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今日は、ジュネーブ一安くて美味いと評判の、国連食堂でお昼ご飯を食べました。 いや、でもその噂はウソです(^^;)。 セルフサービスの価格としては、Manorレストラン(スイスでメジャーなセルフサービスレストラン。味は・・・言うまい。)と比べてもそんなに安くないし・・・ハズレの料理をたのんでしまうと、本当に食えんくらいまずい。 数日通いだすと、サラダバーかバーガーなんかのグリルモノがハズレなくて一番マシってことになっちゃうし(^^;)。 ま、その程度の味ということです。 しかし、今週は特別グルメフェアー(そんな名前ではない)として、ジュネーブ州のとある2つ星レストランが出張してきて特別メニューを提供しています。実は福利厚生のグルメフェアー(そんなものはあるはずがない)ではなく、レストラン側の出張販促です(^∇^;)。 国連食堂では時々このようなラッキーイベントが行われます。 今回の料理は、お値段17Sfr(1500円)パンもワインもついて(普段は別料金)、2つ星レストランの味がこの値段! 安いよ。 だって、ここのハズレ定食でもパン、ワインなしで1200円くらいなんだから。 人気のメニューは早いもん勝ち。数ヶ月前の時には、なくなっちゃってショックだったことがあるので、今日はオープンと同時くらいに食堂へ。 お料理は、 3種の魚介のグリルサフラン風味のビスクソース ワイルドライスのリゾット添え 自家製アイオリと共に って感じのもので、南欧風料理でした。 パンとワインもレストランが用意したもので、いつもの食堂のものとは一味違います。 ワイルドライスのリゾットが結構たくさんあって、一皿だけどおなか一杯。 お味は・・・? やっぱり美味しいです。 ソースがエビのエキスを凝縮した味で、凄くgood! これが毎日ならジュネーブ一安くて美味いのが本当になるんですが。 やっぱり二つ星のメニューは人気みたいで、あっちでもこっちでも皆さん特別メニューを食べてます。 残念ながら今日は金曜日。フェアーの最終日でした。 こんなことなら月曜日から毎日国連食堂へ来るんだったよ・・・。
2006年09月29日
今回はお土産編です。まずはチェコのお土産から。 チェコでは、絵本「もぐらとじどうしゃ」でおなじみの、クルテクグッズを中心にお土産を購入。ぬいぐるみやTシャツから塗り絵、ノート、DVDまで。観光地のお土産やさんではなく、市内のショッピングセンターなんかに売っています。ノートなんて1冊50円とか。かわいくて安いわ~。 その他はおもちゃ屋さんで。 モノポリーヨーロッパバージョンやUNOはジュネーブより安かったので購入。 黄色い箱は、オランダの有名なシリーズおもちゃSES creative のシリーズで、釘打ちや、糸鋸、縫い物、機織など、大人の仕事と同じ「本物」の内容が子供用にアレンジされている体験おもちゃ。ちょっとモンテッソーリっぽい感じです。(SES セス のおもちゃは日本でも購入できます。childhood Eduteなどでどうぞ。)チェコ土産(その2)は、チェコ名物のビールに木のおもちゃ。 前にご紹介したブックマークやら、あとは最近チェコのお土産として人気のバスグッズ。塩の産地なので、バスソルトは勿論、天然素材のハンドメイド石鹸も人気のようです。 オーストリアでは、インペリアルトルテと、爪きり。 爪切りは、途中で子供の爪が伸びたので買いましたが、切れ味はドイツで買ったものよりオーストリア製の、これの方が良かったです。 ドイツではデパートでセールだった旦那のシャツと、料理用ヘラ。歯ブラシと歯磨き粉に、レトロな挿絵がかわいかった、バイエルン地方の料理の本(英語)。 最後はレゴランドのお土産。レゴクリエイターは、割引といえど高かったわ(^^;)。 今回は車の気軽さから、お土産も一杯。このほかにチェコの韓国食材店で、ジュネーブには無い高級カリフォルニア米とかも買い込んだし(^=^;)。 と、いうことで、我が家のバカンスの話はおしまい。 次回からはまたジュネーブ周辺の話題が始まります。よろしくね~。
2006年09月28日
さて、レゴランド続きです。 レゴランドでは水系の乗り物や遊びが多いと書きましたか、アトラクションによっては、本当に容赦なく水がかかり、すっかりぬれてしまいます。 これなんか、乗り物に乗っている人に向かって、周りで見ている人たちが自由に水をかけられるアトラクション。 で、水をかける装置に釘付けのわが子。 ウチの子たちをはじめ、世間の子供らがこんな楽しい他人への水掛けチャンスを放っておくはずありません(^∇^;)。 まあ、かけるわかけるわ・・・。 私もよその子供に狙い撃ちされ、上着がびしょ濡れ。上着だったからよかったけど。 この水掛け、実はかけてる本人達も無傷ではいられない仕組みになっていて、結局他人にかければかけるほど、自分もびしょぬれになるんですけど(^∇^;)。 ぬれてしまった時は人間ドライヤーもありますが・・・・ これに入るのが恥ずかしい場合は、園内でカッパ(大人用、子供用あり)も販売しています。乗る前に着用しましょう。 判ってる人たちはカッパや着替えをちゃんと持って来ています。夏たけなわの頃は、最初から水着で走り回っている子供もいるとか・・・。 勿論水系だけでなく、絶叫系ジェットコースターや和み系汽車ポッポ等の普通の乗り物も色々あります。 空いてるのでジェットコースター3回連続乗りとか(^=^;)。 もう頭クラクラで死にそう~~(^=^;;)! そうそう、ここはヨーロッパ。自己責任の世界なので、アトラクションの乗り降りや、身長制限などを係りの人がとやかくいう事はありません。乗り物によっては、足元が開いていて危ない場合もありますので、充分ご注意下さい。 講習を受けたあと、ゴーカートで信号やロータリーのある教習所コースを走る、子供ドライビング講座もとっても人気です(予約で時間指定制)。ドイツ語か英語ができれば受けられます。 そのほかには、案外ハマってしまうここ特有のアトラクションでは砂金取りとか・・・。 レゴアカデミーで、オリジナルレゴを組み立てるのも楽しいですね。 出来上がるとモーターをセットしてくれて、自分で作ったレゴが動くんですよ~。 4~5才くらいからトライ可能。いつまでも作ってます(^^;)。(きちんと出来上がると証明書がもらえます) アトラクションは結構色々あるので、我が家は2日券を買いました。 2日あれば全部乗れます。お値段もとってもお得です。 レゴランドには勿論ショップも(市販価格より割引してある様です)。 大抵手ぶらでは帰れません(^=^;)。 全てのシリーズが売っていますが、レゴファブリックにパーツ別のお店もあります。 レストランDinoグリル横のテントの店には、お安い詰め放題もありました。 レストランは何箇所かあって、内容的にはDinoグリルか、ドライビング講座横のセルフレストランが充実してます。また、手軽なバーガーの屋台なんかもあります。 園内飲食持込可のようで、持参のサンドイッチを食べてる人たちも多かったです。 さて、うちの子は、お土産に詰め放題と、一人一つずつレゴ・クリエイターをお買い上げ。 家に帰ってからも余韻が楽しめます。 ということで、今回の旅行日程はおしまいです。 走ってみれば走行距離2500キロ。結構遠かったですね~(^=^;)。 今では、ジュネーブから500キロのパリが近くに感じます(^=^;)。 今回の旅行、子供はどこが一番良かったかって・・・聞くまでも無いでしょう(^=^;)。 既にプラハへ行ったことすら忘れてるし(あ、ひょっとして、今これを読んでるあなたも忘れてませんでしたか(^=^;)?)。 旅の最後に、次回は各国で買ってきたお土産をご紹介します。
2006年09月27日
ドイツレゴランドの宿は、ホテルRomer Garni です。 レゴランドのホテルは、ホームページから検索できるものの他、直接問い合わせて紹介してもらえるホテルがいくつもあります。 私達がホテルを探していたときには、丁度レゴランド近くの提携ホテルは満室。20キロも離れた提携ホテルしか空いていなかったので、もう少し近くのホテルをと紹介してもらいました。 このホテルは外観の色彩は「えっ(^=^;)?」という感じなのですが、(でも子供らはこの外装は気に入ったらしい) 中はベリーナイス。 綺麗にしたばかりのようで、どこもかも清潔。客室は装飾には凝っていず、まるで自分の家の一室の様なシンプルさだけれど、レゴランド紹介ホテルということで、それなりの内容が要求されているらしく、フロントはレゴで遊べるようになっているし、窓には子供対策の安全装置。子供がさわいでもいいように、各部屋防音性能がよく、子連れしか泊まっていないにも関わらず、廊下の騒ぎ声は全く聞こえてきません。 枕の上にチップを置いておいたけれど、それも取ってなかったし。 朝食もとても充実して、パンもハムも、チーズも種類が多くて美味しかったです。 またレゴランドに来たときはここに泊まりたいわ~。 因みに、レゴランドまでは車で7~8分です。 さて、肝心のレゴランドですが、夏休み最後の土曜日であったにも関わらず、日本の遊園地に比べると空いてます。 7月に行った人も最大待ち時間20分くらいと言ってましたが、一番人気のジェットコースターでやっぱり20~30分待ち。 食事も待たずに席が取れるし、とっても快適に遊べます。 水系の乗り物や遊びが多いので、シーズンは夏休み。冬季は休業になりますが、その間に新しいアトラクションを加えたり、ペンキの色を塗りなおしたりしているようです。 評判の、レゴの町も、この間に新しい展示を作ったりしているようです。 私達が行ったときには、ベネチア、アムステルダム、ハンブルグなんかの精巧なレゴの町に加え、旬なワールドカップスタジアムまで作ってありました。(スタジアム。観客席でカメラフラッシュが光ったり結構精巧) 文章も長くなってきたので、レゴランドの詳しい説明は次で。
2006年09月26日
ヴィース教会は、ノイシュヴァンシュタイン城から車で約30分。 世界遺産に登録されていますが、周りには大きな村があるわけでもなく、観光客用の土産物屋とレストランがぽつぽつとあるだけの、牛の放牧場の真ん中にたっている教会です。(周りはこんな牧草地でのどか) この教会は、外見は「え?これが世界遺産?」 というような、普通の建物ですが、内部はとっても美しいロココ様式です。 最も、この教会を有名にしているのは、世界遺産になってたり、内部が綺麗だからではなく、ここのキリスト像が涙を流したという奇跡が起こったことで有名なのです。 なので、あんまり普通のツアーなんかでは立ち寄らないかもしれません。 今回の旅行中、唯一アジア人観光客団体がいませんでしたから。 しかし、キリスト教徒の間では有名な巡礼地なので、年配のおじいさん、おばあさん達が杖を突きながら次々にやってきます(何だか日本のお寺参りの様)。 さて、ここでも既に我が家の慣例となった、教会蝋燭奉納。 今回は2ユーロで絵入りの豪華?蝋燭を子どもに各1本買って、奉納させることにしました。 が、しかし、蝋燭奉納場所に行くと絵入りの大きい蝋燭は×マークがついています。「え~!安い白いヤツしか奉納できんの?!(;_;) ショック~!!」 反対側の奉納場所で見ても同じ。白くて細い蝋燭しかダメとなっています。 途方にくれていると何やら我々に近づいてくるおばあさんが・・・。「英語わかりますか?」と話しかけてくるおばあさん。 答えると、おばあさんは奉納させてあげるから一緒に来いといいます。 一緒にって? どこへ(?_?)?(というか、おばあさん、あなたは一体誰?) おばあさんはロープが張ってある祭壇の中へ入り、ついて来る様に促します。「え?いいんかいな?」 恐る恐る入ると、丁度祭壇を整えていた教会の人がいましたが、別に何も言われません。 おばあさんがこっちこっちと手招きする方に蝋燭奉納台が・・・で、そこを見ると絵入り蝋燭が奉納されているじゃありませんか! どこの誰とも知れぬおばあさんにお礼を言って、祭壇の奇跡のキリスト像のすぐ近くで蝋燭を奉納し、合掌ではマズイので、キリスト教式にお祈りのポーズで祭壇にお祈り。 (奇跡の「鞭打たれるキリスト像」) 普通、祭壇の中なんかには入れないので、何だかとっても感動です。 戻る時に信者エリアを見ると、ほかのおじいさんやおばあさん達がにこにこ笑ってこっちをみています。 どうもこのおばあさんやおじいさん達、ここの教会の信者の人だったよう。 名も知らぬ親切なおばあさんと、その友達らしい人達にお礼を言って、教会を後にしました。 蝋燭奉納を終えると、子供が「何かおなか空いた・・・」とか言い出します。(ヴィース教会での祭壇蝋燭奉納は?感動はないんか?) 教会の外にはカフェがあるけれど、ケーキはイマイチっぽい見かけ。 それより目を引いたのは、おじさんが歌を歌いながら作っていたあげ菓子。 1つ買って食べると、昔懐かしい、給食のあげパン、シナモン風味。 結構大きかったけれど、子供は半分ずつでぺろりと平らげました。(でっかい揚げ菓子・・・いやパンか?) 腹も膨れたところで、ヴィース教会の見学はおしまい。 ヴィース教会の鐘が午後4時を知らせています。そろそろ最後の宿、レゴランドの提携ホテルへと向かいます。
2006年09月25日
ノイシュヴァンシュタイン城は、バイエルン最後の王ルードヴィヒ2世が建てたものです。 19世紀後半の建築なので、実は結構新しい城なのです。日本で言うと、大政奉還の頃に建築が始まりました。 この王様、皆さんも噂くらいは聞いたことあるかも知れません。とっても変わってるのです。というか、殆んどオタク。 勿論、秋葉の萌え系ではありません(^=^;)。 ワーグナーオペラオタクだったのです。 この城は、つまるところ彼の心の中のワーグナーオペラ世界を体現するもので、各部屋の内装は「ローエングリン」と「タンホイザー」を題材にしており、言ってみれば彼一人のための、ワーグナーテーマパーク。 彼は自分をオペラの主人公「タンホイザー」に同化させ、城の中に洞窟を作ったり、玉座の間は聖杯を守るものとしての自分を意識してみたり、大広間の内装には構想にはあれやこれやと7年もかけたというから驚き。 勿論建築費は彼のポケットマネーではなく、「税金(国家予算)」です。 しかも、彼が建てた城はここだけじゃないんですね・・・。 バイエルン地方にいくつもあります。それが全部豪華絢爛。リンダーホーフ城は洞窟に黄金の貝の船を浮かべたり、ヘレンキームゼー城ではヴェルサイユより大きい鏡の間を作ったり・・・。 勿論ワーグナーには援助を惜しまなかったし、オペラ上演の劇場を作ったりも・・・。 そりゃ、そんなことしてたら国家財政は傾くし、国民にも他の貴族にも愛想つかされるわな(^^;)。 結局「精神病」にされ、幽閉。最後は湖で謎の死を遂げました。 本当のところ、精神病だったかどうかは不明ですが、彼の建築した城は内装が途中のものが幾つかあって、ノイシュヴァンシュタイン城も実は内部は完成していません。 普通城は使用が目的で建てるのだけれど、彼の場合、 「作る過程」に目的があって、 「自分の部屋が出来上がっちゃったら、もうどうでもいい。さ、次行くよ!」 って事だったのかも。 でもちょっとその気持ち判るような。 家の建築オタクって、いるんですよ。 家を建てるのが好き。 建ててる過程が好きで、建っちゃったらまた建てたくなって、家売っちゃうって人。 勿論、家の建築オタクは誰もがなれるわけではありません。 お金が無いとできません(^^;)。 その点、彼は幸か不幸か、お金があったのですね~。 中途半端といえば、彼の結婚も中途半端。 婚約して、「ついに伴侶を得た」と、嬉々とした手紙を知り合いに送ったりしてたのに、結婚の前に急に婚約解消。 結婚までの過程が目的で、結婚はどうでもいいとか? ま、まぁ・・・実はその気持ちも判るんだけどさ・・・( ̄∇ ̄;)。コンヤクジダイハ、ユメノナカ。 映画では、オーストリア皇后エリザベートの事が好きだったから婚約を破棄したとのストーリーだそうです。 実際エリザベートは結婚後も故郷バイエルン地方へ行って彼に会っていたようですが、小さいころから仲の良かったイトコ同士なんだし、会ってても実は不思議はないのです。それに彼の婚約者っていうのは、実はエリザベートの妹。エリザベートを本当に好きだったのなら、わざわざ妹と婚約した上、破棄したりするでしょうか? ちょっと考えられません。 エリザベートも現実逃避したかった人なので、現実逃避派同士、仲がよかっただけなのかも知れません。 ノイシュヴァンシュタイン城に対してホーエンシュワンガウ城は、ルードヴィヒ2世のお父さんが夏の城(つまり別荘?)として使用し、彼自身も子供の頃を過ごした城で、内部は実際に使った家具類や、装飾品で飾られていて見ていても楽しいです。(後ろにある黄色いお城がホーエンシュワンガウ城) ホーエンシュワンガウ城の方も時間指定です。 途中でトイレも行けません。 我が家は直前にトイレへ行ったにも関わらず、見学途中で次男のトイレコールがっ!!!( ̄∇ ̄;)。 お子さんのトイレには充分注意して見学に望みましょう。 次回は世界遺産のヴィース教会にご案内いたします。
2006年09月24日
ドイツで一番有名な城は、白鳥の城とも呼ばれる、ノイシュヴァンシュタイン城(舌噛みそう)。(マリエン橋の上からの撮影) ノイシュヴァンシュタイン城観光は大人気のスポットなので、観光シーズンにはかなり込み合います。チケットが人数制限のある時間制なので、のんびりしていると、早めのチケットが売り切れ、何時間も待たなければならない可能性もあります。 また、回が後になればなるほど、チケットの時間より、実際の開始時間がだんだん遅れてくるようです。 ぜひ朝一で、まずチケットをゲットしましょう。 オフィスは4~9月は8時オープン。早く行けば入場時間は選べます。 日本から予約もできますが、朝9時台までにオフィスへ買いに行くつもりなら、発券はさほど混んでいません。 私達がチケットオフィスに行くと、丁度ノイシュヴァンシュタイン城の方から中国系の新婚旅行と見られるカップルがやって来て・・・何だかただならぬ雰囲気で、女性が怒って連れの男性に怒鳴っています。 消え入りそうな声でつぶやく男性を無視して、女性がさっさとチケットを買いに・・・。 察するに、チケットは城の入り口で買えると思って城に直行してしまい、入れず戻って来たんでしょう(^=^;)。怒る気持ちも判らんでもないけど・・・(笑)。 チケットは、城のふもと、ホーヘンシュワンガウ(Hohen-Schwangau)の村のチケットオフィスで購入します。 城の入り口では売ってませんので、必ず村で購入してからノイシュヴァンシュタイン城へ登ってください。城まで歩くと往復60分かかります。行ってチケット持って無かったら、 ショックで激怒見学 ということになりかねません(^=^;)。 さて、チケットオフィスではノイシュヴァンシュタイン城とホーヘンシュワンガウ城の両方のチケットが買えます。ホーヘンシュワンガウ城は、見た目は地味ですが中は良いので両方見ましょう。城の場所はチケットオフィスのすぐそばなので、アクセスもラクです。 早く行けば、どちらを先に見るのかも選べます。 チケットオフィスでは、ツアーの言葉を聞かれます。 「日本語」と言えば、日本語ツアーの時間にあわせて発券してくれます(人数が少ないとオーディオガイドになる)。 朝9時過ぎに行きましたが、城内ツアーは10時20分開始。発券は早くても大体1時間後くらいのものが渡されるようです。 私達が行ったときは人数が少なくオーディオガイドでした。人数が集まれば人間のガイドさんに案内してもらえるようです。 我が家は、ノイシュヴァンシュタイン城見学から。 ノイシュバンシュタイン城の往復には、徒歩(大人の足で片道30分。傾斜は結構ある)の他、乗合馬車とバスがあります。 オススメは行きがバス。帰りが馬車のパターン。 行きの登り馬車は、ギュウギュウの乗り合い。時間がかかって料金が高いし、昼ごろには順番待ちで長蛇の列。しかし、帰りは下りなので歩く人も多くて、馬車待ち時間も少ないし(我が家は待ち時間ゼロで、貸切状態)料金も安いのです。 行きのバスですが、バスが登って停車したところから、「城はこっち(5分くらい)」と「マリエン橋はこっち(2分くらい)」という標識があります。 このハイキングコースの橋の上、城全体が綺麗に撮れる写真ポイントです。橋まで近いので、是非橋に寄ってから行きましょう。ページ最初の写真は、この橋の上から撮影したものです。 (なお、徒歩や馬車利用の場合は道が違うのでここへは来ません。城の出口をバス乗り場の方へ歩いていけば橋への道に出ます。) 入場を待つ間、トイレに行ったり(見学途中でトイレには行けません)、階段の上に上がって中庭を背景に写真撮影などを。出口は別なので、ここへは戻ってきません。ま、個人旅行なら、また入り口の方へ戻ってこればいいんですが、グループツアーの場合、そんな時間はないかもしれません。(写真を撮ってたらさっきの激怒カップルに遭遇(^^;)。)(城の中庭の前で) 入り口の掲示板に自分のチケットナンバーが表示されたらいよいよ入場です。 オーディオガイドは自分の好きにはじめられるのではなく、ガイドさんが部屋ごとにスイッチを押すと始まる方式。同じ回の人たちから遅れると、部屋に入ったら既にガイドの説明が始まっていることもあります。遅れずに参加しましょう。
2006年09月23日
前回は良心的な三ツ星ホテルをご紹介しましたが、さて、では、ヒドい三ツ星ホテルって言うのはどういうホテルなのか? 白鳥の城とも呼ばれる、ノイシュバンシュタイン城の町、シュワンガウ(Schwangau)で、このヒドい宿に当たってしまいましたので、参考までにご報告(笑)。 ホテルはMünchener Straße(道の名前)の Landgasthof。 観光局のホームページでは、このホテル、花が綺麗に飾られてますが、実際には花なんてありません。 ヤなホテルだったので、写真も撮ってません。 料金はファミリールームで120ユーロくらいだったでしょうか? 価格は三ツ星としては普通です(今回三ツ星は全部それくらいの価格)。 どこがいけなかったかというと、1)風呂場 まず浴室のドアを開けると・・・主婦ならわかってくれるでしょう。梅雨時の室内干しの洗濯物の、あのニオイ。 強引に詰め込んだ特別小さいバスタブ(こんなもん、大人は浸かれない。普通のシャワーの方がいい。)に、見ると髪の毛が残っていて・・・。 用意のタオルは洗いざらしにも程がある状態。もう全ての(本当に全部よ)タオルが、糸は一杯飛び出してるは、端はほつれてボロボロになってるはで、こんなのウチでも雑巾にしか使わないぞ!というシロモノで、あきれて呆然(ウソでしょ~)。2)フロント フロントには町の情報が殆んど用意されていない。写真の色が変わっちゃってる古い絵葉書の販売と、パンフが無造作に積まれてるだけ。 ブラウスのボタンが取れちゃったので、針と糸を借りに行ったら、即答で「ない」とのこと(B&Bでも普通貸してくれるぞ)。 雨が降ってたので傘を借りたかったが、フロントでは「ない」。後でキッチンの料理人にもう一度聞いてみたら、探してきて貸してくれました(あるんじゃん)。 ということで、フロントでは余計なことは一切しないという感じ。3)朝食 パンと美味しくないハム2種類。バターにイチゴジャム。何故か普通にあるはずのチーズやヨーグルトが一切無く(この辺の地域でチーズなしはありえん!)、普通は無い、スクランブルエッグ(だか何だか・・・焦げてるし。)にベーコン(冷え切って油が白くなっていた)が、大きな器に申し訳程度準備されている。 オレンジジュースは、変な透明オレンジ色で、飲んだら、ファンタオレンジみたいな偽者オレンジジュース! ビックリして吐き出すところだったわよっ!! 実はここの宿、泊まった日にバスで、日本人の団体さんがやってきたんです。しかも30分置いてもう一団体。合計30人くらいでしょうか? 小さい宿なんで、部屋は殆んど団体客で埋められ、その中にポツリと我々一家が・・・。(白人客は3組ほどいましたが、別棟の小さい離れに泊まっていた模様。) あの強引なバスタブ設置は日本人客に「バスタブあり」を納得させるため? ヨーロッパじゃ普通無い、朝食のベーコンとスクランブルエッグが申し訳程度にあったのも、日本人団体対応? で、このホテルの一番いけない点は、ホテルとして最低な行為、客を差別していることです。 団体客が朝食を食べ終わると見るや、ベーコンとスクランブルエッグと、それまでの安っぽい2種類のハムをサッと下げ、代わりに綺麗に盛り付けられた4~5種類のハム(ボンレスハムや、生ハムもある!)&チーズ盛りに置き代えました。 ところが、その時実はまだ団体さんの一部の人が奥の方で食べていて、新しい種類のハムを見つけて喜んで取っていくと、ウエイトレスはビックリしてその綺麗な盛り合わせハムを下げ、以前の2種類のハムを5枚ずつおいた小さな皿に代えていました。 ジュースも、私達が偽者オレンジジュースにあきれていると、個人客にはちゃんとしたオレンジジュースをグラスで個別にもって来ました。 団体客をいくら値引きして泊めているのか知りませんが、団体客に対し、あんまりと言えばあんまりの扱い。 こういう風に客を差別するホテルにも腹が立つけど、こんなことをホテルにさせてしまうほど値切ったであろう、日本の旅行代理店の方にも腹が立ちます。 このツアー、日本人添乗員さんも一緒で、ホテルの人とも顔なじみ。いつも使ってるらしい感じ。ボロボロタオルや、団体客を不当に差別してるってこと判ってると思うんですけど・・・。 安けりゃ何でもいいんでしょうか? でも、日本人添乗員さん付きのツアーって、普通安くないですよね・・・。 それでこんなホテルなんて、お客さんが気の毒過ぎ。 あ、ウチ? ウチは自分で選んだんだから、「大ハズレだったね」でいいのよ。 今回シュワンガウについた時には雹と雨。 天気最悪、時間も夕方で、我が家はホテル選びを焦ったのが敗因。 皆さん、星がついてるからと言って、安心できませんよ~。 こんな最低のホテルもあるんです。 星ホテルでも、ちゃんと吟味して泊まりましょうね。 因みに、シュワンガウにはこんなホテルばかりではなく、星なしのB&Bやホテルもたくさんあります。 ホテルフリークのクチコミなどをモトに探すと安全かと思います。
2006年09月22日
個人的なバイオリンレッスン覚書です。課題・モーツアルト「K.V.487 2つのバイオリンのための優しいデュオ」・ザイツ「コンチェルト ニ長調 No.5-1」・ガブリエル・マリー「金婚式」 まずは金婚式。 弓の動かしが小さい! う~む。またしても同じ注意を受けてしまう。 練習を夜にしてるのだけれど、楽器演奏が許されてる時間帯でも夜だと「ちょっと音が大きいかな~」と弓を小さく控え気味に弾いてしまうんですね~。それがいけないのかも。なるべく昼間に練習するように心がけることにする。 スタッカートとレガートの移行がうまく弾けない。ゆっくりでいいから、スタッカートの時は1音ずつ止めながら弾く練習を。 ハーモニクスが弾けてない。いや、弾けてるんだけど、ハーモニクスの次がすぐ移弦なので、移弦をあせりすぎて音が殆んど鳴ってない(鳴ってる時間がない)。 これもゆっくりでいいので、ちゃんと鳴らす練習。 ザイツのコンチェルトは、音はあってきた(ホッ)。 スタッカートの更なる練習。金婚式と同じ練習方法で。 アクセントの弾き方を練習。 重音は弾けるようになってきているので、練習を続けること。 ビブラートの練習を曲の中で取り入れること。 4の指が、「音取りに行ってますっ!」って感じで気合は入りすぎてる割には綺麗な音が出ていない。 小指だから、もともと力が弱いことも原因だけど、あんまり不自然な音のとり方にならないように。そういう大げさな気合の音取りをしていると、早い曲になってくるとそんな時間のかかる大げさな音のとり方では、指が追いつかず弾けなくなる。少し気をつけて小指を鍛える様に。 モーツアルトのデュオは時間がなくて今回はパス。 さて、今回はレッスンの前週に左手首が痛くなり3日バイオリン練習を休んだ。 先生に左手を見てもらうと、左手の持ち方が崩れてきている。肘が前に出すぎ。手首が曲がって手の甲が向こうに出すぎて弾いている。自然に持つ(それが難しいのよ~)。 とにかくもしも手が痛くなったらすぐに練習は休むこと。決して無理して続けないように。 バイオリンは左手も右手も持ち方が難しいわ~。 油断するとすぐに型が崩れてくる~(^=^;)。
2006年09月20日
ウィーンの宿は、三ツ星ホテルのEkazentです。因みに、ホームページのオウムはこのホテルの飼いオウムです。ウチの子たちも、フロント通る度にオウム観察(^^;)。実は、観察されていたのはウチの子供の方だという話も・・・。 さて、今回の旅行でわかりましたが、三つ星ホテルというのは、とっても星基準の範囲が広く、ホテルの数が多く、それこそピンキリで、家族経営で感じのいいホテルは、それこそ4つ星より行き届いているけれど、ヒドいホテルだとユースの方がまだマシだということがよくわかりました。 ウィーンのこのEkazent、良心的な方です。 まずお安いその値段。3ベッド+1エキッストラベッドのファミリールームがたったの99ユーロ。ホテル自体は、まるで修学旅行宿(^=^;)の様に古いのですが、部屋の照明は明るいし、この価格にしては広めで、各ベッドはくっつけたりせずに独立して置かれ、その上エキストラベッドを入れても狭苦しくなくテーブルと椅子が置けてます。 2畳ほどのウォークインクローゼット(なんてカッコイイものではありませんが(笑))つきで、多い荷物も楽々(洗濯干し場確保もラクラク(^=^;))。 設備は古いですが、タオルやシーツ、食堂のテーブルクロスは清潔でアイロンが当てられ、ちゃんと毎日取り替えてくれます。バスルームのお掃除も、きちんとされています。 そして、この値段で4人分の朝ごはんつき。(実は最初、あんまり安いので朝ごはんなしかと思ってたのよ~。) ヨーロッパスタイルなので、朝ごはんに豪華さはないのです。 内容は、パン各種、ジャム各種、5種類のジュース、3種類のハム、3種類のチーズ、コーンフレーク、2種類のヨーグルトにトッピング、コーヒーか紅茶かチョコレート。 ところが、このパンとハムが激ウマ。 パンは皮がパリッとして暖かく(焼きたて?)、特にひまわりの種のパンは、もう、何個でもいけそうな美味しさ。 子供にはヨーグルトが好評で、毎日お代わりして食べていました。 この宿は、ファミリーユースに特化してるらしく、宿泊客は全て家族連れ。 間違っても新婚旅行のカップルはいないので、子連れも何の気遣いもなく安心して泊まれました。 外から帰ると、必ずフロントの前を通らなくてはいけないし、廊下は1本で見晴らしが良くて、治安の面でも安心でした。 場所はシェーンブルン宮殿徒歩3分で、市内から離れていますが、バスと地下鉄とトラムの乗り場がすぐ近くで交通に不便は感じません。 地下に駐車場もありますので、車で旅行し、安くあげたいという家族連れにはオススメ宿ですした。結構人気があるので、万が一泊まろうと思ったら、ちゃんと予約したほうがいいです。私達が泊まったときも、バカンスシーズンもピークを過ぎていたのに、満室でした。 さて、はるばるヨーロッパまで来て、安いホテルに泊まるのはイヤ。金に糸目はつけん!という方は、公爵邸として建てられ、その後皇帝の迎賓館としても使われた、由緒あるホテルインペリアルウィーンなどいかがでしょうか?Rooms&Suitesの項目で、各部屋の内装が見られます。ヨーロッパスタイルで、まるで映画に出てきそうな素晴らしいお部屋です。一番安いお部屋でいいから泊まってみたいわ~(子供ナシ。洗濯ナシで(^^;))。 懐がそこまで豊かではない場合は、ここのカフェの有名なインペリアルトルテでお茶でも・・・。ちょっとGパンだと浮くかも(^=^;)。ケルントナー通り、オペラ座向かいの出店カフェならGパン子供連れでもオッケーです。 ウィーンではホテルザッハーのザッハトルテが有名ですが、これは前回食べているので、今回はインペリアルトルテの方をお買い上げ。(持ち帰ってウチで切ったもの。カフェで食べると大きすぎて一つも食べられない) インペリアルトルテは、フランツ・ヨーゼフ皇帝が数多く焼かれたケーキの中から、ホテルの開館式のお菓子として自ら試食して選んだという逸話のあるケーキです。 お味の方は・・・中のケーキが乾燥しない様にだと思いますが、マジパンが分厚いので杏仁風味が家族に不評でした(笑)。 あなたもウィーンで、どこのチョコレートケーキが本当に美味しいのか、自分の舌で食べ比べてみませんか(なんかウィーン観光協会に貢献)?
2006年09月20日
ホーフブルグ宮殿見学で忘れていけないのは、宝物館です。 王宮見学とは別料金ですが、帝国終焉後、ハプスブルグ家の人々に持ち去られなかった宝物が展示されています。 そのままの状態で残っている宝物もありますが、中には宝石が取られてしまった王冠や、中身の持ち去られた聖遺物箱なんかも・・・。 ハプスブルグ家の人々が、混乱の中できるだけ高価で持ち運びやすいものを選んで持ち去ったそうです。↑(こういうのはかさばるので捨て置かれたようです^^;) 宝物館は、フラッシュをつけなければ、写真撮影も可です。 もう一つの王宮の見所は、王立図書館。 中世の手書き写本など、蔵書も凄いんですが、この内装は一見の価値があります。 企画展も行っていて、今年の春~秋は、キッチンと料理に関する蔵書が展示がされています。 古い手書きの写本も、絵が美しいページを開いて展示されていて、内容が料理なだけに、ドイツ語やラテン語なんか、全然わからない私が見ても楽しいものでした。 ウィーンの見所はこのへんでおしまい。 え?少ない? 他にも国立オペラ座のガイド付きツアーとか、モーツアルトの家とか、ベートーベン記念館とか、美術史館とか、音楽博物館とか、クリムトの絵とか、のみの市とか見たかったわよ~(;_;)。 でも、子連れの3泊4日では、ご飯も時間かかるし、おやつ休憩も必要だし、突然トイレに行きたがるし、これくらいが限界です。 そうそう、観光馬車も、どうしても乗る!といって乗ったしね。馬車は定額制で料金は張り出してあるから、ベネチアのゴンドラのように価格交渉は必要ありません。子供らの要求で、自然史博物館へは行きましたが、岩石標本(死ぬほどある。マリアテレジアの旦那さんだかなんかが、趣味で集めたモンらしい。)と、動物の 怖い 剥製ばかりで、実際にはあまり子供向きではなく、なんだか(^^;)。(自然史博物館のライオンの剥製。ちょっと作りこみすぎでは・・・^^;) ウィーンの内容が物足りないというあなた! 是非ウィーンへ行って、私が見れなかった分までレポートしてください。
2006年09月18日
シェーンブルンより良くなかったホーフブルグ王宮(^^;)。(裏にあるブルグ門の方が立派だけど、王宮の正門はこっちのミヒャエル門です。) 公開されてる部屋数が少ないですし、内装もシェーンブルンの方が豪華。実は1992年の11月に王宮で火災が起こっています。それも無関係ではないのかもしれません。 さて、ここもビデオ、カメラ禁止なので残念ながら中の様子はお見せできません。 さて、王宮では最初に「シシィミュージアム」という、皇后エリザベートの生涯を解説した展示があります。内容は、エリザベートの身の回りの細々した品が中心です。 彼女が身につけた衣装も宝石もレプリカ。本物の衣装は痛みが激しく保管はされていても公開は難しく、宝石類は、多くが行方不明。宝石はハプスブルグ王朝終焉の折に、関係者によって持ち去られたまま行方知れずになっているようです。 このミュージアムでは、またまたかいつまんで解説すると、 エリザベート皇后(愛称シシィ)は、もともと皇后になるような器ではなく、皇帝の后になんかなりたくなかったし、多分夫を愛していなかったし、皇帝の妃になって、ただの一度も幸せではなかった。 結婚後、宮廷のしきたりに馴染めず、宮廷言葉も話せず、精神病になり、その後自分の美しさを保つことだけが生きがいになり、「療養」名目で海外旅行に明け暮れて公務を放棄し、やがて国民から呆れられた。 というような内容の展示です(^^;)(ミもフタもない要約ですみません)。 実際にはそんなロコツな解説ではなく、「シシィはかわいそうな人だった。同情し愛すべき私達のシシィ。」という感じの内容になっています。 当時ヨーロッパ社交界一の美女といわれ、最後は暗殺されて悲劇の死。映画化もされてるし、死後に人気が上がったそうです。 彼女はジュネーブで船に乗ろうとしたときに襲われたのですが、刺されたことに気付かず、「大事無い」と船に乗ったところで倒れ、女官がドレスを開いてコルセットを外したらどっと血が溢れ出したとか。 刺されても気付かないくらいにきつくコルセットを身に着けていたのでしょう。 船は当然引き返し医者も呼ばれたのですが、何せオーストリア皇后なので、皇帝の許可がなくては手術ができず、結局何の治療もされないまま亡くなったのです(勿論手術しても助からなかったかも知れません)。 シシィミュージアムの次は、皇帝とシシィの部屋。 印象に残ってるのは、皇帝のベッドが質素すぎで小さいってことと、ホーフブルグにはベルサイユと違ってトイレがあるってことですね~。 あとは、エリザベートの運動器具。我々夫婦の会話は、 彼女は一体、どんな格好で運動していたのか? ということです。今じゃないし、スゥエットとかないもんね。でもドレスじゃ無理だし。 ひょっとして、ズロース(^▽^;)? 皇帝夫妻は、結婚後数年で夫婦別室生活となり、その後皇后は人生の殆んどを旅行で過ごしたため、皇帝は滅多に奥さんに会えず、王宮にいる時も、皇后の部屋の、ベルを押して許可を得なくてはならなかったとか。実は恐妻家だったのかも(^^;)。(いや、体操してるときには来られたら困るじゃん。 だって、ズロース姿じゃ・・・ (*_*)\(^^;)パシッ!チガウダロウガ) こちらも見たいって人はウィーンでご覧下さい。(ウィーン王宮の中庭。こういうのがあると入って写真撮りたくなるのは、どの国の人間も同じなのか?中に入って写真撮影する人続出。) 次回は写真O.K.の王立図書館と宝物館へご案内いたします。
2006年09月16日
ウィーンには色々見所がありますが、私が見た中で一番印象に残ったのは、シェーンブルン宮殿。 宮殿の中は市内の王宮より良かったです。(正門前。でも写真撮るなら裏側の方が庭園があって綺麗です。) シェーンブルン宮殿はもともとハプスブルグ家の狩場の館から始まり、やがて大規模な増築、改築が行われて夏の離宮となりました。 ウィーン最大の見所の一つなので、ここも朝から人が一杯。 我が家はシェーンブルン宮殿へ歩いていける宿を取り、10時前に着いていたので難なく入場できましたが、昼前に見学を終えて出てくると、入場券を買おうという人達が、建物の外までどんどん繋がっていて、まさに長蛇の列。 時間を無駄にしないためにも、シーズンには開館と同時に到着するくらいに行くのがいいようです。中も人が多いと思うように見れませんし、子供は人ごみですぐいやになっちゃいます。 内部は見学はコースが決められていて、オーディオガイドに沿って進んでいきます(でもこのオーディオガイド、日本語はあるけれど説明が長すぎてイマイチ。) フランツ・ヨーゼフ1世とエリザベート皇后の住居、大広間など22室が見れるインペリアルツアーと、それにマリアテレジア時代の部屋の見学を加えた40室のグランドツアーがありますが、マリアテレジア時代の部屋に見所が結構多いので、是非グランドツアーをオススメします(所要約1時間)。 ここのチケットは単独チケットから色々組み合わせたものまで各種ありますが、見学には結構時間がかかるので滞在日程を考えて購入しましょう。 我が家はシシィチケット(シェーンブルン、宮廷家具調度コレクション、ホーフブルグ宮殿)を購入しましたが、子連れではこれだけでも2、3日かかります(^^;)。まあ、有効期限が1年間なので、ご近所にお住まいの方は1年かかって見ればいいんですが。 シェーンブルン宮殿の内部ですが、ビデオ、カメラともに不可。 写真をお見せすることはできませんが、かいつまんで話すと、モーツアルトが午前演奏した「鏡の間」、マリーアントワネットの部屋、ナポレオンの部屋の他、中国に注文した黒い漆器の板で壁を張った、まるで仏壇のような部屋や、インドの細密画を切り貼りして壁に飾りつけた部屋、壁一面にツボを飾った小部屋など、贅を尽くした部屋が色々あります。 え?そんな説明じゃ判らん? 内部の詳細に興味のあるお方は、是非ウィーンのシェーンブルンまでお越し下さい(^^;)。 さて、シェーンブルンの見所は宮殿だけではありません。ガイドブックには庭がヨーロッパで一番美しいとあります。 我が家はヒーツィング門から入ったので、庭園を散策しながら宮殿まで行きましたが、シェーンブルンの敷地は、かな~り広いです。滞在時間が限られている旅行者は、この広大なシェーンブルンの庭をブラブラしている余裕はありません(^^;)。 それでもシェーンブルンの敷地内をざっとみたいという方は、ヒーツィング門から入って宮殿へ行きながら見るか、敷地内の観光ミニトレインや、観光馬車で回るといいと思います。(宮殿の裏。花壇の奥がネプチューンの泉。丘の上にある建物がグロリエッテ。宮殿からグロリエッテまでは20分くらい。) 所で、シェーンブルン宮殿には、宮殿以外にも見所があります。 私達は、宮廷劇場裏の馬車博物館へ行ったのですが、ハプスブルグ家の豪華な馬車コレクションは、結構良かったです。 そのほかに、宮殿では4月から11月まで、オーストリア伝統菓子「アプフェルシュトルーデル」実演試食なんてこともしています。 お子様には、宮廷の子ども達のドレスを着たり、宮廷式の挨拶を体験したりできる子供ミュージアム、垣根で迷路が作られた迷路庭園なんかも楽しそうです。
2006年09月15日
個人的なバイオリンレッスン覚書です。・モーツアルト「K.V.487 2つのバイオリンのための優しいデュオ」・ザイツ「コンチェルト ニ長調 No.5-1」・ガブリエル・マリー「金婚式」 久しぶりのレッスンで、夏休み中サボっていたことが顕著に現れる(^^;)。 モーツアルトのデュオは、イヤに難しいなぁと思ってたら、間違ったポジション移動でひいていたことが判明(^=^;)。 本来のひきやすいポジションに戻すも、一度覚えこんだ体はついつい間違ったポジションの方に指を動かしてしまう。ひ~っ! 金婚式は、練習してないので今回パス。 問題はザイツ。 後半のスタッカートが全然弾けない。ついでに重音もダメ。 ああ、もうあかんかも・・・。 しかし、先生からの「最初からこのスタッカートを弾ける人はいません」の励ましが・・・。 スタッカートは、勢いつけすぎ。殆んど弓に任せるようにして飛ばすこと。 重音は、丁度二本の弦が弾ける弓の角度を体で覚えること。それから、ある程度勢いに任せて弾かないと二弦同時に鳴らすのは難しい(これ、前の先生にも言われた)。しかし、常に二弦を同じ音量で弾くのではなく、主旋律の方を大きな音で弾かなければならない(そんな事、私にできるのだろうか?)。 次回までに、ザイツのスタッカートを中心に練習することにする。 また、3の指がやや低めなので、音程を正しく弾くこと。 あと、レッスンしてなかったせいで、持ち方や弓がまた傾いている。鏡を見て練習するように言われる。 所で、今回スタッカートの指導中、弓の持ち方が話題になる。 何だか、親指の収まりが悪く、もっていると親指の爪の横と皮膚の境目が痛くなる。どうも私の弓は、弓もとの親指を置く部分の角度がきつめなのが原因らしい。(この黄色い○内の弓もとの角度。もうちょっとナナメになってる弓が多いけど、これ、殆んど直角だよね~) う~む。でもずらすと安定が悪くなるしなぁ・・・。 バンドエイドでも巻いて弾こうかしらん。
2006年09月14日
プラハでは某アパートのペントハウスに住むNさんちに泊めてもらったんですが、他人の御宅にずっといるのもなんなので、ホテルにも泊まりました。 お宿は今回の旅行で唯一の贅沢5つ星 Le Palais(ル・パレ)。(ロビー。子供らに5つ星は贅沢すぎじゃ~) 建物は19世紀のものを近年改築したもので、内装は当時の様式にのっとっているそうですが、設備は最新式です。 子供も大きくなってきたので、お部屋はファミリースイート。 作りとしては、リビングつきのジュニアスイートにツインルームがもう一つくっついてる感じです。バスルームは2つ。子供部屋のベッドにはぬいぐるみが置かれ、バスルームにはおもちゃと子供用のバスローブに子供用使い捨てスリッパまで!(子供用バスローブのサービスははじめて見ました)。(子供用バスローブにご満悦な子供ら) ロビーではウエルカムドリンクを頂いたのに、部屋にもウエルカムスパークリングワインとチョコレートの用意が(そんなに飲めん)。しかも子供用のスパークリングブドウジュースまで(結構笑えるが、子供も一緒に乾杯という配慮が細かい)。スイートなので他にも勿論冷蔵庫の中は飲み放題。 でも、部屋の冷蔵庫にはガス入り水(子供飲めず)しかなかったので、ガスなしをルームサービスで頼んだら、水自体は300円くらいだったんだけど、他に 「ルームサービス料」がっ! 350コルナ(1750円)もっ!! ひ~~~(^=^;)!! ルームサービス高すぎ!! 注文する前に「350コルナかかりますが・・・」って確認されたので、ボッタクリってわけではないんですよ~。もう10時でお店も閉店してるので頼みました。 でも、持ってくるまでいやに時間がかかったんですよね~。 実はホテルの人が夜間営業してる店まで買いに行ってたりして(笑)。 ちなみに、ここのホテルは、客の要望は全て叶えるというポリシーだとか。 韓国ドラマ「プラハの恋人」撮影時は、某女優の「ビビンバが食べたい」という要求に、韓国料理店のおばちゃんをホテルに呼んできて作らせ、ルームサービスしたという話です(^^;)。サービス料は一体!? 気を取り直して行きましょう(^^;)。 ここのホテルは朝食も素晴らしく、アメリカンブレックファーストのビュッフェを、プラハの町が一望できるテラスでいただけます。 普通のパンの他に四角く焼いた黒いパンをいただきましたが、これが焼き立てでまだ暖かく、激ウマ!でした。 でも、蜂には注意しましょう。プラハには蜜蜂が多く、テラス席ではあなたのジュースやジャムが蜂たちに狙われています。 朝食の後はプラハで最新の、ホテル併設スパ&ジムへ。ジャグジーは子供も入れます。他に入浴客がいないのをいいことに、ジャグジーではやりたい状態。 そういえば、サッカーの中田選手もここのお客さんで、我が家の宿泊前日に泊まってたらしいですね。1日ずらしてたらジムで会えたかも!?(って、きっと会っても判らんし(^^;)) ところで、プラハは5つ星ホテルを全部あわせた総部屋数は少な目なんです。このホテルもその少ない5つ星の一つなので、芸能人やスポーツ選手、政治家などが良く泊まるそうなんですね。 我が家が宿泊した日も、朝食でワケありげな日本人カップルに会いました。 テラス席に子供を待たせ、ビュッフェの並ぶ部屋に入ると、白髪の大柄なヒゲの男性と若い女性がいました。 子ども達の朝食を取りに来た私の姿を見た途端、女性が苦々しい顔。 室内席なのに彼女は慌ててデカいサングラスをかけて・・・。明らかに「顔を見られたくない」という様子でした。 サングラスはともかく、あの「チィッ!」という舌打ちまで聞こえそうな苦々しい顔、 すっごくヤナ感じ でしたね~。 ル・パレは60室くらいしかないホテルだけど、ここは有名な観光地プラハ。 今時、アフリカのサバンナだろうが、アマゾンの奥地だろうが、スイスのど田舎の町だろうが、名所旧跡がある所ならどこへ行っても日本人には会うんだぞ! 現に我々の後にも日本人の熟年ご夫婦が朝食に来たもんね。 そんなに顔見られたくなきゃ、部屋で食え!部屋で! せっかくのいい気分がちょっとイヤな気分になった、イヤな出来事でした。 さて、そのヤな気分もホテルのスパでリフレッシュもしたことだし、そろそろ次の目的地ウィーンへ出発しましょうか。
2006年09月12日
チェコの料理は、一般的に日本人には塩辛すぎる場合が多く、うまい不味い以前に塩辛くて食べられないという料理店もかなりあるそうです。 今回私達がチェコ料理を食べたお店は、プラハ在住の知人Nさんに紹介してもらったのですが、塩辛くなく、日本人の口にもあうチェコ料理店だそうです。 店名は・・・忘れました(^=^;)。 でも、場所は簡単。市民会館の地下一階のレストランです。 この市民会館、それ自体が観光名所で、内部はすばらしいアールヌーボー様式。入り口の階段を登るとスメタナ・ホールです。 ここには1階にもレストランがあります。こちらの内装も素晴らしいですが、ちょっと小さなお子様には勿体ない感じ(^^;)(でもチェコでは子供に優しいので、ヨーロッパのごく一部の店で見られるような、「お子様お断り」はないそうです)。 さて、地下1階のレストランは、入り口の壁がミュシャの大きなタイル絵になってます。 これだけ見に来ても、別にいいそうです。 余談ですが、プラハには1998年にオープンしたミュシャ美術館もありますよ~。 ミュシャの絵は微妙な色合いなので、写真と実物の色はかなり違って見えます。実物は大きくて色もとっても綺麗です。 私は10年以上前、ミュシャの代表作を殆んど網羅した大規模なミュシャ作品展を岐阜県美術館で見たことがあったことと、子供にゃミュシャは絶対つまらんし、旦那は興味なさそうだったので今回美術館はパス。 さて、レストランではアコーディオンをもったおじさんの歌と演奏がテーブルの間を歩き、ちょっとビヤホールな雰囲気。最もチェコでは水やコーヒーよりビールが安いので、喫茶店でもどこでも、朝イチから白髪のおばあちゃんたちがビールを飲んでたりして、どこでもビヤホールな雰囲気なんですが・・・。 それではお待ちかね。チェコの代表的な料理を。 まずはスープ。手前が今回の「食べる」のミッションの一つ、グラーシュ。向こうがパスタ入りのコンソメスープです。 グラーシュといえば、本家は「あやしい同盟」を結ぶハンバリー娘さんちなですが、チェコのはハンガリーのよりドロッとしてるようです。味は日本のビーフシチューと良く似ていて、その具を細かく刻んだ様な感じ。私が頼んだのに、殆んどが子供のお腹の中へ消えた上、上の子はお代わりまで(^^;)。 他に子供が食べたものはプラハハム。 プラハハムはチェコのハムの中でもNさん一押しの美味なハムで、日本人の味覚にも良くあいます。 これを暖めて果物(プラムかプルーン)のソースをかけた料理。 息子はこれだけで足りず、ポテトパンケーキやデザートも平らげました(わが息子ながら、良く食べるのぉ・・・(^^;))。 私と旦那が頼んだのはこちら。 これはローストダック。 付け合せはクネドリーキという、蒸しパン状のものが2種類。 ロースとダックは、メニューに「伝統的なチェコ料理」とありましたが、味がダックなだけで得に変わった味付けや香辛料がかかっているわけでもなく、料理的にはローストチキンとなんら変わるところはありません。同じダックなら、北京ダックの方がおいしいです。 これは豚のロースト。 豚肉がとてもジューシーに仕上がっていて、美味。つけタレが、ワサビ、辛子、ショウガと3つついてるんですが、このショウガが一番美味でした。 ショウガソースをつけると、何だかご飯にもあいそうな味です。 しかし、量が多い(皿は40センチくらいあって、デカい)。さすがに完食はできませんでした。
2006年09月11日
プラハ最後の見所(いや、他にももっと色々あるけど我が家が行けなかっただけ)は、旧市街広場です。 プラハ城からカレル橋を渡って普通に歩いてこれば、この大きな広場にたどり着きます。 広場入り口には、旧市庁舎の塔の下の方に15世紀に作られた天文時計があります。 上の時計は太陽や月なんかの動きを示していて、1年かけて1周する時計。 下の時計は農業時計で、1日に1目盛り動き、「今日は麦の刈入れ」など、その日になすべき農作業の内容が書き込まれています。 仕掛け時計なので、毎時丁度にたまたま居合わせたら、仕掛けを見てみましょう。 我が家は記念撮影だけ。ヨーロッパにはこの手の時計が多いんです。スイスにもありますので、見慣れてしまって感動が薄いんです(^^;)。(因みに上はスイスはベルンの仕掛け時計。プラハの仕掛け時計の上の時計ととっても似てるでしょ?) 時計を見たら広場の方へ。急に視界が開けます。 この広場がまた大きくて立派です。 写真では広場の周りの建物は小ぶりに見えますが、それは広場が大いためです。(旦那の顔は本人の希望により非公開^^;) チェコの一番最初に「東欧のイメージが払拭された」という感想を書きましたが、ご覧下さい。この旧市街広場の建物を。 とっても明るくて綺麗だと思いませんか? プラハでは旧市街も新市街も、河岸沿いも、こういう色彩の建物が多いのです。 ジュネーブ旧市街よりよっぽど明るいです。 この広場では大晦日には盛大なカウントダウンが行われ、年明けと同時に花火が上がり、飲めや踊れの大騒ぎになるそうです。大晦日にこの広場に行けば、マジメで暗い(らしい。Nさん談)チェコ人の意外な一面が見られるかも!? ところでここは、綺麗なだけではありません。 広場中央の銅像は、ヤン・フスで、堕落したローマ教会を非難し、火あぶりになった人物で、宗教改革の犠牲者(じゃなくて殉教者か?)です。 また、旧市庁舎前の地面に白い十字架があります。 これはハプスブルグ家に負けて広場で処刑されたチェコ人指導者達の首が置かれたところだそうです。う~む・・・。 さて、そろそろおなかも減ってきましたね~。子ども達もブーブー言いはじめました。 生首に思いを馳せるのはその辺にして、次に参りましょう。 次回はプラハでの食事です。
2006年09月09日
カレル橋は、ヴルタヴァ川(モルダウ川)にかかる一番古い橋で、1357年に完成しました。 橋はプラハ城から旧市街広場までのメインストリートで、観光名所のひとつとなっています。橋の上は歩行者専用道なのでゆっくり景色を堪能できます。この橋から見るプラハの景色のまた美しいこと。交響曲「モルダウ」の旋律が思い出されます。 橋の上には自分の絵を売る人や、音楽を奏でる大道芸人の人、それに絶え間ない観光客の往来。ここも多くの観光客で、橋が落ちそうなくらいの人だかりです(^^;)。 カレル橋の上の絵師や大道芸の人々は登録制で、その道での腕はある程度保障されています。また、ボッタクリなど問題を起こすと登録証を取り上げられるので、不当価格の心配もありません。 というか・・・。 プラハではチェコ人による観光客に対するボッタクリや騙しそのものがあまりないのです。 今回プラハ観光をプロデュース、家にまで泊めてくれた駐在人Nさんによると、「チェコ人の気質は、とにかくマジメ(それにちょっと暗い(^^;))。仕事なんかあまりにマジメすぎて、融通も冗談も通じない。その上打たれ弱く、間違いを叱ったりしたら男も女も泣き出してしまうくらい。 優しく優しく、「まだ慣れてないから仕方ないよ。次からはがんばろうね」と、子供に言うようにしないといけないんですよ~。」とか。 ウソでしょう? と思いましたが、夕食食べた韓国料理店で、チェコ人のウェイトレスに、「子供に取り分けたいのでお茶碗の器を下さい」と頼んだ時に、間違ってご飯入りのお代わりが運ばれてきて、「ご飯はいらなくて器だけでいいんです。」と言ったら、店員さん、散々謝って、なんか滅茶苦茶落ち込んで、後で器だけ持ってきたんですが、本当に涙ぐんで鼻ススってました・・・。 チェコ人のお姉さんを泣かせてしまった私です。 ということで、その方面に詳しいNさんのご主人によると、プラハの観光地に出没するニセ警官やスリは、ヨーロッパ各地を回って稼いでいる外国人のプロなんだそうです。 大体、普通のチェコの警官は、英語、話せないってば(Nさん談)(^^;)。 さて、カレル橋の話でしたね~。忘れそうでした。 カレル橋には、聖人の像が並んで立っていますが、これは後年設置されたもので、最初からあったものではありません。 勿論聖人の中で一番人気はネポムツキー。 頭に5つの金の星がある聖人です。(カレル橋のネポムツキー像) この像の周りは特に観光客が多いのは、願いながらヤポムツキーのこの像の台座に触ると願いがかなうからだそうです。 でも、違うんですよ~。 チェコ人がそっと触れていく彼の「象徴」は、実はこの像ではないんです(Nさん情報)。 といわれてそこを見ると、一組のカップルがさりげなくやってきて、二人でそっとそこに触れていきました。 さあ、皆様だけに公開。これです! どこだどこだ? カレル橋でお探しあれ。
2006年09月08日
プラハ城王宮は、ヨーロッパにありがちな古城の大広間とあんまり変わるところはありません。 2つ特記するなら、この大広間(ヴラジスラフ)では馬術が行われたそうで、大広間から黄金小路方面へ出る階段は、馬用に一段一段が低く、幅が広くなっています。興味のある方は足元を見ながらどうぞ。 もう一つは、フス戦争のきっかけになった場所。 フス派(プロテスタント)と皇帝側の代官が、プラハ城でフス派に対する宗教弾圧についての話し合いをしたのですが、話がこじれて皇帝側の代官が窓から投げ落とされちゃったという場所です。 結構高いんですが、窓の下がゴミ捨て場だったため、代官たちは助かり、投げ落としに怒ってフス戦争が始まったそうです。下がゴミ捨て場じゃなくて、代官が死んでたらどうなっていたんでしょうか(^^;)?ひょっとして戦争は無かったかも? さて、王宮を出ると、すぐに黄金小路です。(黄金小路のとあるお店の中) 黄金小路は16世紀の小さな家の集合体なんですが、もとは衛兵の住宅として(錬金術師を集めたという伝承は、眉唾だそう)、その後は最下層の人々の住処として使われたそうです。 「変身」で有名な小説家カフカも、姉の紹介(?)でここの一軒を借りて小説を書いたそうで、それに関する展示もあります。確かにこの狭~い家なら、朝起きて巨大な蜘蛛になってても不思議はない感じ(笑)。 ここの一軒一軒はそれくらいに小さくて、言ってみれば江戸の裏長屋。カフカの家は特に小さいですが、入り口左に小さなカマド。右は子供しか登れそうに無いくらい狭い螺旋階段。奥には3畳くらいの部屋が一つ・・・そんな感じです。最も、今ではこれらの家のほとんどは、お土産屋さんになっています(なのにこの小路、通るだけでもお金がいるんですよ~ はっ!だから名前が黄金小路!?)。 お土産物屋としては、お金を取るだけあって 価格も高くなく、良い感じのものが見つかります。 それにしても、ここも凄い人。 店の一つ一つが小さいだけに、お客さんが3人も入ると一杯な感じ。人気の店は、店に入るのに列ができてるような具合で、じっくり見たかったけど、我が家は破壊神が二人もいるし「じっくり」は断念。 とは言っても、ササッと見てガラスの爪磨きと、ブックマークをゲット。 チェコの名物というと、ミュシャグッズ、琥珀、ボヘミアンガラス、木のおもちゃやマリオネットって所ですが、個人的には、このブックマークがとってもかわいいく、チェコ土産として是非皆さんにオススメします。これはネコと糸、帽子と傘の二つ。その他、魚と缶詰、杯とボールなど色々。ヒモは皮でできています。お値段は一つ5ユーロ。使い方は・・・・こうやって挟みます。結構使いやすいですよ。 なお、このブックマークは、この黄金小路のお店にしかないそうです。 さあ、次は日を改めてカレル橋へGO!
2006年09月07日
ということで、聖ヴィート大聖堂です。 プラハ城の一番の見所はココのようです。衛兵交代儀式直後は混みますので、入場を待つこともあります。(正面は逆光だったので出口側からの写真です) この教会は、バロックとゴシックの混じったカトリックの教会なのですが、天井がとても見事です。 ステンドグラスはどれも全てが見事ですが、中に一箇所アール・ヌゥーボーの代表作家、ミュシャのステンドグラスがあります。 あ、でもこれはミュシャじゃないですよ~。是非本物をご覧下さい(って、写真撮り忘れただけ)。 ミュシャのステンドグラスは、教会の中に入れば見れますが、更に奥の祭壇近くまで入るのにはチケットが必要です。我々はチケットB(聖ヴィート大聖堂、旧王宮、黄金小路、ダルボルカ)で入場。 この聖ヴィート大聖堂には、祭壇がいくつもありますが、実はこの幾つかの祭壇、皆別の教会なんだそうです。 つまりこの聖ヴィート大聖堂は、カトリック教会の雑居ビル!? 中でもチェコ人に一番人気(?)なのは、正面向かって右の回廊にある、聖人ヤン・ネポムツキーの教会。頭にそのトレードマークの5つの星が飾られているので、彼の像はすぐわかります。(ところで、ネポムツキーは、実はもともとは聖人ではなく、後日政治的に聖人にされた人物なんだそうですよ) カレル橋には、触ると願いがかなう、ネポムツキーの象徴もあります。カレル橋で触ってみる? そうそう、この大聖堂の地下には、カレル4世と家族の棺も安置されていて、見学することができます。結構小さい棺桶。小柄な方だったんでしょうか? 聖ヴィート大聖堂から出ると、小さな広場があって、飲み物やアイスクリームの売店があります。約束通り子ども達にアイスを食べさせ、次回へ(^^;)。
2006年09月05日
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