若いころに抱いていた、平凡が退屈だという思いはさすがに最近は影をひそめ、平凡の貴重さを自然に口にする今日この頃です。
様々な偶然の中で、吾ら人間も運命に弄ばれながら生き永らえている生物の一種です。
そんな中で、事故もなく大きな病気にかかる事もなく、偶然のいたずらに巻き込まれる事もなく平凡でいられることの幸せ。何もない毎日でいられる事は、幸運に恵まれていることに他ならない。
足るを知り、その状況を受け入れる。欲望にはきりがない。
現状を受け入れることが怠けものというのには当たらない。そのもう一歩上を目指すという前向きの心持があれば、充実した毎日を維持できる。
また、不平・不満を言えばきりがない。
自分と同じ価値観を持った人間などこの世に存在しないし、自分のためだけにこの世が有るわけでもない。皆さんと一緒に生かせて頂いているという小さな存在に他ならない。
心安らかにいるために、私は次の二つの事をいつも心に念じている。
*人と自分を比べない。
*自分以外のものに期待しない。
この二つを肝に銘じていれば裏切られる事も、ひどく落ち込む事もない。
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