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ツワブキ (こと 艶蕗または石蕗) 草木 常緑多年草 キク科 学名:Farfugium japonicum Kitam. 学名:Japanese silver leaf 沖縄名:チーパッパ-分布地は日本国内では福島、石川県以南から四国、九州、南西諸島、沖縄にかけて、台湾、朝鮮半島およびアジア地域に広く分布します。沖縄での開花時期:12~2月草丈は50cm前後。葉は革質の円形の広い葉。葉長は15~20センチ。厚くて表面にツヤがあり濃緑色です。花は長い花茎の先端に散房花序の黄色の花を数輪つけます。花径は5cm前後。沖縄(琉球列島)にはこの種の固有変種でリュウキュウツワブキ(Farfugium japonicum varluchuense)が自生します。湿地のある河川域に生息する渓流植物ですがが中々見る機会がありません。いつの日か遭遇する機会がありましたらプログでご紹介します。蕗(フキ)同様に若い茎は食用に適します。当Hegos も森中くらしの食材のひとつとしてよく利用しています。民間薬として打撲やヤケドにも用いられます。 この画像は自家竹林園に自生しているものを撮影したものです
2008.12.29
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今日は年末の大掃除 昨日、門松に使う真竹を3本採って来たのでその準備にヒ-ヒ-しています。よってプログの投稿は画像がありません。門松が出上がったら投稿しょうかなあー。押し迫った師走。お坊さんも走りますが小生も小刻みに疾走です。
2008.12.28
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カトレア Cattleya ラン科 カトレア属 Blc.Tzeng Wen Beauty×Chunyeah紫色系のカトレアです。花径15cm前後、中輪のカトレアです。リップ(唇弁)は濃赤紫色と深部は赤黄色。側萼片は灰白色の地、クサビ状の花弁。中央部に暗紫色の溝が走っています。 メ モ カトレア属 Cattleya (主な略号-カトレア)C.カトレアBc.ブラソカトレアBlc.ブラソレリオカトレアLc.レリオカトレアSlc.ソフロレリオカトレアPot.ポティナラ
2008.12.26
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タピオカ 芋 (こと キャッサバ) 多年性潅木 トウダイクサ科 学名:Manihot utilissima 英名:Tapioca 別名:キャサバ、芋の木 原産地:ブラジル、メキシコ。樹高は2~3m、茎は木質で太くよく分枝します。葉は被針形、長さは15~20cm。耐寒性がなく日本では沖縄県以外では栽培されていません。タピオカはキャッサバの根が芋状に肥大化したものを澱粉にしたものです。キャッサバの塊根部には有毒な青酸を含んでいるので十分な水洗いで無毒化してから食材の原料にしなければならない。東南アジア、南アメリカ、北アフリカで広く栽培されています。
2008.12.25
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オオハマボウ 盆栽 (こと 大浜朴) 低木 常緑広葉樹 アオイ科 学名:Hibiscus tiliaceus L. 別名:beach hibiscus 沖縄名:ユウナ、ユーナギ-分布地は南西諸島、沖縄から台湾、中国南部等の亜熱帯~熱帯地域に分布します。沖縄での開花時期: 5~11月葉は円形~倒心形(ハート状) の突形、葉長は10~15センチ。花は杯形(サカヅキガタ)の五花弁で右ひねりに開き、花径は10cm前後。花の色が一日の内で変化します。早朝の黄白色から黄色、日中の淡紅色を経て夕方の橙色に変り翌日には落花する一日花です。日当たりのよい海岸沿いの砂地に自生します。盛夏、ユウナの花が梢上いっぱい咲き南国のまぶしい太陽のもと黄金色に眩く輝きます。沖縄では愛唱歌、愛称、船名等でひろく親しまれています。根のしっかりした根瘤化した木を何度も何度も剪定を繰り返し小葉化して盆栽に仕立てます。
2008.12.24
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クロトン 黄金散 (オウゴンチラシ) 低木 常緑広葉樹 トウダイグサ科 学名:Codiaeum variegatum BL cv.’Aureo-maculatum ’ 英名:Croton長葉系のクロトン。葉は倒披針形~長楕円形。葉長は10cm内外、葉幅は3~5cm。葉の表面は濃緑色の地色に多数の黄色斑点が不規則に点在します。主脈は淡黄色。樹姿は樹木全体的から発する黄金色のオーラのベ-ルを被ったような錯覚に陥ります。なんとも御目出度いクロトンです。大葉黄金散(オオバオウゴンチラシ)に比べて葉の大きさはやや小さめです。
2008.12.23
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クロトン 曙 (アケボノ) 低木 常緑広葉樹 トウダイグサ科 学名:Codiaeum variegatum BL cv. ‘Akebono‘ 英名:Croton広葉系のクロトン。葉は長楕円形~倒卵状披針形。葉長10~15cm。葉の幅は10cm内外。葉の表面は暗緑色の地色に赤褐色の斑紋が散在する。葉脈は深緑色。葉の中央部は濃淡のある赤紅色で葉肉が薄いため光が透き通り透明感のある葉です。葉縁は全縁。樹勢は弱く栽培には多少てこずります。
2008.12.22
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クロトン 麒麟 (こと キリン) 低木 常緑広葉樹 トウダイグサ科 学名:Codiaeum variegatum BL cv.’Kirin ’ 英名:Croton鉾(ホコ)形系のクロトン。葉は鉾(ホコ)形~長楕円形、葉長は20~30センチ、葉幅は10センチ前後。葉の表面は深緑色地に不定形な鮮黄色の斑紋が中脈の左右に散在します。主脈は鮮黄色、葉縁は黄色の細いル-プを回します。 この品種名は昭和45年に沖縄県でキリンの地肌をイメ-ジして命名されたものです。
2008.12.21
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十角糸瓜 (こと トカドヘチマ) 多年草 ウリ科学名:Luffa ocutangula沖縄での開花時期:5~10月南西諸島、沖縄、台湾、中国南部、印度等の熱帯・亜熱帯地域に分布します。葉の形は楕円形~卵状楕円形、葉の長さは10~15cm、葉の先は鈍尖頭、葉の縁は全縁。花の色は黄色、花の形はナデシコ形の5深裂、花の大きさは10cm前後。実は10本の稜が縦に明瞭な筋を痕跡します。ウリ状果で30~50 cmにもなり自重(1~2kg)で垂れ下がります。実は食用に適しヘチマ同様な味覚があります。近年、沖縄県内でも栽培されるようになり農協産直所や農園でたまに見かけることがあります。中国、印度では煮物やカレ-の食材として日常使用されているようです。 この画像は宜野湾市産業まつりで出品されたものです。
2008.12.20
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チリメンカズラ 盆栽 (こと 縮緬葛) つる性低木 常緑広葉樹 キョウチクトウ科 学名:Trachelospermum asiaticum原産地は朝鮮半島。葉は緑色で披針形、葉長は5~7cm内外で縮緬状。ときに変異性があります。盆栽の母材としてよく利用されます。
2008.12.19
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ハリツルマサキ 盆栽 (こと 針蔓柾) 半つる性低木 常緑広葉樹 ニシキギ科 学名:Maytenus diversifolia Ding Hou 別名:グンバイウメヅル 沖縄名:マッコウ分布地は四国、九州南部、南西諸島、沖縄、台湾、中国南部、フィリピン、熱帯アジア。沖縄での開花時期: 4~9月樹高は2cm以内の低木です。海岸近くのさんご礁石灰岩に自生します。茎は匍匐性、半つる性。葉は長楕円形~倒卵形、葉長は3cm内外で革質、光沢があります。葉の付け根に鋭い刺があります。花は0.5~1cmの白い五花弁です。実は朔果でマッチ棒の頭くらいの大きさで赤紫色に熟します。熟化した実は野ぶどうのように甘すっぱい味がします。食べたあとは口のまわりが紫色に染まります。野鳥も好物です。盆栽の利用する時は強剪定して整枝します。沖縄では生垣、庭木、街路樹に利用されます。
2008.12.18
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カトレア Cattleya ラン科 カトレア属 Blc.Mem・VidaLee‘Limelight’ブル-系多花・小輪のカトレアです。花径5~8cm、多数の花茎を持つカトレアです。リップ(唇弁)は漏斗状の形をしており紫色の斑点が多数点在します。側萼片は大きく羽を拡げたような花片です。ラン鉢から溢れるくらいの株です。 メ モ カトレア属 Cattleya (主な略号-カトレア)C.カトレアBc.ブラソカトレアBlc.ブラソレリオカトレアLc.レリオカトレアSlc.ソフロレリオカトレア
2008.12.17
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センリョウ (こと 千両) 常緑低木 センリョウ科 学名:Sarcandra Glabra 原産地は日本、アジアです。日本では南関東から南西諸島、沖縄までの暖かい常緑樹林の林床で自生します。沖縄での開花時期:6~10月樹高は1m前後の低小木。花は7~10月頃に可憐で黄緑色の穂状花序で咲きます。おめでたい名前と冬場に青い葉と暖かみのある赤い果実がお正月の縁起物として床の間の花材として利用されます。千両の花言葉は「富貴、裕福、利益」です。変種として黄色の実をつけるものがあります。(学名:Sarcandra glabra var.flaya) この画像は自家竹林園に自生しているものを撮影したものです。
2008.12.16
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クラリンドウ 低木つる性 常緑 クマツヅラ科 学名:Clerodwndrum wallichii 英名:Bridal veil、 Glory Bower 別名:タガヤサン原産地はヒマラヤ、アッサム地方。沖縄での開花時期:11~2月非耐寒性の直立する低木で樹高は2m前後、花は円錐花序で下垂します。萼(ガク)は赤みがかった2萼片。花弁は5深裂の白~黄白色、花径は4cm前後、枝先に蝶が群舞したような可憐な花を多数つけます。葉は光沢があり、披針形~倒卵形で先端は尖っています。
2008.12.15
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カトレア Cattleya ラン科 カトレア属 Blc.SuccessDream‘Amina’赤紫色系大輪のカトレアです。花径が15~20cmもある大輪です。ワインレッドの花弁が風雅な雰囲気を醸し出します。リップ(唇弁)の赤紫色、側萼片と頂萼片そして側花弁の淡紫色のコントラストが絶妙な組み合わせです。 メ モ カトレア属 Cattleya (主な略号-カトレア)C.カトレアBc.ブラソカトレアBlc.ブラソレリオカトレアLc.レリオカトレアSlc.ソフロレリオカトレアPot.ポティナラ
2008.12.12
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ガジュマル 盆栽 (こと 漢名:榕樹) 高木 常緑広葉樹 クワ科 学名:Ficus microcarpa L.f. 英名:Chinese Banyan 沖縄名:ガジマルギ-原産地は熱帯アジア。沖縄での結実期: 10~4月葉は長楕円形~倒卵形で、葉長は5cm内外で革質状。無花果は小指の頭くらいの大きさで赤紫色に熟します。実は野鳥やコウモリの好物です。高さ20mにも達し大高木に成長します。樹形はテレビでよく見かける「気になる木」に酷似しています。沖縄県では神木霊木として親しまれています。100年前後の老木はその特異な形から木の精(キジムナ-)が宿る神木として御嶽、神霊な場所に植栽されています。幹から気根を垂らして特異な形をした支柱根を形成します。 この画像は盆栽の母材として愛好家がよく利用します。樹齢20~30年、高さ50cmくらいのガジュマルです。
2008.12.11
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カトレア Cattleya ラン科 カトレア属 Blc. Shinfong Luohyang‘新市黄金 オレンジ系大輪のカトレアです。 花茎が太く大輪の黄金色です。 花弁全体がオレンジ一色で統一された重厚で風格のあるカトレアです。 メ モカトレア属 Cattleya南米のブラジル、メキシコ等に広く分布する着生ランです。通風を好み、根は時々乾燥した方が良い。耐寒性に乏しく霜や雪の当たる場所では越冬できません。沖縄県や小笠原では冬でも簡易な囲いがあれば越冬可能です。花は年1回咲きます。開花後、約1ケ月は花を鑑賞することができます。 (主な略号-カトレア) C.カトレア Bc.ブラソカトレア Blc.ブラソレリオカトレア Lc.レリオカトレア Slc.ソフロレリオカトレア Pot.ポティナラ
2008.12.10
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ピラカンサ 盆栽 中低木 常緑広葉樹 バラ科ピラカンサ属 学名:Pyracantha angustifolio. 英名:Firethorn 別名:常盤山櫨子(トキワサンザシ) 橘擬(タチバナモドキ)原産は中国、西アジア、ヨ-ロッパ南部。沖縄での開花期は3~6月。花は初夏に樹木全体に五花弁の小さな白い花が咲きます。実は10~12月頃、小さな実を枝もたわわにつけます。色は赤、橙、黄。野鳥の好物でもあります。はでな色の果実はバ-ドウォッチングの誘鳥に利用することもあります。枝には鋭い刺があります。ピラカンサとはギリシャ語で「火のトゲ」を意味します。言いえて妙な命名です。実つきがよいので盆栽の材種によく用いられます。
2008.12.09
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パフィオペディルム Paph.Doll Gold ラン科パフィオペディルム属黄色系のパフィオです。パフィオペディルムは通常の1茎1花で咲きますがこの品種は2花つけています。黄色の発色がよく見事な咲き方をしています。側萼片(ペタル)にやや不規則な赤褐色のラインが平行に走っています。唇弁は黄色のバランスのよい卵形です。 メモ略称はパフィオと称します。インド、タイ、フィリピン、東南アジア等に広く分布する地生ランです。高温多湿を好み直射日光を嫌います。耐寒性はカトレアよりは丈夫で比較的低温(5℃前後)にも耐えられます。花は年1回咲きます。種類によっては2年に3回くらい咲く「不定期咲き」もあります。開花後、2ケ月近く花を眺めることができます。
2008.12.08
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パパイヤ 葉 (こと 乳瓜木-チチウリノキ 木瓜-モッカ) 常緑小高木 パパイヤ科 学名:Carica papaya L. 英名:papaya 沖縄名:パパヤ- 30~45cmにもなる大型の葉です。薄手でつやのある柔らかい風合いの手のひらの形をしています。長い葉柄は5~9裂、嘗状深裂します。長くて柔らかい葉柄がそよ風に気持ち良さそうにゆれている様はいかにも南国風情です。ヤツデの葉を大型化した形をしています。耐風性はなく台風対策がパパイヤ栽培農家の頭痛の種でもあります。
2008.12.07
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パパイヤ (こと乳瓜木-チチウリノキ 木瓜-モッカ) 常緑小高木 パパイヤ科 学名:Carica papaya L. 英名:papaya 沖縄名:パパヤ- 原産地は南米メキシコ。沖縄での開花期はほほ周年。 多年草の常緑小高木で2~4mに達します。幹周は15cm前後に太く未木質化。木のように見えますが樹木でなく草として分類されます。幹に傷をつけると傷口からオッパイ色した乳白色の汁がにじみ出てくることから乳瓜木-チチウリノキと称されます。葉は幹の上部に叢生し1~1.8 Mの長い葉柄があり嘗状深裂の5~9裂します。 花は茎の下部につき雌雄異株で薄い黄緑色をおびた白色です。長い花序で下垂します。果実は果肉がやわらかく独特な風味があり甘いです。レモンとの相性がよい。果肉にはパパインという蛋白質分解酵素を含有しています。青い未完熟な実はスライスして野菜として炒め物の具材として利用されます。沖縄では人家の庭で自生しています。果樹又は庭園樹として栽培される。
2008.12.06
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トックリヤシモドキ (徳利椰子擬) 常緑広葉樹 ヤシ科 学名:Mascarena verchaffeltii L.H.Bailey 英名:Spindle palm原産地はインドのマスカレン諸島。沖縄での開花期は3月~11月。樹幹は単幹でズングリした形状で8~10mに達します。中央部から上部にかけての徳利状の膨らみがあります。トックリヤシよりは痩身で肥大化しない。葉は羽状複葉、葉長は20~40cm、小葉は50対内外、葉柄は円柱状。花は幹の上部につき30~40cmの放射線状の肉穂花序で、黄橙色の小花(5mm程度)を多数下垂させます。性質は強健、露地でよく育ちます。日当たりがよく排水の良好な場所ならば特に土壌は選びません。 この画像は開花初期の撮影です。
2008.12.05
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おかげ横丁「赤福」本店正面にある十字路広場からおかげ横丁の入口に入ります。今も昔も伊勢神宮に参詣した人々の楽しみのスポットです。2町畝ほどの狭い区域にお土産屋、飲食店が軒を並べています。気侭に散策したりお店を覗いたりと行き交う老若男女で埋まってします。 この画像は「おかげ横丁」の入口です。
2008.12.04
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赤福本店寛永4年創業の「赤福」です。雨天にもかかわらずお客様が引きも切らずお餅を買い求めていました。商いは信用第一。うそや見栄は一夜にして営々と築き上げてきた信頼を損ないます。強欲の誘惑に負けず日々の精進を肝に銘じたいものです。 「赤福」2箱を買い求めました。美味口好。 この画像は「赤福」本店です。
2008.12.03
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伊勢神宮 内宮(皇大神宮) 日本全国の神社の中心である「伊勢の神宮」の内宮に祀られている三種の神器の一つである八咫鏡(ヤタノカガミ)が奉納されています。三種の神器(鏡、剣、玉)は歴代天皇が連綿として継承してきた宝物です。 この画像は内宮(皇大神宮)の拝殿入口です。雨天のため傘をさした参詣者が多く拝殿がうまく撮影出来ませんでした。 以下「伊勢神宮 ウィキペディアWikipedia」 より引用しました。各神器と伝承記紀の伝承では、三種の神器は天照大神の神代(よりしろ)として天孫降臨の際に天照大神より瓊瓊杵尊に授けられたとされている。八咫鏡(やたのかがみ)記紀神話では、天照大神が天の岩戸に隠れた岩戸隠れの際、石凝姥命が作ったという鏡。天照大神が岩戸を細めに開けた時、この鏡で天照大神自身を映し、興味を持たせて外に引き出した。そして再び世は明るくなった。のち鏡は天照大神が瓊瓊杵尊に授けたといわれる。現在は伊勢神宮の皇大神宮に奉斎されている。八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)八坂瓊曲玉とも書く。大きな玉で作った勾玉であり、一説に、八尺の緒に繋いだ勾玉ともされる。岩戸隠れの際に玉祖命が作り、八咫鏡とともに榊の木に掛けられた。天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)草薙剣(くさなぎのつるぎ)とも称される。記紀神話では須佐之男命が出雲・簸川上(ひのかわかみ)で倒したヤマタノオロチの尾から出てきたとし、その時の名前は都牟刈の太刀(偉大な力を持つ太刀)であった。出雲国風土記では、出雲国意宇郡母里郷(現;島根県安来市)にてオロチ退治が行われたともされている。剣は須佐之男命から天照大神に奉納され、天皇家に天照大神の神体として八咫鏡とともに手渡された事になっている。一説には鍛冶の神である天目一箇命(アメノマヒトツノミコト)が作ったと言われる。皇居内に天照大神の御神体として八咫鏡とともに祭られていたが、崇神天皇(伝紀元前148年-紀元前30年)の時代に皇女豊鋤入姫命により八咫鏡とともに皇居の外に祀るようになり、途中で垂仁天皇(伝紀元前69年-70年)の皇女倭姫命に引き継がれ、あわせて約60年をかけて現在の伊勢神宮の皇大神宮(内宮)に落ち着いた。その後、倭姫命から、蛮族の討伐に東へ向かう倭建命に渡された。この時、倭建命が野火攻めから脱出する為に、この太刀で草を薙いだ事が草薙剣の名前の由来とされているが、クサは臭、ナギは蛇の意で、原義は「蛇の剣」の説が有力。倭建命が病死したのち熱田神宮に祀られた。
2008.12.02
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