吟遊映人 【創作室 Y】

吟遊映人 【創作室 Y】

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

吟遊映人

吟遊映人

カレンダー

2012.01.22
XML
カテゴリ: 映画/TVドラマ

「確かに妙ですね」
「八重樫の篭城の目的が分からない限り、事件は解決とは言えません」

『相棒』シリーズは、テレビドラマとしてもう長い間お茶の間の皆に支持されて来た作品だ。
劇場版として公開されたものについても、観客動員数は見事な数字を打ち出し、興行的にも大成功を収めている。
主役の水谷豊は、なんと言っても昔からのコアなファンに厚い支持を受けているし、及川光博も同様だ。
この二人がタッグを組んで、数字が取れないわけがないのもまた事実である。
作中のキャラクター設定もおもしろい。
水谷扮する杉下右京は、東大卒の頭脳明晰な刑事でありながら、どこか風変わりで、紅茶をたしなむ優雅さを備えている。

相棒となる神戸尊も、クールでセレブな雰囲気で周囲を圧倒する存在感を発揮する。
バランスの取れたパートナーなのだ。

舞台は警視庁本部。
特命係の神戸尊は、エレベーターに乗ろうとしていた。
すると拳銃を手にした男が、女性職員を捕まえているのに気付き、咄嗟に助ける。
その後、男は会議室に直行し、警視総監を始めとする12名の警視庁幹部を人質に取る。

だが犯人の動機は分からず、身代金等の要求もないことで手をこまねいていた。
会議室が機動隊とSITによって包囲される一方で、犯人の特定が出来ずにいたが、杉下右京の奇策によって会議室内をデジカメで撮影することに成功。
鑑識の米沢が調べたところ、犯人は元警視庁公安の八重樫哲也だと判明した。

今回の劇場版2での見どころは、小野田官房室長(岸部一徳)の動向だろう。
ポーカーフェイスなだけに、言動だけではどうにも計り知れない野望が見え隠れするのもおもしろい。

脚本もまずまずで、ドラマチックさにやや欠けるものの、全体的にまとまっていて、安心して楽しめるサスペンスドラマに仕上げられていると思った。

2010年公開
【監督】和泉聖治
【出演】水谷豊、及川光博

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012.01.22 08:07:40
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: