昨夜、カミサンは水曜日に続いて二度目のB'zコンサート。猫2匹とお留守番だ。
借りてあったDVD「ショーシャンクの空に」を観る。
刑務所に無実の罪で投獄された弁護士が、19年間服役したのちに脱獄するという話。
ロックハンマーという標本の石を割るための小さなハンマーで、壁にトンネルを掘って最後に脱獄する。
弁護士の知識を武器にして、所長を手なずけ職員を味方につけて厳しい監獄生活を何んとかわが物にしていく。しかし、あとから分かる事だが、密かに脱獄の準備を着々と進めていたのだ。
仲間をも完全に出し抜くが、調達役の人物には最初から近づいて、早々に協力関係を作っておくというあたりも実は計画的な所業だった。
所長や看守を丸めこみ最後に所長の裏帳簿の蓄財を手に入れて脱獄するというこの話は、弁護士という知識と石集めという趣味が武器となっている。
この映画は、人にはない得意なものを持つことの重要性を教えてくれる。
趣味でも仕事でもとことん追求して身につけたものは、必ずどこかで役に立つということを。
そして、もう一つの示唆がある。同じ環境に長いこといるといくら嫌なところでも慣れてしまい、いつしか外の世界では生きられなくなるという事。
これは恐ろしいことでもあるし、防衛本能・自己保存本能でもあるので厄介だ。
正義を持って入局したが次第にその環境に染まって、当然のように権力を笠に振舞っていくようになる・・・。
壁に囲まれた中にさえいれば不都合なことはなく、安穏として生きられるということを、人は知らず知らずにしている事に愕然となる。
この事を心しておかないと、”違う環境に出るのが怖い”人間になってしまう。
ゆっくりと映画に浸り自分の時間を楽しみながら、”パチンコと旅と映画”は「一人が一番」だという思いを強くした夜だった。
あらすじを書いてしまったので興味は薄れてしまったかもしれません。まだ観ていなかった人、ごめんなさい。
「日歌」が千首を超えたのを機に、 「游歌」 とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
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