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2013.06.06
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カテゴリ: 竜馬とゆく
【竜馬とゆく(竜馬がゆく/門出の花)1】
20130606a

20130606b

『作法とか、礼儀とかいった、人間が作った規律があたまからうけつけられないたちらしいのである。
もっとも天性の愛嬌があるから、人はだれも不快がらず・・』


竜馬は剣術修行のために江戸へ出立する。

竜馬の愛嬌は天性のものらしい。
愛嬌はマイナスの要因をプラスに転じる。竜馬は天性の愛嬌で幕末の様々な難局を愛嬌で乗り切った。

そしてまた愛嬌は微笑に通じる。

『くるりとふりかえって、沁みとおるような微笑をした。』
~門出の花~

出立の折。見送りの方々に見せた竜馬の微笑は「沁みとおるよう」であった。
そして微笑は竜馬の成長とともに熟成され、

「澄んだ太虚のようにあかるい微笑」
~最終章「近江路」~

となるのだ。竜馬、落命の寸前である。


愛嬌も微笑も人の明るさである。

人は性格も背負った歴史もそれぞれに異なる。
そういう人々がつながり、なおかつ複雑に交じり合って形成されるのが社会だ。
幕末はそういったいわば海千山千の吹き溜まりであったはず。
してみると、竜馬の愛嬌や微笑(明るさ)は人と人とをつなぐための潤滑剤か。
古に曰く、笑う角には福来り、と。

おせっかいながらひとこと(笑)
先述の、
「沁みとおるような微笑」は文庫の一巻、
「澄んだ太虚のようにあかるい微笑」はその八巻、
この間の竜馬の成長ぶりに、微笑の熟成され具合を照らしてお読みいただくといいかも♪


20130124aisatsu





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最終更新日  2013.06.06 10:54:30
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