♪ 引き技の多きに倦みて新聞に相撲のルール改正を問う
呆気なく勝負が決まってしまい、見ていて全く興奮もしないし相撲の面白みも醍醐味もあったものじゃない。
相撲の決まり手は、四十八手どころか現在は「87手」が登録されている。一場所中で一体何種類の決まり手が見られるか。
1月場所で調べてみると、決まり手の種類は23種類でその内投げ技が6種類(上手投げ、上手出し投げ、下手投げ、下手出し投げ、掬い投げ、小手投げ、下手捻り)しかない。
その他は圧倒的に「寄りきり」「押し出し」で、その他も何てことない決まり手であっさりと勝負がついている。
今の大相撲は、とてもプロの仕事とは思えない。これでよくもお金が取れるものだ。他のスポーツでは考えられない。相撲協会も、大方の力士たちも大相撲が「スポーツ」だとは思っていないのではないかと勘繰りたくなる。
そこで提案するのが他のスポーツがして来たように、時代に合ったものにするためのルールの改正だ。今朝の朝日新聞「声」欄に掲載されました。
それは 「引き技の禁止」 。
「 引き、叩き、いなし 」は 1場所1人2回まで とし、 1回目で注意、2回目で警告、3回目以降に使えばたとえ勝っても負けとする 。
これで相撲は格段に面白くなるはずだ。
両国・隅田川テラスの欄干&手摺
相撲の決まり手は実際、こんなにも沢山の種類があるのだ。 太字は1月場所で出た決まり手。
●基本技(7手)
突き出し 、突き倒し、 押し出し 、 押し倒し 、 寄り切り 、 寄り倒し 、浴びせ倒し
●投げ手(13手)
上手投げ 、 下手投げ 、 小手投げ 、 掬い投げ 、 上手出し投げ 、 下手出し投げ 、腰投げ、首投げ、一本背負い、二丁投げ、櫓投げ、掛け投げ、掴み投げ
●掛け手(18手)
内掛け、外掛け、ちょん掛け、 切り返し 、河津掛け、蹴返し、蹴手繰り、三所攻め、渡し込み、 二枚蹴り 、小股掬い、外小股、大股、褄取り、小褄取り*、足取り、裾取り、裾払い
●反り手(6手)
居反り、撞木反り、掛け反り、襷反り、外襷反り、伝え反り*
●捻り手(19手)
突き落とし 、巻き落とし、 とったり 、逆とったり、 肩透かし 、外無双、内無双、頭捻り、上手捻り、 下手捻り 、網打ち、鯖折り、波離間投げ、大逆手*、腕捻り、合掌捻り、徳利投げ*、首捻り、小手捻り*
●特殊技(19手)
引き落とし 、引っ掛け、 叩き込み 、素首落とし*、吊り出し、送り吊り出し*、吊り落とし、送り吊り落とし*、 送り出し 、送り倒し、送り投げ*、送り掛け*、送り引き落とし*、割り出し、 うっちゃり 、 極め出し 、極め倒し、後ろもたれ*、呼び戻し
●非技(勝負結果)(5種)
勇み足、腰砕け、つき手*、 つきひざ *、踏み出し*
技(決まり手)82手と、非技(勝負結果)5手の合計87手
「*」印は2000年末に追加されたもので、15手(技12手、非技3手)ある。 詳しい図 がこちらで見られます。
かつて「舞の海」は技のデパートと言われ、様々な技で相撲ファンを沸かせてくれた。関取時代の体格は身長170cm、体重96kgという小兵で、それをカバーするべく相当の努力を積んだ結果、多くの技を身に着けて「小結」まで上った名力士だ。
貴乃花も千代の富士も、その小さい体で如何にして勝つかを絶えず追及し稽古を積んで、「粘り、多彩な技と切れ」で大いに楽しませてくれた。
今の相撲協会は、治外法権をいいことに”ぬるま湯”にどっぷり浸かり、「ゆで蛙」になっていることに全く気付いていない。
今春場所も早々と横綱が敗れ、大関に至っては2日連続で全滅だ。ファンはもっと怒るべきだ。ブーイングで騒然となるぐらいにその不甲斐なさを詰るべきだ。
そして、入場をボイコットすればいい。そうでもしないとこの腐りきった大相撲側に、ファンの怒りは伝わらない。
怪我が怖いという前に、現代のスポーツなら格段に進歩している「現代スポーツ科学」を導入して、怪我をしないための体力作りをしなければならない。
生活様式、生活環境が全く違う今、相変わらずの時代遅れの体質のままでやっている事が問題なのだ。
眼を覚ませ! 頭を使え!
「大男 総身に知恵の回りかね」なんて川柳が今でも通用する世界でいいのか。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
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