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2008.11.17
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カテゴリ: 映画/戦争・史実


「そや、愛おしさでございもす。人の世がどんな風に変わろうと、愛おしかもんのためになぁ誰もが夢を懸け、命も懸けられるもんでしょう。」

年の瀬が近づいて、人々が享楽に耽る様子がそこかしこで見受けられる季節になった。

平和な時代の象徴でもある。有り難いことだ。
その昔、日本という国が、現在の北朝鮮のような軍事国家であったなどとは今の若者たちには信じられないことであろう。
貧弱な資源に喘ぐ日本国家は、西欧諸国に対抗するため領土拡大を目指し、大東亜共栄圏を掲げて開戦に踏み切った。
健康な青年男子には召集令状が下り、婦女子は軍需工場に借り出された。
天皇陛下を生き神様だと信じ、崇め奉ったのである。
若き特攻兵たちは、皆が口を揃え「天皇陛下万歳!」と唱え、海の藻屑となって消えたのである。


富屋食堂で若い兵士たちの空腹を満たすため、精一杯の食事をふるまう鳥濱トメの視点から、戦時下の様子を語る。

飽食とブランド品と高級車に溺れる現代人が、いくら当時に敬意を表して同情したり立派なご託を並べたところで説得力に欠ける。
ならば今を生きる我々にできることは何であろうか?
それは感謝の気持ちに他ならない。
全ての事象、物事、人々に対する感謝の気持ち。
そして、戦争イコール殺戮を断固として回避しなければならない。
広島・長崎に投下された原爆による世界唯一の被爆国である日本は、同じ過ちを二度と繰り返さないよう、子々孫々に至るまで肝に銘じ、死守して勝ち得た平和を守り続けていかねばならない。

2007年公開
【監督】新城卓
【脚本】石原慎太郎
【出演】岸恵子、徳重聡


See you next time !(^^)





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最終更新日  2008.11.17 05:22:15
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