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2022.06.18
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カテゴリ: 発見


それが講じると文芸誌(同人誌)などで渾身の作品を発表したり、もっと意欲のある人なら商業誌に名乗りをあげるわけです。
でもそのほとんどの人が趣味のような形で、生きがいとして楽しんでいるに過ぎず、書くことを職業にできる人なんて皆無に等しいのです。

「書く」という人間に許された知的行動は、まるで息をするみたいに自然なことで、意識する・しないに関わらず、その行為そのものが天からの恩恵なのです。(もちろん教育を受けた上での本人のたゆまぬ努力の賜物ではありますが)
私たちは昨今でこそパソコンやスマホに頼りがちで、それなくしては学業や仕事にも差し支えてしまいます。



なので仕方のないこととは言うものの、ペンを持って書くことをおろそかにしがちであるのも事実です。
だからというわけではありませんが、つまらないことでも文字にして、自分の気持ちや思考などを表現できる喜びをもっと噛みしめた方が良さそうな気がします。

そんな折、私は、さる公共の施設において、一枚のチラシを発見しました。
それは静岡県浜松市天竜区において募集している、『天竜文芸』と言う文芸誌の原稿募集についてのチラシです。



が、この『天竜文芸』に関して言わせてもらうならば、何か、もっと違う意味で北遠(北遠州)を愛する郷土愛のようなものを感じるのです。

機会があって『天竜文芸』のバックナンバーを何冊か閲覧させてもらったのですが、そこに潜む書き手のほとばしる情熱とか執念など、一般的な商業誌からはまず味わうことなどできない何かが伝わって来るのです。
それはとにかく、利益に囚われない、率直で清々しいほどの無垢な精神の宿る文体なのです。



この文芸誌に書き手の職業までは公開されていませんが、文章の内容からして、元教師であったり、農家の長男であったり、あるいは教会の牧師であったり、様々な職種が想像できます。
皆がそれぞれの立場で、許される時間を作り出し、原稿を書き上げているのだろうと思われます。



この文芸誌に賞金などの特典はありません。
ただただ書きたい人、書くことが好きな人が投稿しているようです。
応募資格は、天竜区内に在住・在勤・在学されている人、さらには天竜区出身者が対象とのこと。
私はこれまで、様々なローカル文芸誌を好奇心から読んできましたが、『天竜文芸』ほど庶民的で、圧倒的な癒しを提供してくれるものを見たことがありません。
もしも全国に散らばっている天竜区出身の方々で、書くことに興味があるようでしたら、試しに一度応募されてみてはいかがでしょうか?


・・・などと高尚なことを提案してしまいましたが、バックナンバーをひもとくと、実はもっと個人的で、クスッと笑ってしまうようなご本人の失敗談や青春の挫折などが多く寄せられていて、それこそが天竜地域における『天竜文芸』としての醍醐味なのではと思いました。

こんな良質な文芸誌ならば、地元の静岡新聞や中日新聞の、それこそ地方蘭の片隅にでも取り上げてくれたらもっと知名度が上がるのに、と思わずにはいられません。

前置きが長くなりましたが、結局何が言いたいのかというと、
「吟遊映人は文句なしに『天竜文芸』を応援します!」
というささやかなエールを送りたいのです(笑)




天竜文芸に多少の縁をもった筆者から「投稿を促したい!」と以下の文章を添えるように依頼を受け、ここに追記いたします。(令和四年文月朔日)

筆頭管理人としても、筆者の熱を感じて少なからず天竜文芸の隆昌を願うものです。
該当の方は腕を振るってみてはいかがでしょうか?


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最終更新日  2022.07.01 02:34:06
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