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昨日は5時出勤だったんですが、帰り際にオーナーが所用で神戸に強制連行されたため夜の種付けをするハメになりました(--;牧場を出たのは日付が変わる前。ひさびさの19時間勤務はきつかった。今日の昼の搾乳中、爆睡こいてた出がらしです。トシには勝てんっさて、今日のお題「ナックル」ナックルとはピッチャーの投げる変化球の一種で指をボールに立ててはじき出すように投げます。そのためボールの回転はほとんどなく投げたピッチャー自身ですらどんな変化をするか分かりません。 こんな握り方をするんですよ。握ってるのはボールではないですが(笑)この握り方から放たれる100~120キロ程度のスローボールにメジャーリーガーの強打者たちがキリキリ舞いする様は見ていて面白いです。 ナックルを主体に投げるピッチャーをナックルボーラーといい、メジャーリーグではドジャースやレッドソックスで活躍したティム・ウエィクフィールド、日本では4年前に関西独立リーグへ入団したナックル姫こと吉田えり投手が有名です。で、お題の「ナックル」は野球のことではなく牛の「ナックル」の話です。 ナックルとは四肢と蹄の間、「つなぎ」と呼ばれる部分がうしろに曲がった状態で立った時に蹄底ではなく蹄の上の部分で立つ状態になります。ヒトでいうと足の裏ではなく甲で立っているという感じですね。 上の写真は正常に立っている状態ですが 見にくいですがこの写真はナックルの肢。蹄底が上を向いて蹄の上が地面に着いています。ナックルの治療方法はギプスで固定して肢の向きを強制するのが一般的ですが、それでも治らない場合は肢の腱を切断して正常な立ち方に強制する方法があるそうです。 ちなみに下の写真はギプスで固定してほぼ正常になった肢。 下の子牛は生後3日目にギプスで固定したものの治ってませんでした。明日、腱の切断術を行う予定です。 左前肢のナックルですが右前肢にも影響が出てました。ちゃんと治ってくれるといいです。この子牛はF1のメス。人は彼女のことを ナックル姫 と呼んでいます( ̄▽ ̄;
2012.04.25
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早いもので4月下旬ですねぇ!今週末からはGWなんですね。みなさん、予定はありますか?出がらしは親父の三回忌です。それまでは休みナシだよぉー(・・;帰ってきたらイキナリ5時出勤だよぉ~(--;さて、最近受精卵移植で和牛の仔がたくさん生まれてます。これらを血統登録するんですね。牛の鼻には鼻紋(びもん)という人間でいうと指紋にあたるもので生涯不変で同じ鼻紋の牛はいません。。これを採取して血統書に貼り付けます。チューブに入った墨を専用のローラーにつけます。子牛の鼻の水分を拭き取ります。鼻にローラーの墨を塗ります。 鼻紋採取器に取り付けた紙に鼻紋を採取します。 こんな感じになります。 この鼻紋を切り取って血統書に貼り付けて出来上がりです。黒毛和牛だけでなく褐毛和牛(あか牛)や短角和牛、無角和牛も同様に鼻紋で血統登録します。 ホルスタインは個体識別耳標で登録していますが、白黒の模様をひな形に描いたり写真に撮ったりして登録してたんですよ。ホルスタインの白黒模様も鼻紋と同じく生涯不変で同じ模様の牛はいないんですよ。
2012.04.22
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確か天気予報では今日は雨だったと思ったけど外は天気予報ははずれたけど~ (空はくるくる~song by ケダマ~)あ、あれは予報がはずれて雨になったのか・・・・・・・ま、いいか(笑)出がらしです。3日続きで夜な夜な生まれた3頭の子牛たち。みんな30分以内に立って元気に初乳を飲んでくれました。イッキに飲んでくれるのでスッゴイ楽(^^)その上人の後ろをついて歩くので牛舎から子牛ハウスまで連れていくのがこれまたすごい楽(^^) その夜な夜な生まれた子牛トリオ。左から 18日。24キロ。19日。34キロ。20日。47キロ。な~んかひさしぶりに24キロなんてちっちゃい子牛だったんでかるいのなんのって(^^)でもこの子が一番元気。片づけ最中に2度も脱走を試みて失敗してました(--; 翌朝、哺育担当の従業員から「アイツ、脱走してました。」 あ、やっぱりな( ̄▽ ̄ ;
2012.04.21
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うちの中国人研修生。具合の悪い牛を見つけるのが非常にウマい。日本人スタッフよりもウマいんじゃないか?(--;「出がらしサン、この牛おかしいヨ。」というので「顔が?」っていうと「ううん。エサ食べない。」冗談言ったのに普通に返された(T T)こんなことばっかり言ってたら最近は「出がらしサン、この牛エサ食べないよ。」と症状を言ってくれるようになりました。冗談言えんがな・・・・・・・・・・ 楽しみをひとつ失くしたようで少し悲しい。←ってオイ出がらしです。日本はBSE発生国からウインナーなどの食肉加工品の輸入を禁止しています。中国は該当国なので中国人研修生の実家から彼女たちに届く荷物の中に食肉加工品があると税関で没収されます。今日彼女たちに届いた荷物の中にもソーセージがあったので税関で没収されたという内容の文書がありました。で、このあと、その内容を彼女たちに伝えるのが大変去年も同様の件があって説明するのが大変でした。ある意味、乳房炎治すのよりも大変やわ( ̄  ̄;税関の方、お願いします。 ソーセージ、漢字で書いて「これ、なに?漢字で書いて。」って聞かれて困ったわ
2012.04.17
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昨日は5時出勤でしたが今日は通常出勤です。なのにけったいな時間に起きてしまいましたこれって老化?ま、いいか(^0^)出がらしです。 最近受精卵の和牛がたくさん生まれてます。以前は導入牛や預託牛、つまり初産牛ばかりでしたが去年からは本社の和牛牧場で生産された受精卵を送ってもらって移植を始めたこともあって経産牛もどんどんお産してます。今、20頭くらいいます。これだけいると子牛の登録(鼻紋採取)が大変と言いたいところですが、かつて和牛の登録審査の仕事もやっていた出がらし、これくらいの頭数は大したことありません。しれとる、しれとる ←ごっつい強気 しかし和牛の子牛というのは乳を飲むのがヘタですなちなみに今年の子牛の死産は3頭。うち2頭が和牛の受精卵です(ーー;そのうちの1頭は死産というより事故ですね。2月のムチャクチャ寒い日の夜中に生まれたのですが、親が分娩房の柵のところで産んだらしく子牛は外に産み落とされたため、親に羊水で濡れた体を舐めてもらうこともなく低体温で死んでしまったんですね。この親牛は導入牛なんですが死亡した子牛の受精卵証明書を見て死んだ子牛の母親、つまり受精卵を採取した牛というのが10年前に出がらしが採卵した受精卵で生まれた牛でした( ̄▽ ̄;埼玉から北海道に売られて出がらしの元へやってきたんですねー! この業界、世界が狭いわ・・・・・・・・・・・・・・・・
2012.04.11
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今日、うちの最長老牛の「おばあちゃん」が出荷されて行きました。15歳4カ月。ここ半年は蹄病から歩行が不自由になりましたが、パーラーに一番近い群で頑張って牛乳を出してくれました。そして蹄病治療のいい練習台になってくれました。ついにうちの牧場も20世紀の牛が姿を消しました。出がらしです。最近、うちの牧場は比較的珍しい病気が発生してます。1.妊娠中期の第四胃変位。 これはわりとあるらしいし以前1頭だけ見たことがある。 でもこれが2頭続いた。2.急性腎盂腎炎。 最初は変位かと思った。 変位じゃなかったのでルーメンアシドーシスを疑った。 3.後躯マヒ。 脊髄損傷によって発症したと思われるが発情牛に乗られてなることが 稀にあるらしい。 でもコイツのいた群は妊娠牛ばかり。あまり考えられない。 どいつもこいつも今まで未経験か1~2例しか見たことのないものばっかり・・・・・・・・・ 普通第四胃変位は左方変位が多いのにナゼか右方変位が多い。さらに、変位というのは第四胃で起こるものだと思ってたのに最近発症した変位というのは 盲腸変位( ̄  ̄;獣医が手術しながら「コレ、なんやろー??」って悩んでた。 その上、従業員から「熱を測るのに糞の塊があって直腸に体温計が入れられない。」という話があったので見てみると糞の塊じゃない。肉芽組織の塊だった。ま、イボですね。 ってことは イボ痔( ̄ ▽ ̄; 牛のイボ痔って初めて見たわ 最近、こんなんばっかり
2012.04.09
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月曜日の夜、久しぶりに気が向いたので頑張って弁当を作りました。作る時はだいたい二日分作りますが作ってから気がついた。明後日、仕事休みやん・・・・・・・・・・・( ̄▽ ̄; 本日、お休みでした。出がらしです。 先週、従業員2人が抗生物質を使用していないのに間違って治療牛舎に移動した牛ですが、2人への注意喚起のためメーカーにサンプルを抗生物質の残留検査に提出しました。結果は陽性。それが月曜まで4日間陽性が続きました。2人に対してはいい警告になったんですが、出がらし的には非常に不満。だって抗生物質を使ってないんだから陽性になるわけない。というか、陽性になること自体がおかしい。で、組合に苦情の電話をして状況を説明しました。過去には陰性だった牛が翌日陽性になったこと。一週間ぐらい陽性が続くのは当たり前で中には20日、一ヶ月も陽性が続いたことがあること。組合の返答はこんな感じでした。同様の苦情は他の酪農家からも相当数あること。個体の残留検査はメーカーが善意で実施してくれているのであまり強く言えないとのことでした。苦情とは言っても検査結果に対して文句を言っているのではなく、こういう状況が常に起こっているのだからそれを改善するための対応をお願いしているわけです。検査手順に問題はないのか?検査担当者による判定方法にバラツキはないのか?そういった問題点を常に意識してメーカーも生産者もお互いが気持よく日々の仕事を行えるようにしていきたいから今回はあえて苦情を言いました。検査手法が間違っていたり試薬に問題があるにも関わらずそれらを見直すことをせずに「検査結果が全てだ。」みたいなことをやってると生産者のメーカーに対する不信が高まるばかりで良いことはありません。組合だって組合員である生産者の信頼を失います。生産者はメーカーがいなければ牛乳を販売して収入を得ることはできません。メーカーは牛乳がなければ稼動できません。組合も同様です。生乳生産、それに関わる全ての関係者がよりよく経営できることが酪農産業の発展になると思います。1人勝ちするような産業は決して健全な産業ではなく繁栄などありえないと思います。
2012.04.04
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あ~、4月ですかぁ~・・・・・・・・・4年前の今日はこんなことがあった。早いもんだわ~。春なのに、最近気分は低迷気味まぁ、気にせず行きましょう。出がらしです。 今朝出勤すると種付けがない!乳房炎がない!乾乳もない! こんなことは非常に珍しいっ! で、昼。種付けがないっ!!乳房炎もないっ!! 搾乳後の処置がまーったくないっ!!つまり 仕事、超~ヒマっ なーんて素敵な日なんだろう と思ったら 洗濯機、壊れる(--; ま、全てがうまく行くことなんてそうそうないわな(・・;
2012.04.01
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