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2012.11.11
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カテゴリ: 映画/TVドラマ
【THE LAST MESSAGE 海猿】
20121111

「海上保安官の奥さんだもん。彼にもしものことがあっても、あの子は私が守る。私がちゃんと育てて、何があっても一人で生きていけるような子にしてみせる。でもね・・・私のことは誰が守ってくれるの? もし大輔君がいなくなっちゃったら私どうしたらいい?(中略)大輔君がいなきゃダメなの!」

『海猿』シリーズも3作目ともなると、なんとなくストーリー展開の予測がつき、安心して見ていられるようになる。
予告では、よもや主人公の殉職か?!と、ハラハラさせられたけれども、途中の流れからハッピーエンドの結末がチラつき始める。
邦画の特徴的なパターンとして、シリーズものは後味スッキリの爽快感がなくてはならない。それは例えば、水戸黄門の印籠や、寅さんの失恋みたいなものかもしれない。
『海猿』においては、必死の救出劇と主人公の生還によって締めくくらなくては、この作品が成り立たない、とでも言ってしまおう(笑)
主人公の仙崎大輔を演じるのは、前作までと同様の伊藤英明だ。
この役者さんは、ジュノン・ボーイコンテストで準グランプリを受賞し、芸能界入りを果たしている。
この作品では、精悍な海上保安本部の救難士として活躍しているが、実際の伊藤は、幼少期に内臓の疾患を抱えており、役所から障害者手帳を交付されていたほど深刻な状態だったようだ。(ウィキペディア参照)
そういう背景のある役者さんなだけに、演技は体当たりの姿勢が見受けられ、見ていて清々しい。
無論、作品は興行的にも大成功を収めている。


また、運悪く大型台風が接近していた。
福岡沖にあるレガリアまで、仙崎は吉岡らとともに救出に向かう。
火災が酷くなる一方、レガリア設計者である桜木が、レガリアへのプライドと未練から脱出せず、結果的に取り残されてしまうはめに。
また、救難士である仙崎、新人の服部、作業員の木嶋、レガリアの常駐医である西沢も、台風の通過を前に施設内に取り残されてしまうのだった。

作品のタイトルからして完結編になるかと思いきや、そうではなかった(笑)
皆さんご存知のとおり、今年、シリーズ4作目が公開されたのは記憶にも新しい。
3作目の『LAST MASSAGE』は、世の女性にはかなり高い評価を受けたのではなかろうか。

仙崎が人並み以上の良きパパであり、愛妻家でサービス精神旺盛で、それでいて仕事ぶりも申し分ない。後輩育成にも余念がなく、皆から慕われ、正にパーフェクトなナイス・ガイなわけだ。(それでも役の上で、ちょっと教養が不足しているのはご愛嬌)
「こんな人が私を守ってくれたらいいなぁ」と、目をハートにして鑑賞していた女性は多いはず。
共働きで無気力亭主と子育てに追われている世の女性に夢を与えてくれる、血と汗と涙の感動ドラマなのだ。

2010年公開

【出演】伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太

また見つかった、何が、映画が、誰かと分かち合う感動が。
See you next time !(^^)





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最終更新日  2012.11.11 06:09:16
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