《櫻井ジャーナル》

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2011.06.05
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 ある種の人々にとっては受け入れ難いであろうアメリカの外交文書をWikiLeaksが公表した。 1989年6月にあった「天安門事件」に関する報告

 もっとも、こうした話は事件を目撃したジャーナリストなどからも報告されている。 約一年前に本ブログでも書いた が、コロンビア大学の出している雑誌、「CJR(コロンビア・ジャーナリズム・レビュー)」(1998年9/10月号)に掲載された記事もそうした報告の一例。書いたのはワシントン・ポスト紙の初代北京支局長、ジェイ・マシューズである。

 彼の記事によると、1989年6月3日から4日にかけて(つまり天安門事件があったとされる日)現場に居合わせた人の話では、広場に到着した軍隊は残っていた学生が平和的に立ち去ることを許しているという。

 ただ、当日、北京で数百名が殺されたのは確からしい。その場所は天安門広場から1.6キロメートルほど西で、大半が暴徒化した労働者や通りがかりの人であり、火炎瓶で焼き殺された兵士もいたようだ。こうした話もWikiLeaksが公表した文書と矛盾しない。

 要するに、香港の新聞が伝えた「天安門広場での虐殺」は間違いだったということ。この情報は西側メディアにとって「信じたい話」だったため、飛びついたのだろう。学生の指導者、吾爾開希(ウイグル系の名字)は200名の学生が射殺されるのを見たと発言していたが、その出来事があったとされる時刻の数時間前、彼は広場から引き上げていたことが後に判明している。

 原発推進と同じように、中国攻撃は現在、日本の「国策」である。マスコミは、そうした国策に沿った報道をしてきたということだろう。





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最終更新日  2011.06.06 03:47:50


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