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<HPからの抜粋を改訂:運動の練習と思考の練習の違い:反復が有効な場合と有害な場合>●「いいとこ取り:どっちも適度にやらせればいいんじゃない」は通じません。いくら大人には「適度なアルコールは健康にいい」と言われても子供にお酒を飲ませる人はいないでしょ?「子供は小さな大人ではない」というのは医学界では昔からの常識ですし、スポーツ界でもスポーツ障害が研究された今となっては常識になりつつあります。残念ながら一番遅れている(気付いてさえいない)のが教育界です。●正確な反復を必要とする運動(体の制御)とは違って、柔軟で多様な視覚イメージを必要とする思考においては徹底反復や必要以上のデータは不要である。幼児・児童期には処理することではなく様々な処理が出来るように様々な処理回路(思考モデル:思考回路)を作ることが最重要課題だからである。従って、運動では必要とされる条件反射的な、判断さえも自動化する反射の形成は極力さけなければならない。頭と体の学習の違いを知っておかなければならないのです。頭の肉体化は最も危険な教育であることを認識すべきです。視考力養成のつもりで行われる最も危険な勘違い学習方法は高速単純計算に代表される、頭を使うことなのにスピードを強いられる学習方法である。反対に運動競技(スポーツ)においては無意識下で動くことを多くの部分で要求されるので条件反射の形成は必要となる。頭と体の学習を混同しないことが健全な子供を育てる要である。●「習熟:慣れ」について:スポーツでの実践の試合のような臨機応変に複雑な操作(思考モデル)を要求されるものについては習熟は多様な思考モデルの作成と同じですから、健全な頭を作りますが計算の様な単純な思考モデル(「10の補数と九九」しか使わない)しか使わないものの習熟は習熟すればするだけ単純思考しかできなくなる不健全な頭を作ります。考える力とは全く反対の考えない力を強化していまう単純な思考モデルを頑丈にしているだけだからです。一度固定された思考モデルは柔軟な思考モデルを食いつぶしてしまいます。回復は非常に困難です。幼児期の間違った教育が才能溢れる子供の脳力を最低の反射しかできない脳にしてしまうのです。多量の暗記・計算や高速暗記・計算は最も危険な考えない学習です。そこには思考力の基盤となる多様な思考モデルを育てる要素は全くないからです。 ●質を量ではカバーすることはできません。幼児・児童期には不可能ですし、全く違うことです。つまり、コピーするという1つの回路を1万回使って1万個の知識を得ても、肝心の思考モデル(思考回路)は全く増加しておらず、反対に最も単純な1つの回路を強化して他の回路作成環境を悪化させていることになるのです。お金と時間をかけて才能を潰していることに気付かない。これでは、どんなに回復力のある子供でも...ヤバイです。...子供を見ましょう。そうすれば、分かります。特に目には気をつけましょう。~~~~「バランスよく~」の落とし穴~~~~●単純思考の味をしめた子供は好きあらば、その単純思考(なるべく考えないで反射的にすること)に力を注ぎます。勉強以外でもです。ここが怖いところです。計算の反復練習も文章問題も<バランス良く>と思っている人は勉強以外の圧倒的に長い学習時間のことを忘れているのです。24時間のうちの数時間を<バランス良く>学習せていても、そのバランスは非常に悪いのです。誰にも何にも言われなくても、自分で<考えることが楽しいから~>と自然になるように育てなければ1日の殆どの時間は単純思考に費やされていることになるのです。先生も親もいないときに<自分から考えることを楽しめるように育てる>ための家庭学習なのです。ですから、幼児・児童期には<手抜き学習・徹底反復・高速学習>は極力させてはいけないのです。ましてや、そんな学習方法を評価しては絶対にいけないのです。成長途上の子供に向かって「アルコールは体にいいぞ~」と言わないことと同じです。
2008年01月30日
●目の前の子供達は人類の未来そのものです。人間にとっては人間が未来そのものなんです。目の前の自分の子供が未来そのものなんです。子供をいい加減に扱うと言うことは未来をいい加減に扱うと言うことです。未来を営利目的にしている人は気付かない。自分が人類の未来を食い物にしていることを。確かな未来を育てるために営利が絡むことでスムーズな経済界と教育界の経路が生み出される。「どんぐり倶楽部」設立時から掲げている「教育の永久循環」構想です。<参考>http://homepage.mac.com/donguriclub/philosophy.html※全世界の子供達が繋がることを願っています。※「どんぐり倶楽部」の「良質の算数文章問題」を見せあえば、それだけでも国際交流ができる。転校しても何の不安もない。...ちょっとメモでした。<補足:2008.12/18>●「子供達が未来を作る」と思っている人がいますが、私は「子供達が未来そのものなんだ」と思います。ですから、どんな未来で在って欲しいのか、はそのまま、どんな子供で在って欲しいのかと同じだと言うことです。つまり、私達は未来そのものを、育てているんだと言うことを実感しながら子育てすべきだと言うことです。教育は子育てのほんの一部です。ですが、それは未来を左右する重要な鍵なのです。だから、大事にしてもらいたいのです。
2008年01月09日
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