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ずーっとずーっと間にアップしたブログ記事の中で「アラブ男性は嫉妬深い?」という点について書いたことがあります。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/200812300000/ 2008年の頃でしたね~。その頃はまだ中東初心者。その記事では、アラブ男性と言ってもひとくくりにできませんので ”どちらかといえば嫉妬深い、といっておきましょう”と書きました。アラブ世界の甘いも酸いも知った 8 年後の今…はっきり言えます。アラブ世界では男性女性を問わず、そしてどんな人間関係でも「嫉妬」は付き物。しかも ”可愛い嫉妬” ではなく、キョーレツな嫉妬…自分に迷惑がかからない範囲ならいいですが、巻き込まれるとヒジョーに厄介です。男性が女性に、女性が男性に嫉妬する、という恋愛がらみの話ならどの世界でもあり得ること。でも、アラブ社会では恋愛などに関係なく、男性が男性に・女性が女性に嫉妬するのも日常茶飯事。アラブ社会では、ビジネスの世界での嫉妬もかなり多い。これはアラブ世界で仕事を始めて身を持って体験したことです。自分では努力したくないが、誰かが成功しているのは許せない。だったら叩きつぶそう、という短絡的な考え方です。自分には独創性はないが、相手の独創性は自分のものにしたい、だったら盗んでしまおう、という感覚。それに対して「恥ずかしい」という感覚はありません。常に自分が中心です。こうした意識がまかり通っていますし、堂々とやってのけます。そこには理論も理性のかけらもありません。一言で言えば、日本人とはモラルの感覚が全然違う。そしてコネ社会の中東では、どんな汚い手法でも許されるという現実もあります。社会全体の構造がそうなっているから仕方ありませんね。でもこうした自己チューな足の引っ張り合いは、社会の発展には害となるでしょうね。もちろんそんな中でも、まっとうな生き方を貫くアラブもいます。でもとことん汚いヨルダン人もいる。嫉妬は理性を失わせます。もともとが理性的というより感情的な国民であるアラブ…それが嫉妬に狂うと…手が付けられません。関わらないに限ります。大変なのが、こちらが望んでいないのに嫉妬深いアラブに執拗に追いかけられるという場合。アラブ社会で起きる数々のハプニングについては、たくさん観察(∔実体験!!)してきました。これだけで1冊の本が書けそう! かなりしつこいアラブ男性…ビジネスの世界でのこうした低レベルの足の引っ張り合いは、ヨルダンでは日常茶飯事です。多分すごく大勢のヨルダン人がビジネスの世界で裏切り、裏切られ…を繰り返していることでしょう。だから私はアラブの人となりをしっかり観察して、危険信号を少しでも感じた人とは付き合わないようにしています。アラブ社会で学んだこと…それは「シビアに相手の人間性を観察すること」―これに尽きますかね。ま、アラブの場合、その人の人となりというのは案外早く露呈しますので、それほど難しいことではないのですが。ただし問題は、嫉妬深い人に執拗に、そして一方的に追いかけられ、宣戦布告されるケース…。これはアラブ社会ではよくある話 (しかも、ヒジョーに一方的な宣戦布告が多い。自分は相手の存在すら知らないことも多々ある)。そして、一方的な宣戦布告の後には、低レベルな嫌がらせのオンパレード。執拗な違法転載、嫌がらせの電話やメール、文書の偽造などなど…。枚挙にいとまがありません。何でもあり。とことん姑息です!ヨルダンにはJICA (政府国際支援) などで入っている日本人が結構いますが、中東ではこうしたボランティア的な仕事が一番安楽かもしれません。ボランティアを相手に戦いを挑んでくるアラブはいませんからね。そんな深遠な (?? 笑) アラブ世界。いったん足を踏み入れれば、そこはラビリンス(迷宮)ですよ~。これを読んで、アラブってコワーイと思われた方、いえいえ、本当に人格者のアラブもたくさんいます。アラブ世界で「人格者」というのは、日本で俗にいう単なる「いい人」ではありません。まさにスバラシイ人格の持ち主、畏敬の念さえ感じてしまうほどの人格者なのです。ですから、とことん汚いアラブがいる反面、こうしたとことん素晴らしい人格者であるアラブがいるおかげで、中東での生活はやっぱりスバラシイものとなるわけです。一日一回応援よろしく! です。↓ポチッ、してくださいね~。↓ 下の「ブログ村」のアイコンをポチッと押してください。皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。 ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/2220000/
2016.03.24

昨日、シリアで行方が分からなくなっていたフリージャーナリストの方のものとみられる動画が公開されました。この邦人ジャーナリストの方がシリアで拘束された可能性については、去年の7月ごろから声が上がっていたようです。今回このジャーナリストを拘束しているのはイスラム国ではなく、イスラム国とは敵対関係にある「ヌスラ戦線」という武装組織だとみられるということです。ヌスラ戦線は、イスラム国と戦うと同時にアサド政権とも戦っている。彼らの目的は身代金を要求することだとか…。イスラム国とアサド政権の両方を相手に戦っている比較的小規模な組織であるわけですから、資金が必要なのは言うまでもないと思います。↑ ヌスラ戦線の戦闘員。CNNのホームページからお借りしました。ただしこの組織に関しては、少なくとも、イスラム国のように残忍な処刑を行っているといったことは聞かれていません。外国人の人質の扱いに関しては、イスラム国などとはあえて一線を意図的に画すということも十分考えられます。あるいは、ヌスラ戦線の政治的意図と外国人との間にはもともと何の関連もないわけですから、そもそも人質を手荒に扱う意味がないのかも。いずれにしても、拘束の目的は身代金要求というのは明らかなような気がします。私にはシリアで起きていることの真相というのはさっぱり分かりませんが、唯一分かるのはアラブの気質。アラブという国民は、お互いをさえ (つまりアラブ同士でも) 本当の意味では信頼していません。根強い不信感…これはアラブたちが互いに対して共通に持つ思いです。ですから、シリアで活動する組織の結束力も決して強いとは言えないと思います。アラブは、己の利益のためには何でもする国民。以前にも「寝返る男」というブログ記事を書いたことがあります。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201509300001/ 己の利益のためには、あっさりと人を裏切ってしまう。普段からそうなのですから、戦闘地域で人々が極限まで追い詰められているような状況では、ましてそうであろうと思われます。そんなアラブを信じてシリア国内に入ることは無謀。アラビア語が話せたらまだ何とかなるかもしれませんが、アラビア語も話さない外国人が極限状態の戦闘地域へ赴くのは、やっぱり自殺行為だと思います。今回拘束された方に限らず、いわゆるジャーナリストの方々の活躍がなければ、シリア内戦で起きている事柄の多くは知られずに終わってしまうものかもしれません。それでも…シリア国内に入るということはあまりにも危険すぎる。以前の人質事件の時もそうでしたが、良いか悪いかは別として、今回の事件もシリアに入りさえしなければ起きなかったこと。極限状態のシリアで外国人がうろうろしているなら、「つかまえて」と言っているようなものです。目立ちすぎるのです。8年間アラブと共に暮らして、アラブの気質を知れば知るほど、私は以前よりずっと用心深くなりました。アラブの口約束を信じることは絶対にできない。今回シリア入りされたジャーナリストの方を含めて、日本人はその点、やっぱり人を信じやすい国民なのかもしれません。いずれにしても、この事件が早急な解決を見ることを心から祈っています。一日一回応援よろしく! です。↓ポチッ、してくださいね~。↓ 下の「ブログ村」のアイコンをポチッと押してください。皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。 ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。「当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/2220000/
2016.03.18

ブログをおさぼりしておりました。3月の寒の戻り。皆様、お元気にお過ごしでしょうか? まだ3月ではありますが、旅行業界では GW のお客様のアレンジで忙しいのがこの時期。GWのヨルダン旅行のお申し込みは1月2月から始まっています。そんな中、昨日のニュースではトルコの首都アンカラ中心部で車が爆発し、多数の死傷者が出ているということ…。自爆テロということです。もうこんな風に自爆して、一体何の意味があるのでしょうね。初めて聞いた時は衝撃的だった(…であろう)「自爆テロ」なんて言葉も、今ではすっかり定着した感があり、聞いても驚かなくなったのも恐いことです。私個人としては今、家族を介護するという予想もしなかった出来事に遭遇しているのですが、病院などでは何とかして一人でも生かす努力がなされている反面、世界ではこうした自爆テロで尊い人命がモノのように扱われあっけなく奪われているという現実もあり…矛盾していますよね~。そんなことを考えている昨今、ロイターで難民の子供たちを特集した写真集が掲載されていました。 ↑ これはドイツのオーバーハウゼンにいる難民の子供たち。子供たちの笑顔には癒されますね。こうした子供たちの笑顔を見ていると、自爆テロをしたり、イスラム国が戦闘員になるために子供たちを訓練したりしているのが本当に情けない…。どの子供たちも無邪気に少年時代を過ごす権利があるのに…。さてそんな世の中ですが、ヨルダンの治安に関していうなら現在も良好です。この3月にヨルダン旅行をされたホヤホヤのお客様からは、次のようなフィードバックをいただきました。”渡航前は少し不安な面もありましたが、行ってみるとヨルダンの人はみなフレンドリーで、報道で見聞きしている「中東情勢」とはまた違ったものだなという状況であることは即座に理解できました。「中東」ということばで一括りにせず、各国の事情や状況をしっかり自分で再確認できたことはとてもよかったと思っています”。これはとても有難いお言葉ですね。こうしたバランスの取れた見方をしてくださる方々が今後も増えることを願っています。本格的な春はもうすぐ! 皆様も体調に気を付けてお過ごしくださいね。一日一回応援よろしく! です。↓ポチッ、してくださいね~。↓ 下の「ブログ村」のアイコンをポチッと押してください。皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。 ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。「当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/2220000/
2016.03.14

こんなニュースが飛び込んできました…。3月1日の夜から3月2日の未明にかけて、ヨルダンの都市イルビッド(Irbid)で治安当局と jihadist militants (聖戦主義者) の間で銃撃戦があり、8名が死亡…だそうです。あちゃー、ヨルダン…。jihadist militants (聖戦主義者) というのは、まぁつまりイスラム過激派=テロリストっちゅうことですわな。今回イルビットで治安当局に抑え込まれた彼らは、爆弾とか武器を隠し持っていて、市民を攻撃する予定だったということです。死んだのは、過激派に属するアラブが7名と警察官1名。合計8名です。さて、今回のこの事件ですが、ヨルダンの治安がこれによって悪くなる、とかヨルダンが危険だということに直結することはありません。もちろん、ヨルダン国内にイスラム国を支持するアラブがいることは確かです。これは、ヨーロッパ各国にもイスラム国の思想を支持する若者たちがいることと何ら変わりありません。ヨルダン政府はこうした過激な思想を持つ危険人物をマークしていて、水面下で抑え込んでいます。私たちが知らないところで、治安維持のためにヨルダン当局はかなりの努力を傾けていますし、治安の維持に成功しています。今回の事件も、本当は水面下で行われるはずだったかと思います。が、今回は過激派のアラブが執拗に抵抗してきたので、治安当局としてはやむなく武力行使に至ったかと思います。ヨルダンの治安部隊の展開は午後19時から。過激派のアジトを押さえこむ作戦でした。イルビットに住んでいても、アジトの近隣に住んでいない限りほとんどの一般の人々は気付きさえもしなかったかもしれません。もし抵抗に遭わなければ、あっという間にアジトは抑え込まれ、ニュースにもならなかったかと思います。↑ イルビット市内に展開するヨルダン警察。BBCのホームページからお借りました。ただし今回は、相手側がひるまずに抵抗してきたために、まぁニュースになってしまったという訳でしょう…。多分イルビット在住であっても、ほとんどのアラブは翌朝、あれ? なんか警察官の数がいつもより多い? なんで? えーっ、そんなことがあったのぉ? 全然知らんかった~、という感じなのではないかと思います。まぁそんな訳で…ヨルダンも他の国々と同じように、イスラム国の思想に洗脳された者たち(主に若者たちであろうと思われます)をいかに封じ込めるかに手を焼いていると思います。人の思想というものは法律では変えられない。イスラム国の手法は、この過激な思想を独り歩きさせることです。そうしたら、イスラム国というものがも存在しなくなっても、その思想は脈々と受け継がれていく。やがて第2のイスラム国が台頭する。それが狙いではないかと思います。ヨルダンの若者たちも、貧困や失業にあえいでいます。ヨルダンという国自体、リッチではありませんし、他のアラブ世界同様、ご多分に漏れずコテコテのコネ社会。努力しなくてもトントンと事が運ぶアラブと、どんなに努力しても身を粉にしても全く報われないアラブもいる。若者たちの間でもそうです。仕事はコネがあれば見つかるし、コネがなければ見つからない。そんな状況ですから、イスラム国の思想に惹かれる若者がいても全然おかしくない。イスラム国に惹かれる若者たちの理由は国によっても様々かと思いますが、ヨルダンに関していうなら、生活苦、希望のなさ、お金のなさ…この辺が一番大きな理由なのではないかと思います。とにもかくにも、ヨルダン政府は治安維持に全力を挙げていますし、テロを許さない! という気風が強く漂っています。「思想」との闘いは根深いものがありますから、過激派を武力で押さえればいいというだけの話ではありませんが…。いずれにしても、やっていくしかありません。国としては、1に治安維持、2に治安維持です。頑張ってほしいものです、ヨルダン。一日一回応援よろしく! です。↓ポチッ、してくださいね~。↓ 下の「ブログ村」のアイコンをポチッと押してください。皆さまの応援がランクが反映される仕組みになっています。 ヨルダンツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com/お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Jordan」は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありません。類似のキャッチフレーズを使用している某旅行会社のサイトや「Picturesque-Jordan」という名前で2013年に開設されている Facebook のページ (いずれも同一人物による) のことが報告されていますが、当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。「当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201412230000/中東旅行のヒント! 現地旅行会社の選び方:http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201502220000/2220000/
2016.03.03
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