「穀雨」とは、二十四節気の1つで、4月20日に始まって、5月6日の「立夏」までの期間をいい、1日だけを指すものではないのです。天気予報などでの言い方は少し言葉足らずです。
穀物の成長を助ける雨のことで、暦便覧には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されている。穀雨の終わりごろに、”夏も近づく・・・”と歌った八十八夜がある。
二十四節気は、中国の戦国時代の頃に太陰暦による季節のズレを正し、季節を春夏秋冬の4等区分にするために考案された区分手法の一つ。1年を24等分し、それぞれに季節を表す名前がつけられている。
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オバマ米大統領は4月15日、米航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターで新たな宇宙政策を発表し、2030年代中ごろまでに有人火星探査を目指す方針を明らかにした。
30億ドル(約2800億円)以上を投じて、2015年までに新たな打ち上げロケットを設計し、その後建造に着手する。
大統領は「2025年までに新型宇宙船により、月を超えた有人飛行を開始し、史上初めて小惑星に宇宙飛行士を送り込み始める」と言っている。往復と滞在期間の合計で、1年強から3年弱もかかるらしい。
2003年に打ち上げたスピリットによって撮影された、コロンビア・ヒルズのパノラマ画像。
地球は780日(2年と7週間と1日)ごとに火星を追い越し、そのときの距離は約8000万kmまで接近する。しかし、火星軌道が楕円であるために最接近時の距離は変化する。
火星の近日点付近で接近すれば接近距離は5600万km程度となるが、遠日点付近で接近すれば1億km程度と2倍近く距離が異なる。
世論には「火星に水がかつてあった。それがどうした。我々の生活に関係あるのか? 予算を地球のために使うべきだ」というような意見がある。
巨費を投じて無駄とも思えるこれらの宇宙開発は、国威発揚と大国のプライドを維持するためのもの。インドや中国に追い抜かれることを恐れてのことで、トップを維持するための必要経費というわけか。
人間とはホンに厄介な生き物だ。
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