづづ、じわじわと、
  学んでいく事も出来たんだ。……着実に」

妻「現代に比べると、随分と時間のゆとりがありましたね……」

夫「昨今は、大変だよ。
  とにかく大量の情報だけが、どんどんどんどん、
  子供達に注ぎ込まれていく訳だ。
  これだけ情報量が多くなると、誰でも、選択しなければ
  ならなくなってくる」





妻「それはそうだわ……(゜_゜)」

夫「うん、そうなんだけど……これが大変なんだ。
  選択しなきゃならンという事になれば、
  当然、選択の基準というのが必要になってくるよな」

妻「ええ、そうですね」

夫「その選択の基準というものを、
  我々が育った時代よりも今の子供の方が、
  低年齢で欲しがるようになってきたんだよ」

妻「うーーーん…………(一_一)」

夫「早くその選択の基準を必要としている。
  我々が小学校の2年か、3年頃になって、
  身に付ければいいことを、今の子供は、
  4才か、5才で知らねばならない」

妻「……そんな風に考えなかったなぁ……」

夫「善悪とか正義とかいうものはきちんと教えられなければ、
  子供には分からなかった。
  だから、昔は躾という名の教えを一生懸命に、
  大人はしたわけだ」





妻「躾…………懐かしい言葉ねぇ。
  各家庭でそれなりにやっていましたねぇ……」

夫「今は、日常的に昔の何百倍もの情報が子どもに入ってきて、
  そのなかには、善悪や正義に関することだって存在する。
  つまり、今の子供たちは、その判定基準すら、
  たくさんの事例の中から選べる様になってきているんだよ」

妻「テレビに出ている、幼いタレントさんなんて、
  ませてるわよーーーー。
  私たちが話すような感じで、話すもんね。
  ……まっ、受け売りが多いように感じますが……」

夫「そこなんだよ。
  昔は、主として親や家族親戚が躾けたから、
  勘違いやギャップが見えれば、容易に分かったし、
  すぐ補正することもできたわけだ……」

妻「そうそう、そうですねぇ……。
  ふふふふっ……(^ム^)
  ……何年かぶりに、夫の言葉に大きく頷く妻の役を、
  演じている様な気分ですわよ。
  ふふふっ……(^。^)」

夫「ははははっ……。
  真実は常に一つだ。未熟者め……。(^O^)
   昨今の躾はちょっとばかり違うよ。
  子どもが知識を周りから勝手に身に着ける分野が、
  大きいからね。そのことについて親子相互に話さない限り、
  同じ価値観を有しているかどうかが、
  分からなくなってきたわけだ」

妻「そういう意味では現代の親は、ほとんど子供を、
  躾けていないんじゃない……。それでも、
  そこそこ育っていってしまう時代ですもん……」


          <続く>






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Last updated  2024/07/12 02:10:11 PM
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