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2010.02.19
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カテゴリ: 映画/アクション

「人も変わる」
「・・・俺のことか? そいつは正確じゃない。車も同じなら家も同じだ」
「車や家のことじゃない」

決してバブルの頃を懐かしむつもりはない。
だがどういうわけか、本作「トランスポーター」シリーズを観ると、あの浮かれ騒いだバブリーな時代を思い出させる。
もちろん、吟遊映人は金も名誉もないしがない学生の身分だったのでバブルとは無縁であったが、同年齢の学生の中には真っ赤なポルシェに乗って大学まで通う輩もいたから、今思えばもう笑うしかない。
本作「トランスポーター3」は、言わずと知れたカッコイイプロの運び屋が主人公のカー・アクション映画である。
主人公フランク・マーティンに扮するジェイソン・ステイサムのスタイリッシュな着こなしが効果的なのかもしれないが、頭のてっぺんから足のつま先までブランドで固められている。

さらにはパネライの腕時計。
愛車はアウディ。
申し分のないセレブ・ガイなのだ。
こんなご時世だからこそ景気の良い衣装や小物にはご利益さえ感じられるから不思議だ。

どんな依頼品でも確実に届けるプロの運び屋フランク・マーティン。
そのフランクの家にある夜、一台の車が突っ込んで来た。
ドライバーは瀕死の重傷を負っていて、パスポートを確認すると、なんとフランクの運び屋仲間であることが判明。
フランクは急いで救急車を呼んだものの、その男は何かを必死で訴えようとする。
まもなく男は救急隊によって運び出され、フランクは何気なく残された車内を調べる。20100219a

すると、後部座席にロシア人(後にウクライナ人と判明)と思われる女性が同乗しているではないか。
その女性に車から降りるように言うと、車からは離れられないと言う。


前作に続いて本作も、息もつかせぬほどのドキドキハラハラ感でアクションを堪能させてくれる。
見どころは、ジェイソン・ステイサムが自転車に乗って盗まれた愛車を追いかける壮絶なシーンだ。
市場の人ごみを突き抜け、工場の中をスイスイと横切り、漸くの思いで追いつくプロセスは観ているこちらまで息切れしてしまうド迫力なのだ。
意外だったのはヒロイン・ヴァレンティーナ役に扮した女優さんがとても若く、主役のジェイソン・ステイサムと一回り近い年齢差を感じてしまった点だろうか。
だが、愛に年の差はない。

ファンを裏切らないカー・アクション映画なのだ。20100219c

2008年(仏)、2009年(日)公開
【監督】オリヴィエ・メガトン
【出演】ジェイソン・ステイサム、フランソワ・ベルレアン

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2010.02.19 11:53:20
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