1977年にデビューし、70年代後半から80年代後半にかけて一世を風靡したロック・バンド。結成当時としては珍しい、英国人と米国人の混成であったことからフォリナー("外国人"、カタカナ表記はなぜかフォーリナーではなくフォリナーで定着)と名乗った。初期のアルバムから売り上げを伸ばし人気を誇っていたが、シングル曲としては唯一の全米No. 1ヒットになったのが、1984年発売のアルバム『プロヴォカトゥール~煽動(Agent Provocateur)』からシングルカットされた「アイ・ウォナ・ノウ(I Want To Know What Love Is)」である。何週も1位の座にいたマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」を引きずり下ろし、年間チャートでも4位に入る大ヒットとなった。