昨日の朝、5時に起きて東の空を眺めると、煌々と輝く金星を見ることが出来ました。夜明け前の清澄な空に見る「明けの明星」は、メランコリックな夜を過ごしてきた頭をリフレッシュしてくれる。
18日がピークだった「しし座流星群(毎年11月14日~24日にかけて出現)」が東から南の方角へと昇ってくると知って、眺めてみたものの一つも見ることが出来なかった。
2001年の出現時には1時間に数千個の流星が観測されたのに比べて、今回は1時間に数個という予報だったことを思い出した。
それにして宇宙は面白い。
望遠鏡が進歩する度に新しい事実が判明して、宇宙の謎が次つぎに解明されつつある。いや、逆に謎がどんどん膨らんでいると言った方がいいのかもしれない。
私たちが住む銀河の中心を挟む形で、ガンマ線を強く出す巨大な「泡」状の構造があることが、NASAノフェルミ・ガンマ線宇宙望遠鏡の観察で分かったらしい。
この構造は、銀河系の核から上下に2万5000光年延びているという。
ガンマ線は電磁波の中で最もエネルギーが高い。宇宙では、超新星のようなすさまじい現象や、ブラックホール、中性子星など極限の天体から放たれる傾向があるらしい。
今回新たに発見された泡は、電荷を帯びた熱いガスから成る。このガスが放つエネルギーは、10万個の星が爆発したときのエネルギーに匹敵するらしい。ここで問題となるのが、「銀河系のどこからそれほどのエネルギーがやって来たか」ということだそうだ。
望遠鏡が手元にあったら、どんなにか楽しいだろうと思う。
今、木星も深夜3時ごろから昇ってきている。ガリレオのように土星の環をじっくり眺めてみたいと思ったりする。
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