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2004年12月06日

「恋愛中毒」山本文緒

(2)

テーマ：最近、読んだ本を教えて！(24652)

カテゴリ：読書感想

『世界の一部にすぎないはずの恋が私のすべてをしばりつけるのはどうしてなんだろう。』（表紙裏より）

どうしてそこまでいくの！
とても気持はよくわかるのだけど後味わるい。
読み進んでいる間感情移入はできる。恋愛感情は理屈ではない一筋結構、けれど何か釈然としない。
“Love holic”やっぱり病気なんだなーと思う。

幼い頃から身の回りに起こることが自分の意思とかけ離れていて「何か違う」と猛烈な被害者意識で育った水無月さん。恋をしては深みにはまっていく人生。人の生き様はどうしてもそうなってしまう運命のあみだくじだろうか？自身そういうオーラを発しているのか、小説家、創路功二郎にも踏み込まれ、もてあそばれる。そうして哀しい展開。

長い、広い人生、愛だの恋だのはほんの一部なんだろうに…。

相変わらずうまくておもしろくてくたびれた、山本文緒さんの本。

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最終更新日 2004年12月06日 15時35分56秒
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■コメント

Re:「恋愛中毒」山本文緒(12/06)

好幹さん

魔性の女的オーロラを発している人はいますね。
それが時として相手の人に色気として移りその女性もその相手の人に特別な感情を持っており、これが一致したときが怖い。うん (2004年12月06日 16時45分43秒)

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好幹さんへRe[1]:「恋愛中毒」山本文緒(12/06)

ばあチャルさん

＞魔性の女的オーロラを発している人はいますね。
＞それが時として相手の人に色気として移りその女性もその相手の人に特別な感情を持っており、これが一致したときが怖い。うん
-----
なるほど、人間はたくまずして瞬時に観察察知するのですね。
例えばある性格雰囲気を持った女の人が、いつも同じような本人にとってためにならない男の人とつきあってしまうのか、深みにはまってしまうのか、ですよね。本当に恐くて過酷。
でもそれって「生まれ変わってもまた今の夫と結婚したい」と言うのと同じですねー。
(2004年12月07日 08時17分43秒)

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