歯科助手をしているカミサンからの依頼でスタッフの使うヘアスカーフを染めた。
以前から私の染めたスカーフを使用していただいていて、今回は新しいメンバーが加わり数が足りなくなったのを機に新しいものにしたいということだった。
この小児歯科医院は年配の方が歯科助手をしているのが特徴で、60過ぎのスタッフが三人、あとは50代だ。子供が相手で、障害児なども来るため生半可な若い女の子では勤まらないらしい。
今回新たに入ったスタッフは38歳とかで、一気に平均年齢を押し下げるこの医院では最年少の新人だという。
シンプルで飽きのこないもので、薄緑色のエプロンにも合うスッキリしたものという注文。
単価は低く、あまり手間を掛けずに良いものを創るというのは難しいがそこはアーチストの腕の見せ所と、請け合った。
全体に模様が入り柔らかい感じのものとなると技法は限られてくる。色も単色ではなく2回染めはしたいところ。で、決めたのは「むら染め」の二度(2色)染め。
1年を通して使えるものとして季節感をあまり出さず、薄緑色のエプロンにも合うものとなれば使える色は限られてくる。
黄色と水色の2色を「むら染め」することに決める。55cm四方の綿ジャガードの綿のスカーフが9枚要る。1枚づつをむら染めするのに相応の容器が必要だが生憎丁度いいサイズのモノが無く、急きょ百均で買うことに。
ちょうどいい大きさというとプラスチックのマグカップがあったのでそれを使うことに。
全体の生地の重さを計り、染色濃度を勘案して必要量の染料を溶いておく。
湿らせた布を平らなところに置いて、指先で手繰り寄せるようにした塊を染料の入った容器に1枚づつ入れていく。
10分置いて水洗。これを2度繰り返す。
一番のポイントは濃度だ。濃すぎても薄すぎても具合が悪い。水洗した段階で見た限り、染め上げたものはいい濃度で、全体の雰囲気も悪くない。
ソーピングしてアイロン掛けすると、想定通りの色に仕上がっており上々の出来だ。
持参して披露したところ評判は上々で、今春から若い新人も入って気分一新の小児歯科医院だ。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」と
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
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