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2009.03.12
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カテゴリ: 映画/アクション


冒頭からこの作品の感触に、記憶の断片が残っていた。
どこかで出会った感じがする・・・これってデ・ジャ・ヴ?
映像なのかセリフなのか、はたまた演出なのか。
とにかく全体からかもし出す雰囲気に心当たりがある。
よくよく調べてみたら、監督がティムール・ベクマンベトフ。
舌を噛みそうなこの名前は・・・そうだ、ロシアの監督で「ナイト・ウォッチ」を手掛けた人物!
吟遊映人も伊達や酔狂でDVDを観てはいませんよ、ええ。(←ちょっと得意になってみた。)
今さらだけど、自分の感性を信じて良かった!

こういう個性的な描写は、やっぱり目を引く。

摂食障害の上司から度重なる小言を受け、プライベートでは恋人の浮気で過度のストレスを感じ、度々パニック障害を引き起こすウェスリー。
発作を止める薬を買おうとドラッグストアーへ立ち寄った時、事件は起きる。
貧乏でうだつのあがらないウェスリーが、何者かに命を狙われるのだ。
そしてそのウェスリーを救出する謎の美女フォックス。
彼女は、暗殺組織“フラタニティ”の一員であった。

この作品のみどころは、やっぱりジェームズ・マカヴォイがボコボコに殴られ蹴られながらも敏腕の暗殺者になろうと頑張る姿、そしてアンジェリーナ・ジョリーのお色気ムンムンシーンであろう。
ところでジェームズ・マカヴォイという役者さんは、こういう線の細いキャラが妙にしっくり合う。
「つぐない」の時もそうだったが、今にも神経を病んでしまいそうな薄幸な雰囲気が漂っていて、しかもメンタルなところで爆弾のような扱いにくいものを引き摺っているのだ。
何か訳ありの過去とか生い立ちを持つ役柄を、ジェームズ・マカヴォイの持つ、自分に対して軽薄になりきれない執着心が小気味良く演技に投影されているような気がする。
アンジェリーナ・ジョリーは、ただそこにいるだけでクールな美貌に酔い痴らされる。



2008年公開
【監督】ティムール・ベクマンベトフ
【出演】ジェームズ・マカヴォイ、アンジェリーナ・ジョリー

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2009.03.12 15:51:49
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