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2004年01月19日

「きままな絵筆」池波正太郎

カテゴリ：読書感想

池波氏のエッセイと、氏の描かれた油絵の詰まった、洒落た本。

ふんだんにある挿絵（氏の油絵）が、今の私は嬉しいし興味がある。
カラー印刷もきれいだし。（講談社文庫）
洒脱なエッセイはもちろんいい。

池波正太郎氏の本を読み始めたのは夫の影響で。
「剣客商売」の「小兵衛さん」に魅せられ、15冊か16冊読破し、次に「鬼平犯科帳」24巻も読み、「長谷川平蔵」にいかれましたよ。
ヒーローの人柄の魅力はものすごい。惹かれる。
金ばなれのいいこと、ほんと江戸っ子。理想ですが、そうはいかない現実。

夫と「小兵衛さん」ごっこで、蕎麦屋のこあがりでお酒なんていうことも、一時凝りましたね。

洒落た人で、映画と美味しい物が好きで、外国にもどんどん行く。

その外国への行きかたがすごい。
運転と言葉が出来ないので、出来る人を道連れにし、その人の旅費は出す。
小説の主人公そのまま。
そして、「ドンレミイの雨」などというロマンチックな物語を書いてしまう。
この本も私は好き。

その他かなり読んだが、まだ全部ではない。
多作で、楽しみが残っている。

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