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週末、トスカーナのワインの聖地のひとつ、トスカーナは『モンタルチーノ』の関係者向けワイン発表会「Benvenuto di Montalcino(モンタルチーノにようこそ)」にクラスメート達と参加してきました。モンタルチーノの共同組合が主催している、こうした限定イベントにアクセスできるのも、私たちの大学のありがたいところです。レンタカーをしてパルマから約3時間半、トスカーナらしい風景が広がる丘を抜け、モンタルチーノ村へ到着。10分もあれば、歩けてしまう小さな村は、静かでエレガントな佇まい。丘の上にある村から一望できるブドウ畑の連なる丘は、残念ながら冬景色。初夏はどんなに綺麗なのでしょうか。日曜日の10時半にフェアが始まり、メモを書き込める生産者リストの入ったカタログを受取り、そしてテイスティング用のグラスを10ユーロで購入し、テイスティング開始!ブルネロ・デイ・モンタルチーノのこのイベントもそうですが、生産者組合が非常にうまく機能し、地域と生産物のブランディングが功を奏していることに感心します。またワイングラスにチャージするなどの財政面の工夫も上手!生産者の方を前に、さまざまなブルネッロを味わえて幸せな週末でした。
2009.02.21
すごく久し振りに学生生活に戻り、大学院での授業はどれも食関連の興味ふかいトピックばかり!昨日のイタリア政治史では、ゴッドっファーザー(移民史)や、ヴィスコンティの映画(街の変遷)などが織り込まれ、『文化』という言葉の定義をディスカッションしたり、どの言葉も聞き洩らしたくないほど、充実した内容です。今朝は比較文化学。資料をかなり読み込んだり、プレゼンで発表したりと準備も大変ですが、食文化と社会についてさまざまな角度から議論して、また多様な文化背景をもった人々がその議論に参加するので、目から鱗の連続です。今日の午後は、社会倫理。ケニアの農業とフードマイルがテーマです。好きな勉強ができる喜びをかみしめています。
2009.02.18
イタリア プーリアの生産者『Di Molfetta ディ・モルフェッタ』よりカレンダーを送ってもらいました。とってもカラフルで楽しいカレンダー。しかもレシピ入り!ご紹介したいところですが、ウサギのお肉のレシピはちょっと、、、もう少し日本で作りやすいレシピをお願いしているところです。大学が契約しているフラットは、私たちのテイストに見合うものはないので、お気に入りが暮らしの中に増えて、フラットメイトのアレッサンドラとハッピーに。彼らの新商品、とっても素敵です!(搾りたてが入っています!)素敵にできて、かなり幸せです。南イタリアの特徴的な陶器に、手描きのオリーブ、、、ギフトにとてもお勧めしたいお品です。
2009.02.17
今回留学するにあたり、多分私が一番年上だと思っていました。ところがクラスで一番年上は、なんと64歳のアメリカ人女性!5人のお子さんがいらっしゃるのですが、昨年はフランスでルノートルのペストリーを習いに行っていたとのこと。また読書の量も、驚くべきものがあり(三島もすべて読んだとのことでした、、、)まさに知識欲の塊。意欲に満ちているからか、肌もつやつや、また白髪もほんの少しで、きれいな黒髪をしています。もうひとり、20歳の息子さんがいらっしゃるアメリカ人女性も。彼女と先週の土曜日、パルマのカフェでのんびりランチをしていたときに『私ね、今までハードに頑張って働いてきたから この1年は神様からのギフトのような気がしているの、、、』と彼女。大きくうなづく私。MBAを取得し、ニューヨークとロサンジェルスでの、映画のマーケティングの仕事は、どんなに激務か、なんとなく想像できる気がしました。この二人のクラスメートに、私は大いなる元気をいつももらっています。人生、まだまだこれから!
2009.02.16
プーリアのオリーブオイルメーカー『ディ・モルフェッタ』社に依頼していた、オリジナルプレートが仕上がりました!少し小ぶりの、オリーブオイル入れがほしくて、頼んで作ってもらいました。ちょっとキッチンに置いておくのも可愛いサイズ。後しばらくしたら、フェアでご利用いただいた方に差し上げる予定です!どうぞお楽しみに!
2009.02.15
先日のプロシュット・ディ・パルマに続き、この近郊の食文化の頂点『クラテッロ・ディ・ジベッロDOP』の中の最高峰『グランデ・クラテッロ』の生産者を訪ねました。珍しく晴天!セラーの中に、光があふれます。その日の気候にあわせ、窓からの風の量を調節しながら熟成させる、土地の自然と、その自然に寄り添って育まれた伝統がつくる智慧なんだな、、、とつくづく思いました。ポー川からの湿気の多い風と二つの山脈に囲まれ湿った空気が、じっくりと熟成を促します。プロシュット・ディ・パルマと違い、クラテッロは塩漬けした豚のモモ肉の一番上の部分を指します。200kgの豚に2つだけ。1つが約8kgほどですが、最低24か月の熟成の間40%の水分が失われていきます。1週間ほど塩漬けをした後で、豚の膀胱に入れて熟成していくので、乾燥している土地では無理なのです。また湿った気候だと、塩が蒸発するのがゆっくりなので、ゆっくり熟成し、また塩気が少なくて済み、甘い生ハムになっていくということなのです。確かにトスカーナの生ハムは、乾燥した土地なので、塩分も多く、またハーブも加えていました。なるほど!希少な古代種の黒豚でつくられる、『グランデ・クラテッロ』。この1生産者だけが伝統を受け継いでいます。野生種に近い黒豚は、脂肪が厚く気温差に耐えられるので、外でも放牧され、出産も自然に森の中。10月から3月までの寒い時期にのみ仕込んでいきます。熟練した職人は、1時間に4~5個ほど作るそう。でももちろん黒豚の量は非常に限られています。ここでも20%のみが黒豚で、あとは白豚を他から買って作っているそうです。今は、ヨーロッパだけでなく世界中から熱いラブコール。セラーの中に、『トロワグロ』のサインを発見!この土地の気候と長く培われた伝統が作り上げる芸術のようなクラテッロに、シェフたちから、熱いラブコールが止みません。豚がパルミジャーノチーズを作る際の乳清を飲むため、生ハムづくりとパルミジャーノは切っても切り離せない関係。パルミジャーノ用セラーには、4種類のパルミジャーノがじっくりと熟成を待っています。平地の牛、丘の牛、山の牛、、ミルクの脂肪の量が違うので、味わいも違ってきます。待ちに待ったグランデ・クラテッロの味わいは、香りの強いフレーバーとマイルドな甘みが幸せに複雑な味わいを醸し出していました。イタリアの土地の気候が、伝統を育てていることを実感した1日でした。それにしても豚さん、大きかった!
2009.02.14
感激、、、樹齢1000年のオリーブオイルをギフト用のパッケージにできたら、とロッソ氏と相談しながら考えていた100mlのチューブがとても素敵に出来上がりました!大学のフラットメートのアレッサンドラが、その美しく、濃いみどりの風合いに驚いていました。私もこれから、ちょっとしたご挨拶などに、差し上げるつもりです。オリーブオリーブには、来週登場予定。ぜひ、粋なギフトとしてご検討ください!
2009.02.12
本日の授業は、大学がある北イタリア エミリア・ロマーニャ州が誇る、『プロシュット(生ハム)・ディ・パルマ』の課外授業。午前中にまずパルマの市内にある、『プロシュット・ディ・パルマ協会』にお邪魔し、生産方法、昨今の販売状況、協会としての取り組みなどのお話を伺いました。お話の中で印象的だったのが、この生ハムを創りあげるのは、4つの材料しかないとのこと。1)豚肉(イタリアの10州で育成された豚のみ)2)天然塩3)空気4)時間空気と時間が入っているのが粋ですが、実はこれがとても大切な要素。この地方独特の、河からの風がプロシュット・ディ・パルマを甘く、そして美味しく創りあげるのです。保存料、着色料、添加物を使用しない、ナチュラルプロダクトということを強調していました。決め手は、伝統的な製造方法。自然と対話をしながらの、複雑なノウハウは、なかなか真似できないそうです。その後、大規模な工場へ。機械化が進んでいる向上でも、骨の周りに塩をふりかけたり、馬の骨を刺して生ハムの熟成具合をみるのは、人の手でした。馬の骨についた香りで、生ハムの熟成具合を確認するのが、一番良いそうです。私も試させてもらいましたが、確かに驚くほどに、熟成の香りを強く感じました。日本行きのラックを発見!その後、Museo di Prosciutto つまり プロシュット博物館を訪ねました。豚の種類、生ハムの歴史、重要な役割を果たした『塩の道』、昔の道具などを、見学しました。その後、今度は『アーティジャナーレ』小規模の生産者のところへ。伝統的な手法を守り続ける、この生産者の方のところにいくと、二つの山脈に囲まれた、パルマの湿ったこの土地の空気と光が、いかほどに甘く柔らな生ハム作りに重要化を実感しました。
2009.02.11
マシャレッリからパスタも到着しました!スーパーでパスタを買ってみたものの、やはり違う、、、。やはりマシャレッリは各段に美味しいのです。マシャレッリを使い始めてから、パスタを茹でる際、あまり神経質にならなくなりました。というのは、多少茹ですぎたとしても、もともとすごくしっかりとしたコシのあるパスタなので、しっかりアルデンテのままなのです!そして噛み締める度に、小麦の粉の甘みをじっくりと味わえるので、パスタをしっかりと口の中で咀嚼するようになりました。バイタのペストソースは、フラットメイトのアレッサンドラと『一緒に食べようね』と約束していましたが、あまりの美味しそうな色に『先にごめんね!』とアレッサンドラのいるミラノ方面に、ペコリと謝り、マッシャレッリのフジッリの茹でたてに和えていただきました。やわらかいバジルの風味と、新鮮なオリーブオイル(アガザン使用!)、そしてたっぷりのグラノパダーノチーズのハーモニー、、、、パスタと美味しさの相乗効果!ひとり一口ずつ、味わいながら幸せなランチタイムを過ごしました。
2009.02.08
大学の傍にいるので、買い物に限りがあるので、生産者の方々に連絡して搾りたてのオリーブオイルや新商品などなどを送付してもらいました。試食しながらの、土曜日のブランチ。瓶を開けるごとに、つい口元がほころんでしまいます。。。ロッソの濃いグリーンの味わい!搾りたてだけあって、ほろ苦さとスパイシーさが際立っています!(日本にも入荷したところです!ただいま緊急準備中!)バイタの唸るほどにおいしい、タジャスカオリーブの品々!フラットメイトのアレッサンドラは、オリーブに目がないので、『なんて美味しいの~~~。』と一気に一瓶空けそうな勢い。ディモルフェッタのフレーバーオイルも、甘くてほろ苦く、ほどよくスパイシーな、グリーン味が強いフルーテーなフルッタート・インテンソに蓋を開けるだけで香るフレーバーとのマリアージュがどれも逸品!バイタのオリーブオイルもアガザンのすぅーーーっと口の中で溶けるデリケートさ、まるでオリーブオイルでないようなフレッシュ感に満ちた味わい!!セクンドゥのはじめは軽やか、そして口に広がるコクのある甘さ、そして後味にじんわりやわらかくピリリとスパイシー感、、、と上出来以上です!幸せがお腹の底から湧き出てくるようです、、、。今年もとーってもおいしいオリーブオイルを皆様にお届けできて嬉しいです!
2009.02.07
待ちにまったハニーテイスティングの授業!今週のハイライトです。教室に入った途端、美しいセッティングに思わず皆の歓声!皆もいつもより、ニコニコ。はちみつへの敬愛から、グラスしか使わない主義。「高級ワインのバローロは決してプラスティックのグラスで飲まないだろう?」とウィンク。美しいパッケージも、マーケティングではなくて、子供を学校に行かせるときに、身奇麗にして送り出すのと、同じ『愛』だとのこと。生産者の方と話していると、この『アモーレ(愛)』という言葉にめぐり合います。スムースなアカシアから始まり、リンデン、ラベンダー、栗など7種類のテイスティング。ひとつひとつこんなに違うなんて!まるでオリーブオイルのテイスティングのようにワクワクドキドキしながら、ひとつひとつ味わいました。最後のストロベリーツリーのハチミツは、タバコとコーヒーのフレーバーも!個人的には、ひまわりのハチミツに惹かれました。蜂の習性のお話に約1時間半、そしてハチミツのテイスティングに約1時間。もっとお話を聞きたかったし、味わっていたかった!はちみつのことをもっと知ってほしいから、と辞書まで作りあげた情熱、、、こちらまでジーンとしてきました。辞書を読むのが今から愉しみです!
2009.02.06
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