2015年06月29日
テーマ： 洋楽(3308)
カテゴリ： 洋ロック・ポップス
才能大爆発の大ヒット作
ジョージ・マイケルは、1963年イギリス出身のミュージシャン。学校で出会ったアンドリュー・リッジリーとのデュオ、ワム！（Wham!）として1981年にデビューし、数々のヒットを飛ばした。1986年にワム！を解散し、ジョージは自身の才能を生かしてソロ活動を進めていく。その結果として出されたソロ・デビュー作が、1987年リリースの『フェイス（Faith）』だった。
ワム！ではアイドル的要素（少なくとも受け手はしばしばそういう反応）があったけれど、ソロになった彼は見事に才能を発揮した。収録曲の内容もどれもハイレベルで、すっかり‘アーティスト’に変貌していた。
カットされたシングル（リリース順に3.，1.，2.，4.，8.，9.）はすべてが全米5位以内、うち4曲は1位だった。また、アルバム自体も全英と全米で1位に輝いたほか、全米のR&Bチャートでは、白人の作品として初めて1位を獲得というおまけもつき、とにかく聴衆に広く受け入れられたアルバムだった。
お薦めの曲は、どうしてもシングルカットされたものに集中してしまいそう。まずは、荘厳なイントロから一転して並大抵ではないノリがいい表題曲の1. 「フェイス（Faith）」 。年間のシングルチャート（全米ビルボードの年間シングル）で1位という長期のヒットの上、セクシーなお尻のPVが印象に残っているという人もいるかもしれない。2.「ファザー・フィギュア」のしっとりとしつつもソウルフルな曲調も確実に本盤の聴きどころ。先行シングルの3.「アイ・ウォント・ユア・セックス」は、なんだかイメチェンを狙った確信犯的な選曲で気に入らない部分もあるが、実力発揮という意味では、この曲が本盤のナンバー1と言えるのかもしれない。4.「ワン・モア・トライ」はとにかくヴォーカルがいい。聴き逃しがちなのは、本編ラストの9.「キッシング・ア・フール」。こういうジャズ・ヴォーカルっぽいノリもさらりとこなせるのも、やはりジョージの才能といったところだろうか。
本盤の大ヒットの後、ジョージ・マイケルは公衆猥褻罪での逮捕、ゲイであることのカミングアウト、大麻問題（さらには実刑判決）と、今日に至るまで、才能とは関係ないところでのお騒がせを続けてしまうことになる（近年では健康問題や怪我も報道された）。とはいえ、よくよく考えれば、彼の年齢はまだ50 歳を過ぎたばかり。このアーティストに与えられた天賦の才が爆発的に開花する瞬間は、これでおしまいではなく、この後まだまだ繰り返されていくことを期待したい。
［収録曲］
1. Faith
3. I Want Your Sex (Parts I & II)
4. One More Try
5. Hard Day
6. Hand to Mouth
7. Look at Your Hands
8. Monkey
9. Kissing a Fool
～CD・カセット、ボーナス・トラック～
10. Hard Day (Shep Pettibone Remix)
11. A Last Request (I Want Your Sex Part III)
1987年リリース。
200円OFFクーポン配布中！（6/30まで、先着4万名様限定）【送料無料】フェイス/ジョージ・マイケル[Blu-specCD2]【返品種別A】
次のブログのランキングサイトに参加しています。
お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします！
↓ ↓
ジョージ・マイケルは、1963年イギリス出身のミュージシャン。学校で出会ったアンドリュー・リッジリーとのデュオ、ワム！（Wham!）として1981年にデビューし、数々のヒットを飛ばした。1986年にワム！を解散し、ジョージは自身の才能を生かしてソロ活動を進めていく。その結果として出されたソロ・デビュー作が、1987年リリースの『フェイス（Faith）』だった。
ワム！ではアイドル的要素（少なくとも受け手はしばしばそういう反応）があったけれど、ソロになった彼は見事に才能を発揮した。収録曲の内容もどれもハイレベルで、すっかり‘アーティスト’に変貌していた。
カットされたシングル（リリース順に3.，1.，2.，4.，8.，9.）はすべてが全米5位以内、うち4曲は1位だった。また、アルバム自体も全英と全米で1位に輝いたほか、全米のR&Bチャートでは、白人の作品として初めて1位を獲得というおまけもつき、とにかく聴衆に広く受け入れられたアルバムだった。
お薦めの曲は、どうしてもシングルカットされたものに集中してしまいそう。まずは、荘厳なイントロから一転して並大抵ではないノリがいい表題曲の1. 「フェイス（Faith）」 。年間のシングルチャート（全米ビルボードの年間シングル）で1位という長期のヒットの上、セクシーなお尻のPVが印象に残っているという人もいるかもしれない。2.「ファザー・フィギュア」のしっとりとしつつもソウルフルな曲調も確実に本盤の聴きどころ。先行シングルの3.「アイ・ウォント・ユア・セックス」は、なんだかイメチェンを狙った確信犯的な選曲で気に入らない部分もあるが、実力発揮という意味では、この曲が本盤のナンバー1と言えるのかもしれない。4.「ワン・モア・トライ」はとにかくヴォーカルがいい。聴き逃しがちなのは、本編ラストの9.「キッシング・ア・フール」。こういうジャズ・ヴォーカルっぽいノリもさらりとこなせるのも、やはりジョージの才能といったところだろうか。
本盤の大ヒットの後、ジョージ・マイケルは公衆猥褻罪での逮捕、ゲイであることのカミングアウト、大麻問題（さらには実刑判決）と、今日に至るまで、才能とは関係ないところでのお騒がせを続けてしまうことになる（近年では健康問題や怪我も報道された）。とはいえ、よくよく考えれば、彼の年齢はまだ50 歳を過ぎたばかり。このアーティストに与えられた天賦の才が爆発的に開花する瞬間は、これでおしまいではなく、この後まだまだ繰り返されていくことを期待したい。
［収録曲］
1. Faith
3. I Want Your Sex (Parts I & II)
4. One More Try
5. Hard Day
6. Hand to Mouth
7. Look at Your Hands
8. Monkey
9. Kissing a Fool
～CD・カセット、ボーナス・トラック～
10. Hard Day (Shep Pettibone Remix)
11. A Last Request (I Want Your Sex Part III)
1987年リリース。
200円OFFクーポン配布中！（6/30まで、先着4万名様限定）【送料無料】フェイス/ジョージ・マイケル[Blu-specCD2]【返品種別A】
次のブログのランキングサイトに参加しています。
お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします！
↓ ↓
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[洋ロック・ポップス] カテゴリの最新記事
-
スモール・フェイセス 『オグデンズ・ナ… 2024年05月27日
-
Ｊ・Ｄ・サウザー 『ジョン・デイヴィッ… 2024年05月24日
-
エルヴィス・コステロ 『オールモスト・… 2024年05月01日
【毎日開催】
15記事にいいね！で1ポイント
PR
Free Space
Calendar
Keyword Search
▼キーワード検索
Comments
© Rakuten Group, Inc.
