音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2009年08月08日
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テーマ: 洋楽(3310)
才能ある二人の若き日の記念写真


 サウスサイド・ジョニーは米国ニュージャージー出身のロック・アーティスト(ヴォーカル、ハーモニカ)。ブルース・スプリングスティーンの盟友であり、「表通りのB・スプリングスティーン、裏通りのサウスサイド」と言われるように、スプリングスティーンのように、大ヒットになることはなかったが、地道に活動を続け、例えばジョン・ボンジョヴィのように、アーティストの中には彼の信奉者も多い。

 「Broken Down Piece Of Man(破れた心)」は彼のファーストアルバム 『アイ・ドント・ウォント・トゥ・ゴー・ホーム』 (1976年)に収められたナンバー。この頃のサウスサイドは、スプリングスティーンやリトル・スティーヴン(スティーヴ・ヴァン・ザント)の曲も多く演じていて、とりわけ、スティーヴは彼の共演者・プロデューサーでもあった。上記のファースト・アルバムには「フィーバー(The Fever)」など佳作曲も含まれているのだけれど、敢えて「破れた心」を紹介したいのは、この曲でスティーヴが全面参加しているためだ。

 サウスサイドが1948年生まれ、スティーヴが1950年生まれだから、1976年当時は二人とも20代後半の若くエネルギッシュな時代。デビュー前からの仲で、同じニュージャージーのローカルシーンで育ってきたミュージシャンだ。スプリングスティーンに遅れること数年、メジャーレーベル(Epic)に進出したサウスサイドは、盟友スティーヴをプロデューサーに迎えるばかりか、何曲かでは共演。このアップテンポの曲では、スティーヴはツインヴォーカルでサウスサイドとの掛け合いが小気味よい。二人が60歳前後になった今からみると、色褪せた写真を見るようかもしれない。けれど、この懐かしきスナップ写真に収められた二人の若々しさ、そして上り調子の勢いは、同窓会で昔の写真を見るときのような楽しさを与えてくれる。


[収録アルバム]
Southside Johnny & The Asbury Jukes / I Don't Want To Go Home (1976年)






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