JINさんの陽蜂農遠日記

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2025.09.23
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危険な炎暑の毎日が続いていましたが、今年も、我が家の庭の『 酔芙蓉 』が漸く毎日
花を開き出して来ました。今年の開花遅れについてネットで少し調べてみましたが、
次のような結論となりました。
(1)水分不足連日の猛暑で土壌の水分が蒸発しやすく、根からの水分吸収が追いつかなくなる
  ことがあります。水分が不足すると、花を咲かせるためのエネルギーが足りなくなり、
    蕾がつく数が減ったり、蕾が途中で枯れてしまったりします。
(2)高温ストレス植物も人間と同じように、高温ストレスを受けます。高温が続くと光合成の
    効率が落ち、 生育が停滞します。その結果、花のつきが悪くなる、花が小さくなる、

(3)開花時期のずれ今年の異常な暑さによって、開花時期がずれてしまった可能性もあり、
    開花が遅れていることもあり、今回はこれに当たると考えます。

先週までは熱中症のニュースばかりで、思わず気持ちが塞がることもしばしば。
しかし、先週末9月20日の「彼岸の入り」からかなり涼しくなって来ました。
「彼岸の入り」とは秋の彼岸の始まりの日で、この慣用句「暑さ寒さも彼岸まで」は、
夏の暑さや冬の寒さが彼岸の頃には和らぎ、過ごしやすくなることを意味しています。
これは春分の日や秋分の日(彼岸の中日)を境にして、季節の移り変わりを体感できる
ことから生まれた言葉です。
そんな時に我が家の花をじっと眺めると、よい意味で「無」になれる、
そして時間毎にその花の色が変わって行く姿に、神秘性そして生命力を感じるのです。



昨日の朝も雲ひとつ無い晴天、熱くなりそうな日のスタート。



遠く平安の頃から観賞され、人々に愛されて来たという芙蓉の花。 古くから栽培されている
にもかかわらず、ムクゲと違って変異が出にくく、品種はあまり
多くないようです。
その数少ない園芸品種の一つがこの『酔芙蓉』。
『酔芙蓉』は、朝のうちは純白、
午後には淡い紅色、夕方から夜にかけては紅色に変わるのです。
酒を飲むと顔色がだんだんと
赤みを帯びるのに似ていることからこの名がついたと
いわれています。
芙蓉は、全国各地の庭先や公園など、どこででも目にすることができますが、 群生している
名所となると寺の境内が多いでは。
『酔芙蓉』となるとなかなか群生しているところは少なく、
千本以上あるところは
珍しいようです。 『酔芙蓉』の花は短命で、一日花のはかなさに
諸行無常の教えを悟り、蓮の花に似て
仏教の縁を重ねることが出来るのです。
朝の、純白の花です。時間は早朝7:20。



純白というより既に淡~~いピンクが。
「酔芙蓉」の名前の由来は、朝に純白で咲き始めた花が、時間とともに徐々にピンク色に、

つけられたのだ。
この変化は花弁の中のアントシアニンという色素が増加することで起こり、気温にも影響され
るのだと。



遠くから見ると純白に見えるのですが・・・・。



葉の上部の脇に花びらが5枚で椀状の10~15cmぐらいの大輪の花を咲かせています。
八重の酔芙蓉もありますが、我が家のものは一重のもの。



濃いピンクの部分が花弁化した「雄しべ」そして白い部分が「雌しべ」。



そして時間は10:10過ぎ。 花片全体が淡いピンクに染まり始めて来ました。



頭をもたげているのが雌しべの「柱頭」。



我がミツバチが放花中。花粉を求めに来ているのでしょう。







葉は手のひら状に浅く3つから7つに裂け、互い違いに生える(互生) こちらにもミツバチ嬢が。



そして14:20過ぎ。 だいぶ酔が廻って来ました。



弁(はなびら)全体が濃いピンクに。



雄しべ、雌しべの色は変わらないようです。



既に酔が廻って、花の形を保てなくなって来たものも。



そして既に酔い潰れている花も。



16時過ぎ、夕日を浴びて。



こちらは完全に酔い潰れて急性アルコール中毒症か?



前日からの二日酔いが残っている?  若い頃の自分の姿が重なるのです。



そして翌朝には地面に落ちて。

たけなかいさお on X:

以前にも何回か書きましたが 酔芙蓉と言えば思い出すのが、
高橋治(1929-2015年)の小説「 風の盆恋歌 」。
死んでもいい。不倫という名の本当の愛を知った今は――。
ぼんぼりに灯がともり、胡弓の音が流れるとき、風の盆の夜がふける。越中おわらの祭の夜に、

歳月を生きた男と女がたどる、あやうい恋の旅路を、金沢、パリ、八尾、白峰を舞台に美しく
描き出す、直木賞受賞作家の長編恋愛小説。

(s-169) 風の盆恋歌 (新装版・単行本)

おわら風の盆 ​」👈️リンク を主な舞台として、お互い家庭を持つ
男女の悲恋を
描いた物語。

富山】一足早く 風の盆を 来月25~30日 初のステージ鑑賞会:北陸中日新聞Web

「風の盆」とは9月の初め二百十日の風の吹く頃、収穫前の稲が台風などの被害に 遇わない
ように祈る祭。盆と云うから先祖や故人を偲ぶ行事かと思っていましたが、豊作を願う
祭なのです。その割には静かな祭で、哀調を帯びた三味線と胡弓の伴奏に合わせて
越中おわら節が
淡々と唄われ、編み笠を深くかぶった男衆や女子衆が、うつむき加減に
顔を隠すようにして
踊ります。初秋の越中の里に哀調漂わせて唄い踊られる風の盆、
その幽玄で美しい世界が、
小説の中で見事に描かれています。 さらに度々登場するのが
酔芙蓉。朝白く咲き夕方赤くなって散っていく一日花、
意識下に死を想いながら夢とうつつの
間を行き来する二人、その生の儚(はかな)さ、哀しさを
象徴しているのです。

そして、石川さゆりの「​ 風の盆恋歌 ​」👈️リンク 
作詞:なかにし礼 作曲:三木たかし

♪♪♪

蚊帳の中から 花を見る
咲いてはかない 酔芙容
若い日の 美しい
私を抱いて ほしかった
しのび逢う恋 風の盆
私あなたの 腕の中
跳ねてはじけて 鮎になる
この命 ほしいなら
いつでも死んで みせますわ
夜に泣いてる 三味の音
生きて添えない ニ人なら
旅に出ましよう 幻の
遅すぎた 恋だから
命をかけて くつがえす
おわら恋唄 道連れに
♪♪♪

風の盆恋歌 | 石川さゆり 公式ウェブサイト

そして牧野富太郎の歌
我が庭に 咲きしフヨウの 花見れば 老ひの心も 若やぎにけり
が好きな 酒好きの私  なのです。

白とピンクの花を咲かせる酔芙蓉 | 守谷ネイチャーライフ


                   ・・・おわり・・・



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Last updated  2025.10.19 20:23:38
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Re:「酔芙蓉」咲く(09/23)  
オジン0523  さん


白というより既に淡~~いピンクが。


ズレていますね (2025.10.18 14:03:39)

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