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天気が怪しく(このへん、非常に鋭いワタシ)遠出は止めて、5.5kmにわたって続くという(とは言っても実際の距離はどうなんだか)、海岸を散歩することにしました。ドイツ人が島ごと買いたがっていたというだけあって、ドイツからの移民の多いこの島は、至る所にドイツパブ、ドイツレストランが点在していて、スペインに来てドイツの香りも楽しめる、ちょっとおトク感のする妙な観光地です。もちろん(?)イングリッシュパブもちらほらあって、このアクの強い2人種の中、本土に比べると、少し大人しい印象のスペイン人でした。昼食はドイツレストランで、ポークシュニッツル(とんカツ)、じゃがいもとベーコンのソテー、サラダはもちろん酢が効いておりました。革製品が名産とのことなので、自分へのおみやげとして大麻の刺繍された小銭いれと、椰子の種(涙ぐましいまでの暖かさへの渇望、さてUKで発芽するのでしょうか)を購入してちょっとイイ気分♪貧乏旅行の友は、常にスーパーマーケットなのですが、牛乳1リットル49セントに対し、テーブルワイン1リットル44セントにはやはり驚きました。そういえば、フランスでは缶コーラより缶ビールが安かったのを思い出し、日本も英国も酒税の高い国なのだということを実感しましたね。しかし、スペインやフランスにできるコトが何故日本や英国でできないのか、不思議。1日目へ >> 2日目へ >> 3日目へ >> 4日目へ >> 5日目ホームへ >>
Jan 29, 2005
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朝食のあと、バスに乗ってPalmaへ、電車に乗り換えてIncaに向かいました。朝9:00少し過ぎということもあってか、バスは途中で満員になってしまいました。これ以上は乗れないよねぇ。それでも詰め込むのがスペイン式かと思いきや。あと3人、という所で、バスの運転手は彼らの目の前で、無言でドアを閉めてしまいました。寒風吹きすさぶ中、1時間に2本のバスを待っていた彼らに、「それはないでしょう」と思いましたが、珍しいコトではないそうです。もちろん、その後のバス停は無視。待っている人がいるにもかかわらず、です。おかげで(?)予定より早く目的地に着いたのを素直に喜べない、複雑な気分。ともあれIncaの街を散策し、陽だまりで束の間の温かさを味わい、同じルートで宿に戻ったのですが、帰りのバスでまた。杖をついた足の悪い老人が、下車にもたついている間に、バス発車。ドア近くに立っていた私と、その老人が同時に大声を発したにもかかわらず、その声はあっさり無視されてしまいました。これでいて、時間通りに運行されているワケではないのが、理解不能なスペインのバス事情なのでした。宿に戻る前にコーヒーでも、と入ったバーでは、近くの水道管が壊れたとかで、コーヒーを飲んでいる間に、みるみる床が水浸しになっていきました。バーの主人は何事もないように、カウンターの客と世間話に花を咲かせているので、まるで生き物のように、こちらに向かってくる水溜りを指さし、「水、水!」と注意を促したのですが、彼は「ふぅ」と溜め息をつき、「いやー困ったもんだよねぇ」と一言。そりゃー直すコトはできないにしても、一時的にテーブルを動かすとか、モップかけるとか・・・。夕暮れ、海岸を散歩。日没の美しい景色に、冷たい風が切り込んでくるのも忘れ、暫し立ちつくしていました。水平線の彼方に、うっすら残る太陽のカケラがちゃぷんと沈んでしまうと、後は静かに闇が世界を覆いつくしてしまうのを待つだけです。1日目へ >> 2日目へ >> 3日目へ >> 4日目 5日目へ >>ホームへ >>
Jan 28, 2005
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昨日買っておいた卵を使ってスクランブルエッグ、サラダ、トーストにコーヒーの朝食を作り、パルマハムを山ほど押し込んだサンドイッチを昼食に作り、バスでArenalへ向かいました。島を見て回るのに便利なPalmaからは海岸続きでアクセスに簡単なことと、空港で聞いた格安宿がある地であること、移動し続けるには寒すぎるので、一箇所に腰を落ち着けたほうが良いという判断からでした。しかし美しいビーチがシーズン中には人でごったがえすArenalには、沢山のホテルやホステルがあり、うろ覚えの慣れない地名や名前から特定の宿を探すのは不可能と知り、再びバスに乗って空港へ。無事に本日からの宿を確保しました。ここからが私達のお馬鹿な旅のお話です。不思議な事に、Arenalから空港まで行くには、バスでPalmaに出て、空港行きのバスに乗り換えなくてはなりません。地理的には、Palma - 空港 - Arenalで、地図でみるところによると、空港からArenal迄、4kmとあります。バスに乗れば40ー50分でArenalに戻れますが、チェックインできるのは17:00過ぎ、時間はたっぷりあります。歩いてArenalに戻ることにしたのですが、高速道路に阻まれて思ったルートが取れず、結局大きく迂回することに。交通量は多くないものの、そのスピードは歩行者を驚かせるには十分な上、「歩いてみよう」などと思った人間はおそらく私達だけだろうと思われるその舗道は無いに等しく、風は冷たく、足は痛みだし、かといって戻ることもバスを拾うこともできない、「後悔先に立たず」を実践することになりました。4時間と少し歩き、結局、なんとか空港を脱出し、始めにたどり着いた町Can Pastillaでバスを拾ってArenalへ。Can Pastilla - Arenal間は約5km。あれ?空港からArenalは4kmじゃなかったのか、と思われるでしょうが、ここはスペイン、正確さは重要ではないようで、私達が見ていた地図は正確ではなく、距離はおそらく直線距離だったのでしょう。ともあれ、無事に宿に着き、テイクアウェイの店でローストチキンを一羽買い、ビールと共に美味しくいただきました。1日目へ >> 2日目へ >> 3日目 4日目へ >> 5日目へ >>ホームへ >>
Jan 27, 2005
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いやな予感は的中し、目覚めると、窓から見えたのは美しい白銀の世界(涙)。スペインなはずなのに(涙)。新聞によると、Mallorcaで雪が積もったのは1940年以来10回目、最後に降ったのは1985年というから、20年ぶりの積雪です。子供がはしゃぐのも無理はありません。朝食に出されたパン、ハムとチーズが食べきれず、昼食にとサンドイッチを作って、海岸ぞいの道を歩いてCala D'orに向かいました。晴れてはいるのに、吹雪いてる中をひたすら歩くわけです。黄金色の砂浜に積もった雪は、ただでさえ歩きにくい砂浜をさらに困難にしましたが、めったにない経験と割り切る事に成功。歩いた後は、白い雪と砂が混ざって、あまりきれいとはいえませんでした。それにしても海の色の鮮やかなことには、息が詰まりました。こんな天気なので、外に出ている物好きは車ですらそうたくさんはいないのですが、迷いかけた時に道をたずねた男の人の反応は、酷いものでした。どうみても地元の人、どうみても私達は旅行者、それ以外の生物は(たとえ犬一匹)いない道で、「Excuse me!」と近寄る私を完全に無視するのです。聞こえなかったのかと再び声を出すと、振り返りはするものの、まるで私が透明人間であるかのごとく、再び背を向けて歩きだすのです。地図上では10kmと予想された距離でしたが、くねっていたり、回り道をしなければならなかったりと、結局は多く歩く羽目に。ここのマリーナにはおおきな船がたくさん留まっていました。夏場には、お金持ちの人々が優雅に地中海クルーズを楽しむのでしょうが、季節外れの1月は閑散としていました。Cala D'orのアパートメント(巨大チェーン店でプライヴェートビーチを持ち、スーパー、バー、温水プール、ジャグジー、サウナ等の施設が敷地内にある)に宿を取り、暖かい部屋でぬくぬくしたあと、私はサウナへ。スーパーマーケットで買った夕食の後、バーでビールを楽しんで、明日こそ平常の気候に戻ってくれることを祈ったのでした。1日目へ >> 2日目 3日目へ >> 4日目へ >> 5日目へ >>ホームへ >>
Jan 26, 2005
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4:45起床、凍り付く道路を駅まで歩きました。そう、土壇場になって、自転車を持っていかない事に決めたのです。これは、例の「虫の知らせ」というやつだったのでしょうか。11:00、Mallorca到着。タラップを降りると、澄み渡る青い空から、ちらちらと降ってきたのはなんと雪。昨日までは15度だったのに!殆んどの観光客が目指すという北海岸を避けて(天の邪鬼)、とにかく暖かさだけを求めてpalmaから南東の果て、Cala Figueraを目指したまでは良かったのですが・・・。バスは一日に2本。次のバスは17:20、待っていたら宿なしになってしまうかも、との不安がよぎり(フランスでの野宿話はここで♪)とにかく近くまで行ってみようとSantanyiへ向かいました。バスを降り、Cala Figueraまで6kmの道のりを歩きました。美しい陽を浴びながら、時折思い出したように降る雪。寒くさえなければこんなに奇麗な光景もないのでしょうが。今夜の宿のB+Bを見つけ、ほっと人いき。水道水が飲めないと聞いてはいましたが、まるで塩と酢が混ざったような、その味の悪さに驚きました。歯を磨くにも最後にはボトルからの水ですすぐ始末。夕食をとっている間にも雪は振り続き、初日早々、いやな予感で幕を開けた旅の始まりでした。1日目 2日目へ >> 3日目へ >> 4日目へ >> 5日目へ >>ホームへ >>
Jan 25, 2005
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