全4件 (4件中 1-4件目)
1
東京農業大ー国士館大1回戦。国士大 000 000 100 =1東農大 000 000 30X =3(国)小野寺‐●重吉‐石井‐荘司、(東)〇鶴田‐長谷川‐近藤 1点差を追う東農大は7回、安打と四球で一死一・三塁の好機を作ると、2番・西表大夢(4年、八重山)が右前に適時打を放ち同点。さらに相手の野選などで2点を加え、試合を決めた。 東農大の殊勲は先発した鶴田克樹(4年、下関国際)だろう。小気味よい投球でほぼ完璧に抑えた。今季2勝目。昨年秋、対拓殖大戦は先発するも2回持たずにノックアウトされた姿が記憶に鮮明だが、もてる実力を発揮してみせた。 この結果により、東農大は明日以降に連敗しても、勝率が国士大を上回るため5位が確定した。最近は2部最下位が指定席のような東農大だったが、今季は入替戦を免れた。一方、国士大は最下位が決定し、後日、3部優勝校との入替戦に臨む。今のところ3部は学習院大の優勝が濃厚。
2022.05.24
コメント(0)
第7週2日目は、法政大ー東京大2回戦、明治大ー立教大2回戦の2試合が行われた。明治ー立教は勝ち点を挙げたほうが優勝するとあって熱戦が続いている。昨日は延長12回引き分け、そして今日は明治が辛くも勝利した。 今日、ボクはアベマTVで観戦した。解説は法政OBの大引啓次さん。この大引さんのコメントで興味をもったことが2点あった。ひとつは明治ー立教戦、1点差を追う立教が終盤に送りバントを失敗した場面。「この緊迫した場面できっちりバントを決められないのでは、東京六大学で優勝すべきでないし、全日本選手権に出場すべきでもない」と断言したところ。バントなど細かなプレーの精度が重要であることに疑いはない。とても厳しい物言いだったが、聞いていてスッキリとした。 そして2つ目は、法政ー東大戦で法政の9番・高田桐利(4年、広陵)の打撃に言及したところ。今季打率わずか1割の高田に対し、大引さんは「引っ張るばかりではなく、逆方向へ意識して打つことで打率は上がるはず。自分で自分を苦しい状態にしているようだ。この程度の打率でいる選手ではない」とコメントした。ボクもまったく同感だった。 思い出したのは、法政が1勝1敗1分で迎えた対明治4回戦(5月10日)の高田の打撃だ。2点差を追う法政は9回裏、この回先頭の高田が打席に立った。相手投手・高山の初球は高めに浮いた明らかなボール。そして2球目も高めのボール球だったが、これを高田は強引に叩いて平凡な外野フライに倒れてしまった。 何が何でも出塁を求められる場面。本来の高田ならいやらしく出塁を企てただろうが、何の手立てもなくボール球に手を出し、先頭打者の役割を放棄した格好になった。次打者・宮﨑に本塁打が飛び出したため、法政にとっては余計に残念でならなかっただろう。この程度の打率でいる選手ではないはず。ラストシーズンの秋こそ活躍を期待したい。
2022.05.22
コメント(0)
東京六大学の第4週。法政大‐慶應義塾大の双方1勝1敗で迎えた第3戦は、9回裏、1点差を追う法政が逆転しサヨナラ勝ちし、優勝候補筆頭の慶應から勝ち点を奪った。このカードは3試合ともサヨナラゲーム。これにより慶應、明治、法政の3校が勝ち点2で並び、優勝争いは混とんとしてきた。5月2日慶應 000 000 032 =5法政 003 001 002X =6(慶)増居‐渡部淳‐橋本達‐白木●‐外丸‐生井‐浮橋 (法)篠木‐塙〇 1点差を追う法政は、まず二死満塁の好機に2番・高田桐(4年、広陵)が四球を選んで押し出し同点に。こういった場面にこそ高田の”いやらしさ”が際立つ。素晴らしい選手だ。さらに続く3番・斎藤大輝(4年、横浜)が左前にサヨナラとなる適時打を放ち、法政が勝利を決めた。 ボクは、前日の第2戦をアベマTVで観戦した。この時の解説者はかつて明治大の4番だった広澤克実さん。還暦を迎えた初老の上司(広澤)が会社の部下(実況アナ)を相手に自由奔放に野球談議をするといった趣向、地方都市のさびれた居酒屋で会話する2人をイメージしていただけば、その”まったりぶり”が分かろうというもの。 ただこの番組中、広澤さんが法政の各打者をみてボソッと呟いたのが気になった。「個々の選手は技術が優秀なのに、法政があまり優勝できないのは、野球脳が不足しているんだよなぁ」と。そして具体例として「慶應の捕手が外角を中心に配球しているのに対し、法政の各打者はそれに気付いているのかいないのか、なぜか皆、内角を意識してバットを振っている」といった趣旨の説明をした。実況アナは「法政の各打者が内角待ちだからこそ捕手は外角を要求しているのかもしれません」と応じていたが。 この時、ボクは広澤さんの話をあまり理解していなかったけれど、第3戦に「なるほど!」と膝を打つシーンがあった。それは1点差を追う法政、9回裏一死満塁の場面。打席には今季好調の1番・宮﨑。対する慶應バッテリーは外角を中心に配球するも、宮﨑のスイングはつねに内角を意識している様子。バットは面白いように空を切って結局三振に倒れた。 もちろん宮﨑はこれまでも十分に実績があり、将来を期待される選手であることは間違いない。一打サヨナラの好機に気負いもあっただろう。課題は宮﨑でなく「ベンチ(首脳陣)」にあると見る。相手バッテリーの配球を客観的に見て情報を共有し、それに応じて統一した作戦の指示・伝達が果たしてできていたのだろうか。これが広澤さんの指摘するところの「野球脳」なのだろう。
2022.05.03
コメント(0)
![]()
第4週の1日目第1試合は、法政大が慶應義塾大にサヨナラ勝ちし先勝した。4月30日慶應 000 400 000 =4法政 000 013 001x=5(慶)増居‐渡部淳‐橋本達● (法)篠木‐塙‐武富〇 3点差を追う法政は6回、無死一・二塁の好機に、今季好調の今泉颯太(3年、中京大中京)が左中間に3点本塁打を放ち同点にすると、9回には代打・内海貴斗(3年、横浜)がレフト前にポトリと落ちる安打を放ちサヨナラ勝ちした。 (写真)9回裏、二死一・二塁で代打・内海貴斗がレフト前にサヨナラ安打を放つ。 法政にとって殊勲選手は、塙雄裕(3年、常総学院)と武富陸(3年、日大藤沢)だろう。先発篠木が大量失点を喫して降板後、慶應打線を抑え続けて味方打線の反撃を待った。制球力不足が目立つ投手陣にあって、篠木‐塙‐武富のリレーは唯一の”勝利の方程式”。これしかない勝ち方で法政は勝利を収めた。(写真)8回、9回を完璧に抑えた武富陸。 実は、内海の本塁打には珍しいシーンがあった。本塁打を放った今泉は勢いあまって、2塁ベース手前で打球の行方を見ていた一塁走者を一瞬だけ抜いてしまったのだ。それを見た慶應二塁手が塁審に猛アピールするも聞き入れられず、3点本塁打が認められた。テレビの好プレー珍プレーで見たことはあるけれど、生観戦で見たのは初めて。(写真)慶應先発の増居翔太。
2022.05.01
コメント(0)
全4件 (4件中 1-4件目)
1


