美術館にリヤカーで「きりん」を運ぶ。。

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2004年09月17日

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テーマ：美術館・展覧会・ギャラリー(8452)

カテゴリ：美術☆あーとイベント

うちには、高校３年生になる大学受験生がひとり、居るはずなんだけど・・・家の中を見渡したところ、どうにもそれらしき生物は発見できない！

目一杯、『受験勉強以外のことだけ』に、この熱い熱い夏休み中も命を賭けてる女子高生みたいなモノが、はるるの目の前をうろうろしてたような気がするんだけど・・。笑

７月いっぱいは、高校演劇の全国大会出場の準備で毎日朝早くから夜遅くまで、下手な体育会系のクラブ活動よりも余程ハードな毎日を学校で過ごし、そのあとはいよいよバスで１２時間、北関東から瀬戸内まで移動して本番へ。

鳴門海峡からメール♪いよいよ本番！★

あの台風の中、四国の徳島県、鳴門市に１週間もへばりついて、舞台出演と舞台美術のチーフをやってた。

演劇日本一！☆第５０回全国高校演劇決勝大会

帰って来ると、国会見学会とかムニャムニャとかをこなし、あとはひたすら２階のさるすべりの花がゆれる自分の部屋の窓辺のベッドでひたすら爆睡。
そのあと、息をつく間もなく東京へ。

東京では美術系大学専門予備校で、３週間のあいだ主にデッサンの練習の日々。
（おいおい、英・数・理・社は、ど～なってんだあ？！）
ふだん、あまり乗らない電車に乗ることが、東京生活の最初は楽しかったらしかったけど、じきに慣れちゃって「もう電車は乗り飽きた」くらいに乗り換えまっくていたようです。

東京下町のど真ん中、山手線の駅から徒歩２分くらいで仲良く自炊の共同生活してました。

わりあい近所の商店街にあるお肉屋さん、なぜかいつも行列が絶えません・・・。
どうしてかと思ったら、あのこないだのアテネ・オリンピックで金メダルなんかを３個、獲得してしまった水泳選手の家だったらしい。笑
おふたりさんも、一度だけ並んでコロッケをひとつづつ、アツアツの揚げ立てを買って食べたら美味しかったそうです。

舞台がおわったあとの国立劇場前、皇居のお堀端。

東京滞在のフィナーレは、演劇部が全国３５００校の頂点に立った記念の、文字通りの桧舞台となった国立劇場での凱旋公演参加。

雨の国立劇場

はるるたちと一緒のクルマで、首都高速から東北自動車道路で自宅に戻りました。
翌日から「自分へのごほうび」の、東京ディズニーランド日帰りと、卒業制作の数メートルの高さの流木を使った「きりん」のオブジェの仕上げ作業。

鬼怒川の中流にある河原で肉体労働にいそしむムスメと従姉の流木集め。

静かすぎる。返事がない。

自宅に帰って来ると、毎日、過労のためにメシ食って、風呂に入ると・・・あとは、いつもバタンキュー爆睡！！
（おいおい、英・数・理・社は、ど～なってんだあ？！）

そんなお先真っ暗な受験生に、ひとすじの光が・・・。
今日、学校の推薦入学者判定会議ってのがあったらしいんだけど、かねてから第一志望にしていた都内にあるＮ大学の芸術学部に推薦が決まったのだ。
学科試験が免除になるので、あとは面接と実技試験のみ。
今夜の夕食のときに本人から報告を受けて、ほっと一息。
・・・と、言っても、もちろんまだ合格したわけじゃないんだけどさ。

流した汗と涙は、当事者でないと判らないことだけどね・・。

はるるのおんぼろ平成元年車４ＷＤに積んだ流木。
こーゆーのを、何本もはこびました。

流木探検隊がゆく！

はたまた明日は、土曜日なので休みの日だけどーーいよいよ県立美術館での審査会に、例の「きりん」のオブジェを搬入することになってる。
４メートル近くある作品なので、いくつかのパーツに分解出来るようにしてあるんだけど、それでも大き過ぎるもんで、学校から１キロほど、リヤカーで運搬することにしたらしい。
幸い、学校と美術館の距離があまり離れてない場所だったから良かったけど、あまりあとさき考えずに「大作」（大きさだけ！苦笑）を制作するのも考えもんかなあ。

審査に通って「入選」すれば、そのまま美術館に県の芸術祭参加作品として展示されるんだけど、落選しちゃうとそのまま、リヤカーでまた同じ道を逆戻りする悲しい帰り道のきりんさんになってしまう。
ここは一発、父親としてのはるるさんは、きりんさんの健闘を祈るしかないなぁ～☆