inti-solのブログ

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2009.08.24
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テーマ: ニュース(95880)
カテゴリ: 政治
このブログで度々書いているように、私は徹頭徹尾反自民党であり、今回の選挙では、小選挙区は民主党に投票しようと思っています。ただし、必ずしも民主党を支持しているわけではありません。比例区では、だから民主党に入れるつもりはありません。


国会議員の定数削減
衆議院の比例区定数を80人削減とマニフェストに唄っています。これは絶対反対。
基本的に、小選挙区制というのは政治における「競争原理至上主義」に他なりません。
今回の選挙でも、例えば毎日新聞の予測によると比例区の獲得議席予測は自民党は民主党の半分(つまり、得票率は半分と言うこと)ですが、小選挙区では5分の1か下手をすると10分の1とも予測されています。私は徹頭徹尾自民党は大嫌いですが、少なくともその得票率より議席獲得率が低くあるべきであるとは思いません。得票3割なら議席も3割というのが正しい議会のあり方と考えています。

また、衆議院の定数は現在480ですが、これは世界的に見て、特に多い部類ではありません。イギリス(定数646)や、ドイツ(598)、イタリア(630)、フランス(577)、タイ(480)、ブラジル(513)、メキシコ(500)、インド(543)などは日本より定数が多い。予算の削減ということなら、定数を削るのではなく歳費を削るべきでしょう。

子ども手当
年額31万2000円の子ども手当を創設するそうです。しかし、私が思うに、年に31万円の手当は「あればうれしい」ものではあるでしょうが(定額給付金と同じ)、子育ての上で決定的なものではないと思います。年31万円で子どもは育てられませんから。


出産一時金増額
これについては、反対ではないのですが非常に素朴な疑問。正常分娩は健康保険の対象外とされていますが、あれを健康保険でカバーするように出来ない理由って何でしょう(出産は病気ではない、というタテマエは分かりますけど)。誰でも考えつくことでしょうから、きっと何かあるのでしょう。
現状では、正常分娩だと出産費が高いけど、帝切になれば健康保険対応だから安くつくという、不可解な状況です。もし全ての出産が健康保険対応となれば、出産一時金を増額するよりよほど大きいと思うのですが。

高速道路無料化
これは、非常に微妙な部分があって一概には言えないのですが、環境問題を考えると、高速道路をタダにして、どんどん車で走りましょうという政策が正しいとは、言えないでしょう。

農家の所得補償
これも微妙な部分があって一概には言えませんが、農業を巡る様々な問題の解決策として、所得補償というのはちょっと違うように思います。


そして、逆にマニフェストに載っていないこと
外国人地方参政権は是非実現すべきと思っていますので、これをマニフェストから外したことは大いに不満です。一部ネットウヨクは別にして、世間一般的に外国人地方参政権に反対という声はあまりないので、これを掲げると選挙で不利になる、とは考えにくい。にもかかわらずマニフェストから削ったのは、おそらく党内事情(外国人地方参政権の反対する党内右派との綱引きの結果)でしょう。だとすると、民主党政権が出来ても、党内右派が足を引っ張って、この種の政策は実行できない、という事態も考えられます。
同様のことは、インド洋での給油作動廃止や、戦後補償問題(例えば慰安婦問題解決など)がいつの間にかマニフェストから姿を消していることについても言えます。

そういうわけで、まあ、はっきり言って民主党の政策には不満もたくさんあります。ただ、それでも自民党政権よりはマシとは思っているので小選挙区だけは投票しようと思っているわけです。。





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最終更新日  2009.08.25 00:29:40
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