全923件 (923件中 1-50件目)
人間の身体は天気に左右されやすい。正比例するのか、それとも反対にーーま、どうでもいいことだけどじっくり考えてみるのもオモシロイかもしれない。久しぶりに「闘牛に賭ける男」を見た。裕次郎と北原三枝の共演でスペインロケした作品だ。監督は日活の猛将舛田利雄、アクション映画の巨匠と云える存在だ。開巻から息も継がせず一気に魅せる手腕はさすがだ。裕さんと後の妻三枝さんのコンビは抜群だ。この映画、古くて新しいと云えようか。一見の価値は充分すぎるほどだ。【VHSです】闘牛に賭ける男 [石原裕次郎]◆中古ビデオ【中古】
2012.05.13
コメント(0)
寅さんシリーズ14作はなんと寅次郎の隠し子騒動で大騒ぎ。生来の義侠心から故あって女房に逃げられた男の赤ん坊をとらやに連れ帰った寅さんだったが・・・。今回のマドンナは白衣の天使京子(十朱幸代)だ。明るくチャーミングな十朱に寅さんならずとも男性フアンはメロメロ。赤ん坊の父親(月亭八方)がとらやに来て赤ん坊に再会、踊り子の女房に逃げられた顛末を一席。寅は不器用男の純愛に一肌脱いでやる。地域のコーラス団に参加している京子に、モテない男の典型、コーラス団の団長{上條恒彦)・大川弥太郎がホの字傘。寅次郎の恋敵との対決は果たして・・・。送料無料!!【DVD】男はつらいよ 寅次郎子守唄/渥美清 [DB-514] アツミ キヨシ【smtb-TD】【smtb-k】【2sp_120427_b】
2012.05.06
コメント(0)
喜劇の達人ビリー・ワイルダー監督の初期の傑作「第17捕虜収容所」を見た。見応え充分の作品である。シリアスな映画だが、随所に笑いを取り込み流石ワイルダーだけのことはあると思わせる逸品に仕上がっている。まさに上質のエンターテインメントだ。一見の価値あり。日本語・原語対応版!★80日本語吹替版:「第十七捕虜収容所」DVD新品★ロシア人女性捕虜たちとの金網ごしの交流シーンは見事。ホールデンが望遠鏡を使って仲間たちに浴場をのぞき見させる場面は秀逸。
2012.05.04
コメント(0)
「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」はシリーズ第13作、サユリスト必見の作品だ。今回の舞台は津和野、山陰の小京都と云われる美しい町だ。第9作「柴又旅情」で陶芸家と幸福な結婚をしたはずの歌子(吉永小百合)だが、夫が病で夭逝。今は夫の実家のある津和野で姑と同居し、図書館に勤めていた。偶然歌子と再会した寅さん、歌子の寂しそうな顔を見るに忍びず、歌子の身の上話を聞いて同情、歌子を励ますのだ。人生の再出発を期して上京した歌子は「あたし来ちゃった」と、とらやに顔を出す。喜色満面の寅、歌子と父のギクシャクした関係の修復に手をかす。寅次郎と歌子の父のトンチンカンな問答の結末は・・・・。【ポイント10倍】送料無料!!【DVD】男はつらいよ 寅次郎恋やつれ渥美清 [DB-513]【2sp_120427_b】
2012.04.28
コメント(0)
寅さんシリーズ12作も快調そのもの。マドンナはなんと岸恵子が登場。寅さんの腕白時代の同級生でべそが出現。このでべそ、放送作家の前田武彦である。何十年ぶりかで再会した二人は意気投合、柳文彦(前田武彦)は画家の妹りつ子(岸恵子)の家に寅を連れてやってくる。家に上がりこんだ寅、はずみで書きかけの絵を台無しにしていまう。それに気づいたりつ子は怒り心頭、寅と大ゲンカ・・・。だが、さっぱりした気性のりつ子にいつかひかれ、熱を出してうわごとを言うほどの恋わずらい。はたして恋の結末は・・・・・??? 【中古】美品! 男はつらいよ 私の寅さん(第12作)/渥美清DVD/邦画TV
2012.04.02
コメント(0)
「ドライビング Miss デイジー」を観た。心暖まる傑作だ。製作は’89年で’90年に公開された。主演は驚くなかれジェシカ・タンデイ、「旅愁」「コクーン』「鳥」など助演女優として名を馳せた名優だ。思い出せない方にはこれらの作品に出ていたあの女優と云えば思い出される方もいるだろう。80才の彼女、絶妙の名演技で89年度アカデミー主演女優賞を獲得した。勿論初めての受賞である。共演はこれまた名優である黒人俳優のモーガン・フリーマン。このふたりの名優が丁々発止と繰り広げる演技がなんとも痛快である。未亡人デイジーの息子役のダン・エイクロイドがこれまたいい味を出している。見ていてなんとも楽しくなってくる。アメリカ南部の都市アトランタを舞台に、裕福な未亡人デイジーとお抱え運転手になった初老のホークとの25年に及ぶ心の交流を描いている。この映画、見ておいてゼッタイ損はない。【送料無料】【中古】DVD▼ドライビング Miss デイジー▽レンタル落ち【10P28Mar12】私が感動したのは、デイジーがホークの手を握り、「誰が何と言おうとあなたは私の友達よ」と云う場面だ。黒人差別の強い南部でこんな行為は到底信じられないことであるのにだ。それと字の読めないホークに『書き方練習帳』をプレゼントするシーンだ。”交流の華”と云えようか。面白いのは熟女4人が集まって麻雀をするところ。チー、ポンというかけ声がなんとも愉快だった。
2012.04.01
コメント(0)
ブログは休眠状態、みなさまにご迷惑をかけてしまいました。お詫び申し上げます。人間気力が大事です。体調が悪いと何をする気にもなれません。ほったらかしにせざるを得ませんせした。あなたも体調には充分なご注意をなさってください。今日は久しぶりに寅さんを見ました。シリーズ11作「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」です。マドンナはあの浅丘ルリ子。彼女の何とイキイキとしてること。北海道網走で寅さんと出会うドサ回りの歌手リリー役だ。同じフーテン暮らしのせいか会ってたちまち意気投合、寅とリリーは恋人同士になる。挙句は夫婦同然の仲にも。遂に寅も”運命の女”に掴まったのか、と思わせるが、これはリリーとの長~い恋の発端に過ぎなかった。【ポイント10倍】送料無料!!【DVD】男はつらいよ 寅次郎忘れな草渥美清 [DA-511]【0304superP10】山田マジックのせいでもないと思うが、なんとルリちゃんの演技のうまいこと、水を得た魚のようにのびのびと役柄を演じていたように思う。
2012.03.06
コメント(0)
鬼が高笑いしているような昨今の日本列島。こんなことで今年一年を無事に超せるのだろうか。今夜は節分だ。昔は夜道を歩くと通りすがりの家の中から賑やかな「鬼は外、福は内!」の声が聞こえて来たものだった。こどもたちのキャッキャと騒ぐ声も。今年は静かなものだ。この頃の親は子供に豆まきをさせなくなったのかも知れない。家の中で豆を撒くなど論外なのだろう。まして撒いた豆を拾って食べさせるなど想像もできないのかも。ところで私の通っているデイサービスでは今日はイベントで豆まきが行われた。中央の柱を中心に参加者が輪になって椅子に腰かける。鬼の扮装をした女性がお姫様を襲うという趣向だ。ひらひらしたワンピに金髪のロングヘアの姫(男性)は鬼に追われて逃げまどう。鬼めがけて、新聞を丸めて作った”豆”が投げつけられる。紙つぶての集中攻撃に鬼はこうさんする。結構おもしろく遊ばせてもらった。こうして童心に帰るのもいいものだ。日本に居座っている鬼退治は誰がする???ここはひとつ桃太郎侍に出番を仰ぐしかあるまい。【送料無料】桃太郎侍市川雷蔵に期待しようではないか。どうであろう、各々方。
2012.02.03
コメント(2)
私が通っているデイサービスには、飛び切りの笑顔美人がいる。v社の運動指導員のYさんだ。離れていても目が合うとにっこりと微笑んでくれる。まるで夜明けの太陽のようだ。だからと云って、他の女性職員たちに笑顔が少ないと云う訳ではない。みんな笑顔は美しい。ブスっとした人など一人もいない。でも。Yさんの笑顔は別格だ。私はいつもYさんの姿を目で追いかけながら考える。彼女の笑顔は天性のものだろうか、それとも毎日の訓練の賜物であろうか。と。断っておくがにっこり微笑んでくれるのは私だけにではない。参加している老齢者全てに対してだ。ところでv社では、毎日歌の体操を実施している。二か月に一度歌を変えて歌謡曲に振付をつけ、椅子に座ったままでリハビリするというものだ。今はかってのヒット曲「いつでも夢を」だ。橋幸夫と吉永小百合が歌って一世を風靡した曲だ。【25%OFF】[DVD] いつでも夢をこの映画を夢を持ち、夢に挑んでいる多くの若者に捧げたい。夢は壮大なものがいい。誰にでも出来ない大きな夢、挫折しても途中で諦めないことだ。くじけることなく再度挑戦する、そこにこそ夢を現実にする要諦がある。果てしなき夢を追いかけて日夜頑張ろう。
2012.01.28
コメント(0)
元日活の俳優、二谷英明さんが1月7日肺炎のため亡くなられた。享年81才だった。私が二谷さんと出会ったのは日活撮影所に入って程なくだったように思う。昭和34年のことだ。当時私は新米スタッフの一員として所内をかけ廻っていた。私が「おはようございます」と声をかけると「おはようございます」と丁重な返事が返ってきた。軽い会釈まで伴っている。私はオドロイタ。新米の若造に過ぎなかった私にまで差別することなく挨拶してくれる。すでにスタークラスの二谷さんがである。二谷さんは紳士だな、と私は思った。所内では「エイメイ」さんの愛称でみんなに慕われていた二谷さんは「ダンプガイ」と名付けられアクション路線を支え、裕さん、錠さん、旭さんの相棒役で存在感を発揮した。[1961年日活:DVDは未発売]【VHS】ろくでなし稼業●監督:斎藤武市//宍戸錠/二谷英明/金子信雄 【中古】(ビデオ)今夜はエイメイさんを偲んでこの作品を見ることにしたいと思う。エイメイさん、ゆっくりやすんでください。合掌。
2012.01.10
コメント(0)
夢をゆめとして終わらせるか、夢を現実のものとして手に入れるか、あなたはどちらをお望みでしょうか。夢を叶えたい、きっとそう思っておいででしょう。私もそうです。どんな夢でも必ず叶えられるんです。そのためには叶うと信じることです。そして夢を追いかけ続けることが大切。そうしているうちにきっと夢のほうから近づいて来ます。その時がチャンス、ゆめを捕まえるのです。私の通っているデイ・サービスでは、1月4日にスタッフが2012年の年頭挨拶として華々しく目標を打ち上げて下さいました。『皆様の心を温めるケアセンターに』『おいしい料理の腕に磨きをかける』『楽しい運動で皆様を笑顔に』『皆様の安全に全力をつくす』等々。私も負けずに今年の目標を決めました。『杖なしで歩けるようになる』『3日~5日にブログの更新をする』夢をゆめとして終わらせないためにどうすべきか。これはもう寅さんに教えてもらうのが何より。[1972年松竹]【VHS】男はつらいよ 寅次郎夢枕 第10作●渥美清/八千草薫/倍賞千恵子 【中古】(ビデオ)これは寅さんがプロポーズされるという超衝撃作! まさに初夢夢枕と云えよう。マドンナはと云えば、元宝塚女優で鳴らせた可憐な一輪、八千草薫。一瞬の”目力”で寅さんをヘナヘナにしてしまうのだ。御前さまの紹介でとらやの下宿人になった堅物の東大理学部助教授の岡倉(米倉斉加年)。お千代(八千草薫)に惚れて恋の病に。寅は義侠心から恋の仲立ちをするも・・・。
2012.01.08
コメント(0)
3勝3敗で迎えた日本一を決める第7戦、駒に勝るソフトバンクが勝利を収め、日本一の栄冠はソフトバンク秋山監督の頭上に輝いた。監督就任3年目で成し遂げた快挙に拍手を贈りたい。チームの底力を上げ、選手層を厚くしたことが圧倒的強さでペナント獲得につながり、日本一を制したのであろう。本拠地での1,2戦連敗という最悪とも思える敗戦にも顔色も変えなかった秋山監督。のびのびやって行くしかないと考え、日本シリーズ初経験の内川、松田,多村らが独特の重圧に苦しみ、短期決戦に賭ける気負いが打席で自らの手足を縛っていると見て、2試合で4度の好機に凡退した多村に「思いっきり楽しめ」と肩の力を抜かせた。優勝の原動力となった内川への対応も優れていた。期待の大きさに重圧を感じる新戦力に「気にすることはない」とアドバイス。言葉は少ないが、要所で効果的助言を与え、全員の力を存分に引き出したそうである。セ界を制したオレ竜はどうだったか。後一歩で涙を呑んだ。さぞかし中日ファンは残念だったに違いあるまい。この映画でも見て”ウサ”を晴らして欲しい。これは日米の文化の違いをコミカルに描いた野球映画である。助っ人外人がホームランを打ちまくり、中日ドラゴンズを優勝に導くというお話だ。【エントリーで10/27(木)10:00~11/15(火)23:59までポイント10倍以上】【中古】洋画DVD ミスター・ベースボール【10P11Nov11】【画】出演はニューヨーク・ヤンキースの強打者ジャックにトム・セレック、彼を受け入れる日本の球団中日ドラゴンズの監督に高倉健。作中での中日は、阪神タイガースを除くセ・リーグ各球団と対戦する描写がある。又、撮影は1992年当時の本拠地ナゴヤ球場を中心に各セ・リーグ球場でもなされているのは見ものだ。
2011.11.21
コメント(0)
サユリストには見逃せない日活映画とは一味も二味も違う作品。今回のマドンナは吉永小百合だ。少し翳のある可憐さに寅はぞっこん参ってしまう。【ポイント10倍】送料無料!!【DVD】男はつらいよ 柴又慕情渥美清 [DB-509]【01Nov11P】とらやの入り口に『貸間あり』の木札がぶらさがった。”貸間あり”、若い人には分からないだろうが、昭和30年代にはよく見かけたものである。実際、私も学生時代によく世話になったものだ。普通のしもたやのよく目立つところに貼り付けてあった。俗に素人下宿とも呼ばれていた。空いた部屋を貸して少しでも収入のタシにしようとする家が多かったせいだろう。道が逸れたようだ。とらやにぶら下がった”貸間あり”を久々に帰ってきて見つけた寅さんの心中いかばかりだっただろうか。寅次郎は悲しくなって下宿屋を他に探す。ところが不動産屋で見つけた物件はなんととらやの部屋。そこで一騒動持ち上がるのだ。実はさくら夫婦が家を持ちたいと望んだことから、竜造がその手助けをしてやろうと考えたからだ。むくれて家を飛び出した寅さん、北陸路の旅の空。そこで知り合った20代の若い女性3人組と寅さんは意気投合、東尋坊などの旅行案内をすることに。楽しい一時を過ごした寅さん、柴又へ帰ってくる。3人組の一人で、どこか寂しげな歌子は小説家の父とのぎこちない関係に悩んでいた。そんな歌子が柴又へ寅さんを訪ねてやってきた。寅は年の差なんてなんのそのと色めきたつ。恋心は益々つのるのだ。意中の人との結婚を夢見る歌子は父の反対を押し切るだけの勇気も出ず、悶々とした気持ちをさくらに洩らすのだった。”悩める乙女心”に寅さんの恋心は空回りする。歌子は幸せを勝ち取れるのだろうか? 寅は流れ星をみて、やせ我慢?
2011.11.07
コメント(0)
これは1962年に公開された座頭市シリーズの第1作である。原作は子母澤寛の随筆集『ふところ手帖』に収録されている僅か数行の文章だ。シナリオは犬塚稔だが、これを膨らませるのに相当な苦労をしただろうことは想像に難くない。座頭市の人物の創造と居合斬りの設定、浪曲「天保水滸伝」から侠客の抗争と登場人物・平手造酒を座頭市にからめ、ほとんどオリジナルの脚本になっている。アクション・バイオレンスとして人気を呼んだ”座頭市”だが、それは座頭市の正義感と勧善懲悪に負うところが大きかったのではないかと思える。我慢に我慢を重ねた市が悪に鉄鎚を下す場面にはほとんどの観客が快哉を叫んだのではあるまいか。いま見ても充分見応えのある作品に仕上がっている。アクション物の好きな人は見逃すべからずといいたい。[1962年大映]【VHS】座頭市物語[01]●監督:三隅研次//勝新太郎/天知茂/万里昌代/真城千都世 【中古】(ビデオ)お話はこうだ。盲目だが居合の達人であるヤクザの市(勝新太郎)は、下総の貸元、飯岡の助五郎(柳永二郎)のところに草鞋を脱いだ。親分は留守で雑魚部屋に通された市は、丁半博打で彼を騙そうと計る飯岡の子分たちから逆に金を巻き上げる。市の吐く正論に子分たちは言葉も出ない。子分の一人、蓼吉(南道郎)が市を殺そうと後を追いかけるが、戻って来た親分・助五郎に出会う。助五郎は、笹岡の繁造(島田竜三)一家と対立しており、かって市の居合を間近で見たこともあって市に長逗留を勧めた。市の身の周りの世話には蓼吉が命じられた。ある日、近くの溜池へ釣りに出かけた市は繁造一家の用心棒で労咳病みの浪人平手造酒(天知茂)と出会う。不思議に気の合った二人は酒場で盃を傾ける。父親と小さな小料理屋を営んでいるおたね(万里昌代)は蓼吉の妹だが、蓼吉の兄貴分にひつこく言い寄られ困っていた。その夜も危ないところを市に助けられ、他のヤクザとは違う市の優しさに触れ好意を抱く。数日後、笹川の用心棒・平手が吐血して倒れたと聞いた助五郎は、急遽笹川との出入りを決意、子分に支度をさせる。風雲急を告げる抗争はどうなるのか? 市と平手の対決は???監督はカットのつなぎ抜群の三隅研次。
2011.11.03
コメント(0)
「りんどうの花」の教えに感銘する寅次郎。寅さんは人生万般の教科書と云っても決して言い過ぎではないと私は思う。笑いの中に生きるために必要な警句がちりばめられているからだ。今回は”りんどうの花”の教えである。日常茶飯事の平凡な生活の中にキラリと光る珠玉のような言葉、それを見出すことに私は今、喜びを感じている。マドンナには、かって久保菜穂子、三ツ矢歌子と共に「新東宝現代劇の女優三羽烏」と謳われた池内淳子を迎え、彼女は寅さんに好意を寄せる役を演じている。【ポイント10倍】送料無料!!【DVD】男はつらいよ 寅次郎恋歌渥美清 [DB-508] 10P27Oct11「ハハキトク」の電報を受け取った博は急遽備中高梁にさくらと共に向かう。しかし、博の母は帰らぬ人に。その葬儀の席に、なんと寅次郎がやってきた。借り物のモーニングを着て、葬儀の手伝いをするが、やることなすことトンチンカン、博の長兄をカンカンに怒らせる始末。葬儀の後の会席で博は母への哀惜の念から、2人の兄と対立、父に辛く当たる。父は何も答えず黙って席を立つ。高梁に居残った寅は、博の父から「人間らしい暮らしの大切さ」を説かれ、これまでの生き方を反省して帰郷する。秋の深まる頃、帝釈大門前に喫茶店「ローク」が開店、女主人の六波羅貴子は竜造もポカンと見惚れるほどの美人。その日に帰郷した寅は、小学3年の息子を女手ひとつで育てている貴子にぞっこん参ってしまう。寅は喫茶店に日参、息子と遊んでやり、転校で友達のなかった息子にたちまち3人の友達をつくってやる。貴子は寅に感謝し、寅次郎にはっきりと好意を抱くのだ。店の借金で貴子が苦しんでいることを知った寅、なんとか得意の啖呵売で金を作ろうとするのだが、街角でバイをするたびに警官に許可証を求められ、さっぱり売れない始末。子連れ未亡人との恋、そして結婚・・・と、真剣に悩む寅さんの思いは果たしてどうなるのか?さくらの兄へのやさしい思いは?
2011.10.31
コメント(0)
オスカー女優メリル・ストリープの演技が光る珠玉の実話ストーリーを描いた映画「ジュリー&ジュリア」。これは2009年のアメリカ映画である。60年代に出版されたフランス料理本で人気となった料理研究家ジュリア・チャイルドと、その全レシピを制覇しようとジュリアの524のレシピに365日で挑戦し、日々の成果をブログに綴ったジュリー・パウエル、時代を超えた二人の挑戦の実話である。ジュリー&ジュリア(DVD) ◆20%OFF!1949年、ジュリア(メリル・ストリープ)は外交官の夫(スタンリー・トウッチ)の転勤でパリにやってくる。パリで”食べること”に目覚めたジュリアは名門料理学校ル・コルドン・ブルーで本格的なフランス料理を学び、アメリカの食卓に革命を起こす。彼女のレシピは700ページにものぼる豪華本となって出版され、その50年後、ジュリー(エイミー・アダムス)はジュリアの524のレシピを1年で攻略、ブログに載せるという無謀とも思える計画に挑戦する。これはブログが初めて本格的に取り上げられた映画である。初日、計画実行の宣言がブログ上でなされた。だが、彼女も仕事を持つ身、ブログを更新し、合間に食材探し、レシピの選定、それに何より時間のかかる料理作りと大童の毎日。ところが書けども書けども読者?からの反応はない。コメント一つないのだ。ジュリーは次第に空しさが募る。このあたりブログを書いている人はウンウンと頷ける。そして、最初の記念すべき日が来た。コメントが入ったのだ。ジュリーは飛び上がって喜ぶ。この気持ちも分かり過ぎるほど良くわかる。この映画はブログ書きの教科書とも云える。力を得た彼女はザリガニ料理に挑戦、生きたままのザリガニを沸騰したお湯に漬けるシーンは大いに笑わせてくれる。ジュリアがタマネギを切る稽古をする場面と双璧をなす。果たしてジュリーのブログは成功するのだろうか? ジュリアへの憧れを自分の生きる力に変えたジュリーの挑戦の道は?美味しい料理で知る”食べること”の幸せと素晴らしい愛のレシピ。この映画は挑戦することの大切さ、継続することの偉大さを教えてくれる作品だ。
2011.10.29
コメント(0)
今日は私の通うデイサービスでご褒美を頂いた。9月~10月の2か月間、デイを休まずに行った皆勤賞である。皆勤と云っても週に2回のことだから、そう自慢するほどのことではない。それでもそれをめでて表彰してくれるのだから、嬉しい限りである。皆勤賞にお菓子と賞状を頂戴した。そのお菓子たるや支倉焼なるもの。あなたは知っていましたか? お菓子の名前を・・・。支倉焼は仙台の銘菓である。全国的知名度はないが、地元では有名な洋風和菓子だ。どんな菓子かと云うと、フレッシュバターと卵、砂糖を練り上げ、皮になる『タネ』を作り、白餡を包んだ焼菓子なのだ。家に帰って早速味わってみたところ、これはうまい。上品な味は”良きかな 良きかな”と云いたくなる。この日、皆勤賞をいただいた大勢の参加者の方々もパクパク召し上がり、大満足されたのではあるまいか。ビー社では大震災を僅かでも支援するために今回のプランを組んだそうである。その心意気やよしだ。あなたも機会があれば、味わってみるとよい。銘菓 支倉焼 由来書 にはこう書かれている。『支倉六右ェ門常長は600石の士で仙台藩祖伊達正宗卿に抜擢され、東西文化交流の使命を帯び波濤万里ローマへ渡った国史に名高い人です。1613年(慶長18年9月15日 国産の長さ32.73m 500トンのガレオン型黒船に 日本人150人南蛮人40人を乗せ イスパニアの神父ソテロをパイロットとして 仙台領牡鹿半島月ノ浦を出港し 日本の大使として初めて 太平洋を横断 2年後にローマに到着 盛大な入府式の後に 法王パウロ5世に謁見して使命を果たし 出発以来7年後の1620年(元和6年)8月26日に帰朝しました。銘菓「支倉焼」は使節ドン・フィリップ・フランシスコ・ファセクラ(洗礼名)を記念したものです』と。以上は菓子舗ふじや千舟記による。残念ながら、映画には取り上げられていない。多分、製作費がかかり過ぎるからと思う。秋の夜長、本で偉業を偲んでみてほしい。【送料無料】支倉常長
2011.10.26
コメント(0)
純真無垢な少女・花子との出会い、それは美しい花とのめぐりあいだった。マドンナは当時19歳の新人・榊原るみ。シリーズ最年少のマドンナである。【ポイント10倍】送料無料!!【DVD】男はつらいよ 奮闘篇渥美清 [DB-507] 1023max10オープニングは寅の生みの母・お菊(ミヤコ蝶々)がとらやへ来るところから始まる。寅から身を固めるというハガキが届いたので、嫁に会いに来たと云うのだ。なんとお菊はとらやへハイヤーを乗り付け、帝国ホテルに宿泊しているとのこと。とらやの面々、ビックリ仰天だ。お菊は寅とすれ違いでホテルに戻り、戻ってきた寅はさくらと共にお菊の宿泊先の帝国ホテルへ。この母と子、会うやいなや結婚話を引き金に壮絶なバトルを展開する。「誰が生んでくれと頼んだ!」「それが生みの母に云う言葉か!」このセリフ、昔、誰かさんが口にしたような気がする。寅は再び旅の空。寅は沼津のラーメン店で、東北訛りの少女、太田花子(榊原るみ)と出会う。人のよさそうなラーメン屋の主人は落語家の柳家小さん師匠である。ぶっきらぼうな中にも暖か味のこもった口調で、花子の素性を想像し、「オツムが一寸弱いみたいだから、なんにもなきゃいいが・・・、可哀そうだな」と寅に云う。ラーメン屋の主人に輪をかけて人の良い寅、後を追いかけて探していると、いた、いた、駅前の交番に保護されていた。ところが押し黙って返事をしない花子に、警官はほとほと手を焼いていたのだ。交番に入った寅次郎、花子から名前と住所を聞き出して見せる。なんとこの警官役はあの犬塚博、ハナ肇とクレイジー・キャッツのメンバーである。津軽まで帰るという花子に警官と寅はなけなしの金をはたいて、汽車の切符を買ってやる。花子の身が心配な寅さん、改札口まで見送り、「困ったことがあったら、柴又の団子やへ行くんだ」と7花子にとらやの住所を紙に書いて渡してやる。やがて、寅が柴又に帰ると、そこには花子の姿があった。知的障害を持っていても、気立てが良くて可憐、まるで天使のような花子に魅了された寅、花子を守りたい正義感から結婚を意識する。ところが困ったことに花子はまったく寅の気持ちを理解していないのだ。それでも寅さんと花子の楽しく幸福な日々は続いて・・・。果たして、寅の思いは通じるのか? 花子の幸せはいづこにーー。
2011.10.24
コメント(0)
「イエロー・ハンカチーフ」を見た。この作品は山田洋次監督のヒット作、「幸福の黄色いハンカチ」をアメリカ流に翻案したものだ。主人公の健さん役にアカデミー賞俳優ウイリアム・ハート、倍賞役にマリア・ベロ、若者二人・桃井と武田役にクリステン・スチュアートとエデイ・レッドメインを配している。【送料無料】イエロー・ハンカチーフ映画のストーリーは日本版とほとんど変わっていない。6年の刑期を終えて出所したばかりのブレット(ウイリアム・ハート)は先住民と名乗る青年ゴーデイ(エデイ・レッドメイン)と15歳の少女マーテイーン(クリステン・スチュワート)の即席カップルと知り合い、彼らの車に同乗することになる。この車には思わずあっけにとられた。日本版赤いカローラと比べて余りにもどでかい外車?のオープンカーだ。ドライブ旅行の途次、ブレットは自分の身の上を訥々と話す。「別れた妻に手紙を書いたよ。今でも待っていてくれるなら、ヨットに黄色い帆を張っておいてくれと・・・」年齢も境遇も違う3人の心が次第に通っていく過程は、日本版に比べても見劣りしない。生きる気力を失っていたブレットが、メイと出会ってから生きる力を回復し、彼女を妻に迎え、子供まで作る。だが、彼の子供は生まれてくることはなかった。彼は医者に云われるまま、子供を堕した妻に腹を立て家を出ていく。追いかける妻と言い争ううち、止めに入った男を誤って殺してしまう。車はハリケーンの被害で廃墟になった南部の町を走り続ける。ゴーデイは夜間飛び出した鹿を轢き殺す。鹿に必死で詫びる彼の優しさ。マーテイーンは父親に携帯電話を掛けるが、父は不在。父との間に問題を抱え、半ば自暴自棄になっている様子が浮かび上がる。孤独な3人の魂が少しずつ接近していく。そして・・・ヨットに小さな帆が山のように飾られている。万巻の思いがブレットを打つ。終わりはこうなると思っていても、やはりジンとなる。桃井かおりがモーテルの女主人で出ているのはご愛嬌だ。この映画、やはり山田作品を凌駕することは出来なかったようである。
2011.10.23
コメント(0)
これは戦後封切られた”青春映画”の決定版ともいえる作品である。監督は社会派の今井正。高校生の六助(池部良)と新子(杉葉子)、教師の島崎雪子(原節子)と沼崎玉雄(竜崎一郎)の二組のカップルの恋の進行を描いている。現在見ても決して古臭い印象はない。むしろさわやかな小気味よい味わいさえ感じる。石坂洋二郎文学の大ヒット作である小説「青い山脈」を社会派監督今井正が映像化した作品である。青い山脈 (前・後編)沼崎がみんなの前で雪子に愛を告白する場面は見事だ。「皆の前だからこそ、自分の胸の中にある本当のことを言いたいんだ」彼はそう云って雪子に求婚。「お受けしますわ」と、答える雪子。皆は拍手で祝福する。六助がいきなり新子の手を取って砂丘を駆け下りて行く。波打ち際で倒れる新子。六助は手を差し出して新子を起こしてやる、「あたし、あなたのことを好きだ、好きだ、好きだって大きな声で、三遍も叫んだわね」新子が云う。「ウンウン・・・」「あの時の気持ちに嘘はないの・・・でも何だか気になって・・・」「ちょっと待った・・・僕もどなればいいんだろ! 僕も寺沢新子を好きだ!好きだ!好きだ!!」六助、海に向かって大声で叫ぶ。ここには青春のあるべき姿が見える。二度と戻って来ない青春の・・・。
2011.10.22
コメント(0)
女優・山本富士子さん(79才)の夫で作曲家の山本丈晴氏(86才)が9月7日、肺炎のため亡くなられた。突然の訃報に私は驚いた。まだお元気でいらっしゃるとばかり思っていたからだ。私は余りのショックに胸が痛くなった程だった。気が付くと頬が涙に濡れていた。丈晴先生と私のつながりは1963年にさかのぼる。当時、私は日活撮影所で音楽事務の仕事をしていた。音楽事務とは云うもののれっきとした現場の仕事だ。作曲家の先生が仕事をしやすいように、監督とのパイプ役になり、あらゆる面で便宜を計る、いわば撮影所における作曲家の助手という役目だ。その頃、私はまだ26才で非常に張り切っていたのを覚えている。あるとき、監督の井田探氏が今度の「銀座の次郎長」の音楽監督に山本丈晴さんを使いたいと云いだした。早速、製作部の今戸さんが交渉し快諾を得た。台本が上がって来ると、今戸さんは山本邸まで私に台本を届けかたがた打ち合わせをしてくるように云った。私は喜んで渋谷の山本邸に伺った。「日活の大西です。台本をお届けに伺いました」とインターホーンに云うと門の大扉がギーっと開き、お手伝いさんが奥に案内してくれた。門内に一歩足を踏み入れて私は思わず内心呟いた。『すごっ』と。流石に大女優山本富士子さんのお宅だ。入った所に25メートルの大プールがあり、青々とした水が湛えられていた。玄関を入るとそこはお弟子さんのレッスン場になっていて、グランドピアノが置かれている。一隅に階段があり、2階の丈晴先生の部屋に通された。初対面の挨拶が済むと、先生は、にこやかな笑顔を浮かべて私にこう云われた。「お世話になるけど、よろしく頼むね」と。私は、気さくで偉ぶるところなどカケラもみせない丈晴先生を、一度で好きになった。先生に聞かれるまま、私は井田監督の作風や、青臭い映画音楽論を訥々と話したが、丈晴先生は笑顔を絶やすことなく聞いて下さった。数日後、井田組はクランクイン。撮影所に見えた丈晴先生を私はセットに案内、監督や録音技師に紹介した。ラッシュも先生にお見せした。映画界に不慣れな丈晴先生に、出きるだけ早く撮影所に馴染んで頂こうと考えたからだ。音楽ラッシュも普段より多く取った。試写室で先生と二人だけで検尺することもあった。音楽打ち合わせ、オールラッシュと進み、程なく音楽ダビングの日を迎えた。私は楽士の編成には殊のほか気を配った。出来るだけ音の良いプレーヤーを揃えるのに苦心した。良いプレーヤーはコストが高い。限られた音楽予算を目いっぱい使ってオーケストラを揃えたものである。オーケストラの指揮は普通音楽監督がするものだが、万全を期するために代棒の吉沢さんを頼んだ。終了までの時間が30分は早く見込めるからだ。代棒の吉沢さんは元作曲家で代棒専門の人、そのため各映画音楽の作曲家からは、引く手あまたの状態で、スケジュールを押えるのが大変だった。それはともかくラッシュフィルムと、音を合わせる腕たるや魔術師のようだった。音楽ダビングの途中で、フィルムが長くなっても短くなってもドンピシャリ合わせる名人だった。丈晴先生にも気に入っていただき、以後のダビングには必ず吉沢さんを頼まれたものだ。こうして音楽ダビングは無事終了。翌日、フィルムダビングが行われたが、その時、丈晴先生はご夫婦そろってダビングルームに姿を見せられた。そして約1時間監督や録音技師と談笑して帰られた。私は正面入り口で先生のお車を見送った。「大西君、後は頼んだよ」と車の運転席から窓を開けて云われた先生の言葉と笑顔を昨日のように思い出す。助手席の奥様も丁寧に会釈して下さったのが忘れられない。所内の初号試写の評判は良く音楽も及第点を上層部から貰ったようで、以後、井田組の音楽監督は丈晴先生に決まった。数日後の夕方、私は山本邸に呼ばれた。「今回はほんとに世話になった。何もないけど食事でもして帰ってくれないか」私は1階の客間に通され、接待に預かった。私はこの時ほど感激したことはない。先生ご夫妻は、私の努力をしっかり受け止めて下さっていることに私は満足した。「どうぞ、ごゆっくりしてらしてね」奥様にビールを注いでいただき、この時ほどビールがうまいと感じた時はない。こうして丈晴先生は映画音楽作曲家として世に出られたが、そのお役に立てたことは私の生涯の誇りである。謹んでご冥福をお祈り申し上げたいと思う。合掌。音楽監督・山本丈晴作品映画ポスターです小林旭:映画ポスター :1964年生きている狼【6000円以上で送料無料!!】メール便180円♪宅配便350円♪スノーボードDVDプレゼント実施中♪SALE OFF!新品北米版DVD!鈴木清順「けんかえれじい(1966) 」Criterion盤!
2011.10.20
コメント(0)
”故郷”をテーマに描いた第6弾は一味違った作品となった。すべての人が愛するふるさと、故郷を失った人はどうすればいいのか? 現代にも通じる大事な主題であろう。[1971年松竹]【VHS】男はつらいよ 純情篇 第6作●渥美清/若尾文子/倍賞千恵子 【中古】(ビデオ)今回はマドンナに大映のトップ女優若尾文子を借り受け、寅さんと競演させている。「面白い方ね、あなたって」と美女・若尾に云われた寅さん、メロメロになってしまい、「そうですか、それほどでもないですけどね」と荒川の土手を転がる始末。今回の寅次郎は長崎・五島列島で赤ん坊を連れた若い女・絹代(宮本信子)に宿賃を無心されるところから始まる。気の毒に思った寅さん、一夜の宿賃を負担してやる。絹代にさくらの面影を見たのだ。寅は翌日、絹代と共に、彼女の故郷、五島列島の福江島に渡る。そこには彼女の父、千造(森繁久彌)が住んでいた。絹代は父の反対に逆らい、家出同様に好きな男と一緒になったのだ。「あんな男とはもう口もききとうない。顔を見るのも嫌だ」と絹代。「バカもん、一度は好きになったんじゃろ。お前が好きになったんなら、その好きになったところを何故認めてやらん。わしが死んだら、ここはもう無くなるじゃぞ」千造は訥々と絹代を諭す。さすが森繁である。厳格な中に娘を思う親心がにじみ出ている。傍で見ている寅さん、森繁の言葉で俄かに望郷の念に駆られるのだ。故郷柴又に戻ってきた寅、だが、自分の部屋はつねの遠縁にあたる人妻の夕子(若尾文子)が下宿していた。夕子に会った寅、たちまち一目ぼれ、恋の病にかかってしまう。夕子の夫・明石恭介(垂水悟郎)は売れない小説家で。夫に愛想をつかして家出していたのだ。垂水悟郎、この人は日活映画ファンならご承知だろう。悪役専門で売った役者だ。めしも喉を通らないほど重症だった寅さん、夕子の一言で腹がへる。猛烈にめしをかきこむ場面は中々の見ものだ。それに博の印刷工場独立宣言もからんで、とらやはいつもながらのテンヤワンヤ。さて、今回の結末は?
2011.10.17
コメント(0)
近頃、子育てに悩む若い親が増えているようだ。「夜泣きしてうるさい、眠れない」と云ってわが子の口を押える親がいるそうだ。子供はぐったりとなり・・・その結果は?子は宝である。慈しんで育てて上げることが大切であろう。大人も一足飛びに大人になったのではない。親の愛に守られて今の自分があるのだということを肝に銘じて忘れないでほしい。この映画は1962年、巨匠・市川崑監督が、松田道雄の育児評論をもとに、若い夫婦が初めて経験する子育てを面白おかしく描いた家庭コメデイである。【送料無料選択可!】私は二歳 / 邦画東京都内の団地に住むサラリーマン夫婦の間に息子の太郎が生まれ、一家は太郎の病気やケガ、いたずらに振り回されてテンヤワンヤの毎日だ。世の中が幾ら進歩しても、子育ては手作り、手間のかかる大事業である。太郎くん(0才~2才)は小川五郎(船越英二)と千代(山本富士子)夫妻の間に生まれた最初の子だ。両親は太郎くんを育てるために、毎日朝から晩まで大童である。太郎くんが笑ったと云っては喜び、ヨチヨチ歩いたと云っては歓声を上げ、団地の階段を高いところまで這い上がったと云っては仰天する始末。太郎くんを目の中に入れても痛くないほどの可愛がりようだが、両親のそんな可愛がり方は太郎くんにとっては迷惑かもしれない。ある日曜日、五郎はターちゃんの寝る柵を慣れない手つきでつくっている。千代、美容院から帰って来る。「ちゃんとご飯たべさせてよ、こんなに残しちゃって」「俺だってターちゃんのために汗水流して柵を作っているだろ」「私はターちゃんにご飯たべさせるのに、毎回一時間はかかるのよ。用意に30分、合計4時間半はあの子の食事に取られちゃう。あなた、会社で仕事してるのは4時間位でしょ、あとはタバコを吸ったり、野球の話ししたり・・・」口げんかになる二人。ふと気が付くとターちゃんがいつ柵から出たのか、ノコを手にして遊んでいる。驚いてノコを取り上げる二人。ターちゃんの声。『ネジをはずしたり紐をほどいたりするのはとても難しいんだ。ぼくはそれが出来るようになったんだ。なんで素直に褒めてくれないんだろう。アラ探しばかりするから、大人はいつも不幸なんだ』子供中心の生活、それは楽しみであり、苦労の連続でもある。二人は太郎を動物園に連れて行く。太郎が居なくなり、二人は血相変えて園内を探し回る。迷子の子供たちの声。『ぼくは迷子じゃねえよ。親父の方が迷ってどこかへ行っちまったんだ』『自分の子供を見失うなんて、よっぽどどうかしてるよ』『うるせえな、よく泣きやがる。泣き声ならぼくが一番大きいぞ』両親がようやく太郎を引き取りに駆けつけてきた。「俺がちょっとトイレに行っている間に子供を見失うなんて、なってないよ。それでも母親なのか、あきれたよ、もっとしっかりしてくれなきゃ母親失格だぞ」「私、帰らせていただきます。どうせ私は無責任で低能で母親の資格なんてないんです。里へ帰らせていただきます」「ちょっ、ちょっと待てよ、人が見てるじゃないか。謝る、許してください」五郎、千代に頭を下げる。太郎、夜泣き出す。もてあます二人。やっと静かになり電気を消すと又泣き出す。『ボクは眠くないんだ。元気イッパイなんだ。昼間眠り続けたから、ちっとも眠くないんだ。ボクは遊んでほしいだけなのに、察しの悪い親は困りもんだよ、ほんとに』あくびをしながら太郎と遊んでいる五郎。時計の針は午前二時。五郎の転勤を機に二人は祖母の住む田舎の一軒家で生活することになった。目がはなせない太郎のいたずら、ケガ、自家中毒、カゼ、ハシカと両親や祖母の気の休まる時がない。それに母親と祖母のしつけの食い違い・・・。突然、そんな太郎中心の生活に祖母の死が訪れた。しかし、太郎は人間の死ということを知らないのだ。おばあちゃんは、遠い遠いところへ旅に行ったと信じこんでいる。丸い大きな月の上ったある夜、太郎は小さなバースデイケーキと二本のローソクの前に坐っている。ローソクの小さな炎が太郎と両親の顔を柔らかく浮き上がらせ、太郎は心の中で呟くのだ。『ボクは二つになった。だからローソクも二つだ。ボクは今日から二歳』さすがは市川崑さんの作品。育児の教科書としてもよくできた映画だ。育児で悩んでいる若い人はこの映画を少しでも参考にして欲しいと思う。不幸な子供を作らないためにも。古い作品で片づけるには惜しい傑作だ。育児の本質は今も昔も変わらない。夫婦の共同作業で子供たちを育てて行くのであろう。いや、子供に育てられるのかもわからない。
2011.10.15
コメント(0)
私の通うデイサービス、ビー社では昨日運動会が盛大に開催された。参加者は37、8人か。室内を万国旗で飾り、参加者を赤、青、黄。緑の4組に分け、3種目のゲームで総合得点を競い合う。スタッフも4組に分かれて応援、若手の元気者TAさん(女性)の声が一際甲高く室内に響く。「フレ~フレ~!! みどりっ。がんばれ、がんばれ、赤、青、黄色っ」と。運動会BGMも鳴り渡り、会場はたちまち運動会モードに変身。ゲームはボール運び、玉入れ、パン食い競争の3種目だ。まづ、ボール運び。これは壁際に椅子を敷き詰め、10人程ならんでバスケットボールよりやや小さめのボールを隣の人に手渡していく。そして、ボールを往復させ、かかった時間を計るというゲーム。20秒を切らなければ優勝は無理のようだ。続く玉入れは幼稚園や小学校でお馴染みのゲーム。チーム毎に椅子に輪になって坐り球を投げ入れる。「ひとーつ、ふたーつ」と篭に入った玉(新聞紙を丸めたスタッフ苦心の作)の数を数え、多いチームが勝つ。最後はパン食い競争だ。競技者は椅子を二つ並べた出発点に坐り、5メートルほど先の机の上に置かれたパンを口だけでつまむ。そこを写真に撮るという仕掛けだ。若い男性職員のY君が、張り切って号令をかける。「よ~い、スタ~ト!」と。号令と同時に飛ぶように?歩いてパンに向かう。そして、背を屈めて鳥の如くパンをついばむ。かっての美女たちはおしとやか?に、眉目秀麗な元若者たちは必死でパンを咥える。そこをすかざずパチリ。中にはパンをウマクくわえられず、目を白黒させながら食ってしまうツワモノがいて、笑いが弾ける。この日の運動会、青組の優勝だった。こうした楽しい企画を毎月のように実施してくれるビー社には感謝せざるを得ない。企画を実行に移すスタッフの労苦は大変だろうと思う。競技中も椅子から転倒の危険はないか、気分の悪い者はいないか、フロアー責任者ほか数名のスタッフが目を光らせている。なにしろ高齢者と身体障害者の集まりだからである。昼食は女子職員手作りの弁当(吸い物つき)だったし、優勝チーム参加者へのお土産は香川県の特産品という豪華版である。こういうイベントの企画・実行をすることは大変である。それでも毎月季節に合わせて運営されるビー社の営業努力に私は感服している。運動会で私が思い出す映画はこの作品だ。阪妻の「無法松の一生」である。【26%OFF】[DVD] 無法松の一生巨匠稲垣浩の傑作である。主演は阪東妻三郎、競演園井恵子、子役の沢村アキオ。阪妻演じる松五郎が吉岡大尉の未亡人と息子に献身的な愛を捧げる。運動会の場面で松五郎はひ弱な遺児の敏雄が懸命に走る姿を見るに忍びず・・・。胸を打つシーンだ。無骨な明治男が未亡人に愛を告白するところは秀逸と言える。この作品、稲垣浩監督の手で再映画化されている。主演は三船敏郎と高峰秀子。無法松の一生(DVD) ◆20%OFF!どちらも甲乙付け難いが、私は阪妻版の方が個人的には好きだ。
2011.10.13
コメント(0)
「名画に乾杯!」と言いたくなる名画中の名画。恋愛映画の巨峰だ。これを古臭いなどと言うなかれ。古くても新しいのが映画の特性だからである。史上屈指の名画「カサブランカ」は1942年にアメリカで生まれた。マイケル・カーテイスの秀作だ。主演はボギー、ハンフリー・ボガートと美貌のイングリット・バーグマン。【エントリーで10/11(火)10:00~10/14(金)9:59までポイント10倍以上】【中古】洋画DVD カサブランカ(20)【10P11Oct11】【画】余りにも有名な「君の瞳に乾杯!」は4回云われる。最後の言葉が特に見る者の胸に切なく響く。「君が彼と一緒に行かなかったら、君は後悔するよ」とリック(ハンフリー・ボガート)。「でも私たちは?」とエルザ(イングリット・バーグマン)。「ぼく達にはいつもパリの思い出がある。君がカサブランカに来るまでは失われていたが、ぼく達は昨夜、それを取り戻したんだ!」「そして、私は二度とあなたから離れないと云ったわ」「そうとも。決して離れないさ。しかし僕にはやらなければならない仕事がある。・・・いつか君にもわかる時がくるだろう。さあ、君の瞳に乾杯!」リックはエルザをアメリカ行きの飛行機に夫と一緒に乗せようと考え直し、霧の空港に送る。そこで交わされるセリフが上の言葉だ。BGMとして、”時の過ぎゆくままに”(アズ・タイム・ゴーズ・バイ)が、効果的に使われている。黒人のサムがピアノを弾いている。「時の過ぎゆくままに」だ。店に入ってきたリックが云う。「その曲は弾くなと言った筈だ!」直後、エルザと再会する。その時のバーグマンの美しさには思わず圧倒される。まだ見ていない人には、強く見ることをお勧めする。
2011.10.11
コメント(0)
「男はつらいよ 望郷編」はシリーズ第5作で山田洋次監督が力を込めてメガフォンを取った作品である。[1970年松竹]【VHS】男はつらいよ 望郷篇 第5作●渥美清/長山藍子/倍賞千恵子 【中古】(ビデオ)【02P05Oct11】世話になった親分が危篤との知らせを聞いた寅、渡世の義理が果たせねえ、とさくらに借金に。「そんな渡世の義理なんかどうでもいいわよ。人間はね、油まみれになって地道に働かないと一人前にはなれないの。兄ちゃんにそんなこと出来る?」さくらに説教され、耳が痛い。それでも寅に金をだしてやる。寅、一路札幌へ。わが子に会いたいと懇願する親分のために、寅は機関士の息子(松山省二)を探しだして説得。だが、「あんな奴、親と思わない」と会うことを拒否する。息子にも見放された親分は息を引き取る。その哀れな末路に寅は根なし草のようなテキヤ稼業に嫌気がさす。そこで、額に汗して働こうと寅さんは一念発起、浦安の豆腐屋で働き始める。そこの娘・三浦節子(長山藍子)にベタ惚れ、節子との結婚を夢見てせっせと豆腐作りに精を出す。「寅さん、ずっとうちの店にいて下さらないかしら」この言葉に寅さんはメロメロ、豆腐屋で働くことを承知する。節子との結婚を夢見て・・・。マドンナの長山藍子が実にいい。寅さんとの息のあったセリフのやりとりは見事。というのも彼女はテレビ版「男はつらいよ」のさくら役だったのである。今回、SLファンには見るべきものが多い。国鉄時代の連結機関車が轟音と共に走る場面など似応え充分である。
2011.10.10
コメント(0)
待つ愛とは、かくも偉大なものであろうか。究極の愛の形ではないかと思える。「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」がそれだ。この映画は、北海道の原野を疾駆する車が主人公とも云えるロード・ムービーだ。日本でロード・ムービーを成功させることは困難だ。日本の国土は狭いからである。アメリカとは比較にならない。ロード・ムービーとは、”愛”を求めて旅をする映画とも云える。主人公たちが果てしなく長い道のりを走り続けるのも、その先に”幸福”が待っていると思うからであろうか。この作品はロード・ムービーの代表作のひとつと言えよう。 【中古】美品! 幸福の黄色いハンカチ/高倉健DVD/邦画刑期を終えて網走刑務所を出所したばかりの島雄作(高倉健)は、離婚したかっての妻、光枝(倍賞千恵子)に宛ててハガキを出す。『今朝、出所した。これから夕張に向かう。もし、もし、まだ一人暮らしで、お前、俺を待っていてくれるなら、家の竿に、黄色いハンカチをぶら下げておいてくれ。それが目印だ。もしそれが下がってなかったら、俺はそのまま引き返して、二度と夕張には現れないから・・・』妻の幸せを思い、獄中から一方的に離婚を通告した雄作だったが、もしや自分の帰りを待って再婚もせず、一人暮らしをしているのではないかと思いながら家に向かう男の期待と不安、揺れ動く心を健さんは見事に写し出す。口下手で不器用で、妻に甘いプロポーズの言葉すら掛けられなかっただろう男が、途中で知り合った若者二人、小川朱美(桃井かおり)&花田欽也(武田鉄矢)にポツリポツリと真情を洩らす姿には胸を打つものがある。この映画で面白いのは”寅さん一家”が随所で顔を見せることであろう。中でも寅次郎の渥美清が警察署の渡辺係長役で出てくる場面だ。口髭をひねりながら、無免許運転で逮捕された雄作の危急を助けてやる役などはまさにハマリ役と云えよう。また、桃井かおりが、煩悶する雄作をやさしくなぐさめる朱美役を懸命に演じている。そして、ラストシーン。車がカーブを曲がった途端、青空にへんぽんとひるがえる無数の黄色いハンカチが目を射る。こうなるだろうと予測していても感動で目がウルウルになってしまう。この愛の物語をまだ見たことのない若い人たちにぜひとも見てほしいと思う。
2011.10.09
コメント(0)
死亡した精神病院の院長になりすました男。彼は院長を本当に殺したのか? 無実を信じる女医は警察に追われる男と共に逃避行・・・。だが、真実の断片がパズルのように嵌ったとき、姿なき真犯人の影が浮かびあがる。それはやはり愛する男だったのか? それとも犯人は別にいるのか? 苦悩する女医は命がけで銃口の前に身をさらす。この映画は犯罪心理学と精神分析を飛び切り上等のサスペンスで包んだ見応え充分の傑作である。DVD洋画名作集104 白い恐怖 アルフレッド・ヒッチコック監督作品 [1500円以上ご注文で送料無料]主演はイングリッド・バーグマンとグレゴリー・ペック。二人の演技合戦は見ものである。息もつかせない演出の素晴らしさ。サスペンスファンにはシビレルような快感を味あわせてくれる一遍と言えよう。間違いなく一級品の作品だ。
2011.10.08
コメント(0)
子供の持つ反抗期のエネルギーは凄まじいものがあります。子供が親のあなたに怒りのエネルギーを向けた時、あなたはしゃにむに抑えつけようとしますか? それとも子供と友達関係になろうとしますか? はたまた良い親を演じてみせますか? 言い聞かせようとして抑圧すればするほど、子供は怒りを増幅させ、修羅場を見ることもまれではありません。時には血の雨が降ることも・・・。そして双方とも心に深い傷が残ります。また子供と友達関係にはなれません。親子なのですから、この関係は死ぬまで切れないのです。子供が思うがままの良い親には到底なれません。では、どうすればいいのでしょう。ある高名な心理学者の先生は、こう述べておられます。「何も云わず、徹底して聞き役にまわることです。怒りが静まるまで、とことん黙って聞いてやること。途中で言いたくなっても我慢して聞き役に徹することです。そして、心の中にあるありったけのことを喋らせる。そうすると子供はフッと我に返ります。そうして子供自身、思います。(俺は、私は、何のために怒っていたのだろうか?・・・と)」。私もこれが一番の方法ではないかと思います。あなたも考えてみてください。難しい問題ですが、子を持つ親が避けては通れない道なのですから。この問題は、あなたも過去に通って来た道なのです。思春期のとき、無性に親に対して腹を立てたことがありませんか。高圧的な親なら尚更です、我慢にも限界があります。それが沸騰点に達したとき親と喧嘩した記憶がありませんか? 猛烈な親子喧嘩を・・・・。映画の世界にも参考にすべき作品があります。「理由なき反抗」がそれです。理由なき反抗 スペシャル・エディション 【DVD】ジェームス・デイーンの人気を高めたこの映画、ご覧になった方も多いとおもいます。でも、親子問題として改めて視点を変えて見ると、参考になる点もありそうな気がします。猛烈な親子喧嘩の末、家を飛び出したデイーンはチキンレースに命を懸ける・・・。思春期の特性を再認識するためにも見ておいて損はありません。
2011.10.07
コメント(0)
それとも愛がなくてもお金持ちの方がいいですか? これは難しい問題ですね。悔いを残さないためにも、じっくり考える必要がありそうです。金はないが馬力のある男性と、大金持ちの息子が貴女の前に現れたと仮定して考えてみて下さい。どちらも貴女に夢中です。そして、貴女にプロポーズ。さて、どちらを選ぶか?あなたの愛するのは貧乏な男性の方です。”愛”を取るか、”お金”を取るか? 迷わず”愛”を選ぶ人は立派です。間もなく3連休がやってきます。家族で、恋人と、友達同士で、ピクニックを計画されている方もたくさんおいででしょう。省エネ時代のピクニック、賢明なあなたはお金のかからないピクニックを計画されていると思います。手作りのお弁当持参で素敵な公園へ行く。もし恋人と二人だけなら、それぞれがお弁当を用意する。そして、お昼時にそのお弁当を交換して食べるのです。”交換日記”ならぬ”交換弁当”です。きっと一味違う思いでに残るハイキングやピクニックになりそうです。映画では印象に残るこの作品、「ピクニック」です。ホールデンとキムの息の合ったダンスシーンが思い出されますね。【送料無料選択可!】キム・ノヴァク DVDトリプルパック [期間限定生産] / 洋画◆一生涯保証付◆[直筆サイン入写真] キム・ノヴァク Kim Novack (愛情物語 等)キムがこの映画で愛を捧げるのは自分に初めて心を開いてくれた人・・・もうお分かりですね。
2011.10.05
コメント(0)
男はつらいよシリーズの中でも、この第4作は珍品中の珍品だ。ともかく笑えることは請け合い。それにマドンナの栗原小巻が何ともカワイイ。コマキストファンには絶対見逃せない作品に仕上がっている。【送料無料】新・男はつらいよ競馬で寅さんがなんと100万円を稼ぐ。大穴を当てた寅は名古屋から柴又までタクシーで凱旋する。驚いたのはとらやの面々だ。得意満面の寅次郎、ご近所さんを集めて大祝宴だ。寅は竜造夫妻への恩返しにハワイ旅行をプレゼントすることに。しかし、出発の朝、旅行会社の社長が料金を持ち逃げしたことが分かり寅さんは窮地に立つ。メンツ丸つぶれの寅さん、ご近所さんに言い訳も出来ないまま、「バンザイ!」の声に見送られて空港へ。深夜、近所の人に見つからぬよう、とらやに戻ってきた竜造夫妻と寅の3人、数日間とらやに潜伏することになる。外から灯りが見えないように電球に覆いをかぶせ、戦時下のような生活だ。ところが昼間とらやの噂を小耳にはさんでいた泥棒(財津一郎)が深夜とらやに侵入、隠れていた3人に見つかりボコボコに殴られる。結果、大騒動になり、潜伏計画は水泡に帰してしまう。いずらくなった寅は旅に出る。そして1ヶ月後戻ってくると、寅の部屋には幼稚園の先生の春子(栗原小巻)が下宿していた。余りに可憐な春子に寅は一目惚れ。後をついて歩き、春子先生の勤める幼稚園に入園?してしまう。園児たちと一緒にお遊戯をしたり、跳んだり跳ねたりの有頂天。だが、春子は問題を抱えていた。幼いころ父が春子と母を捨てて去り、以来、母一人子一人の生活を送ってきたのだ。父の友人の医師(三島雅夫)から病床にある父が会いたがっていると聞かされても、春子は会うことを拒んだ。それから暫くして父が死んだという医師からの知らせが・・・。春子はとらやの自分の部屋で泣いた。おいちゃんは、絶品の唸りを見せ、それを見た春子は笑い転げる。絶品の唸りとは? 寅の恋心は春子に通じるのか? これは小林俊一監督がメガフォンを取った爆笑物の傑作喜劇である。
2011.10.03
コメント(0)
”電車ごっこ”、ああなんとノスタルジックな響きでしょうか。「発車! チン・ゴー・ゴー~」と声を上げながら幼い子らと一緒に縄に掴まり道を走った日のことを思い出しませんか。楽しかった日々、当時の遊びには”夢”がいっぱい詰まっていました。今の子供たちはかわいそうです。一緒に遊ぶ場所すらないのですから・・・。男の子の抱く”ゆめ”、それは電車や機関車の運転手でした。女の子は”およめさん”だったと思います。長じても、一時期プラモデルに夢中になった時もありました。木製のレールを火であぶって捻じ曲げ、線路を作る作業に没頭する毎日。8畳間一杯に線路を敷き詰め、手製の電車を走らせる。時間を忘れて遊びすぎ、母親に叱られてもやめられませんでした。こうした子供の頃の夢を大人になっても持ち続け、実現した人はほんの一握りかも知れません。男子一生の”ゆめ”は、”夢”を”現実”と合致させることではないでしょうか。この映画は49歳で電車の運転士になった男の物語です。不可能を可能にした稀有な男の話です。【送料無料】[枚数限定][限定版]RAILWAYS【レイルウェイズ】 豪華版 トミーテック鉄道コレクション(特別モデル)付き/中井貴一[DVD]【返品種別A】【smtb-k】【w2】主人公の筒井肇(中井貴一)は東京の大会社に勤めるサラリーマン。年齢的には中間管理職にある。家族(妻子)のために身を粉にして働けば働くほど、家族の気持ちは自分から離れていく。ある日、故郷・島根の田舎に住んでいる母(奈良岡朋子)が倒れ、追い打ちをかけるように同じ会社の同期の親友の事故死の知らせ。落ち込む肇は自分の生き様に疑問を感じ始める。そうして考えた挙句、故郷の島根に戻り、子供の頃からの”ゆめ”、電車の運転士になることに挑戦する。妻(高島礼子)は驚いたが、夫の揺るがぬ決意に賛同する。”ゆめ”への挑戦は果たして実現出来るのか? 家族の絆の修復は?年齢に負けず、”夢を追い続けるあなた”にこの作品を贈りたい。
2011.10.02
コメント(0)
昨日の新聞に11年連続200本安打の記録がかかっていたイチロー選手のレコードが184本で終わったという報道がなされていた。安打製造機の異名を取ったイチロー選手も、やはり人間だったと云うことだろうか。10年連続の偉業を達成したとき、イチローは「そんなに意識しなくてもいい権利を得た」と口にしたそうだ。そして新たな挑戦をするために打撃フォームを改善した。ところがそれが裏目に出て、長いスランプに陥った。バランスを崩して球を打ち損じることが多くなったのだ。5月の月間打率2割1分という極度の不振をシーズン終了までに回復出来なかったのが、大記録を未達成に終わった原因ではあるまいか。だからと云って、イチロー選手の偉業が輝きを失うことはない。来年から新たな挑戦を開始するだろう。守備で”超人プレー”を何度も魅せてくれたイチロー。38歳の年齢でバネのような肉体を維持する努力を怠らないイチロー選手はきっと復活を成し遂げるのではあるまいか。イチロー選手は日本の星だけでなく、米球界の星でもある。輝け、イチロー!!映画の世界で「打撃王」と言えばコレ。名作洋画DVD 「打撃王」この映画は連続2130回の試合に出場、”鉄人”と呼ばれたニューヨーク・ヤンキースのルー・ゲーリッグの一代記を描いた作品である。1942年製作のサム・ウッド監督の名作である。ベーブ・ルース本人も出演しており、野球ファンには見逃せない逸品であろう。
2011.10.01
コメント(0)
いつかやってくる東南海大地震、生き延びる自信は?と問われると、私は正直なところ「ない」と答えざるを得ない。もし建物が崩壊して、その下敷きになった時、誰が救ってくれるだろうか。救援隊が来てくれるまで待つ他あるまい。それも時間との戦いになるだろう。そんなとき、ペットの犬がいたら、主人の危急を告げるための行動を起こしてくれるかも知れない。愛犬を家族の一員として、常日頃可愛がっていればの話である。利口な犬は主人の気持ちを察知するのが早い。愛犬と”心の絆”をしっかりと結ぶことが大切であろう。この映画は、新潟県山古志村で発生した大地震のとき、実際にあった話を描いた感動作である。愛犬マリと3匹の子犬を村に残さざるを得なかった飼い主家族の苦悩と、エサもない中、我が子を懸命に守り抜く母犬マリの奮闘を描く山古志村の実話から生まれた、あたたかな絆の物語。【中古】◆DVD◆マリと子犬の物語◆新潟県山古志村に住む仲良し兄妹・亮太(10才)と彩(あや 5才)は、母親を病気で失い、父・石川優一(船越英一郎)と祖父・石川優造(宇津井健)の手で育てられている。ある日、彩は原っぱで捨て子の子犬を拾った。父親が犬嫌いなので迷った彩は元に戻したが、子犬は追い払っても追い払っても後についてくる。彩は一人ぼっちの子犬を見捨てられず、家に連れて帰る。父の優一も彩の優しい心にうたれ、一家で飼うことを承知する。マリと名付けられた子犬は成長し成犬となり、ある日、子犬を3匹産み母犬となった。家族が増えて亮太と彩は大喜び、原っぱで子犬たちと遊ぶ幸せな日が続いた。そんなある日、異変が起きた。新潟県中越大地震である。その頃、優一は勤務先の山古志村役場、亮太は小学校に行っており、家には祖父・優造と彩の二人がいた。この地震の描写はすさまじい。激しい揺れに家具は倒れ、ガラスは割れて吹き飛び、天井は落下する。祖父・優造は彩を庇って必死だ。やっと収まると思うと余震が襲う。辛うじて耐えていた木造2階建ての家屋は、数度の余震にたまらず崩壊、二人は生き埋めになってしまう。外で子犬を守っていたマリは、狂ったように吠えながら鎖を引きちぎる。そして、崩れた瓦礫の隙間から穴を掘りだす。頭を隙間に入れては血にまみれた足で掘る、何度も、何度も・・・。やがて、自衛隊の捜索ヘリが山古志村にやって来た。自衛隊員・陸自二曹の安田啓一(高嶋政伸)と部下1名が降り立つ。人の気配を察知したマリは夢中で駆けだす、そして、安田を見つけるとそばに寄り、服を引っ張る。ようやく異状に気付いた安田はマリの後を追って・・・。そして、救出した優造と彩を乗せて飛び立ったヘリの窓から食い入るような目で見ている彩の瞳に、地上をヘリを追って転がるように走るマリの姿がーー。健気なマリに感動。命を維持するために母犬マリは大変だ。でも、食糧はない。食糧を確保するためにマリは遠出もする。次第に痩せて行くマリ。子犬を襲うカラスには仰天した。三羽のカラスが三匹の子犬を襲撃する場面は見事だ。ヒッチコックの「鳥」を思わせる。マリはカラスと激闘の末、カラスを撃退する。マリと一家の再会の日は来るのだろうか? 祖父優造のいのちは? 感動は果てしなく・・・。本当に好い作品に出会えた気がする。まだ未見の方にはぜひ見てもらいたい。地震を追体験し、地震の怖さを知っておいてほしいと思うからだ。この映画は家族全員で見ることをお勧めする。
2011.09.30
コメント(0)
「キューポラのある町」は何度見てもいい。青春映画の最たるものであろう。日活映画史に燦として輝いている。【160円メール便発送可】吉永小百合が18歳という若さで、当時最年少のブルー・リボン主演女優賞に輝いた人間ドラマキューポラのある街【中古】【邦画DVD】【4,000円以上で送料無料】 アイドル女優・吉永小百合の殻を破って、蛹から蝶に変身させた名将は誰あろう、監督昇進第1作の浦山桐郎氏だった。昇進を祝って、師匠の今村昌平監督が脚本を書き(浦山監督との共同執筆)、1962年(昭和37年)4月に公開された。キューポラとは鉄の溶鉱炉のことで、鋳物の街埼玉県川口市に林立していた。その町で育つ主人公ジュン(吉永小百合)の生き様を描いた作品である。ジュンの周りで起きる様々のエピソードを描き、浦山監督は突出した青春映画に仕立て上げた。そしてその結果は、吉永小百合に最年少(当時)ブルーリボン賞主演女優賞をもたらし、監督の浦山さんには第3回日本映画監督協会新人賞を獲得せしめた。よころで撮影中、浦さんの小百合ちゃんへのしごきは凄かったそうだ。しごいて、しごいて、しごきぬいたのである。相手がまだ少女の小百合ちゃんであることも意に介せず、厳しい叱責を続けたという。小百合ちゃんの努力たるや、実に涙ぐましいものであったと、助監督連中から漏れ聞いたような記憶がある。いつしか”しごきの浦”と所内で呼ばれていた浦山監督に歯を食いしばってついて行った小百合ちゃんの根性たるや誠に見上げたものだったと賞賛したい。その根性が、日活の若手看板女優の地位を獲得させ、日本映画界の至宝と言われる吉永小百合に成長させたのであろうと思う。今見返すと貧困に負けず、まっすぐに生き抜いていくジュンの姿には共感できるものがあると思う。
2011.09.28
コメント(0)
寅さんシリーズの中で、この第3作と第4作が監督が違っている。第5作からは元の山田洋次監督だ。当時、山田監督は多忙の極にあり、森崎、小林両監督に手伝って貰ったらしい。マドンナは和服の美女、新珠三千代である。新珠さんはこの作品の製作当時、テレビドラマ「細うで繁盛記」で料亭の若女将を演じており、まさにハマリ役だったと云える。物語は柴又に寅さんが戻ってきたところからスタートする。その寅さんになんと見合い話が持ち上がる。相手は川千屋の仲居・駒子(春川ますみ)。駒子は寅さんの顔なじみで、しかも亭主持ち、おまけにおなかに亭主の子を仕込んでいた。亭主の浮気が原因の見合い騒ぎだ。そうと知って寅さんの義侠心がムクムク。駒子と亭主のために一肌脱いでやる。二人の復縁をとらやで祝ってやるのだ。その祝いの豪勢なこと。家に芸者を挙げて近所の衆を呼び、酒盛りときた。その費用は全部とらや持ち。収まらないのがとらやの竜造とつね夫婦だ。「なんで他人のためにそこまでする必要がある!」と。さくらの主人博も交じって大ゲンカ。それから暫くして、湯の山温泉に旅に出た竜造とつね夫婦、宿のもみじ荘に泊まると、驚いたことに寅が番頭をやっていた。旅館の美人女将・志津(新珠三千代)に一目ぼれして居ついてしまったのだ。その頃、志津の弟・信夫(河原崎健三)がバイクで帰郷、幼馴染の恋人で芸者の染奴(香山美子)に胸の内を問いただそうとする。グレた弟が心配だと打ち明ける志津に「青白いインテレのことはまかせといて」と胸を叩く寅。美人女将にべた惚れの寅次郎の恋の結末は? 寅流の信夫に教える恋の手ほどきは功を奏するのか。抱腹絶倒にはほど遠いが、見どころはある。中風の染奴の父・清太郎(花沢徳衛)に寅が仁義を切るところは、寅の人柄を雄弁に語っている。それともみじ荘の従業員役で出演している左卜全老の飄々とした演技はなんとも味がある。【送料無料】第3作 男はつらいよ フーテンの寅 HDリマスター版見逃せないのは、木曽路を走るD51の勇姿である。エネルギッシュな寅さんを思わせるような鉄道マニアには必見の映像だ。
2011.09.26
コメント(0)
これはジョン・ウエイン初期の作品だが、これが滅法オモシロイ。牛泥棒にまつわる話だが、お馴染みの決闘シーンあり、乱闘あり、女同士の恋の鞘当てあり、いかさまポーカーありと西部劇の面白さがたっぷりだ。もちろん、長身のウエインが肩をゆすって歩く独特のスタイルは初期の頃から完成していたようだ。B級作品でも、こんなオモシロイ作品が作れるという良い見本と言えよう。まさに”掘り出し物”の逸品である。開巻早々のセリフに愉快な会話があったので紹介しよう。主人公ロックリン(ジョン・ウエイン)が駅馬車の馭者台に乗り込み、老いぼれ馭者デイブと対話するシーンだ。駅馬車を走らせながら、デイブが聞く。「女を甘やかさない主義か?」「そうだ。女はもう沢山だ」と、ロックリン。「わしも同じだ。女ってのは面倒だからな。(馬にピシリと鞭を当て)酒も女も空気の如しだ。なければ困るが、あっても困る」苦笑いするロックリン。デイブ、ピシッと鞭を鳴らし、ウイスキーの小瓶を出して飲み、「女に乾杯!」ピシッと馬を打つ。勢よいよく走り出す馬。跳ねる馬車の中で転げまわっている女二人。ほくそ笑む男性諸氏は多いだろうが、今の時代、女性陣からはこう云われそうだ。「男って面倒なものよ。なければ困るけど、あっても困るわ」と・・・。拳銃の町この映画、戦後アメリカ映画が再び公開された時の最初の西部劇であることを付け加えておこう。
2011.09.24
コメント(0)
私も妻もカラオケ礼賛者だ。理由は健康に間違いなくいいからである。私が通っている内科の先生もカラオケを勧めてくれる。口先だけではなく、お腹から声を出すことで腹筋が鍛えられる。坐って歌うより立って歌う方が効果は倍増するようである。これを書いている今も、妻は「弁天小僧」を歌っている。「牡丹のようなお嬢さん~」と歌うのが聞こえてくる。えっ、そんな歌は知らないって? 三浦洸一のヒット歌謡曲だ。一世を風靡した曲である。このところ、妻はこの歌に凝っているようだ。私は裕次郎専門でもないが、裕ちゃんの歌が大好きだ。ムード歌謡が好きである。自分の好きな歌を歌うことは、しびれ方の如何によらず健康法の一つなのだから、あなたにもカラオケをお勧めしたいと思う。映画で「弁天小僧」となるとこれだ。市川雷蔵もいいが、ひばりの作品もオモシロイ。一見の価値ありと言いたい。【26%OFF】[DVD] 弁天小僧【26%OFF】[DVD] ひばり十八番 弁天小僧
2011.09.23
コメント(0)
つい最近、某紙の記事で発見! 桃の産地岡山で生まれた新商品のことである。岡山出身の方はお目にとめられたことだろうと思う。岡山と言えば桃だ。岡山県特産の桃を使ったコロッケで、倉敷市の山陽自動車道道口パーキングエリア(PA)に登場。これが大人気、約200個を売り上げる日もあるそうだ。倉敷の会社員、平岡直美さん(41)が地元を盛り上げるためにと考案した。地元のB級グルメ大会で優勝、PA売店と共同で商品化したそうである。”もっコロ”は、加熱してつぶした桃にジャガイモやベーコンを加えて調理する。桃とコロッケという意外な組み合わせが評判だそうである。1個200円、山陽道を車で走る機会があったらぜひお立ち寄りいただきたいと思う。私も生まれ故郷の発展に貢献したいと思うのでこの記事を取り上げただけで、他に他意はない。「桃太郎侍」もきっと賛同してくれると私は信じる。「桃太郎さん、桃太郎さんは悪い奴!を懲らしめるだけですか?」「そうじゃ、天に代わって鬼退治してつかわす!」「台風はどうですか? 大勢の人を苦しめているとんでもない悪いやつ。桃太郎さん、お願いです。やっつけて!」「なんじゃと? 台風??? そりゃあ畑違いじゃ。いくらなんでも、あいつには勝てん。被害の少ないのを祈るばかりじゃ」さすがの桃太郎侍も剣で風や雨を切ることは不可能であった。市川雷蔵/桃太郎侍
2011.09.21
コメント(0)
秋雨のせいだろうか。今朝はモーレツな寒さをおぼえた。あなたは如何だったでしょうか。秋は瞬時に過ぎて、冬将軍の到来さえ予感させる。気温の変化には充分気を配った方がいい。台風の影響があるのだろうが・・・。高齢者の方は特に気を付けた方がいい。「俺はまだ若い、大丈夫だ」などと思っているとえらい目に遭いかねない。人は誰でも毎日、年を取っているのだから。こう寒くなると薄着は禁物、寒がりの方は衣替えを考えた方がいいかもしれない。私もあいものか、冬物にすべきか迷っているところだ。高齢の方は間違いなく体力が落ちている。若い方は十二分に注意してあげてほしい。風邪をこじらせて肺炎にならないように。一寸の気のゆるみが命取りになりかねないのだから・・・。だんだん季節感が希薄になってきたこの頃だが、暦の上では秋は厳然と存在する。それを感じさせてくれるのは私の場合、食品売り場の”松茸”である。マツタケを食べると、秋が来たな~と実感出来るのである。映画で秋を感じる名画と言えば、この作品だろうか。【ポイント10倍】送料無料!!【DVD】秋日和原節子 [DA-1289]【ポイント倍付0915-19】邦画ファンの方には忘れられない名作であろう。小津安二郎監督作品で、原節子、司葉子、岡田まりこ、佐田啓二等のスターが顔を揃えている。名画は年を経ても名画である。この映画で日本映画の良さを知ってほしいと思う。
2011.09.20
コメント(0)
”瞼の母”を探して京都の町へ。ところが再会した生みの母は・・・。 【中古】DVD 続・男はつらいよ旅の途中で故郷柴又に寄ったフーテンの寅さん、さくらの子に初めて会う。寅さん似の赤ん坊に寅は相好を崩す。束の間の帰郷をした寅さんは、恩師で英語教師の坪内散歩先生(東野英治郎)に会いに行く。寅の不良少年時代に可愛がってくれた忘れられない恩師だ。20年ぶりに顔を見せた寅次郎に、「いいや、忘れとらん。覚えとるよ」と言って家に招き入れる。実に情の深い先生なのだ。そこで会ったのが、子供の頃にいじめた先生の一人娘夏子(佐藤オリエ)である。夏子はチェロ奏者で父を助けている。寅次郎は感激、先生に誘われるまま、飲み始める。旨い料理をたらふく食っていた寅、突然胃痙攣を起こして苦しみ出す。寅は緊急入院、ところがおとなしく寝ている寅ではない。早速入院患者を相手にバイを始める。患者たちは大喜び。盲腸の手術をしたばかりの男(財津一郎)はおかしくて苦しむ。このシーンの財津の顔は絶品、抜群である。財津でわからなければ、「ピアノ売ってチョウダイ~」でおなじみと言えばお分かりでしょう。そして寅を叱り飛ばす青年医師・藤村(山崎努)は、寅を見舞いに来た夏子に文句を言うが、事情が分かって詫びる。寅さんは病院を抜け出し、弟分を連れて中華の店へ、勘定となったが、金がない。無銭飲食で警察の世話になる。手錠をかけられ、取り調べを受ける寅。さくらのそばでふてくされる寅だった。寅の手錠姿は二度と見れない。寅はまたまた旅の空、京都で散歩先生と夏子に出会う。”瞼の母”は京都にいると風の便りに聞いて会いに来たのだと寅は言う。その母は連れ込み旅館にいた。そこの経営者お菊(ミヤコ蝶々)がそうだった。「お前、金の無心に来たのか」と寅にかます。激怒する寅。丁々発止の大ゲンカとなる。胸に抱いていた母親像を打ち砕かれた哀れな寅次郎は傷心のあまり・・・。今、世間では幼い子を虐める親が後を絶たない。どんな事情があるにせよ”不幸な子”をつくらないで欲しいと思う。成人した子がかわいそうである。
2011.09.19
コメント(0)
いくつになっても向学心を持ち続けることは大事であると私は思っている。毎日ぼんやりと過ごすようになったら、別世界へ旅立つ日が近いのではあるまいか。妻のことを持ち出して恐縮だが、私は彼女のことを”読書魔”と思っている。私が”映画魔”であるようにである。妻が毎週図書館に通うようになったのはいつからだろうか。もう15年は立つように思う。その間借りた本は何万冊に上るだろう。それを一冊づつノートに記録している。そのノートも既に・・・。今は時代物に凝っている。それも吉川英治を読んでいて、「新平家物語」を面白い、オモシロイと言って寝床にまで本を持ち込んでもう夢中になっている。私も昔は読書好きだったが、活字を読むのが億劫になり、今や映像専門となった。妻は78歳で物忘れがひどくなったが、好きなものには、どうやら関係ないようだ。デイの参加者の中にも、向学心に燃える人を多くみかける。車椅子で椅子にかけるとテーブルに首を垂れるようにしながら、ひたすら中学国語の本を書き写しているひとがいる。その人を見るたびに私は頭が下がる思いがしてならない。向学心は探究心、研究心と言い換えてもいいのではないか、競馬、パチンコ、麻雀などでも構わないと私は思う。ただし、生活に支障をきたさない限りであるのはもちろんだ。初DVD化!158★角川映画大映時代劇:「新・平家物語 静と義経」DVD新品★映画が全盛のころ、作られた絢爛豪華きらびやかな時代絵巻である。興味のある方は見ておいて決して損はないと思う。【送料無料】新・平家物語これは市川雷蔵の出世作と言われた作品だ。見逃すべからずと私は言いたい。
2011.09.17
コメント(0)
最近はめったに食べなくなったが、昭和34、5年の頃はよく食ったものである。その頃、私は東京に住んでいたが、新宿駅の西口にくじら専門の店が10数軒並んでいたと記憶している。私は鯨のカツや天麩羅を3日にあげず食べに通ったものである。こんなことを想い出したのは昨日の照り焼きバーグのせいかもしれない。当時、本物の牛肉などは高くて手がでなかったように思う。従って代用品で済ませたという次第だ。今とはまるで価値観が違う。捕鯨船全盛の時代で、捕鯨を邪魔するやからも全くいなかったと記憶している。それにしても鯨肉はうまかった。舌が恋しがるので、買ってたべたが、さほどに思わないのはなぜだろう。七不思議のひとつである。何かが違うのだ。その何かがよくわからないのだが・・・。鯨の映画で思い出すのはコレだろう。くじら映画の決定版と言ってもいい。グレゴリー・ペック演じるエイハブ船長と鯨の死闘がいまだにまぶたに甦る。【送料無料】白鯨この映画、見応えある秀作と言っておこう。
2011.09.16
コメント(0)
私の通っているデイサービスのビー社では、毎月何かの行事が組まれている。今日は”プール”行きだ。私にとっては初めて体験だ。75歳にして初体験させてもらえるとはオドロキである。いずれにしてもいい気分であることは間違いない。それにしてもプール参加には乗り越えねばならないいろいろなバーがあるのにはビックリさせられた。前日、私のケアマネOさん(女性)と体操指導員のN1さん(女性)、それに看護士のkuさん(女性)で打ち合わせが行われ、血圧、転倒回避、血糖値低下回避など、リスクを取り除くための行動を約束させられた。ケアマネさんはいつも私のために神経を砕いてくださっている方で、妻ともよく話題にのぼる。運命の日は来た。来所時、出発時に血圧が110以下であれば、参加出来ず、デイでおねんね。クリアー出来ても入水前に血圧を測り、110以下であるならばプールサイドで見学と相成る。血圧が降下剤を飲み始めて以来、100を切ることが稀ではない私は、検診を受ける。115だ。思わずガッツポーズ。こうして幸いなことに私はいずれもクリアー、無事にプールに入れた。プールは競泳も出来そうな25メートルプールと1周20メートル位の楕円形のもの、ほかに温水で泡の吹き出てるような円形のものなどがあり、私たちは楕円形のものを利用した。今日の参加者は男性5人、女性2名の7人、それにN1さんと看護士のkuさん、男性職員がma君とY君の2名、総勢11名だ。プールサイドは滑りやすく、水に入るまでが一苦労、一歩一歩足を踏みしめながら、水中の階段を下りる。N1さんとkuさんが私の体を支えて下さる。「大丈夫ですか?」「無理しないでね」と何度も声をかけてくれる。お二人のおかげで、私は大安心だ。時々水流が吹き出しともすれば流されそうになる。しかし、気持ちがいい。筋力アップにはこれにまさるものはないだろう。他の参加者は慣れているせいか、早いスピードで追い抜いていく。プールの真ん中に銀製のバーがあり、それに掴まりながら私がようやく1周する間にもう3周してるほどだ。時間が来ると水から出てベンチに坐り、水分補給だ。こまめな水分補給が大切なようである。それにしても水から出るとき、足が鉛をつけたように重かった。これも初体験の一つだ。今日は若い女性の水着姿をゆっくり鑑賞する?時間などなかったのは残念だ。若いma君、Y君などは、どうだろうと観察していたが、さすがに目をキョロつかせず、参加者から目を離さず注意を怠らないのは立派と感心した。職業意識に徹しているのだろうか。続いて遅い昼食をとった。1時半、(多分2時前か)から堺の筧屋という店で炭焼きバーグのご馳走だ。食事代はモチ自腹だ。鉄板でグツグツ焼ける焼肉の香りが鼻を刺す。早く食いたいと腹の虫がクウ~と泣いているのがわかる。至福に満ちた時間だ。時が別世界のようにゆっくりと流れていく。こうして3時半頃デイに帰着。楽しい一日を終えた。今日は特設プールサイドへご招待?しょう。昨日に続くエスター主演の作品だ。【26%OFF】[DVD] 世紀の女王男性諸氏はこの映画で、エスター・ウイリアムズの抜群のプロポーションを堪能してほしい。レッド・スケルトンの演技など蛇足だと私は思う。
2011.09.15
コメント(0)
阪神タイガースの久万元オーナーは球界の名物男だった。1985年の日本シリーズで西武ライオンズと対戦、タイガースを日本一の座に導いた。監督は吉田氏だった、その後、低迷するタイガースの監督に野村氏、星野氏を招へいし、03年には18年ぶりのリーグ制覇を星野監督で達成し、以降は常に優勝争いに絡むチームに変身させた。往年のダイナマイト打線のタイガース以来、阪神のファンである私には忘れられない人である。昨日の試合には勝利の報告を久万氏に贈れなかったのは誠に残念、真弓監督と選手に頑張ってもらうほかあるまい。ペナントレースも終盤である。とことん最後まで全力を振り絞って戦い抜くのが久万元オーナの心に応える道だと私は思う。野球は本当に面白い。その野球をミュージカルで見るともっと面白い。ジーン・ケリー、フランク・シナトラ競演の「私を野球につれてって」がそれだ。 ワーナー・ホーム・ビデオ 私を野球につれてってなんと、この映画で野球チームのオーナーで現れるのは、エスター・ウイリアムズ、抜群のボデイを誇る美人女優だ。「世紀の女王」以来、私の大好きな女優さんの一人だ。エスターをご存じない方は、一見あれ。元オリンピックの水泳選手で、おまけに美人。瞬く間にスターの座についた女性だ。シナトラの歌は言うまでもなく素晴らしい、ジーン・ケリーのタップもだ。
2011.09.14
コメント(0)
見た方もおいでになるかもしれない。チンパンジーに演技を教え込んでいる場面だったと記憶する。つい面白くて妻と一緒に何度も声を出して笑った。指導する人間の方がいつの間にかおサルに指導されてるような錯覚に陥る。サルも達者なものだと思って見た。サルを冠した言葉には「猿真似」「猿芝居」「猿知恵」など、いろいろあるが、最近辞任した閣僚の放言などはサルにも劣るのではあるまいか。被災地の住民の心を逆なでするような”死の街”の言葉、”放射能をつけるぞ”と云った言動、など言語道断、到底大臣の器とは思えない。辞任して当然であろう。大体、人の心が分からない人間が政界には多すぎると私は思うのだが、皆さんは如何お思いでしょうか。今回の辞任劇などは、幼児性の発露した最たるものと私は言いたい。サルで思い出す映画は「モンキービジネス」だ。◆現品限り◆【中古】【洋画DVD】モンキー・ビジネス※吹替なし/ケイリー・グラント/ ジンジャー・ロジャース/Le497[レンタル落ち]【メール便OK】あのケイリー・グラントとジンジャー・ロジャースの競演、それに能天気な娘マリリン・モンローの姿が拝めるとあっては映画ファンならずとも食指が出よう。科学者ケイリーが若返りの薬の実験に取り組んでいる。いろんなクスリを調合しているのを檻から見ているのがチンパンジーだ。真剣なおサルの表情が何ともおかしい。ケイリーが部屋を出ると、おサルが器用に檻の扉を開け、ケイリーのマネをして薬の調合をしていく。見ているだに面白い場面だ。そして、おサルは出来たクスリを水飲み場にかくす。その水を飲んだケイリーが20歳の頃に若返り、騒動が始まる。もうシッチャカメッチャカの連続だ。妻のジンジャーまで水を飲んで若返るとモーレツなダンス。このダンスシーンだけでも一見の価値はあるだろう。ともかく無条件に面白い映画と言える。そして、ちょっぴり教訓的な言葉も教えてもらえる。後学のために見ておいても悪くないだろう。時間のムダとおっしゃる方もおいでかもしれないが・・・。
2011.09.13
コメント(0)
昨日ニューオーリンズを見たからだろうか、急に「ショウ・ボート」が見たくなった。この映画は1951年に公開されたミュージカルだ。それも1929年、1936年に次いで3度目だ。【名画DVD ショウボート】VCDD-76(監督:ジョージ・シドニー/出演:キャスリン・グレイソン)ミシシッピー川を往来するショウ・ボートの船長アンデイ・ホークスは、川沿いのある町に立ち寄る。沿岸の人たちは、白人も綿摘みの黒人まで船に駈け寄って来る。船が接岸すると、アンデイは早速一座の役者たちの紹介を始める。マージ&ガワー・チャンピオン演じるエリーとフランクの息の合った見事なタップダンスを皮きりに一座の華であるジュリー(エヴァ・ガードナー)と夫で二枚目役者のステイーヴ(ロバート・スターリング)の登場だ。そこへジュリーに横恋慕する船員のビート(リーフ・エリクソン)が現れ、ステイーブと殴り合いになる。とっさに船長はお話の一部だと言って笑いを誘うようにする。腹の虫が収まらないビートは、ジュリーが黒人との混血にかかわらず、白人と結婚していると保安官に告げる。ギャンブラーのゲイロード・ラヴェナル(ハワード・キール)はショー・ボートがニューオーリンズに向かうと聞いて船長に乗船許可をもらおうとする。ホークス船長と妻パーシー(アグネス・ムーアヘッド)に育てられた娘マグノリア(キャスリン・グレイスン)はまだ役者の修行中。マグノリアの一人稽古を盗み見たゲイロードは、彼女に一目ぼれ、マグノリアもゲイロードに夢中になる。やがて、ショーの始まる頃、保安官が船に乗り込んでくる。密告でジュリーの違法がバレたのだ。ジュリーとステイーブはショウ・ボートを去ることになり、ホークス船長はビートをクビにする、ジュリーに別れを告げられた黒人船員のジョーは彼女へのはなむけに川への想いを歌う。哀愁のこもったこの歌が実にいい。名曲「オールマン・リバー」である。ホークス船長はゲイロードを雇い、娘と一緒に舞台に立たせる。二人の恋物語は大成功。母にゲイロードとの交際を禁じられたマグノリアは、反発、二人は駆け落ちしてしまう。こうして波乱に満ちたマグノリアの人生がはじまる。賭博師の生活は浮き沈みが激しい。ツキに見放されると、地獄へまっしぐらだ。マグノリアの内助も難しく、ゲイロードは彼女にショウ・ボートに戻るだけの金を残して去っていく。そのとき、マグノリアは彼の子を宿していた。そして歳月がすぎた。ゲイロードはジュリーのおかげで再会の決心がつく。そうして・・・。ラストでショウ・ボートを物陰から見送るジュリーの表情が印象に残る。歌手でもあるキャスリン・グレイスンのソプラノの歌は素晴らしい。ハワード・キールのバリトンも耳に心地よい。ミユージカル作品として、やはりこの映画は一級品と思う。
2011.09.12
コメント(0)
ジャズファンの方はこの映画をもうみたであろうか。もうとっくに見ているよ、と仰る方も多いことだろう。凡才浅学の私はこの映画の存在を知らなかった。ジャズがモーレツに好きなのに、である。ニューオーリンズこの映画は1947年に公開されたミュージカルドラマで、まだ若いサッチモ、ルイ・アームストロングがしわがれた独特の声でしゃべり、コルネットを高らかに吹き鳴らす。歌うメイド役でビリー・ホリデイも出演、見事な歌声を聞かせてくれる。カフェバーの経営者でジャズの普及に情熱を傾けるニック(アルトウーロ・デ・コルドヴァ)とミラリー・スミス(ドロシー・パトリック)の恋の進展を縦糸に、ルイと彼のバンド、オリジナル・ニューオーリンズ・ラグタイム・バンドの演奏を横糸に描いていく。劇中、ルイが歌いながらバンドのメンバーを紹介していく場面は見事だ。クラシックジャズの名手たちの名前が披露されていく。ここは前半の白眉とも言えようか。ジャズが誕生の地の故から、クラシックより下賤なものの音楽とされてきた"wake"がよくわかる。最後におもいがけぬひとを見つけたことをお知らせしておこう。ニックのシカゴの秘書役でシェリー・ウインタースが顔を見せてくれる。「陽のあたる場所」に出ていた女優さんだ。
2011.09.11
コメント(0)
私の歯も遂に運命の時をむかえたようである。歯医者に行くと、全部抜いたほういい、とのご託宣。がっくりとなる私だった。それから毎週、土曜日に妻と一緒に通うことになった。そして、1本1本抜かれること1カ月間、上の工事が終了、暫く休憩となった。妻はまだ工事中である。それにしても歯医者のキーンという金属音はどうしても好きになれない。歯医者の小道具は進歩したものである。しかし、相変わらず時間はかかるようだ。先生にもよるのだろうが。皆さん、歯は大事にしましょう。歯磨きを怠ってはダメですよ。抜かれてしまってはおしまいですから。歯周病には十分警戒をしましょう。歯が悪くなるのもならないのも自己責任せすから。歯で思い出す映画といえば、爆笑喜劇の決定版「腰抜け二挺拳銃」だ。私がまだ中学生のころ、映画館の椅子から転げ落ちそうになったほど、腹を抱えて笑ったのを覚えている。腰抜け二挺拳銃 【DVD】ボッブ・ホープの主演でグラマー女優ジェーン・ラッセルの競演と言うだけで私などはワクワクしてくる。わかい人はごぞんじないだろうが、私に言わせるとちょっと悲しい。政府の密命を受けたカラミテイ・ジェーン(ジェーン・ラッセル)は歯医者のピート(ボッブ・ホープ)の妻になりすまし、インデイアンに武器を密売している悪徳商人を捕まえに出かける。この歯医者たるや歯の治療といえばもう目茶苦茶、大時代な工具を持ち出し、歯を抜くのである。それも健康な歯を。やがて、幌馬車隊に加わった二人は奥地へと向かう。ホープは馬車に揺られながらアコーデオンを引きながら歌うのが、”ボタンとリボン”である。この主題歌は大ヒット、どこでも「バッテンボー」のオンパレードだったのを覚えている。ところでインデアンとの対決で捕まったホープ、股裂きの刑に処される。よくしなう二本の木に片足づつ縛りつけられ、鉈が振り下ろされる。ホープの運命は・・・。ボッブ・ホープの作品の中でも、これは飛び抜けて面白い。傑作と言ってもいいくらいだ。ボッブ・ホープを見るならこの映画をお勧めする。
2011.09.10
コメント(0)
私は1年前からデイサービスに通っている。持病のリューマチが悪化し手足が不自由になり、介護認定要介護1になったからだ。それ以来、去年の10月から堺市駅にほど近いV社のデイサービスに週2回お世話になっている。デイサービスは今や乱立の様相を呈しているが、偶然にしろ本当に良いところにお世話になったと思っている。場所はマンションの1階、広さは約50坪というところか。収容人員は40人程で体操の度にスタッフがテーブルを片づけたり、出したりまったくご苦労の限りと言いたくなる。老齢の方や車椅子の方を介護しながら、リハビリを進めるご苦労は大変なものだと感謝の念に耐えない。朝10時前にスタッフが家まで車で迎えにきてくれ、10時丁度位に入所する。テーブルに坐りお茶を飲む間もなく看護士さん(女性)が血圧と体温を測りにきてくれる。看護士さんは大体2人で室内を駆けまわっている。看護士さんのやさしさには時折胸を打たれることがある。そして、身体に異常や問題がないかチェックしたうえで、体操の許可が下りる。体操の先生は男性のSさん、女性のNさん、N1さん。何人か集まると朝の体操だ。椅子に腰かけての体操だが、参加者に細心の注意を払ってくれているのが、横から見ていてもよくわかる。話術もそれぞれ個性に溢れているが、中でもNさんのスピーチの面白さはV社で群を抜いている。人の気持ちを引きつけ、注意を自分に集中させるのである。それも独演会にはせず、常に対話を心がけ、参加者を笑わせ、楽しませてくれるのだ。体操は1日3回、あとは食後と3時のおやつの前だ。そして、合間に参加者1人一人がパワリハと称する機械を使ったリハビリと平行棒を使うリハビリ、エアロバイクを使っての機能訓練をおこなう。やがて、4時が近づき、送りの車が並ぶころになると、ユニークな”目の体操”が行われる。僅か5分位の体操だが、これもじつによく考えられている。目の筋肉をほぐす狙いだが、眼が休まるのは事実だ。昼食前の嚥下体操と双璧をなしている。そして、リーダーのSさん(女性)のお礼の挨拶で終わる。参加者で誕生日の人がいると、花束をプレゼント。ハッピーバースデイの大合唱となる。はにかむ笑顔をカメラに収め。お開きとなるのである。リーダーのSさんの薫陶がいきとどいているせいか、スタッフみんなが明るく親切だ、参加者を楽しませるのをモットーにしているからだろうか。なんともすてきでさわやかなデイサービスと思う。今日は”目”にポイントを置き、それにまつわる西部劇を紹介してみよう。皆さんは「誇り高き男」をご存じだろうか。【送料無料】誇り高き男「誇り高き男」は、西部劇の名作である。頭に銃弾を受け、一時的に失明状態に陥るガンマンが決闘になり、どうして危機を脱出するかというサスペンスに満ちた作品である。見応え十分な映画であることは間違いない。
2011.09.09
コメント(1)
全923件 (923件中 1-50件目)